WJ 52号
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表紙
梵字のタイトルはインパクトあるが、読めなきゃやっぱし意味がない。

ソワカ
名前がころころ変わった「チャイルドラゴン」のあずまけいしん改め東直輝新連載。
このペンネームは亡き母に捧げたものらしいので、もう変わることはないみたい。
内容は、赤マルに掲載された「炎」を原型に、オーソドックスな鬼退治ものに、
なったようだ。「炎」でのキャラクターポジションや能力をうまく整理して
より練り込んだ設定となっている。正直「炎」は駄作だったと思うのだが、
それをここまで洗練させてくるとは驚かされた。ちゃんとやれば出来るんじゃん。
画力もきちんと向上しているし、化ける可能性も大いにあり。
ただ、地味に終わっちゃう可能性も、非常に高いと思われるが。

ヒカルの碁
葉瀬中囲碁部も代替わり。みんなは高校生に、ヒカルは一人囲碁の道を歩み出す。
囲碁の道を先に行くアキラは悠然とヒカルを待ち受ける。
それにしてもアキラ……目つき悪くなったな。時の流れと共に、みんな変わっていく……。

ONE PIECE
ペルの犠牲により砲撃は阻止された。なのに、戦争は止まらない。
狂気に呑まれた人の心が止まらない。ビビの叫びも届かない。
今この時代に少年マンガで真摯に「戦争」を描こうとする作者には頭が下がる。
その一方で、巨悪を打ち砕くヒーローをも描く。王道……その言葉の重み。

NARUTO
全百十七コマのうち、ネジの顔アップ数、三十一コマ。
こんなもん数えさすなよ〜。いや、筆者が勝手に数えただけだけどさ、
気になるだろうがこれだけ顔アップだけでマンガ描かれちゃあ。
ちなみに後ろ姿とか他のキャラと一緒のコマは省いてこれだからね。
話自体は結構面白いのに、なんでセリフで片付けようとするかな。
絵で説明しろ。絵で魅せろ。絵で語れ! 出来るはずだろ岸本斉史、アンタなら!!
ちなみにナルトの顔アップは二十一コマでした。足して五十二コマ、ほぼ半数……。

遊☆戯☆王
マリクVS城之内、闇のゲームでデュエル。
拷問大好きマリクくんは、お気に入りの万力で城之内のこめかみをグリグリ。
反撃されて腹に大穴あけられてもニコニコ。だってマリクくんはサドでマゾだもん!

テニスの王子様
乾が頑張っていることより、手塚部長がまともに試合しているというのが驚き。
常にすっ飛ばされ続けた手塚の試合。ようやく見られたと思ったら負け試合なのか?

もののけ! にゃんタロー
ケンカしながらも、妖怪との戦いで友情を深めていくリュウイチとにゃんタロー。
オーソドックスな第二話。安定度は抜群だが、多少面白味に欠けるか。
しかし、このマンガの使命は低年齢読者を繋ぎとめることだろうから、これでいいのかな。

BLEACH
コピーロボット、レギュラー入り。
女好きで迷惑な奴だが、か弱き命を放っておけないナイスガイだ。
話が進めば、コピーはコピーで別に恋人作ったりするんだろうか?

Mr.FULLSWING
「1軍・2軍ではない その名も 雄軍・賊軍だ」
素直に1軍2軍でいいじゃないかと思うのだが、何か意味あるのか?

BLACK CAT
親の仇に育てられ、いつしか敵意は親愛へと……。
どっかで聞いた話だと思ったら「ダイの大冒険」のアバンとヒュンケルだな。
最近ではこの手の話はあまり珍しくはないので、「またか矢吹」とは言わないでおくが。
実際、これまでのエピソードと比較して、かなりいい出来だしね。

ボボボーボ・ボーボボ
スズは意外と萌えキャラなのかも知れない。
何の脈絡もないニセQ太郎に爆笑。

ROOKIES
ああ……素晴らしい。男の青春っ!!
「一生女とやれなくてもいい…ズリセンも週一くれーでカマンする…頭丸めたっていい……」
「だから…今だけはこの指何とかしてくれ…」
「俺は甲子園に行きてーんだ それだけなんだ…!」
かっけー、かっけーよ若菜。そしてそれを受けとめる新庄もかっけーよ!
男の世界だよ、男の友情だよ、男の涙だよ……。
ただ、ちょっぴりやおいくさいとか思ってしまう自分がイヤだ。

こちら葛飾区亀有公園前派出所
麗子の犬に化けて金持ちペットの生活を満喫。
ペットの犬にこういう生活をさせる連中が韓国の犬食いを非難するんだろうなぁ。

HUNTER×HUNTER
旅団が出てくるといきなり面白くなるのは何故だ?
グリードアイランドは仮想世界ではなく、現実に存在する島である。
なるほど、手の込んだテーマパークなわけね。さしずめ「島そのものがスタンド」。
ルール説明が終わりいよいよルール破りが始まる。ここからが本番。

ライジング・インパクト
アシュクロフトのギフトは「誇りの略奪(プライドスナッチ)」。
能力はいわゆる観察眼。相手の身体能力を完璧に見切り、相手の技をコピーする。
念能力みたいな名前に写輪眼みたいな能力だが、まあ深くは突っ込むまい。

ストーンオーシャン
「らせん階段」「カブト虫」「廃墟の街」「イチヂクのタルト」「カブト虫」
「ドロローサへの道」「カブト虫」「特異点」「ジョット」「天使」「紫陽花」
「カブト虫」「特異点」「秘密の皇帝」!!
何言ってんだかさっぱりわからねーっ!? 絶対運命黙示禄か!?
よくわからないうちに神父は緑の子供をゲット。というか、食われてないか……?
そして徐倫。死にゆくアナスイに承太郎のDISCを挿し込まれ、成す術なし。
アナスイは最期の力でF・Fに「オレにかまわずDISCを取れ」と伝えるが――
徐倫の前に現れた魂は、F・Fのものだった。アナスイを癒し、そして空へ消えてゆく。
「あたしを見て徐倫 これがあたしの『魂』……これがあたしの『知性』……あたしは生きていた」
「これがあたしなの さよならを言うあたしなのよ」
今度こそ、F・Fスタンド名『フー・ファイターズ』死亡。To Be Continued――
そしてウェザー・リポートの呼びかけだけが虚しく響く。……ウェザーの役立たず!

ホイッスル!
風祭が尻に青タンを作りながらも、東京は強豪関東に勝利。
そんな尻の青タンを見せているところに同じく強豪の東海が敗れたとの知らせが。
東海を破った東北のキーマンは、外見アフリカン、だけど心は日本人。黒いイナズマ。
しかし「東北がサッカー後進国だなんて」って、いつから東北は国になったんだ?

グラン・バガン
やっぱり敵に変装していたシェイクスピアと共に敵艦を撃沈。
無事脱出にも成功して、さあ次はいよいよ最終回だ! ……あ、やっぱり。

I'm a Faker
十一週打ち切り最終回。
可能性は見せたしそれなりに頑張ったんだけど、いかんせん地味過ぎたか。
第一話の素晴らしい完成度に代表されるように、十一週とはいえテーマを
描き抜いてみせた構成力には非凡なものがあるので、ここは素直に次回作に期待したい。
もう、某いじめマンガの作者と間違えたりはしないから。

じゃんぷる
中学時代のドナルド。
めっ、めちゃ笑た!! このハガキ一枚でジャガーの代わりになったよ!