11月(下)
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11/30(金)

電脳冒険記ウェブダイバー
ケンカしてるうちにリーダーを決めようということになったケントとナオキ。
百番勝負の決着はアオイちゃんが落とした髪留めを先に見つけること。
そこへリュウト襲来。ケントとナオキは協力してそれを退け、勝負はお流れに。
一応髪留めを持ち帰ったのはケントだったが、リーダーの座は宙に浮く――
かと思ったら、「みんな私の言うことを聞くのよ、私は女王様なんだから!」
ということで、めでたくアオイちゃんが女王様になりました。誰も逆らえない……。

VANDREAD 2nd
本人に内緒で(バレバレなんだが)メイアの誕生パーティをやろうとする一同。
準備の間メイアに動き回られると都合が悪いので、赤ん坊の世話を押し付けることに。
そこへ敵襲来。運悪くメイアと赤ん坊は廃棄寸前の脱出ポットで宇宙へ投げ出されてしまう。
絶望的な状況下で両親――つっても両方女、父親役は実に男らしいが――から受けた愛を
再認識し、両親から受けた愛を今度は自分が次世代へと受け継がせていく、と決意するメイア。
無事救助されたあとも、赤ん坊を抱いて最高の笑顔を見せる……。
またしても「継承」というテーマを扱った一編。相談する相手がいなくて不安だと言う
赤ん坊の母親に、あの子はこの艦のみんなの子供だと諭したり、ジュラがガスコーニュの
意志を継いで戦ったりと、随所にこれでもかと「継承」テーマが盛り込まれている。
いくら何でもしつこくやり過ぎじゃないか? という懸念もあるが、この作品の場合
これくらいしつこくやっとかないと、装飾にテーマが潰されかねないという側面もある。

11/29(木)

フルーツバスケット
絵コンテ・演出、後藤圭ニ。で、プリユキのお話。
特殊な演出家にはプリユキ回を任せるというのが取り決めなんでしょうか?
そういうわけで今回も変わり種。初監督作品を控えた後藤圭ニの演出は非常に良好。
メインはプリユキ会長素子さん。延々と、彼女の心理を追っていく。
舞い上がったり、嫉妬したり、自己嫌悪に陥ったりしながらも、
最後には由希への想いを新たにする。いつも聖母のような透と比べて、
素子には女の嫌な部分と、それを超えた強さがある。作中で最もリアルな存在かも。
アニメではもう出番ないかも知れないけど、何とか幸せになって欲しいものです。

おとぎストーリー 天使のしっぽ
WOWOWアニメって、最初「何だこの気の狂った設定は!?」と思わせておいて、
それを隠れ蓑に直球ど真ん中投げてくるってこと、多いのかなぁ?
ストロベリーエッグがそうだったし、ヴァンドレットもそんな感じだし。
そんなわけで天使のしっぽ、化けてきました。
ご主人様に恋愛感情を持ち始めてしまった金魚と、自分もご主人様が好きなのに、
それを押し殺して金魚を応援しようと誓うインコ。「十二人もの」でここまで
まっとうな恋愛ドラマを見せられるとは思わなかった。そして恋愛ドラマの一方、
敵の動きも活発化。四聖獣が花嫁貰うとか言い出した。ということは
インコ・カメ・ネコ・ヘビが奪われるという展開か? 

11/28(水)

スクライド
無常城に潜入した劉鳳の前に、ジグマールが立ち塞がる。
圧倒的な力を見せながら、「お前の力はそんなものかァッ!!」と、
まるでGガンダムの東方師匠のように劉鳳を叱咤するジグマール。
それに応え、真・絶影融合合体ッ!! メタルヒーロー劉鳳誕生ッ!!
かっこいい……か? ともかくジグマール撃破。ジグマールは精製の影響か
すっかり老化してしまった。そこへ駆け寄るイーリャン。「お父さんっ!!」
お前等親子かよ!? これまでのイーリャンへの贔屓はそのせいか。
一方カズマはビフと対戦。最期に正気を取り戻したビフは自ら死を選ぶ……。
何か……ジグマールなんかよりよっぽど惜しい人を亡くした気がする。

シャーマンキング
作画レベル自体、高いわけじゃないんだが、絵コンテと演出が妙に凝っていて
観ていて飽きない。贅沢な作りだ。パイロンが麒麟になるというのは
ちょっとやりすぎたような気もするが、アニメとして盛り上がればよし、か。
本当に、何度も言うが水島監督はよくやってるよ。テニスやRAVEと比べりゃあ……。

テニスの王子様
もっとテンポよくいこうよ!
大丈夫だって、原作との距離なんかこのアニメに限っては気にしなくていいって!
ところで、あの小鳥のさえずりにはどのような演出意図があるのだろうか?
緊張感、台無しだと思うんだが。

ヒカルの碁
ああっ、ヒカルの買うマンガが男塾じゃないっ!!
今回、ここしか出番のない青木先輩がかっこよ過ぎ。
雄大で、どこか寂しげな戦闘BGMが男の覚悟とせつなさを引き立てる。
ヒカルと佐為の傘談義はもうちょっと漫才っぽくしてもよかったかも。

11/27(火)

ファイナルファンタジー:アンリミテッド
999チックに「物を作っては壊し作っては壊ししている街」にやってきた一行。
ルウが999チックに人生訓を述べようかというところでオスカー襲来。
作ってた物がロボオスカーに変形合体。そこで今週のびっくりどっきり召喚獣――
「オーディーン!!」、オーディンだろっ!? ディの後伸ばすな。
ともかくロボ粉砕。ルウは風を追っかけてパーティ離脱。
三人にくっついてた方が風に合い易いと思うんだが……毎週必ず会うだろうに。

遊☆戯☆王デュエルモンスターズSP
原作に追いつきそうだってのに三話一挙放送。……打ち切り決定?
ウィジャ盤の文字カードを置くスペースが足りないなど、OCGの設定に合わせて
ストーリーも多少変更。その辺りのフォローはなかなか上手かった。
しかし原作とカード、両方の補完をさせられるアニメスタッフも大変だよなぁ。

11/26(月)

グラップラー刃牙
達人VS怪物、グダグダな出来。
とにかく原作からのセリフ改悪が多過ぎる。テンポ殺すし無闇に説明させるし……。
作画も微妙。観客の手抜きが如実にそれを物語る。次回決勝。不安だ……。

11/25(日)

デジモンテイマーズ
レオモン死す。
初っ端から運命がどうとか語ってるし、そもそもタイトルで思いっきり
ネタバレされていたので驚きはまったくないのだが、意外な展開ではある。
無印の時にもやった「誤った進化」をタカト&ギルモンにさせる為の
生贄みたいな扱いだが、フォローなくこのまま死にっぱなしなのだろうか?
今回、タカトの「やっちまえ」発言とか加藤さんの半狂乱っぷりばかりが
印象に残る感じだが、何気にキュウビモンとベルゼブモンのやりとりがいい。
「私は無力だ……っ」と唸る李パパもナイス。総じてレベル高し。

キャプテン翼
感動的な少年サッカーアニメになってる……。
必殺シュートのないキャプテン翼って、さわやかだなぁ。

サイボーグ009
東京で旧友と再会した009。そこへ自分を育ててくれた神父の仇と
見えない巨大ロボ、0013が襲いかかる。
冒頭の大都会東京に沈む夕日となびくマフラーの作画なんかは素晴らしいのだが、
アップになると線がいちいちジャギジャギしている。
演出と脚本でどうにか支えているが、ここが序盤の正念場か。

ONE PIECE
ワポル戦決着。
とはいえドラム編のラストはヒルルクの桜なので、大して力の入った回でもない。
しかし原画が一人しかいないというのはどういうことだ?
デジモンなんかでも時々あるけど、ほんとに一人で描いてるんだろうか?

11/24(土)

ガイスターズ
敵の罠に嵌まったガイスターズ。次から次へと敵の巧妙な罠が。
物陰から不意打ち、落とし穴、水攻め、火攻め、吊り天井……。
…………え〜っと、SFなんだよな、このアニメ?

RAVE
レイアウトにこだわる渡部監督。今回もこだわりの画面が満載だ!
目のアップで緊張感を演出したり目のアップで驚きを表現したり
目のアップで謎の男のミステリアスな雰囲気を盛り上げたり
目のアップで哀しみをにじませたり目のアップで動画枚数をごまかしたり……。
…………え〜っと、何でこんなことになるわけ?

カスミン
やっぱり「おしん」だな。健気なカスミンに全国のお茶の間が涙、って路線だな。
しかし両親、遠く離れて暮らす一人娘がかけてきた電話を
いくらなんでも「眠いから」って切るなよ……。

PROJECT ARMS
絵は綺麗。それだけでまあ及第点ではある。
だが、絵が綺麗なせいでサイボーグカナリア怖過ぎ。
あれはヤバイよ……流血シーンなんかよりよっぽど問題だと思うぞ。

11/23(金)

電脳冒険記ウェブダイバー
ヴァーチャルダイバーランドでのサバイバル開始。
病院もコンビニもなく大人もいない、六人だけの生活というわりに、
悲壮感まるでなし。なかでもアオイちゃんがノリノリ。
ケントの特訓メニューを作成し、楽しそうに彼をいたぶる。
止めて欲しいと思いつつ、逆らえないケント……。
なまじっか特訓のおかげで敵を倒しちゃった為、さらに逆らえなくなるケント……。

金曜アニメ館
ヴァンドレットがお休みなので、久方ぶりに視聴。
タイムリーなことにゲストが渡部高志。NHKでミトが、ブギーポップが、
そしてRAVEが紹介されるっ!! 原作マンガがっ、原作マンガがNHKにっ!!
今回、渡部監督が語るのはレイアウトについて。ふかわりょうや子供達に
わかり易くレイアウトの効果と重要性を語る渡部監督。だが、個人的には
レイアウトにこだわる前にRAVEのあのまったりテンポを改善して欲しいんですが。

11/22(木)

フルーツバスケット
羊の橙路登場。早口屁理屈生意気少年。
杞紗のことが好きなのに(始め姉弟なんだと思ったが、違うよな)、
彼女がイジメに合った時何も出来なかったことを悔やんでいるらしい。
その反動で、杞紗を癒した透に当たる。ガキだが、当人もそのことは
重々承知しているようなので、まあ許してやれないでもない。
そもそも橙路が杞紗と距離を置くようになってしまった原因は、
イカれ慊人が橙路の「杞紗が好き」発言に逆上して杞紗を傷つけたからだし。
結局いつも悪いのは慊人。こいつ本当に何者なんだろう?
アニメでは解明されないまま終わるのだろうけど。

おとぎストーリー 天使のしっぽ
敵勢力、四聖獣が罠を張る。
だがこの四聖獣、それぞれ朱雀がインコ、白虎がネコ、玄武がカメを
意識している模様。カメのピンチを玄武が助ける。
そんな中、封印されていた青龍も復活。こちらはヘビと関係があるようだ。
最初無茶苦茶に思えた設定が、意外にしっかりとストーリーを支えている。

11/21(水)

スクライド
攫われたかなみを救おうと考えなしに飛び出そうとするカズマと劉鳳を、
男クーガーが止めにかかる。で、(自分だけアルター使ったとはいえ)勝つ!
凄いぞクーガー。そしてカズマに四の字固めしながら、劉鳳と水守の関係が
修復されたことを知って傷心のシェリスを見守る。いなせだぜクーガー。
そんな中、無常が人工衛星から攻撃を開始。「逃げてたまるか」といつもの調子で
人工衛星に突っ込んでいくカズマと劉鳳。大気圏を突破し衛星撃墜!!
そのまま流星となって無常が魔王城の如く変形させた市街へ。
いろんな意味でもう無茶苦茶。ジョジョ&北斗から星矢&男塾になってきたぞ。

シャーマンキング
ほぼオールキャスト! 声優陣の面子が物凄えっ!!
中国行きにアンナの葛藤やBOZ改め善良戦、竜合流、ハオ登場などを絡めた贅沢な回。
演出も小気味よく、豪華声優陣もそれぞれソツがない。このアニメは本当に原作を
再構成するのが上手い。批判もあるだろうが、某マガジンのアレのアニメのように
なるくらいだったら絶対こっちの方がいい! 水島監督はよくやってるって!!

ヒカルの碁
観てる途中で家族が帰宅、電子レンジとエアコン同時に使ってブレーカー落としやがった……。
停電時間は三分もなかったんだけど、普通の番組の三分とアニメの三分は重みが違う……。
しかしビデオ録画だったら完璧アウトだった……そう捉えるとまだ運がよかったのか。
で、今回はヒカルとアキラ、それぞれの囲碁部入部。
いつものことだが背景、特に学校のデティールの描き込みは尋常ではない。
上下スライド式の黒板、アニメで観たの初めてかも。

ヘルシング
作画極上。しかし、いまいち緊迫感がない。
作中のテンションは高いのに、観てるこっちにうまく伝わってこない感じ。