ジャンプ25号感想
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表紙
正統派だなー。
けどほんと、正統派だという以外、
何の感想も持てない表紙だ。

(新)NUMBER10
キユ、新連載。
舞台はアルゼンチン。現地の子供達と一緒に
サッカーをしたいのに、ハポネス(日本人)だというだけで
仲間外れにされている少年、天馬。そんな天馬のサッカーセンスに
目をつけたのは、かつてレアル・マドリーで10番を背負った男、
ピエトロだった。ピエトロのアドバイスでその才能を開花させた
天馬は、見事サッカーで現地の子供達とアミーゴ(友達)になる。
――という、キャプテン翼そのまんま
もとい正統派のサッカーマンガ。第一話のサブタイトルは、
「サッカーってボール一つあれば世界中の誰とでも友達になれるんだって」
……まあ、様々な要素があまりにもキャプ翼過ぎるきらいはあるが、
王道をきちっと作っているといえば、確かにきちっとはしている。
同じサッカーマンガでも、「ホイッスル!」とはタイプが違うので、
それほど食い合うことはないと思われる。ただ、それでも後発としては
色々と厳しいこともあるだろう。今後の展開を、ハッタリ方向に振るのか
ドラマ方向に振るのかが勝負の分かれ目だろうな。様子見青。

NARUTO
大蛇丸VS三代目火影。
三代目はついに死を決意し、最大最後の術に挑む。
三代目の回想が、演出としていいのに加え、
各キャラの背景がぼんやりと見えて面白い。
子供の頃の自来也・大蛇丸と一緒にいるのがツナデだな、とか、
自来也の弟子でカカシの師匠なのが四代目なのか? とか、
やっぱりアンコは大蛇丸の弟子なのか、とか、何でイルカの
少年時代だけ一コマ貰ってるんだ? とか、深読みが楽しい。

ONE PIECE
南に行く為には、サウスバードという鳥が必要。
というわけで、深夜の鳥捕獲大作戦。
ゾロとロビン、ルフィとチョッパーという
組み合わせが何か新鮮。掛け合いが面白い。
展開としては、「お使いRPG」みたいで、
やきもきさせられるのだが、悪いわけでもない。
ところで、アニメのOPようやく変わるのね。

ボボボーボ・ボーボボ
人気投票発表センターカラー。
栄えある人気投票第一位は……首領パッチ!!
しかも二位のヘッポコ丸に五倍近い差をつけての一位!!
まさかここまでぶっちぎるとは……。ちなみにボーボボは三位。
で、本編の方はというと、久々にギャグが理解可能に。
「忠」の闘神武甲冑かー。最近こういうマンガ減ったよなー。
一昔前はそんなのばっかりだったのに……。まあ未だに
「未来のレイヴ」とか「五曜門」とか「四方守護聖獣」とか
やってるところもあるけどね。

プリティフェイス
学校に通うことになった乱堂=由奈。
さっそく空手部と柔道部の抗争に関わり、
大暴れ&大流血。「あの…生理…」と出血をごまかす。
ヤバイ……これはヤバイ……本気で由奈(乱堂)可愛い……。
女装萌えが早くも加速暴走を始めている……!!
しかし、何でこのマンガにだけ登場人物紹介がついてるんだろう?
やっぱ初見の人にはとても由奈が野郎だとは信じられないからか?

テニスの王子様
「ご苦労 行ってよし!」(ビシッ)
こんな何でもないシーンで何故こんなに笑えるのか???
作者は描いてて格好いいつもりなのか? 自分を疑わないのか?
そして、河村が片手で団旗を持ち上げ気合を入れる。一人男塾状態。
さらに、こないだアニメでぶっ飛ばされた、だーね柳沢が突然来場。
何故ここでだーねが……?

ホイッスル!
風に乗ってゴ〜〜〜ル!!
ごっつあんゴールなのだが、
これは風祭の執念が呼び込んだ、
ということで。ボールがシゲに
向かっていく演出が素晴らしい。

シャーマンキング
蓮と葉の、二人にしかわかり得ない友情の形。
一方、己の非力さに歯噛みするホロホロ。
そんな時、ホロホロはアイスメンが
ビックガイビルに襲われている現場に遭遇する。
げ、アイスメン死ぬのか? それは凄く嫌だ。
しかし……エピローグっていつまで続くのよ?

いちご100%
真中、ついにいちごパンツの女の子の正体を知る。
ちなみに、東城がコンタクトをしてきたのは、
単にメガネが壊れただけらしい。メガネ取ると
美人だって自覚、なかったのか……。
真中が自分の気持ちに気付いた上、東城の正体判明
となると、これ以上話が続かないような気がするんだが、
どうするんだろう? 打ち切り……は、ないよなぁ?

Mr.FULLSWING
猪里はバント職人ってことらしい。
「『体は大人 頭は子供』まさに逆コナンくんだな」
という沢松のセリフが、今回最大のヒット。

少年エスパーねじめ
検尿を前におしっこが出ないねじめの為に、
自分のおしっこを提供するえすてる。
それに感激し、金を払おうとするねじめ。
その光景を目撃し、弓を引くあん先生。
「人前で尿の売買はしません! ちゃんと復唱して」
すげぇネタ……。少年誌でやるなよ、面白いけど、
子供にはわからない――というかわかっちゃマズいだろ。
「オレにとってこれは黄金…いや聖なる水 聖水だ!!!」

こちら葛飾区亀有公園前派出所
実物戦車でサバイバルゲーム。
ミリタリーネタはギャグより絵が命。
なので、戦車の絵さえあればそれでよし。

BLACK CAT
スヴェンにナノマシンを満載した特殊弾、
「LUCIFER」を撃ち込もうとするクリード。
しかし、意外と早く駆けつけてきて、
スヴェンをかばったトレインの腕に、誤って
「LUCIFER」を撃ち込んでしまう。
ついにルシフェルとか出てきたよ……。
トレインにもナノマシンが撃ち込まれて、
これで何か特殊能力が身につくのだろうか?

世紀末リーダー伝 たけし!
たけしの父の遺体は、何処かへ消えていた。
ってことは、ゾンビ? それにしても
「ワシは憑依でヒロシの霊を呼んだこともある…」
そんなこと、すっかり忘れてた。

BLEACH
迫り来る虚の大群から、逃げるチャド。
しかし運悪く、夏梨と鉢合わせ。
街中がサバイバルな状態になってきたな。
掲載位置がちょっと落ち気味なので、
どうにか派手な展開で盛り上げてもらいたい。

ROOKIES
気合入れてみても、川上の球にビビってしまう濱中。
素振りするって言ってみても、サボってしまっていた濱中。
ランニングの途中でも、タクシー拾っちゃったりしてた濱中。
それでも、何かしようと目を見開いて球をバットに当てた!!
打ち上げて、アウトになって、それにも気付かず走り続けて、
観客に笑われても、それが濱中の第一歩。仲間の言葉に、ただ号泣。
濱中……本当に、本当にお前って奴はよぉ……!!

HUNTER×HUNTER
キルアのハンター試験開始。
一次試験で三兄弟とかゼパイルとかを容赦なく
ぶちのめし、他の受験生を全滅。ハンター試験終了。
一話で終わっちまった……。こういう年もあるってことか。
しかし、ゼパイルさんこれからどうするんだろう?

ストーンオーシャン
これが幻の生物「ロッズ」だ!!
正直、驚愕!!

いやほんとに驚愕。何、これ? 何でこんな詳細な設定作ってんの???
究極生物カーズや、鉄塔男の説明より細かいじゃん……。
楽しいのか??? 幻の生物の生態考えるのが楽しいのか荒木飛呂彦!?
「オスとメスの区別はヒヨコ屋さんならきっと見わけられる」
とか、ニヤニヤしながら描いてるのか荒木飛呂彦!? 謎なお人だ……。
本編の方は、バトル決着。精神と知恵がぶつかり合う、良バトルでした。

ピューと吹く! ジャガー
ジャガーとピヨ彦父との、マニアな笛談義。
もう何が何だかさっぱりわからなくなっていく中、
テンション下がりっぱなしのピヨ彦が物悲しい。

目次&作者コメント
「ポップで熱い仕上がりになりました。
それではどうぞキユで『NUMBER10』」<キユ>

こういうコメントを読むと、キユ帰還を強く感じる。
「中山選手の代表入りを信じユニフォームを
作りました!! この願い通じたか!?」<大輔>

通じたよ!! 初めて聞いた時は思わず声上げたよ!!
「Q.好きな食べ物は? A.カレーライス」<義博>
一人勝手にサンデー方式にするなよ……。

総評
「NUNBER10」、第一話としては普通にいい出来だと思う。
「プリティフェイス」、二話目からすでにアクセル全開な感じ。
さて、生き残るのはどっちだ?
次号ではついに「ヒカルの碁」が復活。
佐為なき新展開はどういうものになるのか、興味は尽きない。