3月(下)
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3/28〜3/31の感想はこちら

文章量が多過ぎるのとマシンが貧弱過ぎるせいで、
メモリ不足とか言われるようになったのでページ分けます。
あーもう……サイトの形また見直さないとなぁ。

3/27(日)

ふたりはプリキュアMaxHeart

☆アカネの将来についての問題と、ひかりとポルンの関係が
流れるように繋がっていく構成が非常に上手かった。
「重いな……」といったアカネのセリフや八重桜を使った演出など、
大人寄りの作りをしながら最終的にひかり達子供の視点に
戻っていく辺りの計算の行き届き方もまた見事。

金色のガッシュベル!!

☆マジロウ組のフォロー。
ギャグ中心のオリジナルとしてはよく出来ていたと思う。
バトルよりギャグの方がオリジナルはやりやすいみたい。

レジェンズ〜甦る竜王伝説〜(終)

◎ランシーンの犠牲によりジャバウォックを撃破、
しかし全ての終わりはレジェンズとの別れを意味していた。
お別れエンドは定番ではあるが、別れ際の演出が神懸って上手かった。
別れを言い切れないままスッと消えていってしまうレジェンズ、
取り残された言葉はただ青空に響くだけ……。
EDの歌がまた実にいい。オチも含めて余韻の残るラストだった。
ただ、レジェンズの記憶が消えるという設定は蛇足だったように思う。
ディーノとの友情とかメグの成長とかどうなっちゃったんだろう?

☆大地監督が完全に門外漢であるタイアップ型冒険アニメに挑み、
多少のギクシャクはあれど、どうにかそれをやり切ったという印象。
正直「十兵衛ちゃん2」での大地監督は袋小路に入っているというか、
内に閉じていっているように感じられて好きではなかったのだが、
今回その殻をかなり破れたように思う。
この作品がなかったら、カルト路線に走って帰ってこなくなるんじゃないかと
危惧していたところだが、これでメジャー監督への道を再び
歩み出すことが出来そうだ。スタッフの皆様も、お疲れ様。

マシュマロ通信(終)

☆先生の結婚式で締め。
サンディとクラウドの物語は実質的に前回で終わっていて、
今回はマシュマロタウン全体を描こうとした最終回。
各キャラがそれぞれいつも通りに「らしい」活躍をして、
これからもそうやって物語は続いていくのだろうと感じさせる終わり方。
この作品には似合った最終回の形だったと思う。

☆日韓合作でもあるし、特徴的なキャラデザでもあるし、
決して注目度の高い作品ではなかったが、常に高品質を維持し
独自の魅力を発し続けた佳作だった。スタッフの皆様、お疲れ様。

ONE PIECE SP

☆アニメスペシャル内での一挙二話放送。
青キジとの対決を高レベルでアニメ化。
青キジとの出逢いの部分はオリジナルだったが、それほど違和感はなかった。
対決部分は無駄な引き伸ばしなどをせず、原作再現に専念。
ここ最近では出色の出来。青キジ役の子安武人の演技も実によかった。
対決後の和気藹々としたやりとりもよかったなー。
いつも通りのバカ騒ぎなんだけど……原作知ってるとなぁ。

(TVSP)こちら葛飾区亀有公園前派出所SP

☆一時間SPで復活。
メガネでロリで泣き虫なアイドルと一緒にリアルすごろく大会。
このアイドル……デザインがどっかで観たことあるんだけど
どこだったっけなー、思い出せそうで思い出せない。
まあ萌え記号を悪意まみれで集めただけなんだろうけど。
声はさとう珠緒。非っ常〜に耳障りなアイドル声が確かにハマってはいる。
内容的には特殊刑事課頼みのいつもの展開で、作画的な見せ場も
ドラマ的な盛り上がりもほとんどなし。ちょっと残念な出来だった。

まほらば

♪海で水着。
ムチムチしたキャラデザと作画のせいで、萌えというよりはエロが強い。
しかしジョニーはああいう公共の場に出るとただの変態だよな……。

3/26(土)

ロックマンエグゼStream

♪テスラとゆり子にライバルフラグ。
しかしそんなことよりラストの双子ツーショット写真に萌えた。
マリ子様が百合子してる、みたいな。

VIEWTIFUL JOE

◎ラスボスの正体はキャプテンブルーだった!!
衝撃を受けるジョー。しかし旅の途中で出会った人々の声によって
今、ヒーローとして立ち上がる!! 戦え、ビューティフルジョー!!
……あ、熱過ぎる。ツボ押さえ過ぎ。ヒーローものとして完璧な作り。
シックスマシンを呼ぶ時の「お前はもうブルーの愛機じゃない!!
だってお前は……ヒーローのマシンなんだ!!」は本気でシビレた。
いい作品だよなぁ……これでもうちょっと予算があれば……。

ケロロ軍曹

◎第一期最終回。
軍曹達が冬樹達には黙って、地球を去る。
展開にしてもオチにしても驚くようなことは何もしていないのだけど、
一年間の積み重ねを活かした非常に丁寧な語り口で、じんわりと感動させる。
こういう話は普通の演出だともっと過剰に盛り上げてしまうところなのだが、
さすがこの作品は絶妙に抑制を効かせていて、口当たりが実に爽やか。
原作のストックがほとんどないようなので、第二期はオリジナルが
ほとんどになるのだろうけど、このスタッフなら何の問題もない。
さあ、次はハム太郎を侵略だ!!

ボボボーボ・ボーボボ

☆地域によっては今回で打ち切りだった模様。
毎回安定して面白いので、このまま縮小していきそうなのは残念。
つーか関東圏でも五分開始時間遅れるんだけど、何でそんな編成を?
素直に十時半からやってよ……。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY

☆カガリ、魂の演説!! ……効果なーし!!
ユウナが「あれは偽物だ!! 撃て撃て!!」とか言い出した瞬間、
思わずガッツポーズしちゃったんですけどその反応って
製作者側の意図に反しているのか、それとも思うツボなのかどっちだろう?
ユウナを情けなく描いてはいるけど、言っている内容そのものは
極めて妥当なんだよなー。音楽に乗っての無敵キラ大活躍にしても、
いかにも視聴者にキラってカッコいいよねーという印象を与えるように
演出されている……ように観えるんだけど、ハイネの死や
アスランの疑問によってその行動を正当化して描いてはいない。
何というか、視聴者の年代によって誰に感情移入するかを
コントロールしているような感じさえ受ける。
子供には素直なカガリの号泣やキラの大活躍を支持させ、
穿った観方をするガンダムファンには冷静な視点の余地を残し、
腐女子の皆様にはキラ×アスランに新たな展開が!!
いやぁ〜この二人はまた戦う運命になってしまうのぉ〜――みたいな
楽しみ方を提供する。もしかして結構高度な脚本なのかも……。
まあ、しっちゃかめっちゃかになってるだけという可能性も極めて高いが。

「ザクとは違うんだよ、ザクとは!!」
言っちゃった、やっちゃった。
いろんな意味で遂に一線を越えた。
嫌な人も多いだろうけど、個人的にはもう開き直って
こういう遊びをバンバンやっちゃってもいいと思う。
それにしてもハイネ、あっさり殺されちゃったなー。

(TVK)好きなものは好きだからしょうがない!!(終)

☆途中からあんまり真面目に観ていなかった。
ボーイズラブの雰囲気がそぐわなかったからではなく、むしろ逆。
回を重ねるたびに脳天気な男同士のラブコメという要素が
どんどんなくなっていって、幼児洗脳・虐待の過去・多重人格・トラウマなど
無駄に陰惨な要素ばかり前面に出てくるようになって引いてしまった。
男同士の恋愛を描くにはこういう要素が必要なのか?
ただただお気楽に男同士でイチャイチャしているだけじゃ駄目なのか?
原作があるんで仕方ないのかも知れないけど、個人的には残念だった。

(TVK)まじかるカナン(終)

☆一挙二話放送で最終回。
心の闇を利用され、禁断の黒魔法を発動させてしまったカーマイン。
崩壊していく人間界を救う為、今ナツキの甘栗が――ってあれ、違うか。
まあともかく、仲間の死、主人公暗黒化、復活パワーアップ、
奇蹟が起きてハッピーエンドと定番ながらよくまとまった最終回。
全体的に演出が淡白で、せっかく盛り上がりそうなネタも
淡々と消化してしまったような部分も多かったのだが、
終わってみればそれもこの作品の味だったような気もする。
あーけど、それにしても最終二話にまったく出番のなかった
セルリアンブルーの存在意義って何だったんだろう……?

3/25(金)

アークエとガッチンポー! てんこもり(終)

☆いつも通りハメを外した脚本でこの作品らしく締め。
宇宙人の声が野沢雅子だったのにちょっと驚いた。
まあ何ていうか、ヒットを飛ばした台湾スタッフを上手いこと
言いくるめて日本側スタッフが好き勝手やっていたような印象の作品だった。
勿論現実には色々と大変なこともあったんだろうけど。
ちなみに台湾で公開された映画版が日本でも公開されるって
聞いたんだけど……さすがにそこまでやるのはどーなんだろう。

・ケロロ軍曹のお引っ越し予告。
当初タイトルが「ケロロ軍曹Z(ゼータ)」になるって話があったけど
結局現行のまま切れ目なしに継続ということになるのかな。

魔法少女隊アルス(終)

☆甘栗最強伝説、これにて完。
つくづく、本放送より総集編で観た方が数倍面白いと思った。
本放送時は不備ばかり目に付いた脚本も、まとめて観ると
勢いに押されて結構許容出来る。作画の素晴らしさは言うまでもなし。
今回は前半二話と後半二話で顔変わり過ぎだったけど。
作品自体は野心的かつ丁寧な作りで非常によかったんだよなぁ。
問題は放送形態に合わせた作りが出来なかったということで……。

(映画)ドラえもん のび太のワンニャン時空伝

☆犬を拾って犬の王国に行くのは「大魔境」、
時空乱流に巻き込まれてタイムマシンが壊れるのは「日本誕生」、
ネコミミ付けて動物の国に紛れ込むのは「アニマル惑星」、
隕石で人類以前の古代文明が崩壊するのは「竜の騎士」、
かつてのペットと涙ながらにお別れするのは「恐竜」、
他にも細かく上げていけばキリがないほど、過去作からの引用が多い。
ネタが被っているのではなく、意図的な引用であろうと思う。
言葉悪く言えば、過去作のコラージュで新作を一つでっち上げたという感じ。
しかしそれではこの作品がつまらないのかというと、そうでもない。
過去作からの要素の引用によって「ドラえもんらしさ」を保ちながら、
遊び心や迫力のアクション、しずかちゃんの萌えまである作画で楽しませる。
子供の頃にドラえもんを観て育った親の世代は、この映画のそこかしこにある
過去作の要素に懐かしさを憶え、子供の世代はスピード感のある展開で
純粋に面白がる。ついでにアニメファンは猫娘に萌える。
全方向にアンテナを張った非常に計算高い作品で、これはこれでアリだと思う。
しかしこの方向性でこれから先、五年十年と続けていけるはずもないので、
やはりキャスト&スタッフ総入れ替えの仕切り直しは必然だったのだと言える。
この作品は、大山ドラの集大成であり、芝山努&渡辺歩ドラの最終到達点と
考えるのがいいのだろう。

◎映画の合間に大山のぶ代を始めとした主要キャスト五人のお別れコメント。
映画版におけるそれぞれのキャラの名場面がバックに流れていたのだが、
もうそれだけで感無量。のび太はピー助との別れ、ジャイアンが大魔境での
単独出撃、しずかちゃんはリルルとの別れで、この三人のシーンは文句なく傑作。
スネ夫が前作「ふしぎ風使い」での悪役化だったのは……ちょっと気の毒。
そういえばスネ夫って映画でメイン張ったことなかったんだよなぁ。
ドラえもんのシーンがドラゾンビだったのには笑った。何だそのオチは?

・で、次回から新ドラスタート。
前回の感想で書いた主要五人以外のキャストがどうなるかだが、
どうやらそちらも全部変わる模様。他のキャラもみんな
特徴ある声してたから、むしろそっちの方が違和感大きく感じるかも。

3/24(木)

陰陽大戦記

☆五行陰陽完全使役!!
式神五体同時召喚で、ヤクモが真主人公としての貫禄を見せつける。
あまりにも強過ぎてむしろ笑えた。演出の小気味よさ、迫力も見事。
後半戦ではリクも五体使えるようになるんだろうか?
それと、この場合一体やられても記憶は消えないのだろうか。

冒険王ビィト

☆ビィトがいなくなった途端にはっちゃけ始めるポアラ。
ビィトがいると役立たずに見えるけど、実際は同じくらい無茶するんだな。

(TVK)らいむいろ流奇譚X

☆真面目に観てなかったせいで、不覚にも公爵夫人の正体が
川上とも子だと気付いてなかった。
なので仮面外した瞬間、かなりの衝撃を受けた。
しかし、あれがラスボスでいいのか……?

舞−HiME

◆もらったバイクで走り出す〜行く先は〜生徒会室〜
深いHiMEのバトルの中へ〜ぇぇぇ〜、
静留に縛られたくないと〜逃げずにきた〜この場所で〜
ビッグになってしまぁた、なつきのデュ〜ラ〜ン〜。

◎なつきと生徒会長が同時消滅、深優VS凪、そして舞衣VS命と、
とりあえず一番ありそうな形になって最終回へ続く。
凪がアリッサの柱が立っていたことを把握していなかったというのが
相当無理があると思うんだけど、これをきっかけに深優が自己犠牲で
柱になった想い人を復活させるということなんだろうか?
となると最後の最後でHiME十三人揃い踏みもあり得るのか?
どうせ復活エンドになるならそれくらいのハッタリは欲しいなぁ。
逆に全滅エンドだとしたら、それはそれで容赦なくやっちゃってもらいたい。

☆今回、デュランが巨大化したことで今まで疑問だったHiMEの強さ基準が
ようやくわかった。碧はオーファン相手には正義の心で強くなれるけど
生徒相手だと強く出られないので負けた。メガネが生徒会長に手も足も
出なかったのは、同じ同性恋愛者でも憧れレベルのメガネに対し
肉欲を伴っていた生徒会長の方が強かったってことね。
なつきが今まで弱かったのは母親への僅かな想いにすがっていたからか。
精神力がそのまま戦闘力になるというスタンド能力法則を、
恋愛が戦闘力になるに置き換えていたわけだ。
しかしそうなると、最後の最後で舞衣がみんなの為にとか
世界は誰のものでもないとか一般論言い出しちゃうと嫌だなぁ。
この設定を最大限活かしテーマを貫徹するには、
一番エゴイストな奴が一番強いという結論に達するべきなのではないかと。
まあともかく最終回待ち。

ああっ女神さまっ

☆長らく声優界に君臨し続ける完璧なる女神・井上喜久子に
新女王・能登麻美子が真っ向勝負を仕掛ける。勝つのはどっちだ!?
――という見方をするとこのアニメ物凄く面白いと思う。

3/23(水)

スターシップ・オペレーターズ

☆アマテラスが必死で戦っている一方で、政治劇。
政治の駆け引きの前に無残に踏み躙られる若者達の想い……みたいなものを
表現しようとしている展開だったんだろうけど、肝心の政治劇の内容が
よくわかんなくて事態の把握に手間取った。あのアマテラスに乗ってた
叔父さんも結局はアマテラスを政治の道具として切り捨てたと、
そういう解釈でいいのか? あとで実権取り戻せば乗員は救出出来るという
判断はあったみたいだけど。若者の想いの方も取って付けたような感じで
悲壮感も何もあったもんじゃなかった。元々、王国の横暴に対して
反旗を翻そうなんて高尚な理由で戦ってた奴も少ないしなぁ。

BECK

☆伝説のライヴを最後に、BECK解散。
コユキとサクの一連のシーンが、青春しててよかった。
手が寒さでかじかんでいる描写や、別れ際の手の振り方など、
細かな芝居の作画も見事。この作品の最大の美点である
作画演出の極め細やかさがよく現れていたと思う。

JINKI:EXTEND(終)

☆キャラ、メカ共に作画は非常によかった。
青葉と母親の話としてはテーマ的に筋が通っていて、
その点ではよくまとめたものだと思う。
しかしそれ以外のあらゆる脚本的不備が噴出していて
とてもじゃないけどストーリー的には観られたものじゃない。
そもそも全十二話ではまとまらない話を、構成で更に混乱させて
取り返しがつかないほどズタズタにしてしまった。
明らかに企画段階での失策であり、個々のスタッフレベルでなく
監督・プロデューサーレベルでの責任。
OPでガンダムパロという志の低さがそれを端的に現しているように思う。
いいネタだったのに、何でわざわざこんなコンテンツを
使い捨てるような真似をしてしまうのかね、今のアニメ業界は……。

Xenosaga THE ANIMATION(終)

◎JINKIのせいでよく観える、というのを差し引いても
超絶クオリティーの最終回。アクション作画物凄ぇー!!
そして物語もキルシュナイデとコスモスの自己犠牲が感動を誘う。
音楽の使い方、声優の演技なども素晴らしい。
これまでの駄目っぷりを返上して余りある最終回だったと思う。
まあこの半分のクオリティーで毎回やってくれたらと思わないでもないが。
平均点は低かったが、時折素晴らしいネタを提供してくれたりもしたので
決して駄作ではない。長く、しかも未完の原作を十二話に圧縮し、
なおかつアニメオリジナルの要素をしっかりと作品に違和感なく
溶け込ませまとめ上げた手腕は大したもの。スタッフの皆様、お疲れ様。

3/22(火)

スクールランブル

◆「烏丸は宇宙人だったんだよっ!!」
「な、なんだってーーーっ!!?」
「全てはノストラダムスが予言していたことだったんだ!!
まず『1999年7の月』これは世紀末、すなわち締め切り間際の状態を
詩的に表現したもの!! 『空から降ってくる』が
今回描かれた銀河鉄道であることは最早疑いようもないっ!!
では『恐怖の大王』とは!? 無論、播磨から天満を奪う烏丸だ!!
解析するとこうなる、『締め切りに追われる播磨は銀河鉄道での
天満とのツーショットを最後にお役御免、天満×烏丸EDに一直線』!!」
「な……なるほど、しかし何故烏丸が宇宙人だと!?」
「そのあとの『マルスが支配するであろう』。このマルスとは何か?
それは――監督・高松信司だよっ!!」
「なんだってーーーーっ!!?」
「もうみんなも知っているだろう!! 高松信司がいかなる監督かっ!?
高野をCGで表現し、ドジビロンを異様なクオリティーで映像化、
今回の海の男の歌も異常な気合の入り方だ!! 奴は真面目なラブコメになど
興味を持っていないんだ!! 変わったことが出来ればそれでいいんだよ!!
奴は過去に監督した作品、『勇者特急マイトガイン』において、
主人公達は所詮アニメの中に生きる二次元人に過ぎないと
暴露するという無茶苦茶な最終回をやっているんだよ!!
しかもそれだけじゃない、『機動新世紀ガンダムX』では何と、
ガンダムファンが語り続けてきたニュータイプをそんなものは幻想だと
切って捨てた!! 奴はまさに最終回で全てを破壊する戦神マルスだ!!」
「なんだってーーーっ!!? し、しかしそれでも烏丸が宇宙人だというのは
あまりにも理論が飛躍し過ぎているっ!!」
「ヒントはOPとEDだ。スクランのEDは原作の展開をチビ播磨が
辿っていくという構成になっていた、そしてそれはアニメの展開を
暗示する効果をもたらしていたはずだ。しかしそれは漁船編で終わった。
だが今回、EDは使われずOPがEDとして使われた!!
思い出してみろ、OPの最後に天満と一緒に写っていたものを!!」
「え……あっ……ああああっ!? そ、そんなバカな!!
UFOがっ!! UFOが飛んでいるーーーっ!!?」
「そう、全ては最初から仕組まれていたんだよっ!!!!」

☆無駄に長くなった……反省。
とりあえず最終回で監督が何するのか非常に楽しみ。
どうせしょーもないオチが付くんだろうとは思っていても、
高松信司は本当に何するかわかんないところあるからなー。
あと、そういえば原作者が船員役で声優やってたみたいだけど、
全然わかんなかった。

BLEACH

♪空鶴と乱菊の巨乳描写が凄い。テレ東規制なんのそのだ。
それにしても隊長さん達の声優の豪華なこと。
みんな一言二言しかセリフないのに存在感溢れまくり。

(TVK)愛してるぜベイベ★

♪プールで水着。
行くの嫌がってたくせに、ばっちり黒ビキニなんて
挑発的な水着着てくる心ちゃんの真意が読めない。

お伽草子

☆約二ヶ月ぶり? まだそんなに経っていないのに、
OPを聞いた瞬間物凄い懐かしさに包まれた。
総集編かと思ったら卜部の外伝。卜部は行動は萌えキャラなんだけど
見た目のせいで変なギャップのあるキャラになってるよなー。
オチの「チャンチャン」って今時そんなのアリかって感じの音楽に
この作品の底力を見た。

巌窟王

◎アルベール王子の熱い抱擁とキスによって、
巌窟王女の呪いは解け、エドモン・ダンテスは安らかな眠りにつくことが
出来たのでした。おしまい。
いや、すっごい面白かったし感動もしたんだけど、
アルベールと伯爵を、親父やエデや執事ズが完全に食っちゃってて
本来最高潮に達するべき二人のシーンでちょっと潮が引いてしまったような印象。
まあテーマと物語を背負った二人より、周りの方が活き活きしてしまうというのは
仕方のない部分はあるんだろうけど。
作画は動きも美しさも素晴らしかった。和田高明はすっかり「わななき」
アニメーターだなー。最終回の予告がなかったけど、どうまとめてくるのやら。

3/21(月)

Get Ride! アムドライバー

◎王道パターン全開!!
全員横一列になって敵地へ向かったり、
「ここは任せて先に行け!!」を連発したり、
裏切り者の刃から主人公をかばってヒロインが落下したり、
もうこれ以上はあり得ないという王道最終決戦。
しかしこんなミエミエの展開でありながらどうしようもなく
燃えてしまうのは、演出の堅実さとここまで積み上げてきた
キャラの魅力の成せる技。双子が最後まで役立たずに終わることすら、
ああ、そうでなくちゃいけないよなーと妙にいとおしく思ってしまったり。
こうなったら最終回は裏切ったと思われたニルギースが命を賭けて
ジェナスを援護、死んだはずの仲間達が大復活、ピンチのジェナスの脳裏に
お花畑に立つシーンの励ましの声が届く、ピープル達の大声援を受けて
ボロボロになりながら立ち上がる――といったイベントは是非やって欲しい。

ファンタジックチルドレン

☆話が色々と錯綜していたが、最終的には
ヘルガをトーマが救えるか否かという展開に収束。
正直あと二話でどうやってまとめるのかと不安だったのだが、
今回の伏線処理の手際の良さは見事だった。
ワンダにまで感動の見せ場が与えられるとは。
惜しむらくは前半にもっとワンダと一緒に大冒険をしていれば
更に感動的になったんだけど。ラストの性急さを考えても、
2クールでは足りない作品だったのかも。まあ最終回待ちですが。

月詠〜MOON PHASE〜

☆こちらもまとまるのがどうか不安だったが、
第一話と舞台やシチュエーションをリンクさせて
全体構成を整える手法は見事なもの。
作画も基本的にはよかった。……止め絵でアクションごまかしてるのは
もう作画間に合ってないとか言うよりも、わーい新房演出炸裂だー、
みたいなノリで観ていた方が有意義だろうと思う。