10月(上)
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10/10(水)

スクライド
やさぐれて、賭け試合。
記憶をなくして、村人と戯れる。
カズマと劉鳳、それぞれどこかで見たような境遇にみまわれている。
そしてどちらも、周囲に記憶喪失だとすぐに気付いてもらえない。何故だ?
次回、あの脚本家が再び登場らしい。ウケ狙いの一発キャラじゃなかったのか……。

シャーマンキング
もしかしたら原作で一番燃えるエピソードかも知れないファウスト編。
冒頭、前回削られたピリカの「許さないんだから」発言をフォロー。
そして温泉でのまん太との語り合い。これが今後の展開で重要な役割を果たす。
さすがに「ひらき」は無理だったが、それなりに緊迫感のあるヒキで、激動の次回へ続く。

(新)テニスの王子様
日本テニス協会推奨。
推奨すんのかーっ!? テニス協会っ!?
……そういえばテニスアニメって「エースをねらえ!」以来なのか?
囲碁界がヒカ碁に命運を賭けるのと同じように、テニス界もこれに賭けているんだろうか?
無謀な賭けのような気もするが……。ともかくある意味今期最大の注目作の出来や如何に。
まず、試合シーンが動いてません。ラリーなんて画面上をボールが左右に行き交っているだけです。
例の「ポーン」というテニス音のせいもあって、著しく迫力に欠く。OP、EDもギリギリ
間に合わせたという感じ。総じて作画は放送に漕ぎつけただけでよしというレベル。
が、しかし。面白いのである。原作の負の部分の魅力が爆発しているような面白さがある。
リョーマのムカツキまくる性格、ラケットやボールをぶつけ合い流血する試合、寒い決めゼリフ、
それらがヤバい作画と相俟って、妙な調和を生み出している。一言でいえば、笑える。
今後に期待出来る作品とも思えないのだが、原作自体突っ込まれながらも続いている作品なので
これも突っ込まれながらも意外に続いていくのかも。しかし、とりあえずは青。

(新)ヒカルの碁
テニスの後だけに、作画が段違いに綺麗に見える。
佐為やアキラの声は問題ないのだが、ヒカルはまだ少し違和感がある。
しかしピリカやシュガーと同じ声だとは思えない。相当頑張って演技しているのだろうし、
こればっかりは慣れか。ストーリーの方は、アキラ登場までを凝縮している為、少し不満が残る。
もうちょっとヒカルと佐為の出逢いをじっくりと描いて欲しかった。
しかし、囲碁シーンの出来は素晴らしい。さりげなく囲碁用語やルール説明を交えながら
緊張感溢れる演出で魅せる。本当に、地味な碁盤に宇宙が見える。
これは今後に期待が持てる。よってこちらは赤。
……まあ、赤のマンキンとヒカ碁に挟まれりゃ、結局テニスも毎回感想になるんだろうけど。

(新)ヘルシング
評判を伝え聞いてはいるが、原作は未見。
なのでどうしてもトライガンとかバイオハザードとか吸血鬼ハンターDとか
真夜中の探偵ナイトウォーカーとか連想するが、しかしそんな他作品との類似点は
デタラメに高いクオリティーの前に吹っ飛んでいく。作画極上。演出良好。声優名演。
深夜アニメの恩恵の一つに「バイオレンス性の高い青年マンガをアニメ化する土壌を作った」
というのがあるわけだが、これもその恩恵に預かった幸運な作品となりそうだ。
ベルセルク、トライガンと並ぶ傑作になるか?

10/9(火)

しあわせソウのオコジョさん
ハムスターの飼い主はマンガ家。原作者モデルのキャラか?
双子の幼稚園児。今回は顔見せだけか……不思議な踊りを踊る。
そして常に笑顔のサエキ。……子供、本気で怯えてるな。

ファイナルファンタジー:アンリミテッド
魔銃、と書いてマガンと読む。「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」に魔弾銃ってあったよなー。
今回召喚されたのはテュポーン。またマニアックなの召喚するなぁ。
CGは変わらず高レベルだが、作画が早くも危険な水準に達しつつある。
時々動いてなかったり色塗りがクリック一発で済まされてたり。
いろいろごちゃまぜになった日本的ファンタジー世界の雰囲気はいいんだけど。

ちっちゃな雪使いシュガー
こんな時間にやらないで、子供向けとして真っ向勝負をかけてもよかったのに。
総じてレベルは高いだけに、何かもったいなくて仕方がない。

10/8(月)

テニスの王子様&ヒカルの碁SP
ついにアメリカ・イギリス連合軍がアフガニスタンに攻撃を開始!!
L字画面で刻々と状況が伝えられる中、秋から始まる二大アニメが激突だっ!!
“空爆により市内で火の手が――”「きゃーっ! リョーマかっこいいーっ!!」
“ラディン氏は安全な場所にいるとの――”「リョーマの好物はえびせんなんだって!」
“これはイスラムに対する攻撃であると――”「ヒカルはこれから上手くなるのーっ!!」
“戦闘は長期に渡る可能性が――”「水曜七時から、お楽しみにねっ!!」
…………僕達の未来は、何処へ向かっているんだろう。

キャプテン翼(再)
昨日放送した第一話をもう一度放送。観直して気付いたこと。
オープニングテーマ、ドラゴンスクリーマー・ドラゴンフィーバーって言ってたのか。
ドラゴンドリーマーかと思ってた。暗殺風水ッ、丙の方角ッ!!
あと、キャラの顔がアップになると微妙にタッチ似なのが笑える。

グラップラー刃牙
天内VS独歩。生爪剥ぐは顎外すは頭蓋骨割るわで、ちゃんと放送出来るのかと
心配したが、全部きちんとやってくれた。最近のテレ東はやはり違う。
だが、さすがに天内の頭皮ずる剥けは無理だった模様。これはそもそも
原作がやり過ぎなので、仕方なし。

10/7(日)

(新)激闘! クラッシュギアT
爆転シュート! GEAR戦士レッツ&ゴー。
……どう見てもベイブレードとミニ四駆を強引に合体させたようにしか思えん。
何て無茶なおもちゃなんだ、クラッシュギア。
そうなるとアニメも当然コロコロ一直線。誰だよ、最新サンライズアニメとか言ってた奴。
まあ、戦闘シーンのCG――というか火花は凄い。あの火花だけで観る価値あるかも知れない。

デジモンテイマーズ
インプモンの葛藤か謎のバイクか、どっちかに絞れ。
最後に両者が何の脈絡もなく合体してびっくりだよ。何かいくらでも
面白く出来そうなのに、ことごとく外すな、最近。

(新)キャプテン翼
危惧したほどではない。思った以上にしっかりとしたリメイク作品。
さすが杉井ギサブロー&マッドハウス。手堅い仕事をする。
声優も意外やみんな合っている。井上喜久子の翼なんて、想像つかなかったが、
蓋を空けてみればなかなかのはまり役。榎本温子のアネゴも違和感がない。
高乃麗の石崎に至ってはもう完璧。ストーリーは随分と変更されているが、
これは一年で単行本にして七十巻近くを消化しようってんだから致し方ないだろう。
けど……物語構成どうなるんだろう? やっぱりワールドユース編は完全カットか?
「J」が余りに酷過ぎたんで、もう一回ちゃんとやって欲しいんだけど。
せめて雷獣シュート完成シーンくらいは……。

こちら葛飾区亀有公園前派出所
恒例のワンピと合わせて二時間スペシャル。……何故タイトルが栗ごはん?
にしてもスペシャルのたびに特殊刑事を出さなきゃ気が済まないのか?
ネタも何で今更T2なのか? 高橋尚子はタイムリーだったけど。
世界記録、あっさり破られました。

ONE OIECE
ルフィってジャンプ三大要素のうち、決定的に「努力」が欠けてるように見えるけど、
それは自分が強くなる為の努力を見せていないだけであって、他のことでは結構
頑張ってるよなぁ――と、ドラムロックを登る姿を観て思った。
カリン塔を登る悟空とは、似ているようでやっぱり違う。

10/6(土)

(新)ガイスターズ
韓国アニメだと思ってたら、監督以下主要なスタッフはみんな日本人じゃんか。
CGはなかなかの出来。見た目に格好よくて動きも格好いい、ゾイドレベル。
しかし、戦闘がCGクリーチャーVS通常作画のメカ戦闘服なもんで、同一画面上に
収まると都合が悪いのか、徹底的にそれを避ける。カメラワークに違和感ありまくり。
第一話としては設定説明が長過ぎたのがマイナスだが、重厚な世界観の煽りと捉えれば
今後に期待も持てる。キャラクターは一様に濃い目なので好みがわかれるところ。
じっくりと展開していけばそれなりに面白くなりそうではあるが、いかんせん韓国では
打ち切りくらってニ十六話予定が十三話になっちゃったそうだからなぁ……。
どうでもいいが、設定とか雰囲気がブルージェンダーによく似てる。
いや、だからって駄作決定ってわけじゃないが。

(新)星のカービィ
ガイスターズとは対称的な、温かみのあるCG。
今回は主にガイスターズの方を観ていたので詳しい感想は書けないが、
これは新しいアニメの形の一つであるように思う。
次回以降、じっくり観るつもり。

PROJECT ARMS
――The 2nd Chapter――
監督交代は吉と出るか凶と出るか。
オープニング。鳩と戯れる武士がカクカク……いきなりこれか。
前半は総集編。バイオレットの声が桑島法子でびっくり。
後半は早くもギャローズベル。作画が何か変。崩れているというわけではなく
手馴れていない感じ。スタッフ交代の影響か。
エンディング。カツミ、使用前・使用後みたいだぞ。あれじゃグリーンに何かされて
そのショックで髪切って泣いてるみたいだ。
ま、全体的に妥当な出来かなぁ……と思っていたら、最後にとんでもないものがきた。
予告。毛筆書きでスタッフ名登場。バックに絵コンテ、脚本。
…………間に合ってないんだったら、予告、普通にしようとしなくていいよ……。

10/5(金)

電脳冒険記ウェブダイバー
ダイタリオン破壊の為、ケントのお父さんが決死のダイブ。
……マジカルゲートって子供しか行けなかったんだ。飛び飛びで観てたもんで
そんな設定知らんかったよ。ともかくこの危機にただ待つことしか出来ないケント。
あせるケントをみんなが花火大会で励ましてくれる。何で花火大会なのか、その必然性が
よくわからないけど。きっちり浴衣まで着込んじゃって。

(新)VANDREAD 2nd
前作は観られなかったもんで、設定がさっぱりわからない……。
ええと、男女がいがみ合うマクロスのゼントラーディみたいな連中が
ひょんなことから男女合同で漂流するはめになっちゃって、その中で惹かれ合ったり
反発したりを繰り返しながら敵とロボット戦をする話――でいいのかな?
キャラクターが多過ぎて人間関係が把握出来ないが、今時珍しいくらい熱血な主人公と
天然なヒロイン、その友人らしき色気担当と綾波、の四人がメインか。そこに今回
新たなヒロインが乱入というわけね。天地無用系続編パターン。
CG戦闘はウェブダイバーの後だけに異様にハイレベルに見える。ただ、メカの表面が
てかてかし過ぎのような気がするけど。ところで戦闘服がキャラによって全身スーツだったり
普段着だったり半裸のボンテージだったりするのは何なんだろーか? いや、製作側の
理由はそりゃよくわかるけど、作品内の設定としてどうなのかと。ま、細かいことは
おいおい補完していけばいいか。金曜は観るものが減ったんで、これを赤で開始。

(新)バビル2世
目覚めろバビルにっせ〜い♪
…………開始一分で早くも「現代向けにアレンジ」を履き違えてる感、爆発。
まったく観れない出来ってんでもないんだけど、この下手に現代風アレンジを加えようって
姿勢が痛さ寒さを際立たせている。どういう層をターゲットとしているのか不明。
これじゃ懐古ファンは怒るだろうし、新規ファンの獲得も難しいだろう。
付いてくるのはヘタレ具合を楽しむ駄目なファンだけだ。……従って筆者は観ますが。

10/4(木)

フルーツバスケット
わははははっ!! 三十分笑いっぱなし。
巳の綾女登場。凄いキャラだ。何かもう色々凄いキャラだ。大好きだ。最高!!
由希の兄貴で紫呉&はとりと親友トリオで元生徒会長でナース服とかメイド服とか
売ってるお店の店長さんでどちらかといえば受けだ!! さあ欲情したまえ!!
この狂ったキャラに乗っかってスタッフと宮本充が大暴走。もう誰にも止められない、
ブレーキの壊れたダンプカーの如き回となった。ああ、素晴らしい。

(新)おとぎストーリー 天使のしっぽ
わははははっ!! 三十分笑いっぱなし。
何だこれは!? 二分に一度くらいの割合でテレビを叩き壊したくなる
ある意味バイオレンスアクション超大作!
あまりにも狂った設定に乗っかってスタッフと声優陣が大暴走。もう誰にも止められない、
ブレーキの壊れたダンプカーをさらに破壊する暴走機関車の如き作品となった。
一体何がしたいんだ!? 一つ一つの要素にいちいち突っ込んでいく気にはとてもなれないが
とりあえずこれ、萌えアニメなんだよね? けどこれ、何つーか
萌え指数 危険度A エイケンレベル
だと思うぞ。これに比べればシスプリだってまだ「商売としての正気」は保っていた。
しかし、これはスタッフがマジになってるような感じがして凄く怖い。ああ、恐ろしい。

10/3(水)

スクライド
あれから八ヶ月……荒廃の進むロストグラウンドに、奴が帰ってきた……。
モヒカン「ヒャハハ!! 働け働け〜!!」(バシッ! バシッ!)
巨大な馬に跨った男「止めてあげて下さい……」
モヒカン「ああ? 何だてめえは!? 何処から来やがった!!」
巨大な馬に跨った男「北より……死を告げる為に……」
モヒカン「何を――ごっ、ごふっ! ふあべしっ!!」(グシャア!!)
スクライド、第二部開幕!!
……すいません、一部ウソです。男は記憶喪失になっているので完結編です。ウソです。

シャーマンキング
ああ……ホロホロを先に仲間にしたツケが一気に……。
原作で物凄く重要な意味を持つ、葉の「お前の夢を叶えてやればいいんだ」と
ピリカの「私 絶対あなたを許さないんだから!!」のセリフが消えてしまった。
次回フォロー入れてくれるのかな。いや、けどこれは後にフォローすればいいって
問題でもないか……。ピリカを可愛く描く労力をちょっと構成の方にも回して欲しいものだ。

10/2(火)

(新)しあわせソウのオコジョさん
とっとこ走るよオコジョさん〜♪ ってな感じのほのぼの動物ギャグらしい。
一回に二話構成だったりして、原作は少女マンガだがアニメは子供受けを狙っているっぽい。
作品姿勢としてはその路線で間違ってないと思う。

(新)ファイナルファンタジー:アンリミテッド
いやぁ、さすがFF。CGは物凄ぇ。メカ系やエフェクトなんかは全部CGにして
セル画キャラは線の少ない単純系でというと「地球少女アルジュナ」を連想するが
異世界が舞台なぶんアルジュナより違和感は薄い。キャラも単純な造形ながらも「萌え」が
あっていい感じだし。ただ、問題はこのクオリティーが本当に一年継続するのかどうか、
という点。明らかに間に合わせなオープニングや、第一話から外注だらけな動画陣など
不安要素が多過ぎる。しかし、その辺りも含めて一年間見守っていく価値はある作品だろう。
と、いうわけで赤。

10/1(月)

(新)旋風の用心棒
今期の新番の中で、最も謎の存在。一体何なんだ、これ?
「用心棒」を現代を舞台に置き換えてアニメ化、という企画の意図が
さっぱりわからない。何で今更、この時期に用心棒?
そして完成品を観てもやっぱりさっぱり意味不明。ミステリー仕立て……なのか? 用心棒なのに?
今のところ見所はオープニングで脱ぐ女子高生くらいか。この先どうなる?

グラップラー刃牙
かッ、噛み付きいいぃッ!!
さすがに骨は見えなかったが出血はかなりのもの。テレ東も寛大になったものだ。

そしてこのままWWF地上波初登場となる「ライブワイヤー」を視聴。
WWFを実際に観るのは初めてだったが、いやまさかここまでベタなコントとは。
実況の吹き替えが上手くないと思ったら大田真一郎だった。頑張れ、こちら冷蔵庫前。
しかしテレ東がWWFを放送するとは、本当に寛大になったんだなぁ……と油断していたら
パイプ椅子で殴るシーンをカットしやがった! 何でそんなシーンに規制を!?
噛み付きはよくてパイプ椅子は駄目なのか!? どういう基準だ!?