ジャンプ15号感想
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表紙
ザ・ワンピース!! って感じの表紙。
極端な遠近法を利用した大胆な構図。笑顔で拳を突き上げるポーズ。
そして何より、あの豪勢なマンガ肉!! やはり、ワンピには肉だ。

ONE PIECE
まず、これでも結構大きいゴーイングメリー号がありまして、
その数倍の大きさのガレオン船が空から降ってきてびっくり。
次にさらに大きなマシラのサルベージ船が現れてびっくり。
さらに巨大ガレオン船を一飲みにする超巨大ガメが出てきてびっくり。
そんなこんなで大騒ぎしていたところ、何とそのカメなんか比較に
ならないような巨大な人影が天を覆い尽くしてどびっくり、と。
この畳み掛けは凄いなー。ここまで超速で突っ走られると、
読者を置き去りにするなとかいう批判が、チンケなものになってくる。

愛読者アンケート
キャラの顔カットが入ってる。
わかりやすくなっていいな。

NARUTO
「……千鳥…つまり雷切」
「雷切はカカシがあの技で雷を切ったという事実に由来する異名だよ」

結局雷切なんじゃねーか!!
前回の感想、いきなり新技が出てきてつまんねーとか書いちゃったよ……。
雷切ならよかったのに、とかさぁ……。千鳥=雷切なら前回のラストで、
「その名を千鳥……またの名を雷切!!」とか書いといてくれりゃいいのに。
ともかくサスケVS我愛羅、予想通り横槍が入ってきて、中忍試験は
このまま流れそうな雰囲気。脇役らしく素直に眠るナルトに出番はあるのか?

1月期天下一漫画賞 審査結果大発表
最終候補の「野狐わずらひ」、女の子がちょっといい。
「世界の海はオレのもの」、海賊王はマズいだろっ!!

テニスの王子様
菊丸と桃城のオーストラリアン・フォーメーションが順調に機能。
菊丸がフォローに回っているとしても、あり得ない。何故だ?
そう、実は桃の腕にはフォーメーションのマニュアルが
びっしりと書き込まれていたのだ。桃はカンニングしながら戦っていた!!
…………うっそぉ、そんなんでいいのぉ〜。

いちご100%
西野に教えてもらった電話番号が、わからなくなっちゃった。
というわけでバタバタする真中なわけだが……。
いまいちエピソードが弱いなー。もっと大きく話を動かした方がいいのでは。

(読み切り)アイシールド21
ストーリーキング受賞作読み切り、後編。
今回はほとんど試合シーンで占められるのだが、
この試合シーンの構成が上手い。絶妙の位置に
図解が置いてあって、とにかくわかりやすい。
勢いのある絵も魅力あり。これはなかなかいい感じ。
絵がもう少し洗練されてくれば、充分連載いけるでしょう!

ボボボーボ・ボーボボ
廬山昇龍覇ーッ!!! パチパチパチパチパチパチパチパチーッ!!!!
というわけで(?)ドンパッチがフリーザ一味を瞬殺。
実は首領パッチが強かった、とか言われても、反応に困るな……。

遊☆戯☆王
オシリスVSオベリスク、開始!!
まずはオシリスの特殊能力、招雷弾により、
オベリスクの攻撃力が2000Pダウン!!
ああ〜、そういえばこんな能力あったけなー。
その後、お互い手札を操作し合い、攻撃力互角に。
それにしても、オシリスやラーには特殊能力あるのに、
オベリスクにはこれといってないよな。攻撃力が高いだけ?

あっけら貫刃帖
青葉のピンチに裂鬼助登場。
敵は「限界を超えた音」で蝙蝠を操る刀魔。
時代劇だから超音波とは言えないわけね……。

世紀末リーダー伝 たけし!
小次郎の一日。それだけ。
まったりしているけど、それだけ。

BLEACH
ドン・観音寺の行動を止めようとしてとっ捕まった一護。
そこへ突如、浦原一行が現れる。雨をダシにして来たようだが、
それ意外にも当然目的がある模様。そして衝撃の事実!!
ドン・観音寺にも、ちゃんと霊が見えていた!!
インチキじゃなかったのか……。

少年エスパー ねじめ
何かよくわからないが、エスパロイドとかいうのがやってきた。
エスパロイド・ダリヤ、いいキャラです。ようやくこの作品に
光明が見えてきました。それくらいいいキャラです。
セリフ回しなんかも、ようやく軌道に乗ってきたかな。

BLACK CAT
幻想虎徹Lv2!!
ふははははははははははははははっ!!!!
むちゃワラた!!!! 何じゃありゃあああっ!?
カコイイ!! あんなカコイイ剣、見たことないよ!!
すげーぜクリード!! 天才だぜ矢吹健太朗!!

こちら葛飾区亀有公園前派出所
犬の声を翻訳する機械の話、なのだが……。
「英語の翻訳機はなぜ開発しないんだよ!」
「それさえあれば外国人OK 英語も習う必要がなくなる」
「日本に星の数ほどある英会話塾が全部潰れる!!」
「だから『英会話業者』が圧力をかけてだな…翻訳機メーカーに
ストップをかけ 学校の英語も役に立ちにくいように教えているんだよ!!」

これ、あくまで両津(秋本治)の推理とのことだが、本当だったらえらいことだ。
学校教育の部分はさすがに邪推だろうが、あり得ないとも言い切れない。

Mr.FULLSWING
猿野、満塁ホームラン。
今回はその余韻をかってか、ギャグだらけ。
ラストにようやく2・3年レギュラーが出てきたが、
となると今までの封鎖は無意味になるわけ?

ホイッスル!
冒頭、「ぼくは風だ!」という夢を見る風祭。
そうか、風のイメージで風祭って名前なのか。
そして風祭は不破と共にスタメンで九州選抜戦に出場。
スタメン外された水野の心境や如何に?

HUNTER×HUNTER
爆弾魔がカード収集団を恐怖に陥れる。
何だか背後に組織的なものがあるようで、
今後どうなっていくのか興味深い。

ROOKIES
キャッチャー御子柴、ピッチャー赤星。
なかなかいいピッチングをしていたが、怪物・別所には敬遠策。
しかし別所、敬遠球を強引に打ってホームラン!!
ヒットならともかくホームランかい。赤星の球質が軽いのか?

ソワカ
新展開。
依頼を受けてやってきたのは、子供達だけが残る村。
しかも子供達には、カウントダウンを刻む呪いがかけられていた。
このカウントが零になった瞬間、その子は鬼になってしまう。
死のカウントダウンか、ありがちだけど、まあいいか。

サクラテツ対話篇
第11.25話。
ええと、ということはあと二話あるってこと?
11.5話と11.75話。それで最終回か?
ところで前号の作者コメント、あれ今号に載せるべきだったような。

ストーンオーシャン
「本日現地時間 午後11時日本の傑作劇画ヒーロー
ケンシロウがラオウと呼ばれる悪役ヒーローを
東京西新宿で倒しました

西新宿に突然出現したラオウは これまた他のキャラクターを
数十人殺傷したあとケンシロウによって倒されました」

いや、それよりあの決戦の舞台って西新宿だったの???
何か仁王像とか立ってたような気するんだけど……。
そんなことどうでもいいか。とにかくファンタジー・ヒーローが
次々と具現化。アナスイは「七匹の子ヤギ」のオオカミ役として
ストーリーに組み込まれてしまう。つまりこのスタンド、
人の精神を空想世界のキャラクターに成りきらせてしまう、
というものなのか? 精神と空想世界がごっちゃになるというか。

ピューと吹く! ジャガー
肉が食えない駄目なハマー。
ハマーの嘘も、影千代先輩には見抜かれていました。
けどほんとに、影千代先輩の絵は誰のマネなんだ???

総評
ワンピ復調、幻想虎徹Lv2、ケンシロウVSラオウなど、
意外と見所の多かった号。特に幻想虎徹LV2。
どこまで矢吹健太朗はマジなんだろう?
本気で「こいつぁ怖いぜ、凄いアイディアだ!!」
と思って描いてるんだろうか? いや、むしろ
そう思いながら描いてて欲しいけど。