ジャンプ24号感想
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表紙
本編読了前――おおっ、パンチラ寸前じゃん♪
本編読了後――サギだっ!! サギだああああっ!!

(新)プリティフェイス
叶恭弘新連載。
「ミッドナイトマジック」の挿絵で頭角を現してから、
連載までに何年かかったんだ……? 引退したのかと思ってたよ。
さて、その待望の新連載の内容はというと――
空手大会で敵なしの乱暴者、乱堂政。しかし事故に遭い
全身火傷の重傷を負う。一年後、目覚めてみれば
自分の顔が、何と片思いの女の子そっくりに整形されていた。
しかもその子に行方不明中の双子の姉と勘違いされ、
一緒に暮らすことになってしまう。こうして、乱堂の
新たな学校生活がスタートするのでした。という第一話。
えーっと、「天使な小生意気」っぽいです。
しかし、「片思いの女の子と女装して同居」という設定に
変態性――もとい独自性があるので、パクリってほどではない。
シチュエーションはいいので、あとは転がし方次第か。青で様子見。

ONE PIECE
モンブランが語る、空島への行き方。
設定が結構詳細に練られていて、読んでいるだけで楽しい。
今回の展開を見ると、今後ウソップに見せ場がありそうで期待。

シャーマンキング
前回ラストの「マルコの拳銃を掴んで生き返る蓮」
はイメージカットです。今回には関係ないのでご了承下さい。

――みたいな但し書きを載せてはくれないものか? 本気で混乱したぞ。
何でいきなりこんなアバウトな展開になるんだよ……。
まあ今回の話が純粋に面白かったのが救いだが。
それにしても、蓮の初めての相手はシャマシュになっちゃったのか……。
これを機に、シャマシュ×蓮のやおい同人が作られたりするのだろーか?

テニスの王子様
「さっきの自分のスマッシュ5.3mm程出てましたよね」
自分のミスショットを申告するのはいいが、5.3mmなんて
お前以外に誰が見切れるというのだ。遠回しなひけらかしか?

Jアシスタント大募集!!
矢吹健太朗先生「丁寧な線を描ける人」
そーいや最近、ネットで悪質なデマを見たっけな。
いくら何でもあれはデマ……だよなぁ?

BLCAEH
集まり出す虚。虚は霊力の高い人間を狙う。
まさか夏梨が、と走る一護だったが、
霊力の高い人間は、一護の周囲に他にも大勢いた。
これは、一護の関係者全員襲われかねないな。

いちご100%
遠くなる真中と東城の関係。
そこでようやく真中も東城への気持ちに
気付き始める。そして、泉坂高校の受験日。
そこに現れたのは、メガネを外した東城だった。
ついに東城が攻撃に出て、ますます混迷。
それにしても、意外に早く高校編になるんだな。

ホイッスル!
退場くらって荒れる鳴海。
さらに、自分なしでチームが同点に
追いついてしまい、拗ねる。
しかし知佳に「あなたの行動がチームを動かした」と
励まされ、復活。という鳴海の心理を描く回。
ここで鳴海に一話割くというのは、本当に丁寧な作りだなー。

遊☆戯☆王
イシズとモクバの言葉に、揺れ動く海馬。
悩んだ結果、物凄〜くひねくれた理屈で
遊戯にマリク打倒のキーカードを渡す。
本当に、素直じゃないなー、海馬。

Mr.FULLSWING
二段カーブの謎が今明かされる……。
そして、辰羅川のもみあげの謎も今明かされる……。
ウイグル獄長ネタなんて、今の読者にわかるのか?

ROOKIES
怪我を押して全力疾走する関川に、濱中感動。
しかし、やる気になった濱中の肩に川藤の手がかかる。
ここで代打、平塚か?
燃えたり冷めたり忙しい濱中。男になれるんだろうか?
しかし、ミスフルと並んで掲載されてると、何か違和感あるな。
同じ野球ものでいきなり絵柄が変わるから……。

こちら葛飾区亀有公園前派出所
檸檬の祭り初体験。そこに電極+も乱入。
盗聴機仕掛けてたって、完全にストーカーじゃんか……。

BLACK CAT
クリードVSスヴェン。
あれだけトレインとの相棒時代にこだわってた
クリードなんだから、スヴェン抹殺はもっと早く
やってて当然だと思うんだが、今更攻撃開始。
そしてイヴを星の使徒に勧誘。これはなかなかいい展開。
けどまあ、今回最大の見所はイヴのふとももなんですがね。

少年エスパーねじめ
校長先生暴走編。
とりあえず学校行きは認められたので、
次回からは学校編なのかな?
結局読み切り版に戻る、と。

世紀末リーダー伝 たけし!
安藤仁一は複数いた。
その内の一人は、たけしの父親の顔を持っている。
まだまだわからないことだらけだが、
やはり父親の死に裏があるのは確かなようだ。

ボボボーボ・ボーボボ
テレビの中のボーボボ。
あの下膨れの絵は誰の真似なんだ?
どっかで見たような気はするんだけど……。

HUNTER×HUNTER
黒人は除念能力者でした。
で、ゴン達をひっかけておいて、
自分は何かを企んでいる模様。
しかし、団長と絡むほどの
キャラではないんだろうなー。

ストーンオーシャン
物知り博士エンポリオのおかげで、ロッズの能力判明、
実はロッズは体温を食っていた!!
それにしてもエンポリオ物知り過ぎだ。
何であんな医学知識豊富なんだよ……。マジに何者だ?

ソワカ(終)
転生オチ。
びっくり。まさかこんな落とし方するなんて。
奇手、というよりは根性だな。絶対にまとめてやるという根性。
けど、虎丸まで人間にすることないよな。あいつ自分の前世が
犬だと知ったらどう思うんだろう? まあそんなことはどうでもいいか。
二十二話打ち切り。全体としてはよく二十二話も持ったなという印象。
しかし、所々に光る部分は確かにあった。次回作に期待をかけてみたい。

(読み切り)さとふ2002
相変わらずブラックで後味悪いネタが多い。
この作品も随分載るよな。このままいけば
読み切りだけで単行本出るんじゃないか?

総評
プリティフェイス。
この設定ならば、絶対に発動させなければならない
「女装主人公萌え」を、あの元の姿を晒した上で
発動させることが出来るのか!?
いや、ほんと重要だって、女装萌えは……。
ソワカ。
残念無念。しかし最終回での思いきりや良し!!
シャーマンキング。
今回、感想書いてて、思わず本当にシャマシュ×蓮の
小説書きそうになりました。ネタとして書いてたら
何か面白くなってきちゃって……。「シャマシュの唇の熱さが」
「蓮の中で何かがはじけた。葉! 葉! だがシャマシュの」
「そしてメイデンの拷問器具が」「見つめるまん太の肩に竜の手」など。
ええ、まあ五行くらい書いて全部削ったんですが。
ふと冷静になった瞬間、ちょっと自分が怖くなりまして……。
そして、キユ復活。
タイトル通り十週で突き抜けたりしないだろうな?

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番外編
赤マルジャンプ2002春号 一言感想

今回も、他に書くところないのでここに書きます。

翼人機ゼロイド(岡野剛):作りの古臭さは否めないが、完成度は高い。
逸者(武藤健司):前作にもあった雰囲気に、世界観と娯楽性が加わった。だがまだ弱い。
CRIME BREAKER!!(田坂亮):連載を意識し過ぎかな。絵は久保アシ過ぎ。
SANTA!(蔵人健吾):こちらは岸本アシ過ぎ。楽しく読めるが、アイディアが弱い。
ミイラカイザー(イワタヒロノブ):世界観無視のギャグがスベってる。サービス精神は買う。
超・占事略決が――:この辻司って人は武井宏之のアシなのか?
monochro stroke(瀬戸蔵造):派手さはないが、ドラマを作れる貴重な人材。
呪いの男(藤嶋マル):センスは感じる。育て方次第では化けるかも。
泥棒ネコライフ(夕樹和史):安定性はあるのだが、それ以上のものがない。
神斬蟲(小椋おぐり):ありがちだが、手堅い。良くも悪くもジャンプ系女性作家の系譜。
STAND BY ME(中山敦支):既成作品の影響大だが、それを差し引いてもいい出来。
抱きしめて! ベースボールラブ(セジマ金属):いつもと同じ。

これらとは別にライジング・インパクト感想。

ガウェインが霧亜ねえちゃんとくっついたのにびっくり。
つーかバーシバルはどうしたんだバーシバルは?
他は順当だなー。ランスロットと胡桃の娘と、
東堂院夫婦の息子は、デザイン的に可愛い。
本当に、幸せな後日談という感じで
これにてライパクは終了なのだなーと
ちょっと感慨深くさせられた。
まさか……この設定で新連載とか始まらないよな?

そしてさらに、本誌連載陣読み切りマンガ感想。

シャーマンキング:70年代ヒッピーな感じがよく出てて、いい雰囲気。
そういや葉が何故修行の地にふんばりヶ丘を選んだのかというのも
今まで謎だったんだが、そうか両親の出会いの地だったのか。
BLACK CAT:感想なんてないよ……何だこりゃ。
BLEACH:読者の質問に答える、と見せかけてギャグ一辺倒。面白い。
いちご100%:エロ。以上。
NARUTO:カカシの素顔の為に、かつてないほど結束してる三人組がいい。

全体的に質の高い号となった。
新人作品も、甲乙つけがたいのでランキングはなし。
あえて連載予想をするなら、クライムと神斬蟲かな。