6月(下)
>>戻る

6/30(土)

真・女神転生 デビチル
新キャラ、くまいもとこか……この人がこれまで演じてきたキャラと声のトーンや
ニュアンスが何一つ違わないのは演技力以前にキャスティングの問題なのではないかと。
もうちょっと既存の作品と被らないような配慮があってもいいのでは?

仰天人間バトシーラー
相変わらず微妙。作画や脚本や演出は、もう何を言っても無駄なレベルなのだが
キャラクターに不思議な「萌え」がある為、一概につまらないとも言い切れない。

逮捕しちゃうぞ
警察ものとしては比較的まともな話。ゲストも可愛かったし。このまま地味に
こういう路線で行った方がいいと思う。話を大きくすると粗が出まくるしね(映画版とか)。

ゾイド新世紀/ゼロ(終)
ついに――というかあまりにも早い最終回。実際ほとんど打ち切りのような構成。
後日談とか謎解きとかそんなものをやっている時間はないというわけで、ラストは全編バトル。
これを全ゾイドバトル中最高級の出来に仕上げてみせたところがスタッフの意地の現れか。
CGでここまで見事に肉弾戦を描くとは……感動である。見習え、ウェブダイバー。
ストーリーも、下手に尻切れトンボにせず優勝という絶頂の状態で幕を引いたのは正しい判断だと思う。
その後の展開を視聴者が充分想像できるように、ちゃんと伏線を残しておくのも心憎い。

前シリーズから続いて、非常にレベルの高い作品だった。終了は本当に残念だ。
局を変えての新シリーズの噂なんかも聞こえるが、本当のところはどうなんだろう?

PROJECT ARMS
…………組「識」? 石丸「達」也? 序盤の作画といい後半の異様なキーボードといい
何事ですか、今回は? 公式ページによると来週からオープニングとエンディングが変わる
そうですが……作品のクオリティーとCDの宣伝、どっちが大事なんだ……。

6/29(金)

電脳冒険記ウェブダイバー
ライバル出現で戦闘CGも多少はマシになってきた。
さすがに1クール経過してコツを掴んできたか?

おもひでぽろぽろ
裏でやってた「火の玉スポーツ列伝」とか盗み見つつだったので、細かい感想は書けませんが、
やはりこれ、人を選ぶというか――正確には「見る人の精神状況を選ぶ」作品だと思う。
その時の気分によって恐ろしく退屈な作品にもなれば号泣を誘う感動大作にもなる。
面白い・つまらないの二元論が通用しない。よって評論めいたものを書く際は技術面や
込められた思想の解析なんかが中心になるわけだが、先に述べたように今日の筆者は裏番組に
心引かれてしまったので、そんなもの書く資格はないのである。

「ホーガンに失神させられた猪木が運び込まれた病院は?」「東京医科大学!」

Z.O.E dolores,i
後半戦に突入しいきなり話が動き出した。だがダンガイオーと同じくOVA観てないんで
絡みがわかりません。子安武人キャラは声同じってことでOVA版の主人公なのかな?
ゲームとも当然リンクしているようだし……コナミめ、いいメディアミックスしやがる。

6/28(木)

破邪巨星Gダンガイオー
神谷明が叫ぶ! 神谷明が飛ぶ! 神谷明が斬る! 神谷明が説教する!
……ほんとに全部もってかれてもうた。
しかし最終回にタイトルロボが登場するとは思い切りのいい構成だ。
神谷明に奪われたドラマを取り戻せるか? それとも神谷明を食い返すほどの熱血をみせるのか?

6/27(水)

GEAR戦士 電童(終)
最終回。話としては明らかに詰め込み過ぎなのだが、それを逆手にとったかのように
次々と場面を切り替えて超アップテンポ&ハイテンションに仕上げてみせた。さすが。
しかし、やはり消化不良であることは否めず、もうちょっとなんとかならなかったのかとも思う。
考えてみればこの作品がロボットアニメとして非常に高いレベルを保ちながら、ついに
主視聴者であるはずの子供達の支持を最後まで得ることが出来なかった理由の一端が
その辺りにあるような気がする。この作品はあまりにも「速過ぎた」のではないか?
場面転換やセリフのやりとり、全体の構成、ストーリー展開、それらのスピードは
既存のロボットアニメを通過してきた者には心地よい速度でも、今の子供には目まぐるしいだけの
ものだったのではないか? 子供がロボットに興味を失ったとは筆者には思えない。
ならばやはり、子供は「息をもつかせぬストーリー」に本当に窒息寸前になっているのではないだろうか?
ただでさえ日常で忙しいのにアニメでまで興奮なんかしたくないと思っているのかも知れない。

だが、子供に受けが悪かったにしてもこの「GEAR戦士 電童」という作品の価値は
いささかも損なわれることはないだろう。今の時代、いいか悪いかは別として巨大ロボットに
興奮を覚える者は、子供以外にも大勢いるのだから。

6/26(火)

スターオーシャンEX
壊れた、というべきか? 殻を破った、というべきか?
こんな半総集編のどうでもいいような回にこれほどの力を注ぎ込む理由がわからんが
ともかくまさに「暴走」。このサブタイ確信犯に違いない。たまの綺麗な作画を
妄想だのSDだのに浪費しつつ、いよいよあらぬ方向に立ってきたキャラ達を
ベタな演出と脚本で弄び、さらにはレナにピットガールのコスプレをさせるという
話の流れや辻褄など知ったこっちゃねぇと言わんばかりの暴挙に走る。最高だ。素晴らし過ぎる。
我慢して乗っていた鈍行列車が急に暴走超特急に変わったかのような感覚。これでいいのだ。この路線で。

6/25(月)

爆転シュート ベイブレード
「この広大なアメリカ大陸を数秒で一周するなんて!」
「逮捕しちゃうぞ!」
たまに観る度、無茶苦茶になっていく・・・・。

Drリンにきいてみて!
久し振りに観たら変身ものになってた・・・・。
校舎がCGなのは「学校の怪談」だから?

犬夜叉
恋愛の構図自体は「うる星」や「らんま」と何ら変わりないはずなのに
桔梗がリアルに地雷だというだけでこんなにもドロドロするものか。
コメディとホラーは紙一重。それでも完全に愛憎劇の方向にいかないのは
かごめのキャラクターのおかげ。本当によく出来た娘だ。

グラップラー刃牙
いきなり(終)とか発表して無用の混乱を招いた第一部完結編。
勇次郎のセリフまで奪ってすっかり解説マシーンな本部や、立ちあがっちゃう車椅子少女など
どうでもいいような部分の改変がなされており、そんなことするなら幼年編の回想でも入れろよ
何の為に先にやったんだと突っ込みたくなる。このまま新番組(オイ)最大トーナメント編に
突入すると、いきなり独歩や紅葉が復活することになって繋がりがおかしくなるし。
まあ、鋭意製作中の新番組が上手く補完してくれることを祈るしかないか。

6/24(日)

RAN=DIM(終)
「鬼カッコいいぜ!!」
・・・・・・・・わかってるよ期待した方が馬鹿なんだよわかってるわかってるわかってる――

――このままでは精神に悪影響を及ぼすので以下、褒めちぎってみる。
恋愛ドラマはよかったよね。何だよ結局元鞘かよなんて思いはこれっぽっちも湧いてこない。
困難を乗り越えて結ばれる男女。うぅん王道って素晴らしい。
全編CGの映像は間違いなくTVアニメ界に革命をもたらすね。凄い衝撃的だったよ。
韓国アニメーターのポテンシャルの高さを見せつけられて戦々恐々たる思いで一杯だ。
無重力の表現なんかも日本は学ぶところが多々あるし、ゼビウスみたいな効果音なんかもう最高!
二転三転し、視聴者を置き去り――もとい心地よく翻弄し続けてくれたストーリーも
死んだと思ったケンが生きてたり、ラスト意味ありげな勢力がE4の残骸を包囲したりと
続編への意欲満々な終わり方が実にGOOD! ぜひ続編を作って欲しい。
けどその時には日本人抜きで作って欲しいな。その方がはっきりと韓国アニメの実力がわかるし、
何より日本人スタッフのやっつけ仕事をこれ以上見なくて済むからねっ!!

・・・・どこが本音でどこが皮肉でどこが建前なのか・・・・自分でもよーわからん。

デジモンテイマーズ
力強く、重厚に物語が動き出した。これまでのシリーズに共通するジュブナイル的テーマに加え
デジタルと人間との関わり、社会の変化と適応進化なども語られるようだ。
その辺りのテーマを背負うのはどうやらリーのお父さんや学校の先生といった主人公の周囲にいる
大人達であるらしい。デジタル社会における大人のあり方の描写に関しては、02で試みてはみたものの
成功したとは言い難かったので、テイマーズでのリベンジには期待する。さあ、面白くなってきた。

機動天使エンジェリック・レイヤー
戦闘シーンに背景が付いた途端、演出がドラゴンボール化していきなり面白くなった。
だったら初めからそうしろと思うが、原作ものなのでそうもいかなかったのだろう。
ま、ハイパーモードなんてものまで出てきたし、これからは戦闘シーンのショボさに
泣くことはなさそうだ。よかったよかった。

ONE PIECE
YOUはショ〜〜〜ック!!
真裏でバンチの特集だァ! YOUはショ〜〜〜ック!!

・・・・ジャンプの看板アニメが真裏で放送中であることを、まさか知らなかったとは言わせんぞ堀江信彦!
ぜってぇわざとだ! 普段は大人な対応に終始する堀江「僕はサンドバックですよ」信彦の
マシリトに対する昏い怨念の炎を垣間見た! 奴は戦争やる気だぜ!! 次に引き抜かれるのは誰だ!?
――まあ、ビデオ録ってるからってスクープ21の方見続けちゃった筆者も筆者ですが。
しかしよっちゃん・・・・眠狂四郎の出来・・・・「悪かないぜ!」とは言い難いぜ。

6/23(土)

逮捕しちゃうぞ
うーん、いまいち緊迫感に欠くというか・・・・パニックなんて起こってないじゃん。
もっともっと絶望的な状況に陥った上でないと夏実と美幸の絆の強さや深さが
活きないのではないかと。だからあの警察学校時代から二人には因縁があったという
今回の演出が唐突で、ともすれば蛇足にすら思えてしまう。

ゾイド新世紀/ゼロ
最終回に向けての人員整理。リストラ組の悲喜交々――
チームニャンニャン:あまりにも哀れ。
ハリー:これまで必死でこの作品に貢献してきたのに・・・・あらゆる意味で報われない。
ラオン博士:何故彼にこれほどの見せ場が与えられるのか? スタッフの偏愛を感じる。
チームフーマ:ま、こんなもんでしょう。きちっと仕事を終えての退場。
ナオミ:活躍はせずともバラットはGETしたので問題なし。
レオン:噛ませ犬二号。ライバル対決があれっぽっちって・・・・。赤いブレードライガーの謎も謎のまま。

数多くの犠牲の上に立つ最終回が素晴らしいものであることを切に願います。

PROJECT ARMS
半ジャバウォック化した高槻の顔がもう・・・・。しかしこんなところで恐怖感与えられるより
もっと演出や脚本から醸し出される雰囲気で恐怖したいんですが・・・・。
どうも冗長な感が否めないんだよなぁ。

6/22(金)

Z.O.E dolores,i
火星の大気やジョン・カーターと言った序盤の設定説明を無理なくストーリーに
絡めつつ、全編これダイ・ハードのパロディで通す。凄い脚本力だ。
それに加えてさらにマトリックスにジョーズにシェーンまで出してくるとは・・・・。脱帽。
ただ一つわからないのは、何でドロレスだけゲゲゲの鬼太郎・大海獣なのかということ。

6/21(木)

破邪巨星Gダンガイオー
謎、伏線、前作との接点、心の葛藤、恋愛模様、きつそうなスケジュールの中で
それでも一定水準を超えたドラマを創造しようとこの作品はあがいている。
だが、そんな死に物狂いで積み上げたドラマも神谷明が
「ダンガイオォォ――――ッッ!! ッウル!!!!」
と叫んだ瞬間地平線の彼方へ。さようならエヴァンゲリオン。ようこそゲッターロボ。