9月(下)
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9/30(木)

(新)陰陽大戦記

◎美術やエフェクトの気合の入り方、そして何より
ヒロインの可愛さに対するこだわり方が尋常ではない。
玩具販促アニメなのは間違いないが、一方で確実に
年少層以上の視聴者もターゲットに入れた作りをしている。
つまり、第一話の時点では子供向けに見えても、
今後の展開がどう転んでいくか予断を許さないということ。
化ける可能性充分にありと見た。今期一発目だが、早くも大穴認定。

(新)冒険王ビィト

・原作は、初期は立ち読みしていたのだが数話目からは未読。
というか初期の展開もほとんど忘れているんだけど……。

☆第一話の展開はさすがに憶えていた。
しかし原作では確か一話目でビィトが才牙を手にするところまで
描かれていたような……。ビィトがウザい子供なだけで終わられると
視聴者の興味を今後に引っ張れないような気がする。
演出は、全体的に古臭い。まあ原作からして温故知新というか
原点回帰というか、まあぶっちゃけ「ダイの大冒険」の
焼き直しといったイメージは強いのだが、それにしても
アニメの演出まで前時代的になることはなかったと思う。
今時決めのシーンで止め絵ってのはなぁ……。
本領はビィトが成長して本編に入ってからだろうから、今はまだ判断保留。

無人惑星サヴァイヴ

◎エスパールナの力で人類補完計画発動!!
あれ……一週見ない間に違う番組になってるぞ……。
話は面白いし展開にも燃えるんだけど、
ルナの超能力覚醒が唐突であり演出過剰。
怒りに呑まれて力を暴走させる辺りは本当に違うアニメだ。
けどそういうところも含めて面白いんだよなぁ……。

♪突っ走るルナにすぐさま付いていくカオル。
洗脳シャアラ達がルナばかり見ているのに気付いてたってことは、
お前もルナばかり見ていたわけだな。これでルナ×カオルは復活か。
一方、洗脳シャアラにベルが敢然と立ち向かい、
シャアラ×ベルも復活かと思われたが、
ベルは問答無用でシャアラに腹パンチ!! ええ〜、容赦なさ過ぎだー。

(新)舞−HiME

◎土座衛門から始まるドッキドキの萌えアニメっ♪
間違えてる……薄々そうじゃないかとは思っていたけど、
やっぱり萌えを間違えてるよサンライズ……。
演出やセリフ回しもいちいち泥臭いというか、地に足が着き過ぎている。
ただ、それは萌えアニメとしたらおかしいというだけの話で、
普通のアニメとしたら普通に面白いということだ。
アクションやスタンドバトルはさすがの出来。命の大剣を振り回す動きは
カズマのシェルブリットを思わせる……こんなところで谷口悟朗効果が。
テレ東ってこともあるし、当初期待された萌え・エロコメ路線は
それほど意識せず、女の子一杯のアクションものとして見るのが正しそう。
ああけど……どうせDVDではパンツ一杯になるんだろうなぁ……。

・TVガイド観て初めて気付いたのだが、
次週から筆者の住む地域は、この時間帯地獄だな……。
ええと、基本的に舞−HiME録画。五分被る下級生2はいいとして
問題は完全に被るリリカルなのはとジパングをどうするかなのだが……。

KURAU Phantom Memory

♪冒頭の、トイレに座っているクリスマスという図が何か凄かった。

9/29(水)

遊☆戯☆王デュエルモンスターズ(終)

◎さらば迷宮兄弟!!
いや……何で最後の最後に迷宮兄弟なんだ。
マジであのまま終わってたらどうしようかと思った。
ともかく、素晴らしい最終回だった。
基本的に原作準拠ではあるのだが、要所要所のオリジナルも的確で、
オリジナル話の出来のよさが引っ張ってきたこの作品らしさが出ていた。
声優、特に主演の風間俊介の演技も見事。
最初はどうなることかと心配させたけど……上手くなったなぁ。
遊戯とアテムの演技分け、デュエルが終わってアテムが遊戯に
語りかけるところなんて情感篭もりまくってて完璧だった。

☆カードゲームの宣伝、という宿命を持ちながら、
それを作品の完成度とテンションの高さでふっ飛ばした
杉島監督以下スタッフの努力と熱意に深く感謝。
で、次回からは新シリーズなのだが、どうなんだろうこれ。
どうも作画が半分以上外注になるような感じなんだけど、
この作品は時折の超級作画が魅力だった部分もあるからなぁ……。

NARUTO

☆まさか拷問大好き試験官なんてマイナーキャラが絡んでくるなんて。
マイナーなんで別にオリジナルでいじっても大丈夫だろうってことなのか?

ギャラクシーエンジェル(終)

☆第四期最終回。
一話目は、結局最後までちとせの扱いに困りました、という感じの話。
そして二話目は、劇中劇オチと思わせてまた豪快に投げっぱなして終了。
今回は最後まで勢いに乗り切れなかったような印象が残る。
二期から三期、三期から四期と、作品の煮詰まりが深刻化している。
本来それを打破する為の新キャラ投入だったはずなんだろうけど、
メイン五人の体制があまりにも強固で、双子にしてもちひろにしても
結局そのなかに入って行けずに終わってしまった感が強い。
まだ続けるのならば、あとは「ルパン三世」方式で
体制を変えずに同じことを手を変え品を変え繰り返すしかないのではないか。

鉄人28号(終)

☆やるべきことは全てやり、テーマ的にも語りきってはいるのだが、
どうにも不完全燃焼な感じが否めない、物足りなさの残る最終回。
ネタの壮大さ、重さに対して製作側の準備があらゆる意味で
足りなさ過ぎたかなぁという印象。傑作になる可能性があっただけに残念。

☆村雨や敷島博士、ビッグファイアといった戦争を背負ったキャラが
実に魅力的なのに対して、戦後の象徴である正太郎が最後まで
主人公になれなかったのが最大の問題であるように思う。
せめて最後、正太郎に鉄人という「罪」と共に生きるような
選択肢を与えてあげてもよかったのではないか。
これは戦争観という非常に微妙な問題になるので難しいのだろうが、
戦争の全てを否定するのではなく、悪は悪、実は実といった感じで
理性的に判断していくような視点がもっと強く出てもよかったかと。

9/28(火)

陸奥圓明流外伝 修羅の刻(終)

☆土方との決戦で幕。
土方を武蔵と同等に扱ってくれているのが嬉しい。
そしてまた、時代時代の強者が陸奥という縦糸で繋がれていく、
この壮大な歴史ロマンこそがこの作品の醍醐味。
そういう点では、武蔵編・十兵衛編・幕末編という
原作からのチョイスは上手かったと思う。
贅沢を言うと、ラストで現代にまで繋がって九十九が出てくる、
というのをちょっと期待したんだけど……やっぱ無理か。

F−ZERO ファルコン伝説(終)

「ファルコンパーンチッ!!」
前回の「先生パンチ」はこの伏線だったのかッ!?
ともかく非常にこの作品らしい、濃過ぎるほどに燃え滾る最終回。
リアクターマイトって結局何だったの、とかいう突っ込みは多少あるが、
ストーリーはこれ以上ないほどきれいにまとまってくれて満足。
マイティガゼルは放置なのかと思ってたら、最後にガゼルどころか
生身になって復活してたのには驚いた。あれ何年後なんだろう?
クランクがえらく男前になってたけど。

☆始めはどうなることかと思ったが、
スタッフとキャストの愛と努力により、中盤から見事ブーストファイヤー。
ここまで化けた背景には、やはり「バート先生のF−ZERO教室」の功績が
大きいように思う。そこでのハジケた雰囲気が予告に伝染し、
ついには本編までをも侵食していったと。

週刊ポケモン放送局(終)

☆ファイヤー話で最終回。
ポケモンのテーマを簡潔にまとめていて、
最終回としてふさわしいエピソードだった。
日曜に移って新番組になるらしいけど、実写メインなのか。
カスミはいよいよお役御免なのだろうか……。

(TVK)月は東に日は西に(終)

☆総集編&女の子のプロフィール紹介。
つっても、最終回でプロフィール紹介されてもなぁ……。

(TVK)Wind−a breath of heart−(終)

☆総集編……かと思ったら微妙に違う。
つまりこれ、メインストーリーとは別に、
他の女の子のシナリオに分岐した場合の話を
ダイジェストで見せているということなのね。
面白い試みだけど、さすがに短過ぎてオマケの域は出ていないか。

お伽草子

☆笛を吹いたらバリバリと雷オーラを纏うことに成功。
そのまま万歳楽と一緒に裸になって因果地平の彼方へゴー。
いくら何でもお約束で固め過ぎというか、
もうちょっと中身を詰めてくれてもよかったように思う。
しかし次回からの展開……前情報で聞く限りどうなるか予測不能。
一体何をする気なんだろう、この作品……。

RAGNAROK THE ANIMATION(終)

☆「欲望のはけ口」だの「あ〜いだぁ〜」だの無茶苦茶やっといて、
最後は恐ろしく正統派な締め。あれだけやってよくもまぁこんな爽やかに……。
しかしこの振り幅の激しさこそがこの作品の魅力だったのは確か。
メインスタッフは日本人だけど、間違いなく韓国テイストが
入ってるせいなんだろうなぁ、この情緒の昂ぶり方は。
そういう意味で、オリジナリティーはあった。
あとはネタとしてではなく、普通に楽しめる脚本があればいい。

9/27(月)

Get Ride! アムドライバー

☆シシーを救出するも、パフユニットは結局別行動に。
シシーに加えてパフ達が合流すれば一気に華やかになって
いいなぁと思ったのだが、人数多過ぎて処理し切れないという
製作側の事情もちょっとあったのかも……。

☆シシー救出作戦の組分けがちょっと不思議。
シーン達年長組はネオアムジャケを試したかったんで
オトリになったんだろうけど。タフトさん、斧似合うなぁ。
ジェナスとシャシャという組み合わせは、シャシャが
「一般人を装って街に潜入」とかとても出来そうにないから
ジェナスに押しつけたってことなんだろーか。

MADLAX(終)

☆マドラックス・マーガレット・レティシア、三体合体――と思ったら
元に戻ってそれぞれ生活を続けるという、謎過ぎるエンドに……。
いやだから物理的にどうなってんだって。マドラックスは結局
撃たれても死なない体質のままなのか?
もう、ストーリーやテーマについては理解不能。
何か物凄く当たり前なことを長々と難解に語っていたような気はするが。
ネタアニメとしてはこんなに面白い作品も珍しく、
そういう意味で「ノワール」から続く真下スタイリッシュ作品の系譜が
ついに辿り着いた到達点。しかしこういう面白さを評価していいものなのかどうか。
真下監督のセンスと黒田脚本が危険な化学反応を起こした結果、
こんなことになったという解釈も出来るが、実際どうなんだろう?
ともかく、最初から最期まで不思議な作品だった。

GIRLSブラボー(終)

☆終わってない。全然終わってないのだが、
木村貴宏作監でちょっと豪華な感じに仕上げて、終わりっぽくはしている。
しかしせっかくの作画も、白・黒・ピンクと形を変えて襲い来る
湯気の恐怖の前には成す術なし。水着なのに湯気かかってるシーンまであるし。
最終的にこの作品は、「湯気」の一語に尽きる。
内容を語る以前の問題があまりにも多過ぎた。
フジが悪いのか、製作側が悪いのか、ともかくこういうバカげた事態は
二度と起こして欲しくない……。

9/26(日)

マリア様がみてる〜春〜(終)

「あなたが好きなの!!」
最終回にして、直球ド真ん中。
裕巳と祥子が回った段階でこれは凄いと思ったが、
そこから告白、更には画面一杯に薔薇が咲き乱れる演出……!!
ここまでやってくれれば、もう文句の付けようなどない。

☆しかし、それにしても「お婆さんが死んだので励ましてあげて」という
程度のことでみんな引っ張り過ぎ。セレブの方々は演出過剰で困る。
第三期も充分あり得るだろうが、その際は原作一巻ぶんを、
もっと余裕を持ってアニメ化するような方法論を取って欲しい。
あとはやっぱり、放送時間。
何だかんだ言っても、これが日曜朝七時半に流れてるこの国は異常。

ふたりはプリキュア

◎志穂&莉奈をメインに据えた回。
こういうサブキャラにスポットを当てる回は、
本来もっと頻繁にあってもよさそうなものだけど。
ともかく作画・演出共に力の入った良作。
特に微妙の表情の変化や、勢いのあるアクションを描いた
作画は素晴らしかった。

♪何か、人間レギーネがどんどん萌えキャラ化しているような気が……。

金色のガッシュベル!!

「サンビームさんが見てる!!」で、
数時間前に観た薔薇の咲き乱れるイメージが
見詰め合う清麿とサンビームさんの画面に被ってきてしまった……。

レジェンズ〜甦る竜王伝説〜

☆父親と和解し、母親も帰ってきて
これで安定するかと思われたディーノの精神状態が、
またしても捻くれ始める。難儀な性格だなぁ……。

蒼穹のファフナー

◎冲方丁(ゴーバイン)降臨!!
まさに、先行きの見えない竜宮島(この作品)に舞い降りた救世主!!
まさかこんな形で建て直しを計るとは夢にも思わなかったが、
一回目としては充分過ぎる成果を上げてくれた。
つーかもう主人公は機動侍ゴーバインでいいよ。
三人組も他のメインよりよっぽどキャラ立ってるし。総士無能だし。

☆しかし、冷静に考えると、今回がずば抜けてよかったのではなく、
今までがずば抜けて悪過ぎただけなんだよな……本当の建て直しはこれからだ。

9/25(土)

ロックマンエグゼAXESS(終)

◎フルシンクロでヒーロー化したロックマン熱斗VS巨大化レーザーマン。
最終決戦に相応しい絵作りで、単純に燃える展開の最終回。
ただし続編に繋ぐ為か、話的には伏線を大量に残しているので
まだまだ終わった感じはしない。つーかフォルテなんて
無印の時から伏線張って、未だに全然消化出来てないしなぁ……。

DAN DOH!!(終)

☆同時にショットして同時にカップイン。
いきなりルール無視するなよなー。
他にもかつてのライバル達が続々と集結するなか、
いきなり漁船に乗って現れた漁師の息子にも爆笑。
最後まで観ても、何で今このタイミングでアニメ化したのか
さっぱりわからない企画意図不明な作品だった。
予算とスケジュールが厳しかったのだろうということはよくわかったけど。

ケロロ軍曹

☆運動会、またの名をブルマ祭り。
しかし内容はごく真っ当、家族愛を謳い上げた感動回であったりする。
ギロロのスーツ姿に感動を覚えるかというとちょっと微妙だが。
けど去り行く後ろ姿は普通にカッコよかった。

鋼の錬金術師

☆死。
アルか、大総統か、エンヴィーか、ホーエンハイムか、ダンテかと
色々と考えたが、まさかエドだったとは……。
死ぬべき者がまだほとんど死んでないのに、主人公が死亡。
これであと一話か……いよいよもって終わるのかどうか不安になってきた。

☆錬金術とはつまり、人の生命力を利用する技術のことで、
等価交換による理想の技術だというのは所詮、人の夢でしかなかったということか。
そういう現実に対して、大人になろうと背伸びを繰り返していたエドが
自分は理想を信じる子供のままでいいと決意する。そのことで
逆説的に大人への成長を表現するというのは心憎い脚本。
……もしかしてエドがチビであることを過度に気にしているとか、
劇場版でちょっと背が伸びてるとか、そういうことを考えてのことだったのか?

(TVK)DaerS(終)

☆結局、一人のまともだった少年が衆人監視の中、
女を奴隷にするまでを描いた話だったのか……。
伏線を色々と張っていたんで、2クール目があるのかと
思っていたのだが、それらはネタを振るだけ振って終了。
続編、あるんだろうか……?

(TVK)ニニンがシノブ伝(終)

☆最終回で最終回ネタ。
途中に張ったシリアスな雰囲気の伏線も、
ここでバカやる為の撒き餌だったとは。
最後の最後までバカ騒ぎに徹した、
そういう意味では芯のしっかりした作品だった。
ただ「ドッコイダー」ほどハジケた回がなかったのが残念。

9/24(金)

トランスフォーマー スーパーリンク

「オレ総指令のことよく知らないけど、
何か他人とは思えないんだよねー。声似てるし」

大決戦の前にこっそりと何を言い出すんだ。
それはともかくオメガコンボイ率いるサイバトロン軍と、
ガルバトロンを乗っ取ったユニクロンとの最終決戦。
まあこれで最終じゃないんだろうけど、最終決戦を感じさせるに
充分過ぎる演出の畳み掛けに、テンションはうなぎ昇り。
いきなり雨の中アルファQの墓参りをしているという
ビジュアルインパクトといい、ガルバトロンの「部下には手を出さないで」
発言といい、テーマ曲に乗っての大バトルといい、終始燃えっぱなし。
そして最後にはコンボイが巨大化。これで最終じゃないのが逆に恐ろしい。

魔法少女隊アルス

☆シーラちゃんが満面の笑みでアルスに薬を盛る。
何だか陰謀渦巻くややこしい展開になっているが、
アルスの動きはどうなるのか。人間界に戻されたのかな?

9/23(木)

アクアキッズ(終)

☆最終回くらいちゃんと観ようと思ったのに、ほとんど観られなかった……。
たまにちょこちょこ観ていた限りでの総評としては、
CGレベルはTVアニメとしてはトップクラス、
キャラも話も子供向けに特化していて悪くなかったと思う。
ただ、キャラデザの悪印象だけはどうしても拭い切れなかった。
「SDガンダムフォース」や香港の「ゼントリックス」を観ても、
すでにキッズアニメはCGで作られることにほとんど違和感がない。
世界的には子供向けアニメはCG主流になっていくのかも。

絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク(終)

☆きれいにまとめているし、凄く頑張って盛り上げているのだが、
いかんせんシチュエーションが弱過ぎてどうにも不完全燃焼。
結局脱走してるだけだもんなぁ。今更ながら、もっと大きな話は
組めなかったものかと悔やまれる。クオリティーの高さが勿体ない……。

☆初期や中盤には、これは大傑作になる可能性もあるかと期待したが、
最終的には高値安定ではあるものの、突き抜けたところのないままで
行ってしまったという印象。もう一押しあればなぁ……本当に惜しい。
監督以下スタッフの次回作には期待したい。

最遊記RELOAD GUNLOCK(終)

☆CM明け数分を見逃してしまった。
ヘイゼルに羽根生えたあと、どうやって元に戻ったんだ……。
まあそんなこんなでちゃんとした感想は書けないのだが、
それを差し引いても地味に終わってしまったなぁとの印象が残る。
勿論スタッフは頑張ったんだろうし、声優陣もいい演技はしていたのだが、
やっぱり作品には旬というものがあり、それによって生まれる
テンションを逃してしまった場合、作ってる方も観ている方も
かなりキツいことになってしまうんだろうという気がしてならない。
ま、要するに続編は難しいということで。

9/22(水)

遊☆戯☆王デュエルモンスターズ

◎これぞデュエルの集大成。
ただ純粋に、カードバトルが面白いという
この作品が辿り着いた究極の場所。
これなら最終回も申し分のない出来になりそう。

NARUTO

☆オリジナル話、茶国編開始。
原作からは最近めっきり減ってしまった明るく楽しい雰囲気で、
この作品の使われていない一面を拾い上げるという点でも面白いと思う。

鉄人28号

☆やむを得ずニコポンスキーの衣装を来て現れたんだ、とは敷島博士の弁。
すっげーノリノリだったじゃん……「私の名はニコポンスキー!!」とか
物凄い甲高い声で雄叫び上げてたじゃん……。
そして、何だかんだ言いつつ鉄人にバギュームを入れ太陽爆弾として
完成させたあと、溶鉱炉に落として破壊してしまおうとか提案する辺り、
いつものブラックな敷島博士で妙に安心。

サムライチャンプルー(終)

☆地上波放送分はこれにて終了。
まさに打ち切り最終回といった感じの終わり方だが、
それがまた見事過ぎるほど見事なので、不満はなかったりする。

☆第一話の完成度に比べ、序盤は随分ともたついた印象だったが、
段々とエンジンが温まり、ターボがかかってきて
最後には常時第一話のスピードを保てるようになっていた。
ここから更に最終回に向け速度を上げていくのであろうことを考えると、
打ち切りは残念ではあるのだが、しかし続きが気になるといった
タイプの作品でもないので、RODほどのダメージはない。

9/21(火)

F−ZERO ファルコン伝説

「先生パーンチ!! 先生キィッーク!!」
予告でキャプテンファルコンが「最後の教室が」と言及し、
教室本編で先生がマスターと呼ばれた。
バート先生のF−ZERO教室、最終回にしてついに三つの人格が一つに!!
ま、だからどうしたってことでもないんですけどね。

(TVK)月は東に日は西に

☆駄目だ……最後までさっぱりわからなかった……。
アニメとして面白くしようとか、一つの作品としてまとめ上げようとか、
そういった意識がほとんど感じられなかった。
原作ゲームを再現しようという意思は多少あったのかも知れないけど、
それも上手くいっていたとはとても思えないしなぁ……。

(TVK)Wind−a breath of heart−

☆駄目だ……最後までさっぱりわからなかった……。
アニメとして面白くしようとか(以下略)。
こちらは多少、CGの使い方など実験的な精神は見られたが。
次回は何やるんだ? 総集編?

RAGNAROK THE ANIMATION

☆タキウスさんと那智先生が心中。
そしてユーファの色香に迷ったロアンが
ディープキスで毒を盛られて悶絶。
何ていうか、この作品はいちいちやることが極端だよなぁ……。
それが韓国テイストなんだろうか?
もうここまで来たら最後まで極端に無茶して欲しい。

爆裂天使(終)

☆正直、どうせロクな終わり方しないんだろうなと
覚悟はしていたが、まさかここまでとは……。
いきなりメグを二代目ジョウにして終わっても、話は全然オチてないだろ。
ていうかメグが二代目を務められるわけないじゃないか……。
シナリオが悪いというよりは、シナリオ解釈がおかしいんだと思う。
そしてそれは全編一貫してそうだった。つまり監督のセンスがおかしいと。
この変なズレ方は、ちゃんとしたものを作ろうとして上手くズレれば
面白い個性として発揮されるんだろうけど、今回は始めから
「B級」を目指してしまった為に、単なる「B級崩れ」になってしまった。
企画時点で何かが間違っていたんだろうなぁ……。
この作品、評価としては失敗作だし駄作以外の何物でもないと思うが、
しかしそれで切り捨ててしまうには惜しい部分は多々あった。何か勿体ない。

忘却の旋律(終)

☆尺は明らかに足りていないのだが、その割りにはよくまとめたという印象。
テーマ的にも演出的にも、もっと突っ込めた部分はあるだろうけど、
そこを譲ってラブストーリーとして完結させた判断は尊重したい。
ただ、やはり色々と「やり残し」はある。
エンジンが掛かってきたのが中盤からで、序盤もたついたのが
構成的には痛かったように思う。遠音もココも黒船も、まだ色々出来たのになぁ。
満足度は高いのだが、どこか煮え切らないという不思議な余韻。