12月(下)
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12/31(金)

(映画)風の大陸

☆ドラゴンマガジン連載の長編ファンタジー小説のアニメ化。
主要キャラ三人だけ抜き出して短編としてまとめているので、
その三人が何者で何の目的で一緒に旅しているのかとか、
そういう基本的説明が一切ない。なので話を飲み込むのが大変だが、
描かれているエピソード自体は結構面白い。
キャラ原案がいのまたむつみ、キャラデザが結城信輝、
作監が黄瀬和哉という濃厚な三段跳びで描かれているキャラだが、
どれも端正で魅力的。半裸の蛮族集団は素敵過ぎるけど。
監督は真下耕一。以後の作品に繋がっていく演出が散見されて興味深い。

(TVK)ToHeart〜Remember my memoriers〜(終)

☆本当に「幻のドラえもん最終回」オチだった……。
結局マルチが追い込まれたのも事態がここまでこじれたのも
全部あかりのせいだと思うのだが、そのあかりが一人完璧な幸せを
ゲットして終わるというのは、何か恐ろしいものを感じる……。
恋愛ドラマとしてテンションの高い作りで、非常に面白かったのだが、
名作ToHeartの後日談をオリジナルで描くという重責には
少し足りなかったかなという気がする。色々頑張ったのは認めたいんだけど。

12/30(木)

(OVA)バビル2世<3・4>

☆バラを手に持ち美しい顔を傷付けられるとブチキレる
ナルシーな敵まで出てきて、いよいよ聖闘士星矢に。
っていうかそのキャラは車田イズムだろ。横山光輝はどこいった?
ヒロインとのドラマは、最後の別れなんか結構よく出来ていたけど。

(TVK)下級生2〜瞳の中の少女たち〜(終)

☆訳わからないままここまできたが、ついに訳わからないまま終わった……。
結局、謎の少年は浪馬達が通っていた小学校の桜の精霊だったってこと?
それが何で同級生になって恋の取り持ちしたり怪しい魅力で
女の子と次々フラグ立てて回ったりしてたの?
忘れて欲しくないから自己主張ってこと? だったら何で消える時は
誰にも言わずにいなくなるんだ……。いや、そもそもにして
この作品はこの設定でこのキャラで一体何がしたかったんだ?
原作ゲームと全然違うものにまでして伝えたかったことは何なんだ?
わからない……ここまで(間違った方向に)難解な作品は初めてだ……。

(TVK)魔法少女リリカルなのは(終)

☆CCさくら系に偽装したオタク向け幼女萌えアニメ……と思わせたのも
実は偽装で、本当にやりたかったのは過酷な運命に巻き込まれて
ボロボロになっていくフェイトをなのはが優しく抱き止めるという
「可哀想少女百合萌えアニメ」だったのかー。って、偽装し過ぎだ。
あざとい企画だとばかり思っていたら、いかにも新房監督らしい
トリッキーな作品だったんだな……けどそれ、視聴者は望んでなかったと思う。

ジパング

☆ガナルカナルを大和が砲撃するという事態に対し、
ついにみらいVS大和という異次元対決が実現。
架空戦記ものの醍醐味ここにありといった燃えるシチュエーション。
草加の唱える「ジパング」論も、かわぐちかいじ節全開で痺れる。
これは現実、政治的にどうこうという話ではなく、単純に物語として
面白いという作りだよなぁ。エンターテイメントとして見るべき。

12/29(水)

(OVA)バビル2世<1・2>

☆そういえばそんなのあったような気がするなぁ程度で、
存在自体をよく知らなかったOVA版のバビル2世。
観て驚いた。キャラデザが荒木信吾&姫野美智だ!!
というわけで横山光輝の面影など微塵もない眉毛ボーボーの
星矢チックな光一くんが異様にリアルなロプロスに乗って
コスモを爆発させるという奇妙奇天烈な世界がここに誕生。
第二話のアクションシーンとか結構凄いんだけど、
どう見ても聖闘士星矢だ……。一体どういう企画だったんだこれ?

☆一つ面白かったのは、他のキャラが荒木キャラにしか見えないなかで
ヨミ様だけはちゃんと例のあのヒゲで横山キャラに見えたこと。
あの武将ズラだけは誰が描いても横山光輝になるんだなぁ……。

SDガンダムフォース(終)

☆あっさりとジオングヘッドはやっつけちゃって、
サブタイトル通りみんなの帰り道を淡々と語っていくという最終回。
派手な仕掛けはないが、一年間やってきたことがそのまま表れた
雰囲気のある最終回となった。これもスタッフが今まで真面目に誠実に
この作品に取り組んできたことの証明だろう。
サンライズ初の完全3Dアニメ、海外向けなどといった要素が
当初はマイナスに作用するのではないかと危惧していたが、
スタッフはそれを新たな挑戦の場と受けとめて実にいい仕事をしてくれた。
商業的にどこまで成功したのかは定かではないが、この作品が残した
ノウハウは必ずどこかで活きてくると思う。

☆しかし、結局メインヒロインの座はリリ姫に奪われたなぁ、セーラちゃん……。

遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX

♪オベリスク三人娘の短いスカートから伸びる足が何かエロかった。

ふしぎの海のナディア(再)(終)

☆本当にここのところ毎年、年末にナディアの最終回を見ている気がする。
この地上波放送で、また新たにオタク道へ引き込まれる
健全な子供達が増えてしまったのだろうなー。

双恋(終)

◎望ちゃん、体力凄過ぎ。
ママさんの説教や友達大集合の青春ドラマなど、
単純に感動する要素は満載なんだけど、
それ以上に突っ込み所が満載過ぎて笑わずにはいられない。
話としても結局恋愛関係はいつの間にやら投げっぱなすし。
しかし、どうせくだらない作品になるんだろうという予想を裏切り、
ここまでとんでもなく突き抜けてくれたんだから、
これは褒めるべきなんだろうなぁ。
何ていうか、テレコム恐るべしを深く印象付けられた作品だった。
「サヴァイヴ」と本作で、テレコムは変な覚醒を遂げてしまった感じだ。

BECK

☆確かに「妖怪人間ベム」のテーマは被差別者の悲哀と怒りを歌った
まぎれもないロックだな。

12/28(火)

スクールランブル

☆二話目が短かったなー、と思ったら四話目があった。
もうすっかりサブタイ通りの三話構成じゃなくなってるなぁ。
少年時代の花井と周防のエピソードは、ラブコメの過去話という
枠を超えて普通にいい話。この辺からこの作品はジャンルの縛りを
超越したような暴走機関車振りを発揮し始めるんだったか。
2クール目に起こるであろうアレやコレが非常に楽しみ。

BLEACH

☆裸に剥いて吊るすとかそういうセリフはナシか……。
せめて織姫の嘔吐描写はもうちょっと頑張って欲しかった。

焼きたて!! ジャぱんSP

・一時間一挙二話放送。
間にリアクション大賞なるオマケコーナー付き。
チビキャラ作画は本当に合間に作りましたって感じだったなぁ……。

☆月乃に続いて水乃の声も微妙……。姉妹らしくていいとでもいうのか?
海野カツオが田中真弓だったのには驚いた。

(TVK)げんしけん(終)

☆咲ちゃんが泣いて、笹原が会長になって終了。
サークル「げんしけん」が誕生という、キリのいいところで
終わってはいるが、やっぱりここでの終了は物足りない感じ。
せっかく笹原にスポットが当たって、げんしけん自体も
これまでのヌルいだけの消費型オタク生活から一歩進んでいこうという
動きが出てきただけに、これから先が見てみたい。
まあ最後の新キャラ含めて、原作読めって話なんだろうけど。

☆原作がそうなんだろうけど、恋愛にしろテーマ的なものにしろ、
いくらでも面白く深くしていけそうな題材なのに、そういうこと一切せず
のんべんだらりとしているのは、何か勿体なくてイライラする。
だがこの微妙な無力感というか、何でも出来そうなのに何もしないというのが
リアリティーなのかなぁという感じもしてしまう。
何ていうか、南の島にきて延々ビーチで砂の城作ってるというか、
超高性能パソコンで延々ソリティアやってるというか、
可能性に対する行動の地味さが腹立たしくもあり愛しくもあり……。

12/27(月)

B−伝説! バトルビーダマン(終)

☆最終回なので数週振りに見たら、炎呪がツバメ萌えになってた……。
最終回としてのまとめ方は、ごく真っ当な友情合体攻撃エンド。
続編もあることだし、終わった感じはあまりない。
最後は別にいつも通り「次回に続く」でよかったのでは。

Get Ride! アムドライバー

♪シャシャへのアムジャケ剥ぎとりSMプレイ!!
あえぎ声を上げながらアムジャケを剥ぎ取られていく様子は
立派に変態映像だが、モノがアムジャケなんでエロくはならない……。
ニルギースの自己犠牲行動を見て「お前って男は……」と、
あっさり感化されるシーンは相変わらずだなぁ。
その前にしっかり名無しのアムドラ二人、見捨ててるのにもう忘れたのか。

(TVK)帰ってきた! 流星戦隊ムスメット(終)

☆何か結局バカノリで終了。
特撮パロでもエロでもシリアスでも、何か一つちゃんとやり通してくれたら
多少なりとも評価出来たんだけど、全てが中途半端な作品だったなぁ……。
実写パートで声優が泣いているのを見て、こっちがメインだったのかと
今更ながらに気が付いた。アニメ部分の方がプロモーションだったのか。

ファンタジックチルドレン

☆これまでの謎・設定に一応の答えを出し、
新たな謎を呈示して新展開に突入していく。
説明不足だ何だと不満も多かったが、1クール終わってみれば
必要なことはちゃんと全部判明したし、長いスパンで見れば
上手い構成だったってことなのかな?

月詠〜MOON PHASE〜

☆前回あれだけ省力したんだし、1クールラストの見せ場なのだから
凄い作画が期待出来るかと思ったんだけど……普通よりちょっと悪いくらいだった。
こりゃ本当に製作現場は参っているのか……?
序盤に飛ばし過ぎたツケがきているんだろうか。

12/26(日)

ふたりはプリキュア

☆クラスでED大合唱。あの歌詞は教育的にはオッケーなんだろうか?
なぎさが微妙に音程ハズしてたのは、そういうキャラだからなのか
素でそうなっちゃったのかどっちだろう……。

金色のガッシュベル!!

☆前回までの引き伸ばしが嘘のように、高速でエピローグ完了。
何で決戦とエピローグの水増しを逆にしてくれなかったんだろう……。
藤田ゾフィスの「だが、やだね」は最高だった。
たまの悪役ということで、ノリまくって演技していた感じだ。

レジェンズ〜甦る竜王伝説〜

☆ハルカ先生のお母さんが水晶漬けになってるわ、
シュウのお母さんが水晶漬けになるわ、とことんヘビーに展開中。
この作品がここまでシリアス度を上げてくるとはなぁ。
今までやる気なかったシュウに、これ以上ない戦う理由が
出来てしまったわけだが、以後シュウのキャラはどうなっていくんだろう?

蒼穹のファフナー(終)

・最終回一時間SP。

☆白熱の決戦、設定種明かし、泣かせるドラマ、
ハッピーエンドと思わせてから少しビターなオチを付けてエンド――と、
とにかく見事というか、綺麗過ぎるほど綺麗に決まった最終回。
ただ綺麗過ぎて、感動というよりは感心してしまった。
冲方丁の作劇能力の高さゆえなんだろうが、よく出来たハリウッド映画的な
まとまり方なんだよなぁ。これ以上は個人の趣味の問題になるので
これを悪いとはとても言えないんだけど……。

☆しかしこの破綻のない完成度の高さは、初期と比較して考えると
何か悪い冗談のようだなー。考えて見るに、この作品が最初から
この最終回のような完成度であったなら、ここまで思い入れを持って
見続けたかというと疑問なわけで、あの序盤があってこそ
後半が活きたと言えなくもない。分裂している二つの「ファフナー」が
同化しているからこそ魅力が増してくる……とか何とか言うと
構成破綻がテーマに直結しているみたいでちょっと奥深いような。

12/25(土)

マーメイドメロディぴちぴちピッチ ピュア(終)

「劇団エヴァ」オチ。
まさかこんなことするなんて。
全員集合で大合唱なのだが、現実なんだか劇中劇なんだか妄想世界なんだか
わからないという反則スレスレの演出。
ハッピーエンドなんだけどこれを信じていいんだろうかという
一抹の不安もあったりして、一筋縄ではいかない最終回となっている。
ガイト一派やBBシスターズを安易に復活させるのは嫌だけど、
出さないで終わるのも忍びないというスタッフの意地とこだわりが
こういう終局の形を生み出したのだろう。ズルいけど上手いと思う。
ある意味、商業主義丸出し、駄目要素満載でありながら
変なところで変に実直であり続けたこの作品を象徴する終わり方。
何だかんだで二年間楽しかったなー。お疲れ様。と感じさせてくれた。

☆しかし何で全員集合にミケル一派は省かれてるんだ……そこだけ納得いかん。

ケロロ軍曹

☆クリスマス&大掃除。
冬樹のサンタクロース知識、軍曹のお掃除知識、
どちらも結構タメになった。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY

・新潟県中越地震で一週遅れとなったぶんを取り戻す、一挙二話放送。

☆一話目で、オーブが地球連合との同盟を決意。
やっぱオーブ内でも前大戦でのウズミ様の理想主義的な行動を
快く思っていない勢力はあったのだな。というかそういう勢力が
現在の主流で、カガリは旧ウズミ派への牽制として担がれただけなのか?
オーブ内部も色々あるのはわかるが、肝心の具体的内容が不明なので
理解が難しい。政治劇の部分、もうちょっと配慮が欲しい。
しかしシンの「オーブなんてオレが滅ぼしてやる」発言は、
真意ではなく勢いで言っちゃっただけにしてもキレ過ぎ。
戦争を止める力を得る為に軍人になったんだと思っていたが、
当人の中でもまだその辺の心境整理が出来ていないってことなのかな。

☆二話目では、ついにシンの種が割れる。
キラの初割れの時と比べると、ドラマ的な盛り上がりがいまいちだが、
まあピンチにスーパーサイヤ人化といった意味合いでのカタルシスは充分。
艦隊をバッタバッタとなぎ倒していくリアリティー無視の演出は、
単純にロボットアニメとしての面白さに満ちている。
けどあのビグロみたいなビグザムは何なんだ……。
連合も敵役になった途端ジオンっぽいモビルアーマー開発しなくてもいいのに。

(TVK)W〜ウィッシュ〜(終)

☆仮想妹が実妹に、実妹が幼馴染に。
主人公的には一挙両得……なのか? 微妙に背徳エンドにも感じる。
ラストの落とし方は面白かったけど、全体的には説明不足と
すっ飛ばし展開が横行する、典型的な美少女ゲーム原作十五分アニメだった。

(TVK)φなる・あぷろーち(終)

☆感動の最終回――は前回に済ませたので、最後はバカ話で締め。
構成勝ちだなー。前回あれだけ盛り上げておいて、結局ハーレムオチとは。
バカアニメに徹しつつ、ラス前二話でシリアスもやっておいて、
最後には元に戻る、という短いシリーズのなかで結構色々やってくれた。
根本的な作品のノリが合う合わないはあれど、サービス精神に溢れた
意外な佳作だったかな、という気がする。

12/24(金)

(映画)長靴をはいた猫

☆六十年代の傑作アニメ。
今日的な見所としては、宮崎駿の原画パート。
三段飛び、塔の壁面を螺旋に昇りながら追いかけっこ、
お姫様が外に出たら風に吹かれてスカートがブワァ――と、
のちにカリオストロの城でリファインされるシーンが多数出てくる。
というかお姫様が風に吹かれる絵、本当にそのまんまだ……。
あと、たぶん大塚康生原画なんだろうけど、
魔王の顔がコナンのダロス船長に見えて仕方がない。

(映画)YAWARA! それゆけ腰ぬけキッズ!!

☆映画、なんだけど内容としては子供向け教育アニメといった趣きの小品。
柔達レギュラーメンバーはあくまでゲストのような扱い。
ただ、そんななかにもちゃんと柔の風呂シーンがあって、
しかもそれが結構きわどい。押さえるところは押さえるんだなー。

トランスフォーマー スーパーリンク(終)

☆ユニクロンとエネルゴンとガルバトロンがスパークして暖かな太陽に。
アルファQはガル様に照らされながら幸せに眠るのか……それも何だかな。
いいところ全部ガルバトロンが持っていってしまって、
キッカーもコンボイもこれといった活躍がない。
なので少し消化不良感が残るが、作品全体を通じてのキッカーの成長は
ちゃんと描けていたと思うので、よしとしておこうか。
「マイクロン伝説」からの設定引き継ぎが上手くいっていなかったり、
途中で中だるみや迷走があったりはしたが、最終的には佳作に仕上がった印象。
ただ当初期待された大傑作とはならなかった。
監督変わったりもしたし、色々あったのかな。
次回作はGONZO製作だとのことだが、どうなることやら。

(映画)GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊

☆原作読んだり色々と特集観たりSAC観たりしていたので
何だかわかったような気になっていたが、そういえば未見だった……。
なので初視聴の素直な感想。もっと難解かと思っていたらそうでもなかった。
原作読んでたこともあるだろうが、それでも大部分をセリフで説明しているので、
要は大体のセリフの内容さえ理解出来れば置いていかれることはない。
ドラマ的な積み上げが不足したまま怒涛の後半に入ってしまう為、
キャラに感情移入するのは難しいが、まあそういう作品でもないし。
むしろ、観終わった率直な印象は「物足りない」だった。
もっともっと過剰でも別にいいように思う。人形使いとの最後の問答も、
原作から随分とマイルドにわかりやすい部分だけ抽出しているようで勿体ない。
尺も、九十分あるにもかかわらず、短過ぎる感じ。
今観るからの印象かなぁ……公開当時は驚異的だったんだろうけど。

(TVK)ToHeart〜Remember my memories〜

☆マルチを探して全員集合。
友情の元に集っているわけだけど、修羅場を更に悪化させているような気も……。
浩之とあかりは完全にくっつき直したようなので、最終回でのマルチの扱いが
果たしてどうなるのか……本当に幻のドラえもん最終回になりそうな。

12/23(木)

舞−HiME

☆舞衣、黎人、楯、詩帆で四角関係成立。
舞衣と楯の関係や想いが未整理な状態なので、
ここでいきなり修羅場に発展するのは少し違和感がある。
自覚の全然ない二人を置いて、黎人と詩帆が暴走している感じ。
で、そんな恋愛のゴタゴタの最中にいきなり軍隊出撃と
日常とバトルが壮大に分裂した展開になってきた。
しかし一番気になるのは壊れて監禁状態のあかねだ……。
あのまんま最後まで救いがなかったら酷過ぎる。

ローゼンメイデン(終)

☆第二期を作れるようにボカした終わり方になるのかと思ったが、
水銀燈関連にはこれ以上ないほど完璧にケリをつけ、
話的にもきれいにまとめながら結局真紅達は帰ってくるという折衷っぽいエンドに。
あのまま真紅が消えていた方がテーマ的には正しかったんだろうけど、
そこはやはり続編への色気を捨て切れなかったのか……。
短いながら、強い萌えと真摯なテーマ追求でかなりの良作となった。
実に色モノっぽい設定を、ここまで高めたスタッフに敬意を表する。

12/22(水)

SDガンダムフォース

◎これぞまさしく最終決戦!!――といった趣きの最終決戦。
ハロ長官の大活躍など小ネタも絶妙に効いている。
ラスト、決着したと思ったらジェネラルが頭飛ばして復活するのに爆笑。
やっぱ最後は頭と戦わなきゃね。キャプテンのラストシューティングも見たいなぁ。

NARUTO

☆口をモゴモゴやって糸を吐き出す描写は、食事時には不釣合いだなー。

(映画)W XIII 機動警察パトレイバー

・機種依存文字はXとIで代用。W13の意味。

☆パト2から随分経って、忘れられた頃にいきなり作られた劇場第三作。
監督は高山文彦。脚本がとり・みき。キャラデザ&総作監は黄瀬和哉。
レイアウトに拘ったスーパーリアル系の作画、軍事・警察といった組織の動きを
説得力を持って描く演出などは、パト2から継承。
物語は、原作にある短編を大幅に脚色したもので、完全に番外編仕様。
前ニ作のようなメッセージ性は希薄で、内容としては要するに
「はぐれ刑事純情派」とかその辺でやっていることと大差ない。
物凄い贅沢に、普通の話をやっているというチグハグ感が
この作品の欠点でもあり、また魅力でもある。
ただ気になるのは、「パトレイバー」という設定そのものが
完全に作品の邪魔になっていること。パト2ではそれでも
レイバーの存在があっての作品になっていたと思うのだが、
今回はあまりにも存在感がなさ過ぎて、最後のバトルが非常に
取ってつけたようにしか見えなくなっている。
公開当時、特車2課の連中をほとんど出さないというのが
一種の宣伝文句になっていたが、最後の最後に固定ファンに媚びて
いらぬサービスをしてしまっているように感じた。

双恋

◎一条姉妹、激突!! 桜月姉妹、玉砕!!
すげー。何だこの修羅場アニメ。あの当初のヌルい雰囲気は何処へ……?
性格の違いのわからなかった一条姉妹が、ここにきてそれぞれ
小清水キャラ、堀江キャラでしかあり得ない性格になってきているのが面白い。
菫子のブチキレ演技は素晴らし過ぎて笑ってしまった。
最後、「みんながぼくを好きになって……そんなのありえないはずだったんだ」と
望にそもそもの設定自体を完全否定させる脚本も凄い。
キャラの表情も凄かった……最終回、どうなってしまうんだろう?

BECK

☆いきなり歌いながら現れる真帆が怖過ぎ。
コユキが全面的に悪いが、何もあんなプレッシャーのかけ方しなくても……。

12/21(火)

スクールランブル

♪全裸播磨に拘束される黒ビキニ沢近もよかったけど、
何気に周防の脇の下描写が凄かった……。

BLEACH

☆チャドブリット発動。
じいさんの回想がちょっと唐突。
石田は今のところサスケのまんまだが、
これからヘタレていくにつれて演技がどうなるのか興味深い。

(TVK)げんしけん

☆会長コスの春日部さんが最後に大ウケしたのは、
振る舞いが会長のキャラそのままだったから、なんだろうけど
会長の性格なんてこれまでの「くじアン」描写じゃよくわかんない……。