チャンピオン26号感想
>>戻る

チャンピオンCINEMAプレビュー
「これを見なけりゃ『1』を耐えた(おいおい)意味がない。」
渡辺麻紀って、いろんな雑誌に同じ映画の紹介文載せてるけど、
チャンピオンに載ってるのだけ、妙に毒が強いような気がする。

バキ
梢江の書き置きを読んで、刃牙が奔(はし)る!!
そして、辿り着いた場所は、あのラクガキだらけの実家。
そこで刃牙、衝撃の発言。
「俺は今まで一度だって……
世界最強なんて夢見たことないぜ」

えええええっ!? そうなの!? ってーかこれまでの話は何だったの!?
勇次郎に勝つ以外にも、戦いを通じて色々学んだんじゃなかったのか!?
もう何か、ヤリたいが為に無茶苦茶言ってるような感じなのだが……。
そして、梢江を抱き寄せた刃牙はついに――

「バキ」週刊少年チャンピオン・ヤングチャンピオン
同時連載のお知らせ

「もう、これは…少年誌には載せられない。」
「2本同時連載!! 少年誌では掲載不可能な過激な「愛」を板垣恵介が描く!!」
というわけです。さて、どうなることやら……。
もしかして、「少年」の方で死闘が展開されている最中、
一方刃牙は愛欲にふけっていた……みたいな構成になるのか?

(新)一丸伝記
ギャグ新連載。石丸電気とは何の関係もございません。
え〜っと、主人公は古流剣術の後継者。そこに、
代々その流派に仕えているという、御庭番がやってきた。
しかしそいつは、逆に主を倒して、屋敷を乗っ取ろうとしていた。
という設定なのだが……この設定、面白いのだろうか???
とりあえず、第一話は笑いどころすら掴めぬまま終わって
しまったのだが、まあ……次に期待。青。

ドカベン プロ野球編
里中、完全試合達成。
いきなり完全試合あっちゃったかー。
今後の展開、どうすんだろ?

無敵看板娘
美輝の、出前騒動。
萌えと見せかけて凶悪、という
美輝のキャラ立ちはなかなか。
ただ、このキャラ一人だけじゃ
この先持たないので、早期の
新キャラ登場を望む。

ラフ&ラフ
賭けゴルフ、狙うは親父の、禿げ頭。
第二話で、一番記憶に残るものが
禿げ親父ってのは問題なのではないか?
今一つ見せ方が上手くないなー。

元祖! 浦安鉄筋家族
大食い少女ハイジ登場。
サブタイトルは「高畑さま」。細かいギャグだ……。

SAMURAIMAN
第五話でようやく変身終了。
しかしまだ戦い出さない……。
カタルシスまでいつまで待たせんだよ。
サスペンスにもなってないし……。

エイケン
百合子と美八留が鉢合わせ、もう駄目だと思ったら、
「ミハちゃーん」「百合ちゃーん」
何とこの二人、いとこでした。美八留の苗字も東雲だったのです。
…………何それ。結局家族かよ。そして東雲一族総出で銭湯へ。
お風呂で洗いっこしている声が男湯に筒抜け。伝助興奮。
そこへ百合子がやってきて、ちはるにも美八留にも負けないと
全裸で宣言。股間から「ゴーギャン!!!」と後光!!
その後、ちはるの裸も見てのぼせた伝助、美八留の部屋に
運ばれ、今夜はそこに泊まることに。で、再び次回へ続く。

フルアヘッド! ココ
チャコとミルカの声によって、一瞬正気を取り戻すココ。
しかし、ライツワイズの力に再び屈し、ついに化獣と合体する!!
ココ、最終形態完成。いいデザインだ……。

虹色ラーメン
次の対戦相手は久留米トンコツラーメンの使い手。
シャベルでスープをかき混ぜる、豪快なラーメンに
一同驚愕。その上、旨い。しかも原田さんが
作り手の有馬をカッコいいと発言!! いい趣味してるなー。

ショー☆バン
番太郎の表情が、どんどん邪悪になってゆく……。
こいつもしかして、このままずっとこうなのか?

BM〜ネクタール〜
脱出の為ヘリポートへ向かう五人。
そこに落ちていた壊れたメガネ。
結局死んだのか、親父さん……。
今回の伏線を読むと、ヘリでは脱出出来ず、
川を行くことになりそうな感じだが、どうか。

A−D.O.G.S.
設定説明。
要するにナノプローブとは政府が新生児に埋め込んだ
洗脳装置だったらしい。それが暴走を起こして
こんなことになったとのこと。結局政府の陰謀か。
このマンガもそろそろ終わりが近いか……。
何でこう次々終了に向かうのだ、チャンピオン???

七人のナナ(終)
そしてこちらは最終回……。
神近くんと同じ高校に通い始めたナナ。
しかしまだ、神近君には告白出来ていない。
今日こそはと心を決めたところで、月枝と
三人組が乱入。ナナは弱気になってしまう。
その瞬間、クリスタルが再び輝き、六人のナナが
現れた。一瞬だけの幻として……。
「7人が1人 1人が7人 私達はずっとナナの心の中にいるから」
そして、クリスタルは一つになった後、砂のように消えた。
ナナは涙を拭いて、神近君に声をかける。
「私 神近君の事――――――」
綺麗にまとまった、切ない最終回。
これまでがドタバタだったもので、余計に切ない。
純粋に、一個の作品として面白かったし、もっと読みたかった。
予定されていたこととはいえ、たったの半年で終了なんて惜し過ぎる。
国広あづさはこれからどうするのかな? 帰ってきてくれるんだろうか?

目次&作者コメント&編集者コメント
「靖国参拝、メディア規制法案、有事立法。
口だけの構造改革。国民を騙す手口といい、
ヒトラーとそっくりですな……!」(伊藤)

別に政治に対してどういう不満を抱こうが構わないが、
少年マンガ誌上で編集者が一方的な政治思想を語るのは
ちょっと問題なのではないかと……。

総評
ナナ終了。
これだけ大量に新連載を始めておきながら、
ぱっとするものが一つもなかったのも手伝って、
どうにも不満が残る。これでAドックスと
BMとココが終わったら……。
チャンピオン、ここが正念場か?