チャンピオン22・23合併号感想
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小向美奈子ラブ・コレクションシール
目指せ完全収集! とか言われても、中身見る限り
それほどの熱意を生み出すようなものとはとても……。

(新)キャラメルリンゴ
内海甲介新連載。
元気な少年リンゴは、兄のような立派な忍者になる為、
忍者大検定を受けに島を旅立つのであった――という、
「RAVE」「うえきの法則」系の
偽ワンピ絵でハンターハンターの第一話を
やってるNARUTO。

それ以外の何者でもない。ま、近年の流行り要素を全てぶち込んだ、
と言えなくもないが。しかし、何で最高忍者と書いてキャラメルなのよ?

バキ
ドイル、おもむろに耐火服着装!!
ゆったり構えてた克巳、あっさり粉塵爆発で爆死!!
よっ、弱過ぎるぞ克巳っ!! つーか油断癖全然直ってねえ!!
一体何度不覚を取ったら気が済むんだ、克巳よ……。
そして、ドイルの前には復活の独歩が。
こっちは何度でも生き返るなー。

エイケン
ちはる&百合子とWデート。
ちはるの、ハンバーガーを上手く食べられない
というのは、萌え要素なのだろうか?
そういや映画「学校」でそんなシーンがあったっけ。

元祖! 浦安鉄筋家族
漫$画太郎モデルのキャラだよな、これ。
画太郎って、アシにゲロ描かせるんだろうか?

SAMURAIMAN
重傷を負いながらも、女を守りぬいた龍馬に鎧武者感動。
で、死せる龍馬の肉体に、正義の鎧武者が宿る。
あ、和風ウルトラマンだったのかー!! なるほどー!!

がんばれ酢めし疑獄!!(10/10タイトル修正
連載150回記念。
こんな意味のない作者インタビュー初めて見た。
オニムラはいい感じだな。殺シテヤルゥ!!

拳魂
女の子の前で情けない姿を晒してしまった拳太、
ようやく空手修行を始める決心を固める。
入門までに三話かけるのは、冗長だったようにも思う。

フルアヘッド! ココ
バクチ&パンクス、爆発したまま生死不明。
そして、戦闘形態となったライツワイズと
死せる者の魂を背負ったバーツとの、決戦が始まる!!
しかしライツワイズ、化物になると一気に雑魚っぽくなるな。

ショー☆バン
ノブチン「OKナイススライダー」
番太郎「ペッ(唾)」
ひ、酷過ぎるコイツ……。どこまで最低なんだ番太郎。
転がる石のように堕ちていく……最早救いようなしか?

BM〜ネクタール〜
過去の自分の過ちを語り、父との距離を縮めようとする神悟。
だが、東条の唯我独尊っぷりは神悟の予想を遥か上回っていた。
これもまた愛の形なのかも知れないが……人生哲学徹底してるなー。

ななか6/17
「ねんじちゃんといっしょに オトナになりたかったな」
六歳のななかは消えた。十七歳の七華にまた、アメリカへと旅立った。
これまでの積み上げがあるとはいえ、短いページ数でよくぞここまで
感情の機微を演出出来るものだと驚嘆。切ない……。
そして七華の乗った飛行機がハイジャックされ、最終回へと続く。
いきなりハイジャック? どういうオチをつける気なんだろう?

ななか6/17ドラマCD情報
堀江由衣かーっ!! 微妙に違うような気もするが、
堀江由衣って十七歳七華みたいな役って出来たんだっけか?
ところで、最終回での重大発表って何だろう?
最終回……だしなぁ。アニメ化なわけないし。

優駿の門G1
哀歌、燃え尽きそうだな……。
ところで「鼻を紙のように薄くして」
ってどういう意味? 馬の鼻って薄くなるの?

樹海少年Z001
仕切り直し。
獣一の父親の過去話になったらしい。
もう、何だっていいけどさ。

A−D.O.G.S.
「これがワシの最後の魂火(はなび)や!!」
ブル、爆死。結局ナノプローブは目覚めずじまいか?
大体、花火師だった家族が死んだとのことだが、それって
ボア・コン関係ないよな? 何でこいつ戦ってたんだ?

七人のナナ
試験会場へ急ぐ七人のナナ。しかし行く手に
次々とトラブルが襲いかかり、一人、また一人と
ナナの数が減っていく。まさかこのマンガで
こんなバトル展開見せられるとは思わなかった。
最後は月枝の車に乗せてもらって、無事会場到着。
しかしそこには、八人目のナナが!!
八人目っ!? これまた予想外の展開!!

総評
キャラメルリンゴ、既成作品との類似を
気にしなければ、それなりに面白くなりそうではある。
次号、エイケンが表紙&巻頭カラーで一挙二本立て!!
うっわ〜……また苦行をせにゃならんのか……。

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特別企画
スクライドアニメブック感想

本屋に一冊しか置いてなかったのを、どうにかゲット出来た喜びと
内容の予想を上回る充実ぶりに感動し、感想書きたくなったのだが、
他に書く場所もないのでここに書いちゃいます。すいません。

黒田洋介「ファンブックに命懸けるスタッフ!」
谷口吾朗「そんなスタッフ他にはいない!」
黒田洋介「スクライド・スタッフは」
谷口吾朗「普通じゃないことが大好きなのだ!」

という無闇に熱い折り返しの文で始まるこの本。
とにかく谷口・黒田両名が余計なことを書きまくっていて、異様に面白い。
特に女性キャラクターの解説文を、全て、
「スクライドは男の話なので、女に関して語ることなどなにもありません。」
で済ます谷口吾朗の漢っぷりにシビレる。つーかバカだこの人。
「谷口『どいつもこいつもシェリ公シェリ公って、シェリシェリシェリシェリ(笑)』」
「黒田『最終回問題に触れたいんですけど』」「谷口『問題? 問題ありました?(笑)』」

など、座談会での発言も抜群。ちなみに第十三話で物議を醸した劉鳳の、
「女ごときが邪魔をするな」のセリフを足したのも谷口吾朗だそうです。
谷口吾朗ってあんまり発言が表に出てこない上、タッグ組んでる
黒田洋介が喋りまくるもんで、いまいち影薄いんだけど、
やっぱりアニメ版スクライドは谷口作品だったんだなぁと痛感。

その他の企画では、やはり作・倉田英之、挿絵・木村貴宏の
小説が無茶苦茶で笑う。みんなが必死でその辺だけはぼかしてる中、
平然と「関東地獄地震」とか「パワーある像(ヴィジョン)幽波」とか
「てめーは俺を怒らせた」とか書いてしまうクラッシャーぶりが最高。

マンガに関しては、メインの「スクライド0」が短過ぎて消化不良。
シェリスが初期段階ではメガネのキャリアウーマンだったのには驚いたけど。
それにしても、松山せいじを最後に持ってくる構成にした奴、誰だよ……?