1月(中)
>>戻る

1/20(火)

攻殻機動隊S.A.C

☆女性型アンドロイドに入れ込む男の話。
まあ定番。しかしこのあとに放送される番組と
合わせて考えると、結構深い。
手塚以来の伝統って奴か。

(映画)メトロポリス

☆絵と設定は初期手塚、動きはディズニー、
話と破壊描写は大友、それをりんたろうテイストでまとめる。
――って、まとまるわけがねぇ!!
そんなわけで誕生したのは、何ともいえずイビツな作品。
しかしそのイビツさこそがこの作品の魅力。
エンターテインメントとして明らかに間違っている
演出や画面構成を最高技術で投入し、
作り上げられた空想都市、メトロポリスの圧倒的存在感を観よ。
要はこの街の美しさと儚さ、楽しさと狂気、破壊と再生こそが
全てなのであって、人間とロボットの愛とかそういうのは
映画を成立させる為の方便みたいなものなんだろう。
でなきゃティマが人間性を獲得していく過程を、
もうちょっと丁寧に描いたはずだ。
彼女は矛盾の街メトロポリスの象徴であって、それ以上ではない。
これはこれでアリな映画だと思う。
しかし観客が望んだものを思いっきり裏切ってるので、
ヒットしなかったのも当然といえば当然。

PEACE MAKER鐡

◎豊玉さん大暴走の巻。
来る!! きゅうりをくわえて鬼が来る!!
こんな壊れた土方、古今東西あらゆる新撰組ものの中で初めて見た。
勢いで突っ走っていく脚本と、デフォルメ全開の作画が素晴らしい。
しかし前回のシリアスさは何だったんだろうか……。

1/19(月)

(TVK)A−15 超変身コス∞プレイヤー

・前回「R−15」って書いたけど、
それはりぜるの方だった……。

◆あまりにも理不尽な変身特訓に観ていて不快感ばかり覚える。
これ、もうちょっとコメディタッチの描き方だったら
何の問題もないと思うんだけど、シリアスにやられると
状況の不可解さや展開の強引さが目立って目立って……。

♪御主人様とかお姉様とか流行りの百合要素には抜かりなし、か。

ガングレイヴ

◎ビッグダディの決意。
今回の主役は完全にダディ。ブランドンを息子と呼ぶ姿に感動。
そしてそんなダディに「お前のせいでオレはブランドンを失ったんだ」と
憎悪をぶつけるハリー。声優の演技が神懸かってきている……。
それにしても、みんなブランドンが大好きなんだなー。

☆今回ダディを撃ったのは文治なわけだが、
文治はこれで大体の事情を知っていながらハリーの側に
付いたということになるな。その心中いかばかりか。
確実に訪れるであろうグレイヴとの決闘が楽しみだ。

◆マリアとダディの娘の名前が思いっきり日本人名なことは、
次回説明されるんだろうか?

クロノクルセイド

☆作画的にも完成度高いし、話も重厚に動いているのに、
何だろうこの今一つ食い足りない感じは。
やってることが表面を流れちゃってるというか……。

1/18(日)

クラッシュギアNitro

「国府田の“こ”の字は孤独の“こ”〜」
見よ!! これが真主人公、国府田最期の戦いだ!!
思えばただの嫌味なライバルの一人に過ぎなかったのに、
あれよあれよという間に三強の一角として優勝戦線に
生き残る奇蹟の大健闘!! ここまでくれば、
ファンとしても感無量……などと思っていたら、
何とかつて戦った強敵(とも)の声援を受け
勝に大逆転勝利!! 本当に勝より主人公らしい!!

◆けどそのあと亜久沢に秒殺される噛ませ犬っぷりを披露。
やっぱりそういう役回りで、残念なような、安心したような。

☆とりあえず、これにてナベシン演出による
「クラッシュギア国府田」は終了。
しかし最終回で勝が亜久沢に勝つと、全員が一勝一敗で並ぶよな……。
まだ、見せ場は終わっていないのか!?

明日のナージャ

◆結局ナージャは最後まで人に助けられまくってたな……。

☆ローズマリーのこの終わり方はどうなんだろうなぁ……。
こっちも、ナージャ何の役にも立ってないじゃん。
ローズマリーが最後まで引かない、というのは
キャラ的に悪くないけど、やっぱりナージャが
もっと主体的にローズマリーを動かすような形が欲しかった。

・「また見てね」で何かあったらしいが、
見逃しました……。萌えたん?

金色のガッシュベル!!

☆ティオとナオミちゃんが仲良くなっちゃったのは、
拍子抜けだし原作との兼ね合い的にどうなんだろう?

アストロボーイ・鉄腕アトム

◎AIロボット反対派社長の、秘められた過去。
途中までは「命の恩人であるロボットを見捨てて
自分だけ逃げてきたってだけでAIロボットを
あそこまで敵視するのは何故なんだろう」と
思って観ていたのだが、そのロボットの量産型が
大量に現れたシーンで納得。なるほどあれは嫌だ。

☆つまり、人間の側がロボットに感情移入し、
その存在を大切に想えば想うほど、
そのロボットの同型機が売られていたり、
捨てられたりする現実に耐え難い痛みを覚えてしまう。
ロボットは心を持ってます、けど商品です、というのは
恐るべき矛盾だ。青騎士はロボットの側からその矛盾を
どうにかしようとしているが、社長はAIロボットを
全否定することでその矛盾をなくそうとしている。
やってることは真逆でも、問題点は同じなわけだ。
この作品のメインテーマがまた一つ明確になってきた。

(TVK)MEZZO

◆あああ……早くも作画のテンションが落ちてきた……。
カラオケで時間稼ぎとかしてるし。

銀河鉄道物語

◎消え行く惑星で、帰らぬ息子を待ち続ける老婆。
で、有紀が息子と勘違いされてというお決まりの展開なのだが、
とにかく消え行く惑星=田舎の描写が巧みで、
演出のよさと相俟って心の琴線に触れまくる。
そして最後は、老婆は本当の息子じゃないと知っていた、
というこれまたお決まりの展開――と思いきや、
実は老婆も田舎の風景も全て幻でしたという幽霊オチに!!
つまり消え行く景色に想いを馳せていたつもりが、
そんな景色はとっくの昔に消えていたのだという……。
せ、せつない。反則っぽい展開だけど、せつなさで帳消し。

1/17(土)

プラネテス

♪ハチマキとタナベがついにラブラブに!!
恋するタナベの表情の描き方が絶品だ。

カレイドスター

・演出、作監、和田高明。

◎なので凄まじい動き!! そしてアングルがエロい!!
そらとメイの猿のような身のこなしが素晴らしい。
そら殴りに行く時のメイ、速えっ!!

♪しかし今回一番素晴らしかったのはレオンさんだ。
壊れた。レオンさんが壊れた!! そら襲った!!
「いやっ……やめて、痛い、離してレオンさんっ!!」
何て狙いまくった演出なんだ……!!
押し倒されたあと、そらの襟がはだけてるのがまた細かい。

☆そんなこんなで話はまた盛り上がってきた。
今回レオンがヘタレ化してきたことで、
やっぱりラスボスはレイラさんなんじゃなかという
気がしてきたのだが、どうだろう。

鋼の錬金術師

「雨の日は無能なんだから」
これが噂の無能発言か。
雨降っただけで役立たずとは……。

☆ウインリィの両親を殺したのが、その無能であると判明。
それで過去編でウインリィの家知ってたのか?
その辺りはまだ色々と伏線やら何やらありそうだ。
というか、これでウインリィの出番が合法的に増えそう。

(TVK)京極夏彦 巷説百物語

・祝、直木賞受賞。つっても続編だけど。
これでこのアニメの注目度も上がるんだろうか。

☆百介がお人好し過ぎてイラつくなぁ。
何でそこまでするのか、背景があるのだろうか?

(TVK)(新)光と水のダフネ

♪水着アニメと聞いていたのだが、
あの戦闘服みたいなのは水着ですらないぞ!?
あそこまで用途のわからない格好されると
さすがにちょっと引く。

☆優等生が受験に落ちて、家もなくし金もスられ、
最後には強盗ごと銃で射殺されて、以下次回。
ツカミの第一話でこれはないんじゃないか……。
確かにこのままではすっきりしないから、
次回も観ようと思う人はいるだろうけど、
それ以上に作品イメージに悪影響があり過ぎるような。

◎今時珍しいくらい、真っ直ぐに練り込まれた
近未来都市の描写は好感。

1/16(金)

トランスフォーマー スーパーリンク

☆第一話に比べると多少落ちついたが、
それでもCG戦闘などは頑張っている。
キッカーとロードバスターという、
人間側・TF側の主人公が組んだのは
わかりやすくていいな。生意気な性格も
二人でいれば相殺されて嫌味にはならなさそうだし。

♪アレクサは順調に大統領への
野望の階段を上がっているようで。
この時代、TFと交渉が出来るってのは
凄くポイント高いだろうしなぁ。

(TVK)みさきクロニクル

♪前作でもそんな雰囲気あったが、
今作は完全にライアー少佐が主人公か?
少佐が人肌で温めるなんて積極行動に出るとは。
次回で不幸に見舞われそうだが、もしやこの作品
パラレルワールドを回りながら
少佐が恋人をゲットするまでの物語になるのでは……。

1/15(木)

冒険遊記プラスターワールド

◆カッチン姫があまりにもうざったい……。
レギュラー入りするようなので、
痛い目見せてちゃんと成長させて欲しい。

無人惑星サヴァイヴ

☆風呂・トイレ・洗濯の疑問点を解消。
今までこっそり水浴びしてたってんなら、
一度くらいそういう描写を入れてくれても……。

◎ベルとハワードの話を展開させながら、
次回のカオル話への伏線も張っていく辺り細かい。

♪初シャワーシーンがハワードですか。
しかしそれはそれでよし!!
腰ミノハワードを見たメノリの反応面白過ぎだ。

(TVK)超重神グラヴィオンツヴァイ

◎ゼラバイアが再び現れた!! もうのんびりはしてられない!!
――というわけで第二話からギャグ編。何故だっ!?
第一期でやって、よほど楽しかったのだろうか……。

♪紋付袴でピクニックに行くサンドマンに憧れる。
メイド隊やレイヴンもいい感じでキャラ立ってますなぁ。
反面グランナイツの諸君がまったく活躍してないけど。

☆サンドマンの正体がサンジェルマン伯爵ってのは、
妙に説得力がある説だ。
あと、馬の名前からしてグラヴィオンの有人ロケットパンチは
サンドマンの趣味だな。弾劾号ーっ!!

エリア88

☆原作読んでないもんで、
傭兵が個人で戦闘機持ってゲリラと戦ってる
世界観にいまいち馴染めない。
ファンタジーと割り切ればいいんだろうか。
熱い男のドラマは結構好きになってきた。

1/14(水)

NARUTO

・一時間SP。けどタイトル、主役共にサスケ。

☆サスケの体術は見事な動き。
反面、全体的には回想多過ぎ。
千鳥の音はいい感じだったけど、
雷切の時あんな音してたっけ――というのは禁句か?

(TVK)(新)BURN−UP SCRANBLE

☆何で今この時代にバーンナップなんだろうという
根本的な疑問に対して、美少女がアクションしまくる
作品が作りたかっただけなんです、と正直に答えている第一話。
本当に、それ以外何もない。
まあ商売としては悪くないんだろうけど、
どうせやるならもっとハジケて欲しかったなぁ。

♪胸揺れパンチラはあるけど、情念を感じるほどのものでもない。
キャラデザは悪くないんで、こっちももっと頑張って欲しい。

マリア様がみてる

◎専門用語の嵐が多少収まったおかげで、
素直にドラマを観ることが出来る。
色々とアヤシイ状況やセリフもあるが、
そういう邪念抜きでも充分面白い。

♪しかしアヤシイ状況やセリフを深読みすると
より楽しいのは事実だ。
お姉様と連弾、ってだけで妙にエロい。

十兵衛ちゃん2〜シベリア柳生の逆襲〜

◎剣戟作画は第一話に続いて凄まじい。
この作品が「作画アニメ」になるとは……。

◆ドラマの方はキャラにしても展開にしても、
前作を引き摺っている部分が多過ぎて
まだ乗り切れていない印象。
回想部分、自由以外は喋るんだな……。

R.O.D−THE TV−

・放送が一回ぶん早ければぴったりだったんだけどなー。
正月過ぎてクリスマス話か……。

◎前半、ねねねの作家としての決意表明。
後半、三姉妹の出逢いのエピソード。
どちらも素晴らしい。
三姉妹、出逢って二年しか経ってなかったのか。
それを思うとこれまで見せてきた深い絆も観方が変わるな。

◆しかし、マリア様の前でスール宣言するのは
偶然なのか? 狙ってやったのか?

GUNSLING GIRL

☆義体を完全に道具と割り切る担当官と、
その担当官に全てを捧げる少女。
ラウーロの考えは、正常っていや一番正常ではある。
が、それゆえにやり切れない想いが募る。

1/13(火)

攻殻機動隊S.A.C

◎これだけ凄まじい作画と硬派な設定でありながら、
やってるドラマが「はぐれ刑事純情派」みたい。
いい意味で面白いと思う。

☆企業・軍隊・宗教なんかの絡むシナリオや、
農道から都市部に向かう暴走車を追っかける展開なんかは
もろにパトレイバーだなー。オマージュなのか?

♪タチコマ可愛い。名前変わったけど
一番原作に近いキャラだと思う。

(新)なるたる

◆CM……というか番組中に
通販番組が挟まってるような構成は何なんだ?
TBSも変なことする。

☆OPと第一話で原作を知らない視聴者を騙す。
あれだけ観たら後の展開なんてとても想像つかない……。
しかしあのOP、本編との緩衝材とするような
配慮があるのかも知れない。
実際、原作はどうにも肌に合わなかった筆者も、
アニメは観続けられそうな気がした。
CSで先行放送された作品だが、
際どい描写は地上波ではどうなるんだろう?

♪ああ、能登麻美子ってヤミ帽の前に
この作品でも色々と演ってたんだなぁ……。
明の電波ぶりはなかなかいい。

1/12(月)

(TVK)(新)R−15 超変身コス∞プレイヤー

☆十五分番組だし、タイトルからして
気楽なお色気ものだろうなと思っていたら、
展開がシリアス一辺倒で戸惑った。
この設定でこの絵でこのキャストで
真面目に変身ヒーローものやろうってのか?
企画段階から何かかおかしい作品だ……。

◆R−15と名乗ったわりには、エロ控えめ。
抱き合わせの「りぜるまいん」再放送の方が
サービスもいいし面白いような……。

ガングレイヴ

「オレは裏切られたんだ!!
あいつはオレよりあのオヤジを取りやがったんだッ!!
許せるわけないだろッ……ブランドン!!」

なるほど……そういう心理だったのかハリー……。
素晴らしく切れ味のある脚本。
ああいう形でハリーの本音を引き出すとは。
ブランドンを失った各キャラの反応も、実にいい。
文治は複雑というか素直じゃないというか、不器用だなぁ。
しかし九頭組ってネーミングはどうなんだ。

☆さて、次回で過去編が終わっていよいよ第一話に
戻っていくわけだが、尋常でない過去編の積み上げのおかげで、
テンションは落ちずに済みそうだ。

クロノクルセイド

◎アイオーンの悪魔の囁きに魅入られていくロゼット。
描写の派手さに話が追いついてきたという印象。
このまま上手くいけば、ラスト近くで
怒涛の盛り上がりがきそうな気がする。
……それまでに崩れなきゃいいが。

1/11(日)

明日のナージャ

◆ナージャ、役立たずにも程があるんじゃないか……。
勝手に動いて勝手に閉じ込められるなよ。
他のみんながナージャを心配して頑張っているのに、
当人があまりにも情けない姿を晒し過ぎなんじゃないかと。

金色のガッシュベル!!

♪鈴芽の温泉シーン? どーでもいいよそんなの――
などと思っててすいません!!
鈴芽と清麿母があんな巨乳だったとは!!
鈴芽に対するスタッフの愛がこれほどとは思わなかった……。
あと清麿母も。タオル越しの尻!! 浴衣越しの胸!!

◆その一方、バトルは原作を端折ってたり。

アストロボーイ・鉄腕アトム

☆タイムハンターは未来からきたのか、
パラレルワールドからきたのかどっちなんだ?
事によっては物語の全てをぶっ壊しかねないだろ。

こちら葛飾区亀有公園前派出所

◎両津マンガ塾……っていうか代○ニっぽいぞ。
本編で使われたマンガ原稿はアニメーターが描いたのかな。
みんな、えらい上手い。元マンガ描き多いのか……。
「絵の上手い奴に人気マンガそっくりの作品を
描かせればいいんだよ!!」
のセリフで、
アレとかアレとか思い出して爆笑。

(TVK)MEZZO

◎幽霊の次は宇宙人かよっ!!
とことん人を食った脚本だなぁ。好きだ。
一方で、テンポやアクションなど
娯楽性に直結する部分は物凄く出来がいい。