5月(下)
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5/31(土)

(TVK)奇鋼仙女ロウラン(終)
鉄也の命と引き換えに仙女を倒したロウラン。
そして一年後――
いきなり城護集になってるあおい、大地、
サイボーグ化された相馬!! おい待て、
何だそのオチ!! そこへロウランが復活、
戦いはこれからだ!! 完ッ!!
結局ギャグオチなのか平野監督……。
途中まあ瞬間的に面白いところもあったが、
全体としては出涸らしを出涸らしのまま
皿に盛って「こういうのも面白いでしょ?
こういうの好きな人いるでしょ?」と
料理人が薄ら笑いを浮かべながら説明して
いるのを延々聞かされたような感じ……。
確かに、その状況は面白いのかも知れない。
意味がないとも言わない。けど悪趣味だ。
完全につまらないわけでもなく、技術的に
悪いこともなく、だがそれゆえに、悪趣味。
が、その悪趣味に付き合いきってしまった
筆者の感性はどうなっているのだろーか?

ゲットバッカーズ
女神の腕編、早期決着。
バトルが非常にあっさりしていたが、
まとめの部分はきちんとやってくれて
好印象。今後への伏線部分をばっさり
カットしたということは、蛮と弥勒の
因縁なんかは、オリジナルでは
フォローしない、ということなのかな?

機動戦士ガンダムSEED
よ〜っやくフリーダム登場。
キラが何に悩み何を悟ったのかわかりにくいとか、
軍の最高機密にあっさり侵入出来るラクスって
本気で「君は誰?」とか、その二人の会話がどうも
要領を得なくて電波掛かってるとか、だからSEED
って何か説明しろとか、結局キラが助かった理由は
ごまかしたまま終わるのかとか、クルーゼとフレイの
パパが声優同じなのを伏線にする脚本の無茶さとか、
単機で大気圏突入して戦場まで突っ走れるなんて
フリーダムの性能とエネルギー化け物過ぎとか、
本当に山のようにツッコミ所はあるのだけれど……。
許す!! 全部許す!! 面白くなってきたなら
その程度のことは全て許される。フリーダムも
カッコいいし、フレイもいよいよ敵に回りそうだし、
次回からの盛り上がりを想像すれば、これまでの
回想ラッシュもいい思い出に変わるというものだ。
次回から盛り上がる……よな?

5/30(金)

(TVK)最終兵器彼女
アケミの最期。あとテツさんも。
事前に死ぬのはわかっていたので、
感動するとか鬱入るとかそういう
ことは個人的にはなかったのだが、
描写の確かさと声優陣の演技には
圧倒された。スタッフも声優も、
みんないい仕事してるなぁ。

5/29(木)

カレイドスター
そら、いきなり主役への挑戦。
主役へ挑戦、という大きな事件なのに、
そこへ至る過程がおざなりだったり、
ユーリが超人ジャンプを披露したり、
謎の中国人が現れたり、妙にギャグ度が
高くて観方に困る。最後のブランコも
無茶だよなー。愚地克巳の少年時代かよ。

5/28(水)

ボンバーマンジェッターズ
いい話だったんだけど、楽しみにしてた
オヤボンVSシロボンやゼロの戦いが
見られなかったのは、ちょっと残念。

NARUTO
繋ぎの回ではあるが、作画も綺麗だし
演出も安定している。河原で魚焼いてた
はずなのに、サスケがえらい遠くまで
水汲みに行ってるのは、原作からの
ツッコミ所なので、まあ仕方がないか。

宇宙のステルヴィア
決戦前夜。
テロップで場所と時間を入れる
演出は、ベタだが緊迫感を煽る。
こんぺいとうの中に手紙が入って
いたというのは、泣かせる仕掛け。

GAD GUARD
都合により先週放送分を再放送。
……………………………………………ぽぽぽぽか〜〜〜ん。
はっ……はぁあぁあっ!? なっ、何だってそんなことに!?
いや、落ちたんだろう。製作間に合わなかったんだろう、
それはわかる。わかるが、だからといって納得はいかない。
前にも何かの時に書いた憶えがあるが、このTVアニメバブルで
落ちる作品が出るのは、哀しいが仕方がない面もある。問題は
落としたあとの処理なんだよ。フォローしろよフォロー!!
テロップ一つで済ますなって!! もうちょっとこう、何か
出来るだろ!? 今回事前告知すらなかったじゃないか!!
事前告知すら不可能なほど、ギリギリまで粘った末に落ちた、
ということなのかも知れないけど……。それにしたって、
HPに一言載せておくくらいのことは出来たのではないか?
こういう場合、あまりスタッフを責める気にはならない。
TV局側の対応のまずさと、上層部の無能さが哀しいだけだ。
しかし、何で寄りにも寄って、種・狼・ガドと今期イチオシの
作品ばっかり被害を出すんだろう。クオリティーの維持が、
それほどまでに難しくなっているということなのか……。

5/27(火)

スクラップド・プリンセス
幼女にバスタオルは不用!!
髪で隠しきりやがった……。やりやがるッ!!
まあそういう直接的なサービスは置いといても、
ロリに心奪われるシャノンに嫉妬する(単純な
嫉妬では済まない感情だろうが)パシフィカが
いじましくて可愛い。段々と萌えが強くなってきた。

キノの旅
これまで国の事情には無干渉を決め込んでいた
キノが、何でここの王様だけ殺したのか不思議。
もののついで、というやつなのか?

探偵学園Q
いや、さすがに死の間際にあれだけの
ピースはずすのは無理だろ……。
トリックそのものより、それに説得力を
持たせる為の努力が欠けている気がする。

5/26(月)

LAST EXILE
カジノでフィーバー、編。
クラウスとラヴィ、それぞれに
新たな恋愛フラグ成立の予感。
こっちが本命になりそうな
感じもするなぁ。シルヴァーナの
面々は、キャラ立ってきた印象。
クラウスがシルヴァーナに残った
理由の説明は……次回されるのか?

WOLF’RAIN
総集編三回目、ヒゲ編。
まず最初に四匹の出逢いを
それぞれの視点で振り返ってから
本編の総集編に繋げるという
作りは、各回の差別化にもなって
なかなか上手いのではないか。
まあ、それで四連続総集編が
許されるってわけでもなかろうが。

5/25(日)

金色のガッシュベル!!
待望のコルル編。
さすがに一話でまとめた関係で、
急ぎ足になってしまっているが、
戦闘シーンに音楽をかけて
スピード感をつけるなどして、
違和感を抑えるよう努力されている。
その上で、単行本中表紙のシーンや、
別れの際しおりの両親への想いを
気遣うセリフの追加などをしていて、
原作を上手に補完している。
しかし、それだけ熱心に作られて
いるからこそ、もう少し余韻が
欲しかったという気になる。この枠、
何で他と比べて時間が短いんだろ?

アストロボーイ・鉄腕アトム
他作品と比べるとべらぼうに高レベルの
作画なんだが、前回までと比べちゃうと
がくっと落ちたと感じてしまう。
それでも、時速700キロで地下街を
爆走するシーンは迫力満点で素晴らしかった。
作画が悪くても演出でカバー出来る。
このバランスを貫いて欲しい。

5/24(土)

(TVK)プリンセス・チュチュ〜雛の章〜(終)
あひるはチュチュではなく、ただのあひるとして
全力を尽くし、その姿が希望となって奇蹟を起こす。
卵の章最終回と比べて、カタルシスは弱いのだが、
その代わり、胸にじんとくるもののあるラストになった。
結局あひるは王子様と結ばれることはなかったし、
それどころか人間にすらなれなかった。それでも、
ありのままの自分で成せることは成した。そして、
ありのままの自分を受け入れてくれる人とも出逢えた。
だからハッピーエンドには違いない。それでも……
やはりどこか切ない感覚が余韻として残る。どんなに
頑張っても、あひるはあひる。それでも、あひるに
出来ることはある。残酷だけれど希望に溢れている。
童話的作品、という目指したコンセプトは達成された。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。

ゲットバッカーズ
作画は綺麗でいいんだけど、
やっぱり弥勒が二人で雷帝も
ナシだと、盛り上がりに欠く。
何でこんなに急ぎ足なんだろう?
このあと控えるオリジナル展開が
犠牲に見合うものであればいいが。

機動戦士ガンダムSEED
半分以上、回想。
………………………………………………ぽかーん。
え〜〜〜っと……どうしてくれようかね本当に。
というかもう、どうしようもないのか?
最早、怒る気もないし、呆れるのにも飽きた。
他の作品なら、まだ許すんだよ。狼雨なんて四週
続けて総集編だっていうし、作画崩壊起こしてる
作品も多いし。けどさ、これガンダムじゃない。
しかもバンダイが社運賭けて、各方面にばんばん
プロモーション活動しまくって、二十一世紀の
スタンダードとか何とか言ってるわけじゃない。
純粋に気になる。何でこんなことになってんの?
一体誰が悪いんだ? これは明らかに異常事態。
よほどのトラブルでも裏で起こっているのか?
それともまさか、この程度の回想時間稼ぎ視聴者は
許してくれると思って、始めから構成に組み込んで
いたのか? そこまで愚かだとは考えたくないが……。

5/23(金)

たけしの誰でもピカソ
村上隆&ゆず特集にて、細田守監督の
ルイ・ヴィトンアニメを完全放送。
内容としては、携帯電話をモチーフに
使ったデジモンっぽさ全開の作品。
デジタルな世界観の中で時折見せる
情感豊かな演出がさすが。しかし
あまりにもデジモン過ぎるよな、と
思っていたら作品直後に村上隆が
「デジモンが好きで」とあっさり暴露。
要するにこの人、ルイ・ヴィトンを
細田デジモンとコラボする為のダシに
したってことなのか……。村上隆に
ついては色々と思うところもあるけど、
こういう無茶を通す辺りは認めたい。

5/22(木)

カレイドスター
レイラさんの家庭の事情。
安易な和解なく、しかし確実に
よい方向に動いていく、そらと
レイラの関係の描き方が上手い。
今回の話も、勝手にショーの
構成変えていいのかよとか、
色々と不可解な点はあるのだが、
基本的なドラマの作りには、
浮ついた感じがまったくない。

冒険遊記プラスターワールド
「この部屋にも偽物が一杯ある……」
RPG的世界に召喚され、冒険するということの
意味を、流さずきちんと描いていて好印象。
やはり、良質なジュブナイルになれる可能性がある。

D・N・ANGEL
祖父の哀しい思い出への、決着を引き継ぐ。
悲恋ものであり、脇役活躍回であり、
家族の過去回であり、主人公が自分の使命を
再認識し決意を新たにする回でもある。
内容は多く、話も上質。何より瑪瑙萌え。

学園戦記ムリョウ(再)
前回構成の妙でカットしたシーンを、今回に
持ってくるという、またもトリッキーな構成。
しかもそれが違和感なくまったりと進行する。
キャラの魅力も上がる一方。このキャラ数で
無個性なのが一人もいないというのも凄い。

5/21(水)

NARUTO
黒い物体が降ってくるだけだと
血の雨って感じがしないな……。
ま、ちゃんと爆死させてくれた
だけマシなんだろうけど。

宇宙のステルヴィア
しーぽんを慕う天才少女が加入。
しかし、しーぽんて自覚がなかっただけで、
始めっから天才だったよなー。どうもそのせいで
認められていくことに対するカタルシスが弱い。

ハングリーハート
ゴン中山、超作画で降臨!!
気合入るのはわかるが入れる方向が
おかしいだろスタッフっ!!
眼鏡教師の暴走っぷりに戦慄。
それにしても、ここまでぶっ飛んだ
演出・作画に、まったく違和感なく
溶け込んでいるゴンというキャラの
凄まじさを、改めて認識させられた。
巨大化しても、劇画タッチになっても、
まあゴンならアリかな、とか思うもんな。

GAD GUARD
ついにというかようやくというか、アラシメイン回!!
胸とふとももとスカートのひらひら具合が普段の
五割増しくらいになっている。それでいて、徹底して
パンチラさせない辺りも、逆にこだわりがあってよし。
作画の魅力も強いが、ドラマでも結構惹き付けられる。
作品自体もそうなってきていて、嬉しい限り。