12月(中)
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12/20(木)

フルーツバスケット
最終三部作、二回目。
化け猫に変化した夾を見て、思わず逃げ出す透。で、思わず嘔吐!
そこへ(どこから情報を得たのか知らないが)慊人登場。嫌味を言って去っていく。
……その為だけに土砂降りの中やってきたのか……ある意味マメな人だ。
そして、透は亡き母の墓の前に倒れ伏す。そこへ(電波の啓示という都合のいい理由で)
ヤンキー&毒電波登場。透の元へ駆け寄ろうとするヤンキー。それを電波が突き飛ばす!!
「今の透君を抱き締めては駄目!」「離しやがれ花島ァーッ!!」「行きなさい透君ッ!!」
と、まるで敵ボスの待つ部屋へと向かわせる為、四天王の一人と相討ちになる脇役みたいな
行動に出る電波。電波のおかげで事情を一瞬で察知したのか? 恐るべし電波。
こうして、雨の中、透は最後の決戦へと向かうのであった。友の絶叫を背に聞いて……。
凄くいい話だし、凄くいい演出なんだけど、たぶんオリジナルで入れたのだろう
慊人と電波が唐突で、何か違う方向に楽しんでしまった。……最終回はしっとりとしたものを希望。

おとぎストーリー 天使のしっぽ(終)
最終回。
四聖獣は、それぞれ花嫁候補と絆を強めながらも、修行の為に旅に出る。
そんな折、ご主人様に実家への帰還命令が下る。ぬいぐるみ化してついていく守護天使達。
どうでもいいがその形態でパンチラされても困る。……とにかく実家の旅館で手伝いをするご主人様。
しかし、母親はご主人様に見合いをさせて、あわよくば旅館を継がせる腹積もりだったのだ!
動揺する守護天使達。「戸籍なんかなくても……トキさんのように、ご主人様と一緒に……」
いつぞやの蕎麦屋の夫婦のようになりたいと願う金魚。しかし戸籍って、生々しいこと言うな……。
だが、ご主人様は父親との男の語らいを交わし、やりたいことを見付けたと、実家を去るのだった。
遠くから守護天使達にお辞儀をする父親。かっこいい親父だ。十二人(しかも全員未成年)の女の子を
引き連れた息子を見て、何を思う親父? それとも、親父も守護天使を知っているんだろうか?
ともかく、主人公の自立を描くという、ハーレムアニメにあるまじき地に足の着いた最終回でした。
気が狂ったかのような第一話で混乱して、中盤まったり路線で安定して、四聖獣編でまた混乱して、
そして最終回で軟着陸に成功する。何ともアクロバティックな展開を見せた本作。
これは、スタッフの創りたいものと、世間が求める企画との齟齬が招いた
哀しきアクロバットだったのかも知れない。それでも、ま、終わりよければ全てよし、かな。

12/19(水)

スクライド
最終回前に色々とまとめ。
キャラクターそれぞれの、人間関係の決着とその後の就職紹介。
カズマと劉鳳は本土の艦隊を全滅させたのち、全てのわだかまりを超えた男と男の喧嘩に挑む。
結局、死んだ人には勝てないということで水守は劉鳳にふられました。まあ、妥当。
一方、あすかの元には恋人が帰還。こいつ、とことん役得だ。

シャーマンキング
叙情的な、サヨナラ日本。
原作者の武井宏之が、バトル描写より日常描写を得意としていることは明らかだが、
考えてみればアニメ版監督の水島精ニも日常描写の方が得意なのかも知れない。
「ジェネレイターガウル」のアクション描写が鮮烈だったもんで、どちらかというと
アクション寄りの人という認識でいたんだけど、「地球防衛企業ダイ・ガード」なんかは、
ロボットバトルより日常のこまごました事件の方に見所が多いしなー。
そういうわけで、今回のような話は出来がいいわけだ。
夜の街に連なる赤信号を始めとする演出。ハオとシルバの関係にいち早く伏線を張る原作補完脚本。
さらに、いち早くX−LAWSを出すサービス。これらは実に良好に機能している。
ただ、そのぶん「一緒に寝てもいいよね」「小っちぇえなあ」が削られたのは痛い。
前者に関しては、事情はわかる。わかるが、それでもやって欲しかった。
このセリフ(及びそこから推察されるもの)があるとないとでは、アンナへの好感度が全然違ってくる。
後者が削られた理由に関しては、さっぱりわからない。何で? 何で削られたの?
『「小っちぇえなあ」というセリフは小人症への差別に当たる』とか言い出したバカでもいるのか?

テニスの王子様
リョーマと桃の、ダブルス初体験。
敵ダブルスのシルエット演出に爆笑。過剰な演出は望むところなのだが、
どうもいちいちポイントがずれているような気がしてならない。
ダブルス入門書を買って、恥ずかしそうに店を去るリョーマは、ちょっと可愛い。

ヒカルの碁
ダケさん素敵。ラストの呆然顔が特に素敵。
第一話で削られた本因坊秀策の逸話をここに持ってきた構成は上手い。
しかし、ちょっと盤面を映している時間が長過ぎる。
きちんと囲碁の攻防を描こうとしているのは立派だが、原作が何であそこまで徹底的に
具体的な試合描写を避けているのかを、再認識した方がいいのではなかろうか?

ヘルシング
実にどうでもいいことだが、つい最近、原作者の平野耕太が「コヨーテ」ってエロマンガの
作者と同一人物だと知って、個人的に好感度アップ。……懐かしい、若かりし頃ドキドキしながら
買ったエロマンガ雑誌に載っててさあ――って、ほんとどうでもいい話ですね、そんなこと。
今回も作画は上々、演出なかなか、けど、脚本が理解不能。
何でいきなりヘルシング家が逆賊になってんの? どういう経緯でどういう罠が張られたのか
さっぱりわからない。懇切丁寧に説明しろとは言わないが、もうちょっとやりようがあるだろうに。

12/18(火)

ファイナルファンタジー:アンリミテッド
他の四凱将や魔剣士がオメガ(のクリスタル体)を発見するなか、
一人手柄のないフングス。異界に呑み込まれていた生まれ故郷でパワーアップを図る。
パワーアップ、といっても要はでっかくなってさらに不死身度アップというだけだが、
召喚獣、イプシロン&フェニックスのコンボ攻撃も凌ぎ切り、何と次回へ続く!
やはり召喚獣が使い回しだったのが悪かったのか……ファーブラも「予言……できない!」
と言っておりますし、次回フングス大活躍!! ――のはず。激しく死にそうでもあるが。

遊☆戯☆王デュエルモンスターズ
城之内VSリシド。リシドの前に、一度は勝負を諦めかける城之内だったが、
舞や静香の声援を受け、再び立ちあがる。……たまには本田や御伽の声援でも立ってやれよなー。
そして、バトルシティで受け継いだ強敵(無論、とも、と読む)達のカードで大反撃開始!!
恐ろしく燃えるシチュエーション。現在、少年マンガ的バトル作法のようなものを、
最も正確に受け継いでいるのはこの作品なのだと、改めて感じさせられる。
けど、羽蛾のカードは受け継いだんじゃなく、単にぶんどっただけじゃん。

はじめの一歩
デンプシーロール炸裂!!
なのに寝ぼけ眼だったもんで、分身殺法にしか見えない……。
いや、格闘ゲームの残像演出って言った方が正しいか。
どっちみち、ちゃんと起きてなきゃ駄目だな……。

12/19追記、ビデオで観直したところ、超絶作画・極上演出であることが判明。
やっぱ、起きてなきゃ……。

12/17(月)

グラップラー刃牙
刃牙がシャイニング・ウィザードだぁ〜っ!!
もうさあ……勘弁してよ……「シンの腕を折ったアームブリーカー」とか、
そういうにわかプロレスファン的なオリジナル要素突っ込むの…………。
今回も「世界情勢に考慮して――」とかテロップ出たけど……原作と展開何にも変わってねーじゃん。
無意味にセリフ改悪してるだけじゃん。梢ちゃんの「あなたたちは大馬鹿よ」ってさあ、
刃牙とジャックに言ってるっていうより、観客――つまり読者に言ってるんだよね、原作では。
“格闘技を観て楽しむ”という行為に対する問題提起なわけよ、深いセリフなわけよ。
それをさあ、「うるせえ女だ」って……スタッフはちゃんと原作読んでるのか?
よしんば読んでいたとして、リスペクトはあるのか? なかったとしても、プロの気概はあってくれよ!!
次回最終回。……このままでは、今まで見たなかで最悪の原作つきアニメになりそうだ。

12/16(日)

激闘! クラッシュギアT
性悪クロウド、ハスラーに負ける!!
前回、反則してまで負けたメガネに厳しく当たるクロウド。
そのクロウドの相手は、クラッシュギア素人の天才ハスラー。
「クラッシュギア史上最も変わったデザイン」というビリヤードの球状のギアで勝負。
球形の為、相手の攻撃を受け流してしまうそのギアに、あっさり一戦目を奪われるクロウド。
「審判っ!! あのギアはレギュレーション違反ではないのですか!?」
文句をつけるクロウドだったが「規制の網の目を潜る見事なデザイン」とのことで違反にはならず。
しかもハスラーは、素人を装うアングラ大会荒らしだったのだ!!
二戦目はどうにか時間切れ引き分けに終わるが、とても勝ち目のないクロウド、
「棄権する!! あんな卑怯なギアと戦っていられるか!!」と敵前逃亡を企てる。
しかしメガネに「なにが正々堂々戦いたいだ。お前、負けるのが怖いだけだろう!!」
突っ込まれ、第三戦に挑む。が、やっぱり負ける。「オレはこのキューだけで生きてきた……」
「オレにとって勝負とは、生きるか死ぬかなんだよっ!!」
という、十三歳天才ハスラーの貫禄勝ち。クロウド、初めての完敗。
剣道場で師匠に「ギアでは不覚を取りましたが、剣道でなら!!」と訴えるが、
師匠に道場出入り禁止を言い渡され、さらに落ち込む。……そりゃ剣道で復讐しちゃ駄目だろ。

デジモンテイマーズ
ジェンリャ×テリアモンで、セントガルゴモン超進化。
シウチョンのことで動揺し、全てを一人で背負い込もうとするジェンリャだったが、
重傷を負いながらも自分の為に戦うテリアモンに、自分は一人でないことを教えられる。
そして融合合体セントガルゴモン……なのだが、あれ見て格好いいと思うのかタカト!?
犬だぞ犬!! ミサイルに犬の顔ついてんだぞ!? ヤッターワンにそっくりだし!!

キャプテン翼
岬との別れ、若林との別れ、そしてロベルトとの別れ。お別れ三連チャン。
岬との別れが淡白だったように思うんだけど(画家だという説明抜きにあんな格好の父親見せるなよ……)
ロベルトとの別れは及第点。ただ、せっかくのリメイクなんだがら、ブラジルに帰ったロベルトが
サンターナやナトゥレーザと出会うシーンとか入れてくれればいいのに。

サイボーグ009
海老反り003!!
兵器を嫌う少女が発した「人殺しの道具」という言葉に揺れる009など、
全体にサイボーグの哀しみが滲む素晴らしい回……なんだけど、あらゆる兵器を無力化する
電磁波を受け、人一倍苦悶した挙句海老反りになる003がインパクト強過ぎて何とも……。
久々に00ナンバー全員が活躍していたりと、脚本のよさも光っていたんだけど……。

ONE PIECE
ダンスパウダーと反乱軍を、オリジナルストーリーで補完説明。
わかり易いし演出いいしで言うことなし。演出、ザ☆宇田鋼之介(ヒューヒュー)自らやってましたな。
そういえば今朝のセーラームーンR総集編も演出・宇田鋼之介だった。人に歴史あり、か。

12/15(土)

ガイスターズ
ちょっとずつ面白くなってきた……かも。
シャイの殺人容疑により、ディーン達は逃亡者に。
アルキオンはサイボーグレオンと共に敵側にと、ガイスターズ完全分裂。
もうすぐ1クール終了だが、どうやら2クール目もちゃんと放送する模様。
冗長な陰謀シーンとアクションシーンの割合が逆転していけばいいのだが……。

RAVE
雨の降り止まぬ村で、雷鳴に過去の記憶を刺激されるエリー。
タンクトップで雷に打たれたり、シャワー浴びたりと、前回に次いでエリーよければ全てよし回。
カエルいじめる少年に対するハルが、あまりにもさわやか勇者なのは、いいんだか悪いんだか。

PROJECT ARMS
無難……というべきか、このクオリティーは。
まあいいか、今回はギャローズベル編のエピローグだし。
次回カルナギ登場&武士の長ーいお休み。
このペースだと、諸事情も鑑みてカリヨンタワー前で終了か?

12/14(金)

VANDREAD 2nd
メジェール到着を目前にして、盛り上がるニル・ヴァーナ。
ディータとミスティも仲直りして、いよいよメジェール、というところで
機雷群に遭遇。この危機に、副長が解除コードを打ち込んだ。男声で…………。
スパイだったのはともかく、男だったのか!! チョーカー型変声機って、ストロベリーエッグか!?

バビル2世
ヴァルドゥークを起動させたレオン、コクピットにフェードイン!!
作画ヘナヘナな国連軍をオーロラバリアで蹴散らしながら、のっしのっしと徒歩移動。
ポセイドンとの壮絶な殴り合い(けど止め絵)にも勝利。だがその時、復活したヨミが
レオンからヴァルドゥークを奪い取った。レオン、何故か老衰。
そしてヴァルドゥークは背中のロケットで空高く飛び去っていったのだった。……なら始めから飛べ。

12/13(木)

フルーツバスケット
最終回を前にした、夾の化け猫話前後編の前編。
久々に楽羅が登場したり、夾の師匠がやって来たりと、
色々動きはあるが、いかんせん前後編なもので、前編だけでは判断つかない。
原作での評価も高いエピソードを、構成を曲げてまでラス前に持ってきたということで、期待値は高い。

12/14追記、アニメ誌見たところ最終回も含めた三部作らしい。三話か……。

おとぎストーリー 天使のしっぽ
ご主人様、唐突に覚醒! 空を飛べー盾をあっやつぅれー剣振るわせぇて守護天使の為ぇにー♪
しかしその力はご主人様の前世が四聖獣から奪ったものだった! 「じゃあ返すよ」
返すのかよっ!! だが、返そうとしたところで時間切れ。そこへ女神様登場。
「その方は聖者様なのです!」。え〜とよくわからんがご主人様は四聖獣よりも偉かったらしい。
ということで四聖獣もご主人様に忠誠を誓う。あっさりと。そして、守護天使達との別れが……。
朝……目が醒めると、そこにいたのは――エプロン姿の四聖獣だった……。
悪夢のバッドエンド……と思ったら、守護天使達も残ってました。まぎらわしいことを……。
ともかく、無茶苦茶で面白い最終回――え、あと一話あんの???

12/12(水)

スクライド
VS無常、最終決戦!!
カズマVS無常・劉鳳VSスタープラチナのダブルバウト。
劉鳳は死せる者達の想いを受け、シェリスの髪飾りを再構成、
再び絶影Act3装着形態を発動。スタプラを「向こう側」へ追い返す。
一方、カズマは無常にシェルブリットを吸い取られながら、根性でアルターを
出し続け、ついに装着形態発動!! え〜何て言うか、怒れ鋼のサイボーグって感じ!
最後の力を振り絞ってやってきたクーガーが、かなみを救出。カズマは無常を「向こう側」へ
ぶっ飛ばす。全ては終わった……と思いきや、無常復活!! 「向こう側」の力を取り込み、
実に笑える姿へと進化した無常だったが、「オレがお前より優れているもの――」
「これがオレの自慢の――こぉぶぅしぃだあああああっ!!
というわけで、カズマの拳が一撃必殺!! ついに無常を粉砕。戦いは、決着を見たのであった……。
いや〜、本当に凄い。凄いアニメだ。アホで、バカで、ガキで、本当に素敵。
あと二話。無常と決着をつけた今、あと二話も何をやろうというのか? 実に楽しみ。

シャーマンキング
あの、迷走しまくって論理的に破綻をきたしまくっていた中国編を、まさかここまで
燃える少年マンガクライマックス展開に再構築してくるなんて!! 凄いぞスタッフ!!
林原めぐみの挿入歌には、やり過ぎとの声もあろうが、それもまあ必要悪というやつだ(違うだろ)。
道家の事情も原作より随分とわかり易くなっていたし、これならこっそりと
「予選編に比べて中国編長過ぎやしないか?」と思っていた筆者も納得。
しかし、この先には中国編以上に迷走しまくったアメリカ編があるわけで……頑張れ、スタッフ!!

テニスの王子様
ギャグが結構いい味出してるのと、女の子が可愛いので、試合の動きのなさを完璧カバー。
それはそれでよし、か。

ヒカルの碁
浅川三谷は物憂げでいい感じ。
ただ、今回はもうちょっと引っ張ってダケさんが正体を現す辺りで終わった方が緊張感あったと思う。

12/11(火)

ファイナルファンタジー:アンリミテッド
大草原で、チョコボとお別れ……。
と思ったら、オメガに襲われたユウ達の為、伝説のシエルチョコボの力を得て
変身チョコボとなって飛んできた。とりあえず、能力は飛べるだけみたいだが。
そしてオメガに対して今週のびっくりどっきり召喚獣、「砕け――召喚獣、タイタン!」
出てきたのはまたロボだこれーーーっ!!(ガビーン)
しかもタイタンっていうよりゴーレムっぽい。アースクエイクとアースウォール、間違えてないか?

はじめの一歩
オール韓国作画。アップはともかく、遠目のキャラ顔がもう……。
宮田くんに韓国人を瞬殺されたからって、あんなあからさまに手ぇ抜かなくてもいいじゃないか。
次回、ついにデンプシーロールか?