4月(上)
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4/10(土)

プラネテス

・あっ、危なっ。三十分放送時間が押してた……。

☆宇宙に広げよう、友達の輪っ。
うーん、理屈は通ってるんだけど、前回までの凄まじい展開と比べて
安易なところに落としてまとめちゃったなーという印象は拭えない。
ハキム射殺しちゃってもよかったんじゃないか?
クレアの空気奪っちゃってもよかったんじゃないか?
その上で、あの悟りの境地のような状態に行きついた方が
人生の壮絶さと人の縁の尊さが引き立ったのではないか?
悪くないんだけど……何か「リヴァイアス」の最終回と同じような
消化不良感がある。ここまでやっといてそんな綺麗に落とすなよ、
というちょっと理不尽な要求なんだけど……。

☆しかしまだ終わったわけではない、
最終回が実際、どのようにまとめられるのか非常に興味深い。

今日からマ王!

☆男同士で求婚、そして相撲。
徐々に本性を現してきたようだなこの作品……。

DAN DOH!!

☆やはりダンドーの性格が、初期では結構違う。
今のところは普通のゴルフアニメで、
この作品独自の魅力(つまりはダンドー虐待)が
出てくるまでは、まったりいきそう。

ケロロ軍曹

◎ミルモ――じゃない、タママ二等兵登場。
飼い主と共にインパクト非常に高し。
キャラ立ち抜群。しかしこのレベルのキャラが
続々出てくるとなると、凄い世界が形成されていきそうだ……。

☆この作品のテンポ、どこかで憶えがあると思ったら、
監督が「オコジョさん」の人なんだな。
総監督の佐藤順一のお膳立ての元、
山本監督がついにその辣腕を解き放ったってことなのか。

♪パンチラは不可でも、ギリギリ見せないアングルに果敢に挑んだり、
ブルマは執拗に描き込んだりする姿勢に大満足。

鋼の錬金術師

☆前回見逃した新OP&EDの感想から。
アクション満載のOPは、曲よりも絵の印象の方が強い。
EDに至っては……すいません絵に気を取られて曲聴いてなかった。
ウィンリィが回るカット、凄まじい出来映えだ……。
スタッフのウィンリィに対する執念を感じた。

☆で、本編。師匠登場。
圧倒的に強く、恐ろしく、しかし優しい女性。
エルリック兄弟って常に「いい大人」に見守られているなぁ。
しかし昔はそれに気付かず、
母の面影を追って人体練成に挑んでしまったと……。
自分達を想ってくれている存在に気付くたび、
過去の傷が深まっていくという構図は痛々しくも面白い。

(TVK)美鳥の日々

☆綾瀬さんセイジに惚れるの巻。
作品イメージが実にシリアス、かつ正統派であることに、
原作の現状を知っている身としては驚かされる。
が、考えてみれば初期は確かにこんなノリだったんだよなー。
綾瀬さんもあんなに真面目で……いつからコワレていったんだろう?
高見沢登場で何かが変わったような気もするが、
その辺アニメではどうしていくんだろうか?

♪美鳥の胸より何より、不良に連行されていく綾瀬さんがエロかった。

(TVK)光の水のダフネ

◎第二話で捕まった三兄弟が、妹の助けで脱獄。
そして再びマイアをさらって、再びバカコントを繰り広げる。
やっぱりこの作品は、こういうバカやってこそだなぁ。
宝捜しをするということなので、今後も四兄妹に出番はありそう。

4/9(金)

(新)魔法少女隊アルス

・「天才ビットくん」内で放送。

☆十分という時間もあってか、展開飛ばし気味。
魔女に憧れる少女が異世界に飛ばされたものの、
その世界の魔女達は少女が憧れるものとは少し違っていた――というわけで、
ファンタジーでありながら現実的な要素を強く押し出す作りの模様。
スタジオ4℃が手掛ける作画は独特でありながら完成度高し。
このまま行けばかなり特異な作品になりそう。

(新)まっすぐにいこう。

・以前、数話製作された作品の正式TVシリーズ化。

☆恐らく第一期は「お試し版」みたいなものだったのだろう。
第一期ではすでに付き合っていた主人公カップルの出逢いから、
今回のシリーズは始まっている。
クオリティーは第一期とほぼ同等。雰囲気は相変わらず非常にいい。
深いこと考えずぽけーっと観て、ほのぼの気分に浸るのが正しい見方か。

4/8(木)

(TVK)ホイッスル!

・第一話見逃したー。変な時間にいきなり始めるな、TVK。

☆もう随分前にCS放送されていた作品。
原作は02年に終了だから、結構経ってるよなぁ……。
なので観ていて「懐かしい」という感情ばかり湧く。
あとは小向美奈子はクセになりそうな声質してて、意外といいなぁと。
新番組としてはカウントしない。懐古的に楽しみたい。

絢爛舞踏祭 ザ・マーズデイブレイク

◎気楽に観られて非常に面白い。
リアル系ロボットアニメでこんなに気楽に観られる作品は珍しい。
いちいち伏線とか燃えとか萌えとか片意地張って作っていない感じがいい。
ごく普通に、ごく普通のロボットアニメを作っている。
「いい作品」を作ろうとし過ぎて過剰に走る作品が多い今、実に貴重。
気楽過ぎて強烈に惹き付けるものに欠くのが嫌な人もいるだろうが、
個人的にはこの気楽さを維持したまま進んでいって欲しい。

無人惑星サヴァイヴ

◎アダムの両親、スライム説。
あれは本物なのか、それとも両親に擬態したスライム状の物体だったのか?
ともかく「コノコヲ、タノム」とか言ってた連中が元凶だったことが判明。
何だか行く先に大バトルの予感が広がっていく。どうなることやら。

最遊記REROAD GUNROCK

◆紅骸児が洗脳されて暴れてる間、三蔵一行は熊と戯れてました。
……スタッフ、やる気あるのか?
韓国作画より脚本の方が問題多いと思う。
三蔵一行はいつからあんなオトボケ四人組になってしまったんだ……。

恋風

☆無邪気に甘えてくる妹にドギマギする二十七歳。
駄目過ぎて笑う。が、笑っていられるうちはまだいい。
ここからどのように泥沼に嵌まっていくのか楽しみだ。

天上天下

☆鼻からゲロをぶちまけろ!!
作画は相変わらず韓国で、もしかしたら全編韓国作画で
通す気なのかも知れないが、こういう無茶をしてくれるならそれもよし。
アクションも結構しっかりした動きをしてくれて、不安は払拭された。

4/7(水)

テニスの王子様

◎超テニス人覚醒!!
もっとオーラ全開、嵐を巻き起こすような演出でもよかったなー。
演舞テニス・阿久津ジャンプ以外のライバル技も使ったのは燃えた。
しかし阿久津ジャンプは何の意味があったんだろうか……。

NARUTO

☆OP&ED変更。早いな……。
演出はガングレイヴが終わって伊達作品に帰ってきた都留稔幸。
ただ、作業時間がなかったのか、あまり動きまくるような作りではなく
止め絵を効果的に見せていくタイプ。それでもセンスは抜群だけど。

◎渦巻くナルト忍法帖!!
決意の千人影分身、ガマ親分召喚、二大怪獣超激突、九尾変化と
これでもかという燃える展開の畳み掛け。クライマックスにふさわしい。
あとは次回を上手くまとめてくれることを願うのみ。

(新)キン肉マン2世 アルティメット・マッスル

・日本では打ち切り食らったが、アメリカでは続いていた。
それをゲームの発売に合わせてようやく放送。

☆OPとEDがあまりにも間に合わせで激萎え……。
絵が間に合わなかったのはともかく、何だあの気の抜ける歌は。
ハッソマッソーが良過ぎたこともあって、落差が酷い。
内容自体は、前作……という分け方をする必要もないほど前作からの続き。
次回ベンキマン登場らしいので、ちょっと楽しみ。

(新)鉄人28号

・名作ロボットものを、今川泰宏監督がリメイク。
今川監督のロボものとしては、
やり過ぎて監督降ろされた真ゲッター第一話以来か?

「ビル〜の街っにガオーッ!!」
OP最高。あの初代の名曲をここまで美しくリメイクするとは。
正直、キャラデザや今更鉄人という企画のあり方に疑問があったが、
あのOPとカッコ良過ぎる鉄人のシルエット観て全て許せる気になった。
今川フィルターかかると本っ当に古典ロボはカッコ良くなるなー。

☆しかし物語となるとまだ良し悪しの判断は出来ない。
肝心の鉄人がまだ活躍してないからなぁ。
あとは「ショタコン」の語源である正太郎くんが、
どこまで可憐な姿を見せてくれるかが問題だ。

4/6(火)

(新)陸奥園明流外伝 修羅の刻

☆「修羅の門」やらないでいきなり外伝かい。
ともかく各時代最高の武人と戦い続け、未だ無敗を誇る
陸奥園明流の戦いの歴史を語る大河物語。そのVS宮本武蔵編。
基本的に原作通りに進行しているようだが、
やはり陸奥園明流について予備知識がないと、
単なる格闘時代劇ものの導入にしか見えず勿体ない。

♪男装若様はよかった。
これを掴みにする為に武蔵編から始めたのかと思うくらい。

まぶらほ(終)

☆何だかんだでいつも通りのノリで終わった印象。
この作品にはそれでよかったんだろうけど。
可憐な少女として第一話で登場した夕菜が、
最終回ではすっかり嫉妬の鬼と化しているのが面白かった。
和樹が死にかけてるのにエゴ全開で灰を戻すのを拒んだ千早といい、
最期に女の情念の部分に踏み込んでしまったのは、
いいのか悪いのか……萌えアニメとしてはどうなんだろ?

(新)わがままフェアリーミルモでポン! わんだほう

・監督交代。一部スタッフも入れ替わりかな?
何で「ごおるでん」の最終回があそこまで総括的なものだったのか
不思議だったが、あれは「カサヰ監督作品の」最終回だったんだな……。

☆で、監督変わって新展開。
異世界からやってきたタコに促され、七つ集めると
どんな願いでも叶えてくれるドラゴンボールっぽいものを探して
旅に――は出ないで、いつも通り学園生活を送る。
クリスタル探しなんてあんまりな設定に対して、
楓達がまったく乗り気でなかったり「願いは自力で叶えないと意味ない」と
さっさと核心を突くテーマをぶっちゃけちゃったりする、
色々な意味でのやる気のなさは何なんだろう……?
とりあえずしばらく様子を観たい。

(TVK)(新)花右京メイド隊La Verite

・十五分番組だった前作の続編――ではなく新作リメイク。
キャストは一部引き継ぎ。

☆十五分だったせいで展開飛ばし気味だった前作と違い、
今回は各エピソードをしっかりと見せている。
とはいえ、その各エピソードってのは結局全部メイドさんが
あーんなことやこーんなことをしているだけなのだが……。
ま、それがメインの作品なんだからどうこう言っても仕方がない。
単純にサービスを楽しめばそれでいい作品だと思う。

(新)MONSTER

・原作、通しては読んでいないのでほぼ未読。

☆浦沢直樹の大ヒット作品のアニメ化。
かなりの長期間放送をクオリティーを確保しつつ行う模様。
まだ冒頭も冒頭なので、ストーリーについては何とも言えない。
作画と演出は上々。キャラに「芝居」をさせるリアル系の作り。
ただ、TVで観るにはちょっと濃い。馴れの問題か?

(TVK)(新)神魂合体ゴーダンナー!! セカンドシーズン

☆続きが気になる引き方された第一期から三ヶ月、待望の第二期。
しかし今回はほとんど第一期の回想……。
静流全裸、のち復活は嬉しかったけど。
公司が熱かったのも嬉しかったな。
第二期ではついに活躍の場がきそうで楽しみ。

(新)RAGNAROK THE ANIMATION

・韓国産大人気ネットゲームを日韓合作でアニメ化。

☆ネットゲーム原作、という前知識がないと単なる古臭い
ファンタジーアニメにしか見えない。
所々にゲーム独自の用語が説明なしで出てきたりするのを考えると、
原作ファンを第一にしたアニメであるように思える。
普通のファンタジーアニメとしては、まあそこそこなんだけど、
もう少し一見さんを取り込むような仕掛けがあってもよかったかと。

(新)爆裂天使

・アニメ誌にCGでのキャラ絵が載ってたりしたんで、
フルCGアニメかとも思ったのだが、
普通にキャラ2D、メカ3Dという作りだった。

☆美少女ガンアクションに、ロボ要素を追加という感じか。
どちらもよく出来ているが、目新しさはあまりない。
今後キャラの魅力がどこまで伸びるかが鍵かな。

(新)忘却の旋律

「目覚めろ、俺のメロス!!」
爆笑。これ、スタッフは狙ってやってんのかなー?
ともかく物凄いデンパ世界観。
大人=世界の秘密を忘れたり隠したりしている汚い連中。
同級生=大人の言うことを鵜呑みにしているバカばっかり。
自分=孤独の中でそんな世界に疑問を持っている。
――といういかにも過ぎる設定の中、ゴミ拾いのじいさんや
ホームレスにしか見えない男が言う「世界の秘密」を信じ、
「戦士」として「覚醒」する主人公。
決めゼリフは「目覚めろ、ぼくのメロス!!」だ!!
……ここまでやられるともう何も言えない。
悩める青少年には共感を、それ以外には壮大なネタを提供してくれる
多方向に楽しめる作品になりそうだ。

☆しかしこういう世界観には、やっぱりもうちょっと
作り手の切実な悩みが反映されて然るべきという気はするなぁ。
どうもこの作品は既成の要素を継ぎ接ぎしているだけに見える。

4/5(月)

(新)Get Ride! アムドライバー

・第一報を聞いた時から妙に気になっていた作品。
何というか……伝わってくるもの全てが微妙で。
で、実際観た感想も微妙。

☆人類を追い詰めた謎の敵に唯一対抗することの出来る存在、
それがアムドライバーだ。
強化スーツに身を包み華麗に戦うその姿に人類は希望の光を見る。
そしてアムドライバー達は……みんなのアイドルになってしまったのだ!!
理屈はわからんでもないが、無茶だろその設定は……。
人類が追い込まれているという危機感と、
アムドライバー達にキャーキャー言ってる世界の描写が噛み合わない。
もしかしたら滅亡の危機に瀕して幻想に逃げ込む人類の愚かさを
風刺するような意図があるのかも知れないが。
設定は面白いので、世界観をもっと強固に作り込んで欲しい。
キャラや作画レベルも、やっぱり微妙。
爆発的によくなりそうな気も、このまま低空飛行を続けそうな気も両方する。

(新)MADLAX

・ノワール、ドットハック、アベンジャーときた、
真下耕一監督によるスタイリッシュ(?)アニメ四作目。
今回は脚本・シリーズ構成に黒田洋介が参加。

☆全体的にはノワールから続く流れに忠実に乗っかっている。
音楽の使い方といい、説明を放棄したシナリオといい、
変なポージングといい、当たらない敵の弾丸といい、真下節全開。
しかし、全ての面で過去作より確実にパワーアップしている。
完全にこの作風が固まってきたおかげで、作り込みが細かくなったのか。
ジャングルにパラシュート降下するのに生足だとか、
いつもは擬似全裸だったEDが本気全裸になってたりとか、
リアリティーとサービスの割り切り方も見事。
特にEDはついにテレ東の張る一線を超えてくれて、
単にエロいとかいう以上の意味で、よくやってくれたと思う。

☆このままではいつもの真下作品らしく、
ストーリーは訳わかんないまま終わりそうだが、
そこは黒田洋介に期待せずにはいられない。
真下監督にどうか盛り上がる脚本を渡してくれ……。

4/4(日)

金色のガッシュベル!!

◎OP変更。
コルルはやっぱり特別扱いされるのだなぁ……。
ノリよく熱血な感じでなかなかいい。
レイラがワンカットとはいえ出てきてくれて嬉しかった。
しかしシェリーは終始修羅モードだな。

☆ゾ……もといロードとガッシュをここで対面させるオリジナル回。
この変更は悪くない。始めから「ロード許せん」状態に
ガッシュ&清麿が入っている方がわかりやすいだろうから。
コ……もとい仮面の少女の悪女ぶりも素敵。

(新)それいけ! ズッコケ三人組

・原作、何故か「謎の海賊島」だけ持ってて凄い好きだった。
これまでもNHK教育でドラマ化、日テレでTVSPアニメ化などされていたが、
TVアニメとしてシリーズ化されるのはこれが初めて。

☆絵、話共に異様に古い。
しかしこれは古いというより「懐かしい」を狙ったものと見るべきだろう。
そう考えると結構居心地のよい作品世界が構築されていることがわかる。
原作の持ち味を活かすにはこれでいいのだと思う。
だが、今の子供達を惹き付ける力を持てるか、というと未知数。

(新)レジェンズ〜甦る竜王伝説〜

・監督、大地丙太郎。作画製作は韓国メインの模様。

☆「おじゃる丸」っぽい単純ほんわか系絵柄で
ハイスパートギャグをやるという大地監督の集大成的な作り。
しかも「商品の宣伝」もちゃんと行っている。
それらが組み合わさって奇妙な味わいのある世界が構築されている。
しかし、それが魅力的なのかというと、まだ何とも言えない。
絵柄とギャグが噛み合っていないように見えるし、
世界の雰囲気と玩具の存在も噛み合っていない。
上手い具合に混ざり合ってくれば、
面白いことになりそうな予感はあるんだけど。

☆韓国スタッフによる作画は、とりあえず問題なし。
韓国スタッフのレベルも、近年確実に上がってきている。
別にこの作品は作画崩れても構わなそうな感じするけど。

◆どうでもいいけど、岡村明美は個人的に
声聞いただけでは判別付かない声優ナンバー1。演技幅広過ぎ。

(新)マシュマロ通信

・こちらは作画のみではなく、絵コンテまで韓国スタッフの模様。
実質的に日韓合作だろうか?

☆えーっと何てったっけ、あのヒヨコ、
バックスバニーの仲間の……ああど忘れした。
ともかくあんな感じの眼をした独特のキャラデザイン。
第一印象は引くが、声や動きと一緒になると、途端に魅力的に見えてくる。
キャラ自体も結構よく立っていて、ストーリーも爽やかで好感度高し。
まだ不確定な要素が多いが、意外と掘り出し物なのかも知れない。

◆しかし、韓国と組んだ作品二つが同時間帯にぶつかるとは……。
言われ始めてから五年くらい遅れたような気はするが、
ようやく韓国の脅威がやってきたのだろうか?

◆そういや、天野由梨もぶつかってるな。
復帰してから引っ張りだこ。

(新)火の鳥

・本来はハイビジョン放送。

☆作画・演出共にさすがに妥協なし。レベルは非常に高い。
原作の持つ深いテーマ性を追求しようという想いも
ひしひしと伝わってきて、NHKの本気がそこかしこに伺える。
「アストロボーイ・鉄腕アトム」もある種そうだったが、
この作品は日本のTVアニメは現在どこまでやれるのか、
そしてどこへ向かうのかを計る、絶好の試金石になると思う。

(新)せんせいのお時間

・原作未見。内容もほとんど知らない状態。

☆で、観た印象は「あずまんが大王」。
恐らく原作は萌え四コママンガなんだろう。
別にそれ事態は今や珍しくもない。
ただ、この作品独自の魅力というのがまだ見えてこない。

◆というか日曜深夜枠でやる内容じゃないと思う。
ここしか枠取れなかったんだろうけどさ……。

4/3(土)

遊☆戯☆王デュエルモンスターズ(再)

☆「ぼく」口調の海馬が面白過ぎる。
この頃はまだ普通に嫌味な優等生だったのになぁ……。
何がどうしてあそこまでハジケてしまったのやら。

(新)マーメイドメロディーぴちぴちピッチ ピュア

・ピュアっつーとどうしても実写化かと思ってしまう……。

☆OPがちょっと大人っぽい雰囲気に。
これまでの元気で能天気な主題歌が好きだったので少し残念だが、
作品内容をそういう方向に持っていこうという想いの現れなのか?

プラネテス

「この空気があればッ……助かるッ!!」
「愛」。
タナベの愛がついにクレアなりハチなりに届くのかと思ったら、
まさかタナベの愛の薄っぺらさがこれ以上ない形で暴露される回だったとは。
何て凶悪なシナリオなんだ。土曜の朝からお茶の間を極限世界に叩き込む。

☆トイボックスでフォン・ブラウンを押し上げるんだよ!!――という、
ロボットアニメ的燃えシチュエーションを、そんな現場の想いは関係なく
どこか遠い場所の政治的判断で事態は解決してしまうんだよ、という
極めてミもフタもない現実でバッサリと切り捨てる谷口監督の鬼っぷりに痺れる。
本当に、鬱展開に妥協を一切持ち込まない人だ……。
叩き落とす時はもう親の仇のように叩き落とすな。
しかしここまで落としておいて、あと二話でどう拾い上げる気なんだ?
クレアを死に追いやったことを苦にタナベ自殺、
ハチマキはそれを知っても何の感慨も持たず、
「ああ、俺はもう地球にいていい人間じゃない」と
全ての未練を断ち切って孤独に木星を目指す。完!!――とかか?

(新)今日からマ王!

・マは○の中にマ。

☆美少年いっぱい女性向けアニメ、とのことだが
特に男性が引くほどの描写はまだない。
むしろ設定の無茶苦茶さにびっくりする。
そして設定にしろ全体の雰囲気にしろ、妙に古い。
こういう直球なRPGゲーム世界観、久し振りに見た。
一回りして逆に新鮮に見えるほど。

(新)DAN DOH!!

◆OPが第一話を素材に適当に作った感じなんだけど、大丈夫なのか……?

☆展開すっ飛ばしまくり。
新庄先生が何でダンドー達のコーチを引き受けたのか、
またダンドー達がどんな努力をして新庄に認められ
新庄を尊敬するようになったのか、という重要な部分が
すっぽりと抜け落ちてしまっている。よって違和感大。
第一話で試合まで行こうとしなくてもよかったんじゃないか……。

☆風間って誰だっけ? 初期の登場人物は本気で忘れてるなー。

(新)ケロロ軍曹

・原作、そういえば完全に未見だ。
最後に買った少年エースが、ケロロが始まる前の号だったような……。

◎ともあれ、原作知らずともまったく問題なく面白い。
ハイテンションな展開、可愛いキャラ、文字演出やナレーションの使い方など
全てにおいて隙なく、かつアイディアに溢れ、更に堅実な作り。
アニメファン受けする要素を満たしながら、
一般受けをちゃんと意識しているのもいい効果になっていると思う。

☆唯一残念なのはパンチラ規制だが、
見せられないならシチュエーションで勝負だ、
というスタッフの心意気は感じられる。

鋼の錬金術師

やってもうたっ……!!
時間移動忘れてたーーーーっ!!!!

・というわけで見事に見逃しました。
嗚呼……新OP&EDお披露目だったのに……!!
ウィンリィメイン回だったのに……ッ!!!!
これ過ぎたらもうウィンリィメインなんてないんじゃないか……?
あー、いつもはちゃんと時間確認するんだけどなぁ……。
新番組が立て込んでたせいか、ハガレンへ注意が向かなかった……無念。

(TVK)(新)美鳥の日々

◎失礼なことを書くが、「美鳥」にこのクオリティーは勿体ない……!!
美しく作り込まれたモノレールの走る街並み描写にまず感動。
丁寧な心理描写、凝った演出の数々にまた感動。
しかし最後まで見続けた結果思ったのは、
スタッフは何を勘違いして「美鳥」にここまで入れ込んじゃったんだろう、
という失礼な心配だった。
いや、物凄く嬉しいんですけどね!!
けど「美鳥の日々」ってサンデー読者としては
ここまで力入れられてアニメ化される作品だとは思わないじゃない。
中堅ラブコメ作品で、適当に――というと語弊があるかも知れないけど、
それなりに作っとけば多少作画が崩れたって誰も文句言わない類の作品じゃない。
それをここまで本気で作ってしまったスタッフは、本当に偉い。
第一話の様子からして、原作でもまだ数回しかないシリアスな視点を、
物語の中心軸として据えるようだ。
こうなると、もしかして傑作になるんじゃないかと期待してしまう。

(TVK)光の水のダフネ

◆最終回かと思ってた……。
この作品、2クールあったね。

♪祭り会場で、完全武装の警官隊と一緒に
あのエロ水着で警備しているマイア達は一体何なんだ?
そして、相変わらず何で誰も突っ込まないんだ?
さすがに今回は違和感凄過ぎ。

4/2(金)

トランスフォーマー スーパーリンク

♪妹アイキャッチ可愛い。

☆月に生き残りがいたのはいいとして、
何でエネルゴンタワーの台座なんて作ってたんだ?
その情報は一体どこから……?
つーかそんな設備と体力があるなら、救援呼べよ。

4/1(木)

(新)アクアキッズ

・韓国産フルCGアニメ。
☆技術レベルは申し分ない。ストーリーも設定も、
キッズアニメとしては上々の出来。悪くない。
が――そういう評価の全てがキャラデザ一点で吹っ飛ぶ……。
駄目だ、あのキャラはどうしても受け付けない。
ポトリスでも思ったが、韓国アニメがオリジナリティーを発揮すると、
日本人には受け入れがたい色を発してしまうらしい。
香港のゼントリックスは完全に日本寄りだったが、
この作品のテイストはむしろアメリカに近いのかも。スポンジボブとか。
実際、アメリカではそれなりに受けているという話を
聞いたような気もする(確証なし)。
日本アニメの記号に染まり切っていない子供層になら、
受ける可能性あるんだろうか?

(新)絢爛舞踏祭 ザ・マーズデイブレイク

・ガンパレードマーチと微妙に繋がっているらしいが、
今のところはほとんど意識されないレベル。

☆まず、最近キッズアニメに特化していたテレ東夕方枠が、
ロボットアニメを始めてくれたことを嬉しく思う。
内容も、明るい雰囲気でロボットアニメ王道を行っていて好感度高し。
水中戦メインのロボットものというのはありそうでなかった新機軸。
潜水艦もの、海洋もののテイストなんかも入ってくるんだろうか?
それ以外は王道過ぎてまだ目に付く要素はないが、
基本がしっかりしているので、話が進めば大化けしそうな予感あり。

◆しかし水中戦メインだとスパロボ参戦難しそうだ……などと思ったが、
ソニーとのメディアミックス企画なんだからそもそも参戦の可能性はないな。

ポケットモンスターアドバンスジェネレーション

☆OP変更。ちょっと盛り上がりに欠くかな。

無人惑星サヴァイヴ

◎語られる、カオルの過去。
出来る限り他人と関わらないように務めながら、
何故か人助けは賢明に行おうとするカオルの過去としては、
非常に納得の出来る内容。
これまでクールに徹していたカオルが泣き崩れる様も感動的。

◆このあと、宇宙に投げ出されたルイが宇宙征服を企む
アダムの同族に回収され、改造人間としてカオルの前に
再び立ちはだかるような展開に……なったりしないか?

(新)最遊記REROAD GUNROCK

・時間帯移動して続編。

☆普通にリロードの続き。
いまいちぱっとしないリロード開始直後がまたやってきた印象。
さっさと紅骸児の話に入ってくれるようなので、そこだけ期待。

(新)恋風

・原作、結構頻繁に立ち読みしていたはずなのだが、
作品名、今まで「れんぷう」って読むんだと思ってた……。

☆いい年した男が長年離れて暮らしていた年の離れた実妹に
本気で恋をしちゃってさあ大変、というお話。
萌え作品の無茶設定を、リアルな舞台でやったらどうなるかという、
ある意味恐るべき実験作。アニメもその辺は心得ているようで、
街並みはリアルさを追求、主演二人には素人っぽい声優を起用。
妙に生々しい雰囲気を生み出すことに成功している。
妹役の声優さんのたどたどしい演技が、逆に淫靡だ……。
萌え記号的展開と、生身の心理が軋みを上げてぶつかり合う、
その様子を楽しむ作品だと思うので、本領発揮はもうちょっと先か。

◎最後のセルフパロディ的おまけは面白い。
けど、面白いけどあれで視聴者を冷静にさせては勿体ないと思う。

(新)天上天下

・原作、読んでるような読んでないような……。
雰囲気は知っているけど筋は知らないという感じ。

☆ボンバヘッ!!
何で今更ボンバヘッドなのか……OPで若干の不安がよぎる。
胸揺れまくり、パンチラしまくりのサービスはいい。
宗一郎役の総一郎も、スクライド以来の叫び役でハマっている。
ただ……格闘アニメのはずなのにあまり動かないなぁと思っていたら、
EDで恐るべき事態が発覚。
第一話から原画全て韓国丸投げ――。
いや、レベルが低いわけじゃない。TVアニメとして
充分なクオリティーはある。だが問題なのはこの状況だ。
製作スケジュールが相当ヤバいんじゃないのかと考えずにはいられない。
そういえば放送直前まで情報が出てこなかったんだよなぁ、この作品……。
原作はある意味作画が全てであり、ファンもそこにこそ期待している。
この作品に作画崩壊は許されない。アニメ化の意義自体が崩壊してしまう。
この難局を乗り切り持ち直すことは可能なのか?
次回以降、楽しみなような不安なような。

(新)スパイダーマン

☆アメコミアニメがCGで動いている。画面の驚きはかなりのもの。
しかし内容的にはいつものアメコミアニメ、馴れたらそれまで。
しかに日本でもアメリカでも韓国でも、2Dでやってた作品が
3Dに取って替わられる事態が増えてきているな……。