12月(下)
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12/31(火)

もういくつ寝ると25周年!? ドラえもんSP
大晦日だよドラえもん、ではないのか。
確かに今回はドラえもんだけではなく
二十一世紀のニューヒーロー(おい)
パーマンも登場。ついでに東京プリンも登場。
「OPを今風にアレンジ」という言葉に
軽く殺意を抱く。あれのどこが今風だ。
そして、今回の目玉は原作第一話の初アニメ化。
一体どんな出来になっているのかと思ったら、
これが非常にどうということもない凡庸な出来。
あれだけ煽って、あれだけ引っ張ってこれかよ……。
再放送作品が、面白いもの揃いだったこともあり、
ドラえもんの行方に不安ばかりが募る大晦日でした。

12/30(月)

ボンバーマンジェッターズ
ヒゲヒゲ団外伝に、リアルシロボン降臨!!
うわあぁぁ……あまりにも凄い回過ぎて、どこをどう突っ込めばいいのか
それすらわからない……。OPから提供画面からEDまでもう完璧ッ!!
リアルシロボンに美化ムジョーに真珠夫人にヒゲヒゲ語講座に初期化に
秋刀魚に野球に捏造ニュースに田舎の母に歴史が1ページでまさきひげで……。
ああもう、スタッフ素晴らしい!! 今年最後の伝説をありがとうっ!!

爆転シュート ベイブレード2002(終)
結局、何も解決していないような気もするのだが、
ロボットでも本人が納得したならまあいいのか?

12/29(日)

ふしぎの海のナディア ノーチラス・ストーリー
ちょうど一年前にも放送したのに、またやるのか。
昨年が三時間・三時間で二日に分けたのに対し、
今年は四・一・一という変則日程。一気に
「裏切りのエレクトラ」までやるのは、
キリはいいけど、やはり観てて疲れるな。

(映画)ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国
TVガイドには8:00からって書いてあったのに、
7:50から始まりやがった!! M−1に浮気してて
あやうく見逃すところだったぞ!! フジの野郎……。
前の「ねじまき島」の放送時と同じく、画面の端が
切れてて喋ってるキャラが画面にいないことが多い。
横長に出来ない理由が、何かあるってのか……?
内容は、まあいつも通りの島で子供に出会って
ルフィが怒って敵を吹っ飛ばすというもの。
マンネリではなく、安定しているといっておこう。

12/28(土)

東京ミュウミュウ
キッシュが壊れてきましたな。
エイリアン側の事情が語られ始めて
段々と話が複雑化してきている。
それに合わせたか、作画も濃い。
そして、作画に気合が入ると
やっぱりエロくなる……。
ズロースはパンチラではないのか!?

わがままフェアリー ミルモでポン!
まさか熱血アフロ先生が伏線になっていたとは……。
油断ならない脚本だなぁ。ターゲットが明らかに
子供を向いていないのが問題ではあるが。しかし、
ナンダカワカンナイノはどうしても「ぷよぷよ」に見える。

ゲットバッカーズ
十兵衛、子安武人かよ。
種と合わせて一時間連続で
保志と子安を聞き続けるのか。
今回の見所は縛られ卑弥呼。
こういうシーンにもっと
全力を注ぎ込んでいただきたい。

機動戦士ガンダムSEED
避難民殺しやがった!!
別に殺すなとは言わないが、前回からの流れで、
「ああ、これがあるからあんな強引にキラ達を
アークエンジェルに残したのか」とか思ってしまった。
どうも話の展開が優先されて、キャラの心理が
わかりにくい。フレイが何考えてんだかさっぱりだ。
キラもいきなりキスされて、おかしいと思わんのか?
それにしても……艦隊弱えよなぁ。

12/27(金)

爆闘宣言ダイガンダー(終)
<ダダダダッダッダッダッダッダダ〜〜〜!!
という熱血系の主題歌はいいのだが、作画のテンションが妙に低い……。
記号としての熱血を描いているだけで、画面から熱が全く伝わってこない。>

とは、4/5第一話の感想。それが……それがだよ、この最終回の熱はどうだ!!
心底嬉しいぞ。駄目な子が成長した姿ほど感動的なものはないっ!!
よくぞここまで盛り上げてくれた。子供向けロボットアニメの王道とは、
まさにこれなのだよ。敵との和解、合体攻撃、主題歌合唱、これぞ王道!!
まあ、実際のところ打ち切りなのだが、ここまで見事に終わってくれれば
言うことはなにもない。中盤、コンテに谷口悟朗が入った当たりから
急速に熱が高まった印象あるが、やはり影響大きかったのだろうか。
声優に異様に力入れたのも、結果的にはいい方向に作用した。
本当に、奇蹟のような逆転劇でした。スタッフの皆様、お疲れ様。

12/26(木)

(OVA)太陽の船ソルビアンカ(終)
面白かったー。ここまで完成度の高い作品だったとは。
もちろん、ソルビアンカの秘密がわかりにくいとか、
エイプリルのキャラ立ちが他と比べて弱過ぎるとか、
そもそも彼女達の目的がメイヨの親探し以外
定かではないとか、欠点も色々とあるのだけれど、
それを補って余りあるビジュアルの美しさと
脚本の練り込みのよさが総合評価を押し上げている。
当初、オタク完全切り捨てに見えたキャラデザも、
その実結構萌えに溢れていたのも好印象。
つーか、大人の女の物語と見せかけて、主人公は
完全にメイヨじゃねーか。まさかロボに乗るとはなぁ。

NARUTO
アクションのキレが悪いなぁ。
演出もどうも間延びしている。
魔境氷昌も、もうちょっと
幻想的に描いて欲しかった。

ポケットモンスターアドバンスジェネレーション
アーボック&マタドガスとお別れ。
きちっと別れるのではなく、涙涙で
生き別れって感じなのが、少し可哀想。
で、入れ替わりにコジロウが新ポケモンゲット。
可愛い系か……結局ポケモンも顔なのか。

12/25(水)

キン肉マン2世(終)
マッスルミレニアムで富士山貫通して決着。
打ち切り最終回とはいえ、友情パワーや
正義は勝つを真っ向から描いた終わり方で、
気持ちのいい最終回になったのではないか。
最期にガゼルマンが歌ってくれたのが嬉しい。

ヒカルの碁
「アイツと会った一番はじめに時間をもどして!!」
川上とも子、迫真の演技。
今回の演技は相当気合入れてもらわなきゃ
駄目だろうと思っていたが、これなら満足。
ヒカルの成長に合わせて、声質も微妙に
変えてきてるよな。当初、声が幼過ぎると
言われていたが、思いっきり幼い声から
始めて、段々上げていくという作戦だったのか?
もちろん、演技力の賜物ではあるのだろうけど。

シスタープリンセスRePure(終)
妹全員で合唱して終了。
意外と普通に終わっちゃったな。
作品自体も、普通にまとまった印象。
Bパート作品群が、クリエイター達の
実験場みたいな働きをしていたのは
面白かったんだが、シスプリという
作品の色からは浮いた話が多かった。
こういう企画が壊れてる作品は、
逆に丁寧に作っちゃ駄目なのか……?

陸上防衛隊まおちゃん(終)
企画の壊れ具合ではシスプリをも上回っていたが、
やはり無難なところに落ち着いてしまった感じ。
一体何がしたかったのか……いや、スタッフが
何をしたかったのかは嫌というほどよくわかるが、
それを本当にやっていいのか、やってどうなるのか、
やった先に何があるのか、というようなことを
全く考えてないんじゃないかという気がしてしまう。
ただ、好きなものを消費してりゃいいっていうか……。
せめてもう少し毒気があればなぁ、そこだけ惜しい。

朝霧の巫女(終)
恋愛要素に特化した形で物語に決着をつけて終了。
いろんな要素をぶち込んだ作品だったが、
最期は時間を越えた恋愛ものとしてストレートに
作品をまとめ上げた。これはこれで、誠実な作り。

12/24(火)

犬夜叉(再)
逆髪の由羅すっ飛ばしやがったッ!!

(OVA)太陽の船ソルビアンカ
コミカルな魔神とか出てきて、意外と普通に面白い。
話の構成も上手いなー。全体的に非常にレベル高い。

アソボット戦記五九
ヤズーとの決戦だってのに、絵が止まる止まる……。
ジョーの羽剣がいきなり鍵の一つだということが
判明して、パワーアップしたりとか、脚本も無茶。
前回までよかったのに……結局こうなるのか。

Witch Hunterロビン(終)
まあ……確かに謎の全ては明らかになったわけだが……。
何だこのカタルシスの欠片もない、喋くってるだけの最終回は。
意外な展開もないし、財前はただの小悪党になっていくし、
結局、ロビンが如何なる決断をして、これからどうしていくのか
という最大の問題は語られないし、これでは話が終わっただけで
テーマ的なものは何も終わっていないじゃないか。せめて
ロビンと亜門の関係にくらい決着付けてくれないと。財前戦のあと、
瞳子と絡めてその辺のエピソードを一つ入れてくれればなぁ……。
不可解なくらい消化不良。続編の予定でも出来たのだろうか?

ヒートガイジェイ
ヴァンパイアとの一時決着戦。
銃撃・ロボ戦とバトルは迫力。
ベタだが熱い、ダイスケもよし。
ただ、自爆攻撃受けても無事なら
ジェイ無敵過ぎじゃんとか、街にいて
幸せだって言ってたくせに天上人と
一緒に行っちゃうルミエとか、
所々突っ込みたくなる部分はあるが。

12/23(月)

(映画)シリウスの伝説
ディズニー、特にピーターパンによく似た絵と動きで
日本でもこんなの作ってたんだなーと感心していたら、
物語が進むにつれて、ディズニー的な絵柄とは裏腹に
どんどんと話が陰鬱になっていく……。マスコット的な
弟分キャラが死んだのにはさすがに驚いた。結局のところ
ハッピーエンドなのかどうなのか判断に迷うラストだし。
終いにはEDで神話絵……。一体どういう方向性を持って
作られた作品なんだろう、これ? 当時の状況が気になる。

犬夜叉 夢幻のカウントダウン
映画のアオリ番組なのだが、色々と凝っている。
ぬいぐるみでの犬夜叉と桔梗の因縁解説、
七人隊編の先行情報、海外版犬夜叉の紹介、
サンライズのスタジオ映像や、高橋留美子の
過去作品ということで、うる星やめぞんの
映像まで流す太っ腹な作り。しかし、一番
驚いたのは、「飛来骨は本当に戻ってくるのか?」
という実験。ブーメラン世界一というおじさんが
ベニヤ板で実物大(1.5M)の飛来骨を作成、
実際に投げる。そして――見事戻ってくる!!
しかもちゃんと投げた場所に帰ってくるんだよ!!
筆者、あんなデカいブーメランなんてありえねぇよ、
とか思ってました。高橋先生ごめんなさい……。

(OVA)太陽の船ソルビアンカ
作画は丁寧、ビジュアルイメージも豊潤、
しかしこの海外市場を狙った濃いキャラデザは
いわゆるオタク層を切り捨ててるよなぁ、と、
思いきや……クマさん抱えた幼女が仲間入りしたりする。
意外とそういうところも抜け目ない作品だったのね……。

ぷちぷり*ユーシィ
エルミナ主役回。
厳しい父親に認められようと無理をして
完璧に振舞っている、という話自体は
ありきたりだが、作画と演出が良好。
特に幼少期のエルミナやついに失敗して
泣き出すエルミナの表情なんかが絶品。
それにしても、妙に際どい構図の多い回だ。
気合が入るとエロも入るのか、このスタッフは?

SAMURAI DEEPER KYO(終)
狂&信長、東京タワー決戦!! 周囲一体大破壊!!
で、その破壊は亜空間に吸収。狂と京四郎は
元の体に戻り、ついに宿命の決闘を迎える。
そして十一年後、江戸・夏の陣。幸村に追い詰められ
紅虎ピンチ。その頃ゆやは――薬売りをしながら
愛する人と旅を続けていた。その男の名は……。
というわけで、原作を完全無視して決着つけた最終回。
最終的に、生き残ってゆやと一緒になったのが
狂とも京四郎とも取れる作りになっているのは、
まあそれくらいしか落としどころがないとはいえ、
よかったのではないか。東京タワー破壊とか独自の
トンデモな魅力も見せてくれたし、結構満足。
作品の完成度そのものに関する評価は、横に置く。
元々企画に無理がありまくる作品でもあったわけだし。

12/22(日)

デジモンフロンティア
ケルビモンとの最終決戦。
アクションは結構頑張っているのだが、
これまでの積み上げがグダグダなもんで
どうにも盛り上がりに欠く。色々と
使い道のありそうな拓也の平和妄想シーンも
いきなり地震で起きちゃって意味なしだし。
そもそも、救おうとしているデジタルワールドに、
子供達が思い入れとか愛着とか、そういうものを
持っているような描写が少な過ぎなんだよな……。

ONE PIECE
ゼニィ編終了。
ラストシーンは、ゼニィ海賊団が
旅立とうとしているようにも見えるし、
ゼニィの葬列のようにも見える。
しかし、あれだけ希望を匂わせといて
何で最後にこんな描写入れるのだろう?
話に深みが出るどころか、テーマが
ぼやけたようにすら感じるのだが。

12/21(土)

満月をさがして
アメリカ行きをおばあちゃんに反対され、
家出する満月。おばあちゃんの過去を知り
きちんと挨拶して旅立つことにするが、
おばあちゃんにとってはそっちの方が
ダメージ大きかった模様……。前半は
おばあちゃんを嫌われ役にしておいて、後半は
完全におばあちゃんの方に感情移入させる。
泣かせのツボをつく上手い構成。

東京ミュウミュウ
いちごと青山、秘密を共有し合い本当のラブラブに。
このアニメ、ほんとにいちごと青山の恋愛要素だけ
別作品だよな……。他がどんなに崩れても、ここだけは
絶対に崩れない。作品の芯として死守しているんだろうな。

ゲットバッカーズ
ヒット&アウェイ……いくら何でもあの描写はないだろ。
他の戦闘シーンは結構よく動いてるのに……。

機動戦士ガンダムSEED
フレイが軍に志願したのを受けて、サイ以下
キラの友人全員が仲良く軍入隊。フレイの為に
サイが残るのはわかるんだが、他の三人が残る
理由が弱過ぎる。キラが葛藤してるのに、
四人はあまりにあっさり決めてしまうのも謎。
フレイの真意も不明だし、全体的に掘り下げが
足りなくて物語が薄くなってしまっている印象。
深読みすれば、フレイ→みんなを戦争に巻き込む為、
サイ→フレイの為、トール→友情?、ミリアリア→
実はトールが好きとか?、カズイ→みんな残るのに
自分だけ抜けるのは格好悪い、みたいな理由を
推察することは可能だが……それでも無理あるよなぁ。

12/22追記。ミリアリアってトールの彼女なんだってね……。
毎回観てて、ちっとも気付きませんでしたよ……。
ここまで恋人同士ってのを印象付けるシーンが全く
なかったように思うんだけど……。まあ結局、
情報拾いきれなかった筆者が悪いんですが。

決定! 日本のこれがベスト100SP
世代別名作アニメベスト100

今度は世代別か……。手を変え品を変え繰り返すな。
しかし、世代別というわりにヤング部門に七十年代の
作品が多数ランクインしていて、区分けが微妙。
世代でなく年代別にした方がよかったんじゃ……。
ところで、何でこの番組、テレ朝で放送したスラダンとか
セラムンとかどれみとかをすっ飛ばしておいて、わざわざ
他局放送作品の映像を使うんだろうか? 基準がわからん。
そのくせ結局一位にドラえもん持ってくるんだよなぁ……。
今回の見所は、毎回謎のランクインを続け、今回ついに
ヤング部門で十四位になってしまったフルーツバスケットと、
檜山修之の邪王炎殺黒龍波。両者共、本当に驚いた……。