10月(中)
>>戻る

10/20(土)

ガイスターズ
シャイ・タンナ少尉以外メタメタ。
冗長過ぎる説明ゼリフ、今一歩の踏み込みが足りない演出、
どれもこれもやりたいことはわかるが技術がついてきていない。
これが韓国スタッフの仕事なら、今後を見守ろうとも思えるのだが、
相変わらずスタッフほとんど日本人。……資本と動画以外のもの見せてくれよ、韓国。

RAVE
展開が無茶苦茶だが、これはたぶん原作に忠実だからでしょう。
アニメスタッフを責めてはいけない。エリーの魅力は抜群に引き出しているし、
全体的にいい仕事をしている。欲を言えばオリジナル要素で原作の足りない部分を
補完して頂きたいところ。それだとほとんどオリジナルになるような気もしないではないが。

バンパイヤン・キッズ
意外と動く、意外と好演出、総じて意外と面白い。
加えて愛川欣也の演技が素晴らしい。欣也最高っ!

カスミン
親父にいびられ小姑に虐待を受けながら健気に頑張るカスミン。
――という話だよな、これ。微妙に「おしん」プロット。
作画、演出は高レベルを維持。教育的親子和解ストーリーもなかなか。
しかしエンタメとして、少し掴みが弱い印象も。

PROJECT ARMS
作画レベルが向上しない……。いい加減オープニングのカクカク武士くらい直せ。
演出も悪い。無敵パパの無敵ぶりが伝わってこない。
脚本も変。所々繋がりがおかしくなってる。
第二部の行方に立ち込める暗雲は、さらにその濃さを増している……。

10/19(金)

電脳冒険記ウェブダイバー
自分がグラディオンのウェブダイバーであることを告白し、
ダイタリオンの内部へ父と弟を助けに向かうケント。それを見送る母。
お母さんがもうちょっと戸惑ってくれた方が盛り上がったような気もするが、
この土壇場で毅然とした態度でいる母親というのも、悪くはない。

VANDREAD 2nd
前作未見の為、このバートというキャラがどういうポジションにいるのかわからないが、
番外編的な掘り下げ話か。死に行く惑星で病気の少女と知り合い、その子の為、星の為、
命を懸けて戦うが、結局少女を救うことは出来なかった。しかし、その星に希望は宿る。
ありがちな話ではあるが、丁寧な演出の積み重ねが胸を打つ良作。
今回もまた妊婦が未来への希望の灯として表現されたり、ハーレムアニメの体裁を
取りながら、恋愛の先にある結婚や出産をテーマの主軸に据えているようなふしがある。
これは実に野心的。これからどうなっていくのか見物。

バビル2世
動きは悪いがそれ自体は綺麗な作画とか、真正面から超能力者の苦悩を描こうと
しているらしき脚本とか、スタッフが大真面目でこの作品に取り組んでいることはわかる。
しかしその真面目さが、激しく空回り&上滑りしている。
そして、その外しっぷりこそが面白い。……ある意味、現代的な作品にはなっている。

10/18(木)

フルーツバスケット
みんなで別荘に行ってドタバタ。
そこに綾女が出てきて、はとりの昔の恋人が結婚したと爆弾発言。
それでも彼女が幸せならばいい、一時でも彼女のような人がいた
自分はましな方だと、はとり大人な対応。観てるこっちは大ショック。

ポケットモンスター
「やっぱりこいつルギアだよ! オレンジ諸島で逢ったことがあるんだ」
映画のことを覚えていたのはいいが、ルギアって星の守り神なんじゃなかったか?
ルギアの親子って何だよ? 神が普通に子育てすんな。「ギャー」とか知性のない
叫び声上げるな。山寺ルギアだけが特別なのか? さっぱりわかんないよ……。

ココロ図書館
まったり癒し系の脚本・演出の出来は、第一話より上がっている。
しかし色々と謎が増えた。作家の正体は姉ちゃんなのか?
あれほどの人が押し寄せてくる「父の手紙」の効力とは一体?
謎が謎を呼ぶ展開。癒し系にミステリーを絡めてくるとは思わなかったぞ。
……意図してのことかどうか知らないけど。

10/17(水)

スクライド
雲慶&来夏月、妄想暴走コンビの合体攻撃により、劉鳳スーパーピンチ!
ここのところの真面目ゆえに低調な感のあった展開が嘘のよう。
とことん馬鹿ノリ。自分の妄想を脚本化するアルターと理想の女の子を実体化する
アルターのタッグという相性抜群過ぎるコンビプレイによって窮地に立つ劉鳳。
だがその時カズマの声が聞こえ、彼は記憶を取り戻す。
ホーリーに戻る気もないようだし、カズマとの共闘も近いのか?

シャーマンキング
子安武人しか印象に残ってねぇ〜。
葉の戦う理由とか初めての敗北とか、見せ場は色々あったはずなのに。
ファウスト編、もう一話増やして薄めた方がよかったのでは……。子安濃過ぎ。

テニスの王子様
試合シーンがアップで繋いで誤魔化して、の連続でスピード感も迫力も
あったもんじゃない。この試合シーンをどうにかしないとさすがに持たないだろ。
それにしても一年坊ズの声が耳障りだ。あの声でこれからずっと「あーっ」「そ、そんな」
「あっ、あれは」「なにーっ」「出るぞっ」「馬鹿なっ」……とか言われ続けるのか。

ヒカルの碁
第一話に続き、原作を凝縮し、そのなかに囲碁用語の解説を織り交ぜていくという構成。
囲碁に馴染みのない初見の人を取り込むにはいい構成だと思うけど、
原作ファンにはちょっと不満が残るかも。佐為のお茶目な魅力が弱まってるし。
ヒカルを求めて突っ走るアキラの全力疾走ストーキングぶりはよかったが。

ヘルシング
作画は極上なんだけど、いまいち掴みが弱いというか、楽しみどころがわからない。
ダークで毒のある雰囲気に浸るには描写が中途半端だし、アクションに酔うには
脚本が不充分。婦警さんに萌えるにも、そういう要素はまだ少ない。
色々な面で、これからか?

10/16(火)

ファイナルファンタジー:アンリミテッド
作画がいよいよヤバい感じ。CGの量まで減ってきた。
ようやくメジャーな召喚獣を出したと思ったら、変な氷の塊。どこがシヴァ?

はじめの一歩
4クール経過するも続行!! OP&EDも変更!!
なのに……なのに原画がオール外注。金さんが一杯。
延長は嬉しいが、クオリティーが下がったら意味ない。大丈夫だろうか?

10/15(月)

砂漠の海賊 キャプテンクッパ
ウルフが変身して美形になって一夜のロマンス。それだけ。
王女の真似しなきゃならない程高価なチケットが街の福引で当たるのは謎。

犬夜叉
Bパートが長いと思ったら、CMの位置が普通になってたのか。
新監督の意向なのかな。Aパートを長く取る独特の構成、嫌いじゃなかったんだけど。

旋風の用心棒
渋い雰囲気を出す為には必須条件であるはずの作画が崩壊寸前。
アクションがグダグダなのも問題だが、主人公の顔が不細工になるのが致命的。
主人公のかっこよさがなければ成り立たない話なのに。どうするんだ、これから?

グラップラー刃牙
オーガの暴れっぷりが物足りない。やはり「頚椎損傷」とか「大腿部開放性骨折」とか
「宇宙一のタフガイ、舞う」とか「プー! オシッコポーズ! だっせー」とかやってくんないと。
達人の技は、今回、結構合理的な動きをしていて好印象。

10/14(日)

デジモンテイマーズ
伝説のテイマー、秋山リョウ登場。
……いつの間にそんな伝説が。留姫がずっと準優勝だったなんて設定、あったっけ?
というかこのキャラ、ゲーム「デジモンテイマーズ」の主人公だろ。
けどあのゲームは02のケンの過去話だったはず。テイマーズは前ニ作とは切り離された
作品としてスタートしたのだから……ええと、つまりこれ何? パラレルワールド?

キャプテン翼
やっぱりキャラの顔が時々タッチになるなぁ。
翼、早くもオーバーヘッドキック習得。次回、早くも岬太郎登場。
小学生編は1クールで駆け抜けるそうだが、エピソードの取捨択一が難しいだろうな。

(新)サイボーグ009
うおおおおっ!! 何だこれはっ!!
観ている間中、頭の中を「かっこいい」という単語がリフレインしっぱなし。
「跳ぶんだっ!」「化け物!!」「どこに落ちたい?」「番号で呼ぶならな……」
「加速装置ッッ!!」「ぼくの案内はここまでだ」「俺は……俺は……」
サイボーグ009(タイトルロゴ)
うわーっ、いちいちかっこいい! アクションのキレが抜群過ぎる!!
漂う昏いサイボーグの宿命の匂いが渋過ぎる!! そしてなびくマフラーが石ノ森過ぎる!!
コスモウォーリアー零、バビル2世とレトロな味を活かしきれない作品が続いたなか、
これはもうレトロなかっこよさを完璧に近く引き出している。このクオリティーを維持したまま
原作が描けなかったラストシーンまで辿り着けたなら、これは歴史に残る大傑作になれる。
次回予告が動いてなかったのが気がかりではあるが、これは見続けなければ。赤で開始。

10/13(土)

ガイスターズ
普通に面白くなってきた。ランディムの時と同じパターン。
濃い目で受けが悪いかと思われたキャラデザも、慣れると意外にいい。
男キャラはやおい系だし、シャイ・タンナ少尉は髪型さえ気にしなければ萌えだ。
全二十六話、ちゃんとやってくれるなら化けるかも知れない。

星のカービィ
今までの日本製CGアニメの延長というよりはビーストウォーズやドンキーコングに
近いのかも。しかし、それら海外CGアニメが背景までオールCGで、無機質な感じを
与えていたのに対し、こちらは背景をデジタル作画、CGもそれに似せることで
元来の温かみのあるアニメの味を残すことに成功している。これって凄いことだ。
ディズニーだってやってないぞ、こんなこと。
にしても、宇宙最強の戦士のくせに職探しをしなければならないカービィが不憫だ……。

(新)RAVE
当然、赤。もしかしたら今期一番楽しみにしていた作品かも知れない。
渡部高志はどうしてこう変なところでCGを使いたがるんだろうと不安になる
出だしだったが、全体的に絵は綺麗。ヤシガニ屠ることはなさそうだ。
ストーリー。最初の方は原作見てないもんで詳しくはわからないが、「島編」をすっ飛ばして
いきなりエリーとの出逢いから。それはまあいいんだけど……この、ドッグレースのシーンで
観客がマキバオーチックなのは……原作通りなのか? こんなことまでしてたのか、真島ヒロ。
そして噂のモクモクの実の能力者登場。「COを吸い続けると死にます」としか説明しない
素晴らしい説明シーン付き。一体どうやって倒すのかと思ったら、レイヴの力で爆発させて終わり。
……いや、だったら煙になる敵なんて出す意味ないじゃん。原作の魅力が出ていると言えば出ているが。
ともかく注目作には違いない。これからが実に楽しみだ。

(新)バンパイヤン・キッズ
土曜夕方六時半、変身お化けアニメ戦争勃発。
前情報も何もほとんどなく、唐突に始まった本作。予告の段階では海外アニメなのかと
思ったほどだが、きちんと日本製。作画レベルはテンテンくん並だけど。
主人公のバンパイヤがハクション大魔王に似てる。声は何と愛川欣也。
つーかそこ以外見所がないような気もする。本来なら始まったばかりだしもう少し
見守っていこうと思うのだが、裏番組のせいでそうも言っていられない。頑張れキンキン。

(新)カスミン
土曜夕方六時半、変身お化けアニメ戦争勃発。
NHK名物、「教育ものの皮を被った萌えアニメ」第……何弾だったっけ?
イサミにYATにCCさくらに……ナディア以降のNHKアニメはみんなそんなんか。
変身美少女系に対しコレユイを出してきたNHKが、どれみに対して放ったのがこのカスミンと言える。
クオリティーは高い。テンポもよし。萌えもある。しかし、そんなことより重要なのは、
NHK童謡コンビの歌うオープニングにスクール水着を出してくるその性根である。
一体どこにどのような教育的意図がっ!? 開き直りにも程があるぞ!
まるで「萌えアニメの本場は今やNHKにある!!」とでも言わんばかり。
何か今後の暴走を約束付けられたようなこの作品。ちょっと注目。

PROJECT ARMS
動きはいいんだけどキャラクターが……色彩設定変わってないか?
第二部、まだまだ予断を許さない状況。

10/12(金)

VANDREAD 2nd
出産の際、男は何の役にも立たない。――本日の性教育。
こういう萌え絵系のアニメで出産シーンを描くというのは、かなりの冒険。
用語を羅列するだけで肝心な部分は映さないので(当たり前)生々しさはないが、
これはこういう作品が出産描写に挑んだということ自体に意義があるのだろう。
単なるハーレムアニメじゃないんだぞ、という意志表示の現れか。

バビル2世
作画や演出の古臭さが気にならなくなると、面白く感じてくる。
……零の時と同じパターンだ。どうしよう、毎回観るか?

10/11(木)

フルーツバスケット
透のお母さんの墓参りから発展して、紅葉の両親の話へ。
十二支を生んだということで壊れてしまったという紅葉の母親。
「生んだことを後悔している」とまで言われながら、母親との思い出を
捨てずに生きていこうとする紅葉。はとりと恋人のエピソードと同じくせつない。
そしてこれは、恐らく根深くあるのであろう由希や夾の両親との確執を予想させる
伏線にもなっている。ハードなところはとことんハード。泣かせと癒しが交錯する。
「こどものおもちゃ」とその辺、同質。よって大地節は常に全開。

おとぎストーリー 天使のしっぽ
こんなにも脱力するオープニング、初めて見た。
WOWOWなのにサービスシーン一切なし。延々とご主人様との穢れなき絆だの何だのと
言い続ける。……本気で「いい話」をやろうとしているのか?
今のところ、衛星を通じて毒電波を発信しているようにしか見えないんですが……。

(新)ココロ図書館
狙っているのは癒し系。
けどこの時間にこんなの放送されたら、九割方の人間は睡魔に襲われること請け合い。
「ヨコハマ買い出し紀行」的な狙い自体は悪くないが、それをやるにはキャラデザ&設定が
エロゲー風味過ぎる。何で司書がメイド服? 何で司書が天然・メガネ・ロリの三姉妹?
色々と問題山積の作品だが、最大の問題は作中に「倉田洋介」とか出してしまう
脚本家・黒田洋介の自己満足っぷりだと思う。いちスタッフが何やってんだよ……。