ジャンプ28号感想
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表紙
ミスフルって、連載始まった当初は
看板にまで化けるか速攻打ち切りかの
どっちかなんじゃないかと思ってたんだけど、
最近中堅クラスで安定しちゃったなー。
二年目では頑張って化けて欲しいところ。

Mr.FULLSWING
子津の挫折と、仲間との絆。
真っ直ぐな「友情」話。近年のジャンプでは珍しいくらい直球。
こういうエピソードがもっと効果的に動き出すと、
本格的に化けられると思うんだけどなぁ。そこが二年目の課題か。

第8回ストーリーキング大募集
イメージキャラデザ、村田雄介になったのか。
前任の遠藤達哉は……連載どうなってんだろう?
そろそろ育成期間を終えてもいい頃のような。

NARUTO
シノVSカンクロウ、開始。
シノが異様に格好いいキャラになってきている。
そして、サスケとの因縁を機に、我愛羅が覚醒。
自分に似ているサスケを殺すことで、生の実感を得る、か。
サスケと我愛羅の関係は、なかなかシビレるものがある。
しかし、また一段とサスケ主人公化が進行してるよなー。

テニスの王子様
樺地の圧倒的能力を前に、河村、再起不能覚悟の片手波動球!!
波動球って、片手の方が威力でかいのか。
普通両手で打った方が強いようなイメージあるけど。

NUMBER10
立ちはだかるエミリオ。そして、謎の少年アベル……。
キャラが段々と出揃ってきて、興味を惹くストーリーが
展開され始めた印象。しかし、この感じだと、
エミリオも仲間入りすることになるのか?

ONE PIECE
ベラミー、一撃KO。ベラミー戦、終了――
で、話はいきなり大きく動く。まず、バギー&アルビダと
エースが接触。そこで白ひげが、かつてゴールド・ロジャーと
互角に戦った、現在最強の海賊であることが判明。
一方、世界政府の最高権力「五老星」が、赤髪の不穏な動きを察知。
七武海に収集をかける。そしてやってきた二人。
ドンキホーテ・ドフラミンゴと、バーソロミュー・くま。
くま…………? 何かよくわからんが、大変なことになってきた。

ヒカルの碁
ヒカルとアキラのケンカが、
ほほえましいのを通り越して、あやしい……。
エロい、とすら感じる。何だこれは???
筆者の感性が腐っているのか???
それとも作者の確信犯か? つーか確信犯だろ、絶対!!
二人の関係が周囲にまるで理解されていない辺りも
背徳感を煽る。そして、より近づく為に別れる二人……。
嗚呼、何とストイックな愛のカタチ!!
って……本当にどこまで狙ってやってるんだ、これ?

遊☆戯☆王
「遊戯の決闘者としての勘が攻撃をさせなかったに違いない…
オレにはわかる!」

偉くなったもんだなぁ、城之内……。
神の召喚シーンは、毎回迫力があっていい。
オシリスのあの口が上下にあるデザインが好き。

BLEACH
「図らずもボッキしちゃいそうだなあ…と思って」
「あんたがどうやってボッキすんだよ 死ね。」
「失礼な! 女だってボッキできるわよ!! たとえば…」
「ク…がふッ!!」
いいのかコレ……? まあ、久保帯人といえば昔読み切りで
「花もカウパードックドクの十六歳よ」とかやってたからなぁ……。
織姫が洗脳された同級生に襲われて剥かれるという、
鬼畜系エロゲーチックなイベントも、らしいっていえばらしい。
何か、抑えてきた本性が解放され始めたって感じだな。
いいぞ、もうどんどん解放しちゃってくれ!!

こちら葛飾区亀有公園前派出所
付録付き雑誌ネタ。
バンチに対するあてつけなのだろうか……?
それはともかくとして、最近の付録に依存し過ぎる
出版業界を皮肉った、批評精神ある話になっている。
やはりこち亀には、この程度の毒と社会性があった方がいい。

POP WEB JUMP アクセス2002
このデジタルマンガ賞っての、さっぱり内容がわからないんだよなぁ。
フラッシュムービーはマンガなのか? とか。
まあ、形式にはこだわらずに募集してはいるのだろうが。

BKACK CAT
ナンバー4&8登場。
これまでにない凶悪タイプのようなので、ちょっと期待。
しかし、トレインが小さくなったことが、話の中で
あまり上手く機能していないなー。

第69回天下一漫画賞審査結果大発表!!
「読者をひきつけるためには、自分にしか描けない絵柄を
探求することも必要だと思います。」
――矢吹先生総評。
あんたは絵柄以外のものを即刻探求しろっ!!

プリティフェイス
淫行教師現る。
最近シャレにならないタイプのキャラだ。
今後どういうポジションになるんだろう?
敵対するのか、由奈に惚れるのか?

ホイッスル!
水野のイライラ。
水野がどんどん悩んでイジケて堕ちていく感じの
母性本能くすぐるタイプになってきてるな。
昔はもっと完璧系だったように思うんだが。

いちご100%
メガネ取ったら美人なのが評判になった東城と、
二人で授業サボってデートする真中。
とことんドツボにはまっていくな……。
高校編になってどう動かすつもりなんだろう?
ちょっと予測がつかないのだけれど。

シャーマンキング
巫力では敵わなくても、霊力ならばどうにかなる。
ああそうか、巫力って戦闘力ではなく、MPなんだった。
イオラを十回唱えることは出来ないが、一回イオナズンを
唱えてそれでぶちのめしちまえばそれでよし、と。
VS蓮の時にその辺り、わかりにくかったからなぁ。

世紀末リーダー伝 たけし!
冨樫義博流、省略法。
演出……じゃあないよなぁ、これ?
このやり方を冨樫以外にも認めちゃったら、
歯止め効かなくなっちゃうぞ、ジャンプ……。
一種のモラルハザードが発生している。
どうにかして止めろ。でないと大変なことになる。

ROOKIES
若菜のバットを借りる新庄!!
かっけー。この男気がかっけー。

ストーンオーシャン
穴に潜ったら、飛行機だった。しかも過去。
何だこの能力? 穴の空き方がヴァニラ・アイスに
似てるような気がするので、時空間を操るスタンド
だったりするのだろうか? それだと万能過ぎか?

ボボボーボ・ボーボボ
田楽マンも、ハジケキャラ。
結局またハジケ合戦になるのか。
しかし後半六ページ、見事に脈絡ないよなー。

(読み切り)しゅるるるシュールマン
毎回十五ページのハンターズマインドはどうした?
毎号掲載の読者参加ページはどうした?
今回こそは載る予定だったのを、直前で落としたのか?
もうどうにもならない混乱っぷりだな……。

少年エスパーねじめ
両親の策略でなんかちくしょーになるるきじ。
やっぱり、終わるんだろうな、これは。

ピューと吹く! ジャガー
「マジハマリコスメランキーーーング!!!」
ああ、久々にいい掛け声を聞いた!!

目次&作者コメント
「W杯の日本対ロシア戦に行ってきました。
初めてのサッカー観戦でしたがとても興奮しました。
やはり生の迫力はすごいですね。」<剛>

お前はタイムマシンでも持っとんのかいっ!!!!
二秒でバレる嘘をつくな!! 今時子供だって騙されんわっ!!

そして――

「描きたいお話がまだたくさんあったでしょうね。
いつも熱く漫画の事を語る方でした。
しんがぎん先生のご冥福をお祈りします」<信也>

「しんがぎん兄さんが亡くなりました。
アシスタント時代から一緒に漫画家を目指した
大切な仲間です。彼の分も漫画描きます」<栄一郎>

「最期まで情熱を燃やし続けたしんがぎん先生。
あなたが示してくれた漫画道を僕は一生忘れません。
謹んで哀悼の意を表します。」<キユ>

「故郷にて友を送るも未だ様々な思いが交錯して
気持ちがまとまらない。半端な事は言いたくない。
ただ、冥福を祈るしかない。」<宏之>

ということです。
謹んで、故人のご冥福をお祈り致します。

総評
しんがぎん先生追悼号になってしまった……。
実は昨日、本屋を何件か巡って、
「鬼が来たりて」と「少年探偵Q」の
それぞれ一巻を入手しました。
両作共、全二巻なので、当然二巻も
欲しかったのですが、売ってませんでした。
というか、こんなことになるなら
ケチらず発売当時に買っておくんだった。
しかし、内容は大体覚えている。
そこで――
このサイトの封印コンテンツ「駄目コラム」を
ついに発動することを決意致しました。
「しんがぎん先生追悼特集・全作品追憶感想」
と題して、しんがぎん先生の作品全てを、
“思い出して”感想を書いてみます。
全作品、といっても、完全に忘れているものもあれば
そもそも読んでいないものもあるかも知れない。
それでも、思い出せる限り頑張ってみます。
今週中の更新を予定。

で、次号ではいとうみきおが読み切りで登場。
タイミング的に、何か「背負ってる」感じがしてしまう。
ともかく、エネルギッシュな作品を見せて欲しい。