ジャンプ37・38号感想
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表紙
いつもと変わらぬルフィの笑顔、
それをどこか虚しく感じるのは――
もう夏どころかマンガ家生命終わっちゃった
あの人のせいなのでしょうか……。

NARUTOテレビアニメ化情報
祝!! TVアニメ化決定!!
これまで何度も噂には上がっていたが、今発表されると
何か唐突な感じがする。しかもテレ東六時半なのか……。
ナルトには七時台で頑張って欲しかったなぁ。それにしても
製作がぴえろなのはいいとして、監督が伊達勇登かよっ!!
やはりOPでは、ナルトがシルエットで戦ったり、
半裸のカカシが鎖で縛られたり、サスケの立ちポーズを
手ブレカメラで収めたり、サクラが服を脱ぎ出したり、
背景にノイズが走ったりするのか!? 本編でも
回想シーンでノイズが走ったり、モノローグでノイズが
走ったり、場面転換でノイズが走ったりするのかっ!?

ヒカルの碁
二十三ページオールカラー。
扉絵に知らない人がでかでかといると思ったら、
これが韓国の高永夏。塔矢行洋と韓国で対戦中。
一方日本では、ダブル師弟対決の真っ最中。
序盤はヒカル・アキラ共に押すが、プロの気迫の前に
一瞬のスキを突かれ、一転劣勢に立たされる。
緊迫感のある面白い回ではあるが、しかしわざわざ
オールカラーにするほどのものでもないと思う。
テニ王の時もそうだったが、こういう企画を
やるならやるで、もう少し戦略的に出来ないものか?
サンデーやマガジンは結構その辺気を使うんだがなぁ。

遊☆戯☆王
オベリスクの特殊能力、結局ラーには通用せず。
しかし、ラーの攻撃を生贄逃げでかわした遊戯は
ブラックマジシャンとマジシャンガールのコンボで
逆転の一撃を仕掛ける。これでようやく決着か?
何かリシドのおかげで表マリクも助かりそうだし
これ以上はさすがに引っ張らない……と思うけど。

テニスの王子様
白熱の部長対決。
跡部、相手の弱点を見付けるのが
得意らしいが、当の跡部に弱点は
あるのだろうか。これだけ見ると
性格以外は完璧っぽいんだが。

NARUTO
「ナルト二千連弾――」
両手で二千ってことは、分身千人いるの?
せいぜい数十人だと思ってた……。
そして、完全体我愛羅VSガマブン太開始。
って……ナルトの活躍もう終わりですか?

第一回Mr.FULLSWING人気投票結果発表
マンガの掲載位置とかけ離れた場所で発表しないでくれよ……。
主人公が一位という、オーソドックスな結果。
どーでもいいがアンドロメダ瞬に入れた奴、何人いたんだ?

第三回ホイッスル!人気投票結果発表
こちらは主人公四位という“そっち系”マンガ特有の現象が如実に現れている。
しかし水野って意外と人気ないのな。つーか、三上って誰?(マジで忘れた)

SWORD BREAKER
邪神アバルを崇拝する、アバルの信徒が襲いかかる。
に、しても……なんちゅーモンスターデザインだっ!!
格好よくはないし、怖くもないし、かといって
笑っていいものなのかどうかも微妙で判断に迷う。
どういう意図なんだろう。それともこれが梅澤的
クールなモンスターデザインなのか?

ストーンオーシャン
“何か”と入れ換えてのこの掲載位置なのか……?
プッチ神父とウェザー、その出生と絡み合う運命。
それにしても、DIOって復活してから結構自由に
動いてたんだな。エジプトから動きたがらないんじゃ
なかったのか? 年代はギリギリ合ってる……のか?

ONE PIECE
ジョジョの後にワンピがあるなんて、いつ以来だろう?
空島で立派な犯罪者となったルフィ一行。
何だかんだでバトル展開に突入するらしい。
ようやく話がわかりやすくなってきたかな?

アイシールド21
女連れの相手チームに対し燃え上がる嫉妬の炎でチーム結束。
展開としては本当に上手い。ライバルキャラも登場してきたし、
脇は随分と固まってきた。あとは試合でどこまで魅せられるか。

HUNTER×HUNTER
爆弾魔組、まんまとしてやったり。
いつまでこういう化かし合いみたいなのが
続くのかと思っていたら、いきなりゴン達が
次のターゲットになる可能性が急浮上。
そろそろG・I編も収束へと向かうのかな?

手塚・赤塚ニ大漫画賞大募集
島袋光年先生のデビュー作を紹介!!
「変なキャラクターばっかり描いてて楽しかったです!!
みなさんも自分の好きなモノを楽しんで描いて下さい!!」

変なキャラクター=マンガ家なのにエンジニアを名乗る。
好きなモノ=女子高生。
楽しんで描いて=もう二度と、楽しく描くことなんてない……。

(読み切り)司鬼道士 仙堂寺八紘
かずはじめ読み切り。
仙鬼という、強い恨みの念で「死ねない体」になった人間を
退治する司鬼道士を生業とする男、仙堂寺八紘の活躍を描く――
って、そんなことはタイトル見れば一目瞭然なんだけどね。
八紘のキャラクターはよく出来ているが、それ以外は平凡な
退魔ものの域を出ていないという印象。ただ、仙鬼が即死せず、
丸一日苦しみ抜いて死ぬという設定は、無駄にダークでよし。
ネタのわりに、かずはじめ本来の魅力である暗黒面が、
それほど出てこないのは残念。犯された、だけじゃなぁ。

Mr.FULLSWING
神風でボールが右往左往。
最後は猿野の執念の片手打ちがボールを
ライトへかっ飛ばす。そしてそのまま
ランニングホームランを狙う。
二週連続でギャグなしの最終決戦。
ギャグを犠牲にしただけの熱は、ある。

こちら葛飾区亀有公園前派出所
なぎなた部との決闘。
なぎなたって面白そうなネタなのに、
あまりマンガにも出てこないんだよな。
きちんと解説を入れてくれているのが嬉しい。
銃剣の解説はもっと嬉しかったけど。

プリティフェイス
逃げ出したハムスターが服の中にっ!!
ああっ、早く服を脱がなくちゃ!!
あっ、ハムスターが由奈のズボンの中にッ!!
なんてこったい!! 由奈、大ぴぃ〜んち!!
…………いやもう、凄えなぁオイ。
段々とエイケンの領域に近づいてるぞ。

ホイッスル!
水野、シゲを裏切り者呼ばわり!!
しかも小声で囁くように!! 嫌味ったらしく!!
水野の堕落が一向に止まらない……。
その上、実はシゲがサッカー部を辞めた理由は
水野を守る為だったことも発覚。水野、もう駄目だ。

ROOKIES
あと一球!!
湯船のバットは思いっきり空振り!!
が、空振り過ぎて一回転したバットに
スローボールが当たるという大奇蹟!!
これは……ちょっと話が美味過ぎやしないか。

BLEACH
一護の暴走する霊力を、代わりに放出し続ける雨竜。
そして二人の間には、友情のようなものが芽生えた。
しかしその頃、ルキアの名は重過違反者として、
尺魂界に送られていた……。次回から新展開。
巻頭カラーが貰えるということで、打ち切りは
回避されたと判断していいのだろうか?

シャーマンキング
葉が何考えてんだかさっぱりわかんねー。
「説得力ないよ」「最近よく言われる」
作者も本人も自覚はあるのだろうな、
超占事略決覚えた辺りから何か変だと。
で、そういうことに決着をつけようと
しているのか? うーん、やはりわからん。

ボボボーボ・ボーボボ
四コマ一つ目は「つるセコー」でわかるように、
つるピカハゲ丸のパロディ。で、四コマ二つ目は、
ネタと突っ込みのポーズからして、恐らくターちゃん。
なのだが、そんなの年少読者にわかるかい!!
「パロディなんだ」ということをもっとはっきり
打ち出さないと、ただのパクリになってしまうぞ。

いちご100%
こッ!! この扉絵はッッ!!!!
うああああああっ!! 萌ええええええっ!!
ヤベえ!! 本編と共に北大路萌え爆裂ッ!!
この扉絵は反則だろっ!! 卑怯だぞ!!(誰が?)
とにかく、早くも一学期が終了し、ストーリーは
北大路一色に染まり出した。そこへあの女が帰ってくる!?
うわあ……またしても修羅場の匂いがプンプンと……。

世紀末リーダー伝 たけし!(終)
仲間…家族…全てを救うために闘えっ!!
ついに始まる、たけしVS安藤の戦い!! たけしの力が安藤を打ちのめす!!
凄まじいテンション!! 大迫力で描かれる肉弾バトル!! まさに最終決戦!!
作者のやる気、このマンガに懸ける想いが伝わってくるようだ……。
正義に宿りし最強の力!今こそ受け継げ!!
そう、正義は受け継がれ、今、安藤という巨悪との決着に挑む!!
さあ、この戦いの行方はどうなるんだ!! 次回が待ち遠し――
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やめよう……物凄く虚しい……。
何というか、このマンガに描かれていた正義や優しさが、今回の事件で
全て嘘になるということはない。ことはないが……それでも傷付けたものの数は
計り知れない。やっちまった事件が事件だけに、どうフォローしたらいいのか
よくわからん。とてつもなくバカだ。よりにもよって、一番間抜けな不祥事を……。
しかし、次号ではどうやって経緯を伝える気なんだろう……?

BLACK CAT
羽根を撃ち出したり髪で攻撃したり……。
どこかで見たような能力ではあるが、
可愛いからいいのだろうな、うん。
そして、キョウコがブチキレ寸前に。
やっぱり、女子高生は二次元に限る!?

ピューと吹く! ジャガー
眠兎、段々パワーアップしているような気が……。

目次&作者コメント
「体に悪いなぁと思い冷房を消して生活していたら
水槽の水温急上昇!熱帯魚が死にかけた!!
あぶねー!!暑いのに冷や汗かいたよ!!」<光年>

もう、体の心配なんてしなくていいんだ……。
熱帯魚、誰か餌をあげたりしているんだろうか……。
まさか、この後にもっと冷や汗かくことになろうとは、
考えてもみなかったのでしょうね……。
さよなら、しまぶー。
あなたのことは忘れない。――いろんな意味で。

総評
NARUTOアニメ化、ヒカ碁オールカラー、
合併号ってことで、編集部も力入れてたんだろうな。
いい雑誌を作ろうと、頑張ってたんだろうな。
そんな努力も、援交一発で吹っ飛んじまうのか……。
世は無常だ……築き上げた栄光も、一瞬で崩れ去る。
一体、編集者や、彼と仲の良かったマンガ家達は
今何を想っているのだろうか? 怒っているのか、
哀しんでいるのか……? ま、とにかく、
皆さん気を取り直してしっかりやって下さい。