10月(上)
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10/10(日)

ふたりはプリキュア

♪誕生日に男から告白されてしまってドギマギするなぎさ。
なぎさ萌えを全開にした回だが、同時になぎさを心配するほのかを
面白おかしく描写することで素晴らしい百合展開にもなっている。
相手の男が結局キュアブラックに惚れてしまうというオチには笑った。
「あの逞しさがたまらない」って、お前ただのマゾ男だろ。

ZOIDS FUZORS

♪テレ東日曜八時半にシャワーシーンを流した英断に拍手。
湯気がGIRLSブラボー状態だったけど、それはまあ仕方ないか。

金色のガッシュベル!!

♪シェリーの太ももの美しさと女王様ぶりが原作以上で非常によかった。

蒼穹のファフナー

◎普通に面白い。大人と子供という対比もようやく上手く決まってきた。

10/9(土)

ケロロ軍曹

☆雪合戦の話とは、また季節がズレてるなぁ――と思ったのだが、
ケロロが人工的に雪を降らせて世間を困らせようというのが発端なのだから、
つまり雪の季節に放送すると話がおかしくなってしまうわけで、
秋のこの時期に放送したのは正しいのか?……とか何とか
ごちゃごちゃと考えてしまった。

(新)機動戦士ガンダムSEED DESTINY

超大型台風襲来!!
勿論この作品がビッグなことの喩えではなく、リアルな話です。
停電だけが怖かったので、まあL字画面で済んでよかったの……か?
ただでさえ第一回で情報量が多いのに、画面が小さくなったせいで
細かい部分を結構見落としているかも知れない。

☆前作の完全なる続編、という作りを強調している。
OPとEDが完璧に前作と同じ構造なのも、視聴者に対する
メッセージなのだろうと思う。単なる使い回しの可能性もなくはないけど。
本編も、いい意味でも悪い意味でも「SEED」らしさが全開。
いい意味は、キャラの魅力、メカの格好良さ、そしてそれらを打ち出すことに
ためらいのない割り切った演出。胸タッチだの刀ぶん回しだの、
ここまで開き直ったことされると逆に嬉しくなってしまう。
で、悪い意味は当然、過去のガンダム遺産食い潰しである。
前作がファースト、今作がZを下敷きにしていることは誰でもわかる。
そしてそこにフラウの家族が吹っ飛んだとかシャアがネオジオンの総帥にとか
ザク大地に立つとかガンダムAパーツBパーツ投下とか、
これでもかとファンをニヤリと……またはムカっとさせる要素を満載。
しかし、もうこれは「SEEDの芸風」として突っ込んだり怒ったりするより、
楽しんだ方がいいと思う。要するにスパロボ・Gジェネなんだよ。
アムロを仇と狙うカミーユとかクワトロとシャア総帥の対決とか、
そういうドリームマッチを面白がればそれでいいのだ。
まあ、そんなのは同人誌でやれ、という意見もあるだろうけど。

☆ステラは早くもショーウインドウ見て踊り出す
シンデレラ・フォウぶりを発揮。戦闘シーンはマドラックスだったけど。
あのガン=カタには爆笑。全然シーンの緊張感と合ってねー。
SEEDのOPは先の展開をかなり正確にネタバラシするので、
それを考えるとキラの復帰、シンとの戦いは意外と早そう。
キラの登場が前情報で伏せられていたので、後半まで引っ張るのかと思ってた。
あと、EDにサイとカズイがいないのが個人的に哀しい……。
特にサイはなぁ。強化人間になってキラの前に立ち塞がって欲しいのになぁ。

(TVK)うた∽かた

☆一夏の敬語口調の違和感のせいで、
どうも日常描写が上手くいっていない。
一夏が普通じゃないと、舞夏の特異性も出てこない。

(TVK)神無月の巫女

☆一話目と比べたら随分と普通になった。
しかし熱血男が添え物で、メインは百合という
この作品の歪んだ構図にはまだ馴れない。

10/8(金)

(TVK)(新)ToHeart〜Remember my memories〜

☆原作ゲーム終了後の設定で、進級してから始まるオリジナルストーリー。
監督・高橋ナオヒト、キャラデザ・千羽由利子のアニメ版とも繋がりはなさそうだが、
そもそも設定や声優は共通しているので、まあアニメ版の続編と見ても無理はない。
川澄綾子のあかりや堀江由衣のマルチを見て、単純に懐かしかった。
個人的に旧アニメ版の、抑制の効いた高橋演出と丸っこい千羽キャラが
好きだったので今作にはあまり期待していなかったのだが、
なかなかどうして、演出もキャラデザ・作画もかなりの出来。
特にあの原作独特の頬のラインの再現度は素晴らしかった。
マルチが記憶喪失になって戻ってくるというストーリーも興味を引く。
これは単なる旧作の再生産に終わらない作品になれるかも。

10/7(木)

陰陽大戦記

☆主人公のローテンションぶりが、現時点では窮屈に感じる。
本来のターゲットである年少層より上の視聴者を想定して、
キャラに深みを与えていこうという戦略なんだろうけど、
それで年少層に逃げられてしまっては元も子もないわけで、
バランス取りがまだ上手くいっていないような印象。

冒険王ビィト

☆あれ? 第一話の止め絵は何だったんだ?
今回は比較的よく動き、ドラマ的にもテンションの高い出来。
唯一、ゼノン戦士団最後の飛び蹴りには笑ってしまったが。
ビィトがムカツクのは原作からのデフォルトなんで仕方ないか。

ポケットモンスターアドバンスジェネレーション

☆グラードンVSカイオーガ、前編。
ゲーム中最大級のイベントなんだから、二話で終わらせず
もっと引っ張ってもよさそうなものだけど。
ワタルも久々に登場。赤いギャラドスをゲットしたなんてこと、
一体何人の視聴者が憶えていただろうか?

無人惑星サヴァイヴ

◎矢野監督自らによる絵コンテ・演出回。
緊張感と機知に溢れた展開と、キャラの大胆なデフォルメ顔が楽しい。
しかし、これを言っちゃあおしまいだが、サヴァイヴって意外とバカだ。
重力嵐くらい気付け。それにしても、ちゃんと遭難の原因と
最後の展開がリンクしてくる辺り、周到な構成だ。

(TVK)(新)下級生2〜瞳の中の少女たち〜

☆冒頭が長い上に意味不明。本編も地味な上に意味不明。
あれ……これ学園ラブコメじゃないの? 何か場面が
未来にいったり過去いったりしてるんだけど、まさかSF要素があるの?
キャラの行動も謎に包まれ過ぎで好感を持ったりする余裕もない。
何か、凄く謎だこの作品……。
一番謎なのはOPの尋常ならざるセンスのなさなんだけど。

舞−HiME

◎手堅い。何か今期はこの作品の手堅さが、物凄く貴重に思えてくる……。
キャラを立たせつつ、少しずつ背景の設定を説明していく手腕はお見事。
エロどころか萌え系のサービスもあまりないが、そういうのはもういいや。
このまま確実に進んでくれれば文句はない。

(TVK)(新)魔法少女リリカルなのは

☆舞−HiME&ジパングとのザッピング視聴の為、細かい感想は抜き。
エロゲー原作らしいが、そういう過去は完全封印して
「カードキャプターさくら」直系路線を歩んでいる模様。
日常描写を中心とした作画や演出は、かなりのレベル。
しかし……変身シーンで隠蔽しようとしていた地金が露出。
下着を一枚づつ剥ぐとは……。結局これ幼女の裸を合法的に描く為に、
「さくら」っぽく偽装しているだけなんじゃ……?

(新)ジパング

☆前半はザッピング視聴の為、細かいことは抜き。
かわぐちかいじ原作の架空戦記もの。海上自衛隊の最新鋭艦が
タイムスリップしミッドウェー海戦に巻き込まれるという、
一歩間違うとかなりヤバげなネタ。これをアニメ化するとは
TBSも無茶をする。そういえばOVAの「沈黙の艦隊」を
TVで放送したのってTBS系だったっけ? 関連あるのかな。
ともかく、シリアスな題材に真面目に取り組む様子は見られ、
艦のCGも悪くない。男達の熱いドラマにも期待は持てそう。

(新)ローゼンメイデン

☆登校拒否児がゴスロリ人形の下僕にされて虐げられるという、
何というか設定から恐ろしく強力な負の波動を感じる作品。
しかしその歪み方は魅力的でもある。
作画・演出・声優といった要素も安定しており、
意外と化けそうな予感がある。

10/6(水)

SDガンダムフォース

☆ED変更。ヒロインがリリ姫になってる。
ちょっとだけ映ってるセーラちゃんが哀れだ……。

(新)遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX

☆OPのカラっと明るい雰囲気を見て、
ああ前作ってちょっとダークなところも魅力だったんだなと再認識。
それを意識しての差別化ということだろう。
シリアスにカードゲームで世界の命運を賭けて戦うのではなく、
学園内で仲間達と友情を深めながらゲームするというコンセプトは
カード宣伝アニメとしては正しい選択だと思う。

☆冒頭の遊戯は、表が成長して裏っぽくなったってことなのかな?
前作のキャラはもう出番ないんだろうか。社長とか唐突に出てこないかな……。
新キャラについては、とりあえずヒロインの胸がデカいなー、と。

(新)双恋

☆そうじゃないかとは思ったけど……シスプリの悪夢再来だ。
しかもシスプリほど飛び抜けた毒電波はなく、
下手に堅実な作りを心掛けているようでネタ的な面白味もない。
全ての面で平均的にレベルが低いというか……双子が一杯という
コンセプト以外のものが現時点では何も見えてこない。
話が進めば歪んだ魅力が出てきそうではあるのだが……。

(新)BECK

・原作未見。なのだが各所で評判のよさを聞いたり
「BSマンガ夜話」での特集を観たりはしているので、多少の知識はあり。

☆マンガなのに音楽が聞こえる――というのが原作の魅力だそうで、
それを音のあるアニメでどう表現するんだろうと不思議に思っていたのだが、
もしかして……普通に歌わせるのか? それで大丈夫なのか?
伝説のライヴとか天才的な声とか表現出来るのか?
まだ導入部なので何とも言えないが、音楽パートがどうなるのかが最大の懸案。
一方、作画や演出といった基本的な部分は上々の出来。
「ガドガード」や「かいけつゾロリ」のEDで独特の色彩感覚と
アニメートで才能を見せた小林治が監督だが、演出も出来るとは恐れ入った。

(新)リングにかけろ1

・原作は、遥か昔に一気に立ち読みしたくらいなので、
当初は真面目なボクシングマンガだったとか
黄金の腕がアポロエクササイザーでガラスの腕にとか
影道ボクサーだかに捕まった姉ちゃんがエロかったとか
最後の技がレインボーなんたらだとか、とにかく記憶が断片的にしかない。
なので結構新鮮な気持ちで視聴。

◎現代にやったらギャグにしかならないということをよくわかった上で、
敢えて大真面目に、真剣に作ったことで笑えて燃える絶妙なバランスを実現。
いきなり姉ちゃんが教会で待ってる最終決戦から入り、
インベーダーゲームという言葉で時代背景を簡潔に説明、
そして車田御大を登場させて一気に竜児VS剣崎、三度目の対決へ。
そして過去エピソードは試合中の回想で処理するという、
黒田洋介による原作再構築も見事過ぎる。テンション上がりっぱなし。
懐古趣味のみならず、ちゃんと現代で通用するような作品に
仕上げようという意識があるのが嬉しい。
作品としては「聖闘士星矢ハーデス編」などより、
むしろ「ハングリーハート」に近いコンセプトのように思う。
このままテンションを落とさず最後まで行けば、傑作になる可能性充分。

10/5(火)

(新)スクールランブル

☆作画は上々、まだ原作の第一話をトレースしているだけだが、
独特のテンポのよさもちゃんと再現されていて、今後に不安はない。
この作品にエンジンが掛かってくるのは天満と烏丸が
フェードアウトしてからなので、そこからが本当の勝負。
しかし、アニメで主人公とその恋の相手が出番なくなるってのは
大丈夫なんだろうか? 外伝の話なんかもあるから何とかなるか……。

☆声優陣はまあまあ良好。
小清水亜美の抜けた感じは天満に合っているのでよし。
播磨が城之内に聞こえるのはいつものことなのでよし。
能登麻美子が能登麻美子なのもいつものことなのでよし。

☆「ミルモ」なんかでもやってる提供画面のハシラコメントは
原作の編集コメントのようになってて思わぬ効果だ。
けど、本編でも突っ込み入れて欲しい。

(新)BLEACH

☆OPが期待に違わぬオシャレ系で嬉しかったり。
本編は原作通りの手堅い作り。まだアクションも本格的ではないので
その辺りの見極めは今後に。「幽白」「ナルト」レベルを期待したいが、
どっちも初期は大したことなかったからなぁ、ノってくるのは
これまた原作通りに尸魂界編からかも知れない……。

☆森田成一は最初どうかなぁと思ったが、
聞いているうちに気にならなくなってきた。
FF−Xでもそんな感じだったっけなー。
むしろ折笠富美子のルキアの方がまだ掴みかねているような印象。

(新)遥かなる時空の中で〜八葉抄〜

・コーエーの女性向け恋愛アドベンチャーゲームのアニメ化。

☆犬夜叉チックな古井戸からふしぎ遊戯の世界に召喚、って感じか。
設定にしろ何にしろ既視感のあるものだが、作りはしっかりしているし、
ドラマ的にも単なる美形大量投入の萌えアニメでは終わらせない
仕掛けをしているようなので、意外と化ける要素はあるかも知れない。
女性向けではあるが、男性の方にもヒロインのミニスカでフォローがあるし。

(TVK)エルフェンリート特別編

・CSで放送されている地上波放送不能と言われた作品を、
DVD発売に合わせてダイジェストにして放送。

☆どこがカットされてるんだかわからないが、
とりあえず乳首と放尿はオッケーだったらしい。
駄目なのは生首とかだったのかな?
原作はたまに立ち読みしていた程度だが、
独特のヘタウマ絵による萌え虐殺描写が味だった。
それをアニメでは絵を端正にすることで、
萌えと虐殺の意味合いを高めており、
そのせいで笑って済ませることが出来なくなっている。
作品としての完成度は高まっているが、
どうも大切なものが一つ抜け落ちた気がしないではない。

(新)tactics

・魔探偵ロキの作者が原作を務める(作画は別)作品を、
アニメ版ロキのスタッフによりアニメ化。

☆純和風の雰囲気を保つ為か、ロキのような派手な色彩による
画面作りの演出は使われていない。よって見た目普通の出来。
女性向けと思わせて突然百合要素が出てきたりするのには驚いたけど。
キャラも話も動き出すのはまだこれからのようなので、しばらく様子見。

お伽草子

◎衝撃の現代編開幕!!
まずこれまでとあまりに違い過ぎるOPに衝撃。
次にスカートをパタパタやってる光や、
前世のカッコよさはどこへやらな綱に衝撃。
他の四天王三人が逆にあんまり変わってないのにも衝撃。
思い切った新展開だが、これは前半とちゃんと繋がるんだろうか?
繋がったら繋がったで、それも変なことになりそうだけど。
しかしこの作品、プロダクションI・Gのクールアニメだったはずが、
物凄い勢いでネタアニメ化してしまったなー。

(新)巌窟王

・製作GONZO、監督・前田真宏。
原作はアレクサンドル・デュマ「モンテ・クリスト伯」。

☆原作未見。なので比較は出来ないが、名作と呼ばれる古典を
舞台をSF的世界に移し華麗な映像で再構築している。
とにかく目を引くのがCGによりテクスチャー処理をされた色彩。
一目で「何か凄い」というのがわかる。ある種キャッチーなCGの使い方。
しかし、例えば人間が上下に動いても服の柄が動かなかったりと、
違和感を覚える部分も多々ある。技術的にはまだ進化の余地がありそう。
物語は、古典を題材にしているがゆえに逆に新鮮さがある。
緊張感に溢れており、キャラも声優の演技もいい。かなり期待が持てる。
唯一心配なのが……EDに出てたロボなんだよなぁ……あれ何よ?

10/4(月)

Get Ride! アムドライバー

◎セラ、初殺人!!
シシーのちょっといい話&ネオクロスバイザー登場回……のはずだったのに、
いきなり後半で怒涛のヘヴィ展開に突入!! 本当に油断ならねー!!
一体どこまで化け続けるんだこの作品はっ!?

☆シャシャの「シシーはセラにはないものを持っている」発言、
最初は単にシシーの明るさとかそういうことを言っているのかと思ったが、
こうなってくると意味合いが重い……。
セラは結局、兄の死をきっかけにアムドライバーとなった戦士であり、
シシーのように街のみんなと幸せに暮らせるような少女じゃないというのか。
しかしメンバーの中で、寄りにも寄ってセラにこんな十字架を背負わせるとは、
スタッフも凄いことするよなー。ヒロインなんだぞ一応。
しかも新商品の宣伝回にこんな展開……。

♪シシーの巨乳もよかったんだけど、
むしろセラの恐怖顔の方が萌えた。作画もどんどんよくなっていく……。

(TVK)(新)流星戦隊ムスメット

☆アニメージュの新作紹介DVDでちょっと内容を観ていたので
耐性が付いていたが、知らずに観たらどうなっていたことだろう……。
何つーか物凄いセンスだ。昭和の匂いがする。
六月十三作品はいつも大体こんな感じだとはいえ、
それにしても今回はやること成すこと時代とズレまくっている。
ヒロインが娘属性でヒーローものパロディで、主人公的ポジションには
家庭で立場のないお父さん……という設定からすると、
メインターゲットはもしかして三十代か四十代の父親世代なのか?
だとしたらまあわからないではないけど……。

☆ラスト三分が実写パートなのは、裏番組と五分被ってることを考えると助かる。

(新)ファンタジックチルドレン

・なかむらたかし、原作・キャラデザ・監督作品。

☆うーん……「未来少年コナン」をやろうとして
「タイガアドベンチャー」と「ギルガメッシュ」を足して
四で割ったような感じになっちゃってるというか、
狙いはわかるけどあまりにも不親切かつ演出に工夫がなくて
純粋な物語の面白味がまるで感じられない。
まだ第一話なのでこれからなんだろうけど、第一話で視聴者を
フルイにかけてしまうような構成は意味がなさ過ぎると思う。
土台はしっかり作ってあるようなので、あとは本当にもう
胸踊るような大冒険が始まってくれることを願うのみ。

(新)月詠〜MOON PHASE〜

「ねこみみモードっ♪」
「みんなのうた」でやってた「とのさまガエル」って歌を思い出した。
ともかく呟くように延々と「ねこみみモード」を連呼するOPがインパクト大。
しかし、そんなOPに対して本編は結構真面目モード。
作画は綺麗でよく動く。第一話だからなのかも知れないが、
今後もこのクオリティーが保たれるのだとしたら相当期待出来る。
ストーリーはまだあってなきが如くだが、ヒロインの可愛さを
打ち出すことには成功。そして作品的にはそれだけで大成功。
原作を知らないので今後がどうなるかはわからないが、
萌えだけをウリにしない物語性が加わればかなりの良作になりそう。

(新)サムライガン

・原作は未見。
掲載誌やタイトルが色々変転しているので、把握し切れていない。

☆巨大な乳首を服に浮かせたエロゲー風美少女が
人狩りにあって殺される、という冒頭から入って、
全編にエログロな雰囲気が漂い続ける。
趣味の合わない人も多いだろうが、これはこれで魅力的。
必殺仕事人のような主人公チーム、微妙に史実とズレた世界観など、
設定的にも惹かれる部分は多い。
ただ擬似時代劇ものは最近食傷気味なので、
エログロだけでどこまで差別化出来るかは不透明。
それだけでない、キャラでもアクションでもストーリーでも
他に何か面白い要素が出てくれば意外と化けそうな予感。

10/3(日)

(新)ZOIDS FUZORS

・ゾイド新シリーズ。製作スタジオもメインスタッフも違うので、
旧ニ作とは設定が一部共通しているくらいしか繋がりはなさそう。

☆また主役機はライガーゼロなのか。
すぐにパワーアップするんだろうけど、ちょっと意外だった。
ゾイドバトルにエントリーする為の費用を稼ぐ為に、
何でも屋をしている少年が主人公。バトルと何でも屋稼業と、
話のパターンが二つ作れる広がりのある設定だと思う。
CGは、細かいところで進化はしているのだろうけど、
印象として旧作からあまり変わっていない感じ。
どうやらゾイドが合体するというのが今作のウリのようなので、
合体変形のCGがどうなるかに期待。

♪キャラデザはちょっと野暮ったい感じなのだが、
女性キャラの腰つきや下半身が妙にエロい。
ヒロインも、フィーネやリノンほどのインパクトはないが
結構面白そうな性格をしているので、こちらも今後に期待。

金色のガッシュベル!!

☆シェリー&ブラゴ到着。
シェリーのドレス、原作では気付かなかったんだけど、
あれ正装してるってことなんだな。まさに勝負服。

それいけ! ズッコケ三人組(終)

☆ハチベエ芸能界入りで三人組解散か……という最終回。
たまにしか観ていなかったので詳しい論評はしないが、
本当に昔懐かしい雰囲気を持った作品だった。
これが狙ったものなのが素でそうなったのかはわからないが……。

レジェンズ〜甦る竜王伝説〜

「裏切ったわね、シロンさん!!」
人々の間に広がるレジェンズへの恐怖。
一方でシュウとディーノは絆を深め、マックもサーガとして覚醒。
メグ以外の三人はレジェンズとの関係を強くしていた――のを
先生が見ちゃって「子供は巻き込まないって言ったのに」とブチキレ!!
何か初期からは考えられないような凄い展開になってきたな……。
先生は事情を中途半端にしか知らないがゆえに妙なことに。
この辺はやっぱり最近の大地作品によく見られる
「会話不足による強引なすれ違い展開」なんだけど、
ここまで極端にやられると面白いと思える。

☆OP&ED絵が変更。というかようやく完成したというべきか。
OPは何よりもダークボンデージ化してる先生に注目。
いろんな意味でどうなっちゃうんだろう……。つーかいいのかこの時間に。

(TVSP)こちら葛飾区亀有公園前派出所SP

♪SPはいつもそうだが、今回は特にサービス満載で凄かった。
ヒロインのアンジェリーナの作画もエロくてよかったけど、
冒頭のビンゴ大会のバニーからリオのカーニバルへの繋ぎは見事。

☆もうSPで特殊刑事課を出すのは義務になってるんだろーか?
全体的に、オチが弱かった以外は非常に面白かった。
両津家三代にキャラを絞ったのが正解だったか。
そして何より、ヒロインを演じた井上和香。
最初あまりにタレント声優にありがちな違和感がないんで
声優変更になったのかと思ったくらい。恐ろしく上手かった。
ちょっと声質に島本須美入ってる感じもするんだよなぁ……。

蒼穹のファフナー

◎冲方確変続行中!!
凄い……今までほったらかしにしてきた設定の謎を
一気呵成に解決し始めた!! しかもその一方でちゃんと
これまで出来てなかった人間ドラマの方も盛り上げている!!
これは冲方丁が本気で凄いのか?
それともやっぱり今までが駄目過ぎただけか?

☆冷静に考えると、やはり前半の脚本・演出の拙さは
誰が悪いというよりも製作現場全体が混乱していた為に
起こったと見るべきだろう。それがどうにかテコ入れされて、
その一番目に見える形が冲方丁の脚本参加であると。
もしかして、種デスと被らないように準備が充分整わないまま
夏からの放送を強行した為にこうなった……とかじゃないよな?

10/2(土)

(新)アークエとガッチンポー!

☆何の予備知識もなくたまたま観たのだが、
これって前にフジ深夜でやってた台湾のフラッシュアニメ
「阿貴的家族」の新作だよね? 主人公が日本人、スタッフにも
日本人が参加しているので、日本輸出用に新作を作ったということかな。
それにしても設定が凄い。日本の子供が便器に吸い込まれるとそこは
トイレの平和を守る組織の秘密空間、ウ○コ型の精霊を携えて
便器を通じて台湾へワープしトイレを汚す敵と戦う、という……。
これが台湾のセンスなのか。韓国、中国ともまた違うなぁ……。

(新)ロックマンエグゼStream

☆新OP&EDの、新キャラ旧キャラ総登場な感じが
今後への興味を盛り上げるが、第一話ではまだ導入段階。
しかしディーオの接近、そしてDr.ワイリーの復活で
アクセスよりもスケールの大きな物語が始まる予感を持たせてくれる。
何かアクセスはその名の通り単なる繋ぎで、ストリームになって
いよいよ無印からの物語が収束していくというような感じ。

(新)VIEWTIFUL JOE

☆カプコンのアクションゲームのアニメ化。
ゲームの特徴であるアメコミをデフォルメしたような
独特のグラフィックをアニメで忠実に再現している。
見た目のインパクトは充分だが、これは色指定が
頑張ってるってことなんだろうか?
ストーリーも原作準拠のようだが、ちょっとテンポが悪い。
第一話だからというのもあるだろうが、アクションものなんだから
もっとハイテンポでバンバン進む方がいいように思う。
またアクション作画がどうなるのかもまだ未知数。
絵柄がよくても動きが悪ければ意味ないからなぁ……。

ケロロ軍曹

☆一話目のケロロ父話、二話目の温泉発掘話、
どちらも小ネタを織り交ぜながら軽快にまとめていて満足度高し。
一話目ですももが再登場したのは、今後レギュラー化ってことなのか?

☆盆踊りの季節が終わったので、EDがアフロ軍曹に逆戻り。
やはりアフロ軍曹で終わるとノリいいな。

鋼の錬金術師(終)

不完全だが美しい。
つまり、大総統があっさり負けたり、ロボアーチャーがあっさり死んだり、
ダンテとグラトニーが相討ちして終わっちゃったり、
エドを救おうとするアル、アルを救おうとするエドの心理描写が
少なかったりと、とにかくAパートは尺が足りてなくて不完全燃焼。
しかしBパートのオチの付け方が見事なので何か煙に巻かれたような、
納得はしてないんだけど満足はしているという不思議な感覚を味わわされた。
オチのアイディアは本当に素晴らしかった。ハッピーエンドでありながら、
二人の旅の宿命は果てしなく続いていくという業を匂わせていて、
安易な決着点にはなっていないという絶妙のバランス。
惜しむらくはそこに辿り着く過程にほんの数分、時間が足りなかった。
これは勿体ないなぁ。五十二話予定だったのが五十一話になっちゃった、
ということなんだろうか……。

☆単体でちゃんと美しく収まってはいるが、
映画に引っ張れるネタは数多く残された格好。
現実世界のエドとハガレン世界のアルがお互いに
門を開こうとする話になるのだろうか?
どちらの世界にもエンヴィーとラースという
ホムンクルスが残っているのも色々と想像を掻き立てる。
エンヴィーが最期、蛇になったのはウロボロスってことなのか?
ラースは鋼のホムンクルスとでも名乗っているのか?
エドの方は時代背景がまた面白い。ヒトラーでも出す気か?
終わってはいるけど、まだまだ終わらない。
完結させつつ次へと繋げていく、そういう意味では理想的な最終回だった。

☆最後に総評。
曾川昇による原作の分解・再構成の手腕は勿論素晴らしかったが、
それを許容した原作者と監督の采配がまず何より凄かったんだと思う。
特に監督の水島精二。監督デビュー作の「ジェネレイターガウル」の頃から
ファンなのだが、正直この人に作家性というものはあまりない。
しかしその代わり、スタッフの能力を引き出すこと、
作品のクオリティーをあらゆる点で底上げすることに関しては
現在トップクラスの力を持っている。
これまでアニメのヒット作というと、監督の個性や才能が声高に
取り上げられたものだが(SEEDですら福田福田だった)、
この作品は監督は旗振り役に徹し、むしろボンズという
比較的若いスタジオ全体が勢いに乗って作り上げたという印象が強い。
これは、今まで何だかんだで個人の才能重視でやってきた日本アニメが、
アメリカのようにスタジオ中心になっていくことを示しているような気がする。
GONZOとかスタジオ4℃とかプロダクションI・Gとか、
すでに監督名よりスタジオ名の方が先に出る現象は起きていたが、
そういう作品があらゆる意味で成功したのは、ボンズとハガレンが初めて。
意外とこれからのアニメの流れの中で、重要なことなんじゃないかと思う。

(TVK)(新)うた∽かた

・「キディ・グレイド」のメインスタッフによる新作。

☆キャラはキディなのだが、雰囲気は180度違う。
舞台は鎌倉。物語は二人の少女の一夏の出逢いと別れ。
全体に非常に叙情的な雰囲気が横たわっていて、端正な仕上がり。
しかし一方でパンチラや美少女変身ものの要素もあって、
そこはちょっとバランスを欠いているかな、という気がする。
しかし先の展開次第では名作になりそうな雰囲気は充分に感じる。

(TVK)(新)神無月の巫女

◎うわー、何だこの異形極まる怪作はっ!?
原作は介錯。「くるみ」も「たると」も「ワるきゅーレ」もそうだったが、
基本的には流行りものをミキシングして商品にするという手法を踏襲。
で、今回混ぜ合わせた練成材料は――。
マリア様がみてる。朝霧の巫女。平野俊貴系ロボットアニメ。
食い合わせ悪過ぎだ!!
というわけでもう内容は無茶苦茶。狙ってはいるんだろうけど、
AパートとBパートの乖離が凄まじ過ぎて笑える。
というか全編笑える。ロボに乗った幼馴染の男が熱血している横で
女二人で百合キッスしてるなんて構図はもう悪趣味なギャグとしか思えない。
いや、これはギャグとして観るのが正しいのだ。そうすればきっと面白い。

(TVK)(新)W〜ウィッシュ〜

・「プリンセスアワー」の前半……なんだけど、
冒頭のミニコーナーを観る限り、毎回放送順は変わるみたい。

☆とりあえず、お兄ちゃんは妹が大好きで妹はお兄ちゃんが大好きという、
ただそれだけで第一話は終了。今時「お兄ちゃん大好き」ってセリフで
終わるその直球っぷりは凄い。今後どうなるかは話が進まないと不明だなー。

(TVK)(新)φなる・あぷろーち

・読みは「ふぁいなるあぷろーち」。

☆少子化対策で国が結婚相手を決めるようになり、
そのテストケースとして超わがままお嬢様が妹と二人暮らしの男の元へ。
ギャグ作品なので気楽に観られるが、キャラがSD化する表現は
ちょっと幼過ぎるかという気がする。ターゲットはどこなんだろう?

10/1(金)

それいけ! アンパンマン

◎本当に久し振りに、たまたま観たのだが――。
バイキンマンが黒騎士の鎧を身に纏い邪悪な力でアンパンマンを圧倒、
大ピンチのアンパンマンの元へ駆けつける仲間達、
みんながテーマソングを歌い励ますなか新しい顔を焼くジャムおじさん、
そして新たな顔を得たアンパンマンは元気百倍スーパーモードとなり
光り輝くオーラを纏い黒騎士バイキンマンと共に大気圏外へ、
地球の果てから太陽が昇ってくる映像をバックに最終決戦、
黒騎士バイキンマンの槍がアンパンマンを貫いたかと思われた次の瞬間、
槍をギリギリで受け止めていたアンパンマンが全てを賭けたアンパンチ!!
こうしてバイキンマンは鎧を壊され元に戻り、
アンパンマンは朝日を背負いながら地球へ帰還したのだった……。
――という……。何事ですかこの燃え燃えなヒーローアニメは!?

トランスフォーマー スーパーリンク

◎巨大化コンボイVSユニクロン。
もう熱過ぎて熱過ぎて何も言えない。
コンボイはどのシリーズでも最終決戦となると自爆攻撃するよなー。

☆超巨大ロボ同士の格闘戦、を演出する為に、
カメラアングルを工夫したり通常サイズのロードバスター達を
同一画面に豆粒大で挿入したり、色々と凝ったことをしていて面白かった。

魔法少女隊アルス

☆絵が濃ゆい……。
こういう絵は動くと魅力的だったりするのだが、
動きの少ない回だったんでただ違和感だけが残る結果に……。

ドラえもん 夢と感動・秋の泣いちゃったスペシャル!!

☆新作アニメが渡辺歩作品。
相変わらず物凄いアングルを多用。観てて面白いんだけど、
特に序盤の展開とこのアングルが演出的に合っていないように思った。
動きで楽しませる部分は上々。宅配便の人がワラワラ出てくる辺りは見事。
ドラマ面は無理矢理に感動的に仕上げようとしている感じがしてしまった。
武田鉄也の「少年期」は嬉しかったけど、演出上ちょっと反則くさい。
ファン気質で入れちゃったような気がするけど、そこまで好き勝手していいのか?