ジャンプ39号感想
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表紙
ルキアのこんな表情初めて見たような気がする。

BLEACH
一周年記念巻頭カラーで新展開突入。
雨竜――というか誰も名前で呼ばないので石田――は、
すっかり一護とのコンビが馴染んできた感じ。
やはり真面目ぶってギャグキャラ化するのだな……。
そして、ルキアを殺しに新たな死神二人組登場。
ルキアがヒロインみたいな状況に妙な違和感がある。何故だ?

遊☆戯☆王
闇マリク、雑魚っぽく消滅。
結局奴はボスキャラの器ではなかったのだ……。
それにしても、「その栄光を讃えてやる!!」
と腕組みしながら偉そうに言う海馬が素敵だ。
全っ然、讃えてねえ……。

アイシールド21
基本ルール説明を少しずつするのは効果的。
で、ピンチにアイシールド21出陣。
「セナがスパイクを間違えた」という話を挟むことで、
無理矢理ながら出場せざるを得ないのだという
状況を作り出している辺り、計算が行き届いている。

テニスの王子様
衝撃!! 手塚とリョーマはそっくりだった!!
「俺達の代では絶対青学を全国に導いてやろうぜ」
若かりし頃は“ぜ”とか言ってたんだなぁ。
顔はとても“ぜ”とか言ってる感じじゃないが。

NARUTO
二大怪獣超決戦!!
うおお、凄え構図だ!! 気合入ってんなー。
こういうスケールのでかい絵の方が、作者は
得意なのかも知れないな。ガマブン太カッコいい。
しかし、砂の守鶴って狸だったのか……見えねぇよ。

ONE PIECE
船ごとさらわれたナミ・チョッパー・ゾロ・ロビン。
取り戻す為には「神の島」を目指さなければならない。
しかしその途中には、比類なき強さを誇る四人の神官が
立ち塞がっているのだ!!――と、いきなりわかりやすい
話になってくれて、非常にありがたい。しかし、ゾロまで
生贄側だとすると、素直な十二宮突破型の展開には
ならないのだろうな。生贄側と試練側の二元中継バトルか?

JFK
桜庭VSミルコより吉田VSホイスの方が記事大きいのな。
話題性では吉田VSホイスの方が上というわけか。
確かに筆者もそっちの方が楽しみだけどさ。

ヒカルの碁
「おまえはオレより下だ」
余裕なさ過ぎだよ緒方さん……。
勝ったのに株下がった……。
韓国では、北斗杯の代表が決定。
高永夏、いい暮らししてるなぁ。
お茶いれてるのは母親なのか?
奥さんと言われてもわからんぞ。

SWORD BREAKER
扉絵見て一瞬、ボーボボかと思った。
一コマ目で何故か爆笑した。
グリードが剣に変形したので更に爆笑。
段々と梅澤イズムが発揮されてきたなー。

こちら葛飾区亀有公園前派出所
ああっ!! これは駄目なこち亀だっ!!
と、茶を飲む両津のコマで直感。案の定、顔のデフォルメが
いちいちおかしい。特に「架空の先生の気分で!」の顔。
何だよこの表情……これ両津か? 手芸ネタとかはいいんだけど、
このハーレムものみたいな雰囲気はどうにかして欲しい……。
しかもこれ、続きものなのかよ……。

プリティフェイス
「これから札幌まで――」「本州の方は――」
舞台が北海道だなんてこと、すっかり忘れてた……。
しかし十五話まできて、話の質が一向に落ちないなー。
お色気一辺倒ではなく、毎回手を変え品を変えで
飽きをこさせない辺りも大したもの。

ボボボーボ・ボーボボ
かまいたちの夜ネタかぁ……。
ゲーム化するってのに他社のゲームネタ
やってていいんだろうか?

シャーマンキング
無表情で圧倒しておいて、最後に説教。
この「無表情」ってのが問題だよなぁ。
上から見下しているような印象を与える。
強さの演出よりも、むしろ今は弱さを見せる
演出をするべきなのではないか?
ビームに撃たれて、そういう面が出るのかどうか?

いちご100%
西野リターンズ。
で、またなし崩しで西野とデートして
またもや告白されてしまう真中。
モテればモテるほど、泥沼にはまっていく。
北大路と西野の激突が今から楽しみだ。
外村の暗躍にも期待。

BLACK CAT
キョウコの中の、天使と悪魔。
何で天使が園児服で、悪魔がゴスロリなんだろう、
とかは考えてはいけない。 というか、合体させると
イヴになるのは何か意図があってのことなのか?
それとも、単に作者の中で趣味が被っただけか?

Mr.FULLSWING
決死のヘッドスライディングで三象を吹き飛ばし、
猿野、ランニングホームラン達成。試合終了。
しかし、終わって思い出したがこの試合、単に
雄軍・賊軍選びを「再考」するだけなんだよな。
別に負けたからって三年が試合に出られなく
なるわけではないのだった。ってことは
名前に動物の入ってる人達は全員ベンチ入り
出来るのか? 何か、気付いたら萎えた……。
てっきり誰か落ちるんだとばかり……。

HUNTER×HUNTER
裏技情報交換。
アスタって、いかにも死にキャラな顔してるな。
やっぱりゴン達の目の前で爆破されたりするのか?

『世紀末リーダー伝たけし!』
連載終了のお知らせ

来るべきものが来てしまいました。
「世紀末リーダー伝 たけし!」これにて終了です。
『世紀末リーダー伝 たけし!』を毎週楽しみに読んでくださり、
また応援してくださったファンの皆様、本当に申し訳ありません。
これを受け、編集部は思いを新たに、より一層読者に夢や希望を
与えられる雑誌作りに励むつもりです。

今回の事件に関しては、編集部の責任というのも問われるのだろうが、
それについては微妙なところ。過酷な連載を切り抜ける為に
薬物を使用した、とかいうならともかく、今回のような事件を
担当編集者なり何なりが、事前にどうこう出来たかというと……。

ホイッスル!
誰の回想というわけでもなく、いきなり過去の話。
シゲが実は東京と大阪を往復しながら特訓していた、
ということなのだが、前回と話が繋がってないように
思うんだが、こんな構成でいいのか? 水野を襲おうとした
先輩達とケンカして……その後どうなったのよ?

ストーンオーシャン
残酷なる運命の歯車。
弟が生きていることを知ったプッチ、
しかしその弟は、あろうことか実の妹と
そうとは知らずに恋に落ちていた。
二人を別れさせようと怪しいゴロツキを
雇ったプッチ。だが、そのゴロツキは
白人至上主義者だったのだ。
弟――ウェザーに黒人の血が混じっていると
知ったそのゴロツキは、仲間と共に彼をリンチに。
更には彼とキスをした妹までをも暴行した。
そして、妹は湖に身を投げたのだった……。
す、凄まじい話……。
ジョジョ史上においても屈指の回だと思う。
僅か十九ページの間に、これほどまでの
運命と不条理と愛と憎悪が交錯するとは……。
詩的なモノローグも含めて、素晴らしい完成度。

ROOKIES
全ては平塚の一振りに託された!!
しかし川藤、自分から顔面をボールにぶつけに
いくなんて危険行為、指示していいのだろうか?
「必ず平塚は打つ!!」と信じているのかも知れないが。

(読み切り)青春忍伝! 毒河童
忍者ギャグかー、そういや最近チャンピオンで
打ち切りくらったマンガがあったっけなー、
などと思って読んでいたら……。
これ、忍者マンガじゃなくてホモマンガじゃん……。
ま、ヨゴレ系のギャグってのも、需要はあるんだろうけど。

ピューと吹く! ジャガー
最後のアレ……あれは眠兎の首がジャガーに乗ってんの?
とすると、ジャガーの首はどこへ行ったの?
何か、凄く怖いぞ。これはもはやホラーだろ。

目次&作者コメント
「これで私もとうとう叔○さんになってしまった!!」<大輔>
何もそんなことまでして性別をごまかさなくても……。
というか、それを逆手に取ったギャグなのか?
「下ネタでごめんなさい。本当はこんなつもりじゃなかった。少年たちに
夢を与えるジャンプにこんなマンガを…。ああ満足だ。」<こうや>

編集部は思いを新たに、より一層読者に夢や希望を
与えられる雑誌作りに励むつもりです。

総評
「たけし!」のお詫び文に全部持ってかれちゃうかと
思ったけど、今号は全体的にマンガの質が高くてよかったな。
特にナルトとジョジョ。ようやく本気を出してくれたか。
しかし「たけし!」の抜けた穴は、どうするんだろう?
しばらくは読み切りでしのぐのか?

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

番外編
赤マルジャンプ2002夏号 一言感想

何か恒例になってきた赤マル一言感想です。
まずは表紙感想。

矢吹健太朗はッ!!
神の領域へ踏み込んだッ!!!!

ついに……ついに覚醒の時が来たのか……!!
しかし、十一〜十三歳くらいのロリ少女の
ヒモビキニ姿を表紙に持ってくるジャンプって、
どうなんだろう……。プライドかなぐり捨て過ぎだよなぁ。

続いてポスター感想。

いちご:北大路の舌使いはエロ過ぎる!!
黒猫:もう、覚醒した矢吹は誰にも止められない……!!
プリフェ:ポパイじゃないんだ……ポパイじゃ……。
それにしても、わざわざイヴに「艶」の文字を当てた
編集部は、脳が腐っているのではなかろーか?

そして作品感想。

電人タロー(小林ゆき):電パァーンチ!!(謎) キャラ立ちよし! あっけらより数段上。
アマツキツネ絵巻(海図洋介):構成よし。絵は味があるが、ごちゃついてるのが難。
UN☆TURBO(吉田真):話は悪くないが設定弱過ぎ。もう一捻り欲しい。
40mmアイアン(高野ひろ):天才系主人公の立て方はいい。が、題材を活かしきれてない。
リ・サイクルZ(安藤英):設定がややこしい。アクションは頑張ってるけど。
TORA TAKE OFF!!(ゆきと):デブがバスケ、一発ネタにしかならないのでは?
おバカちん研究所(日の丸ひろし):ウォーリーを探せとか、ギャグ自体が意味不明……。
モモ一文字(海和雅実):設定は面白いが、このキャラは一般に受けるか?
MAP’s(森本尚司):世界設定が脆弱。テーマ的にもそこは最重要だと思うのだが。
ヤマネコクロト(船津創):爽快感は抜群。けど、このタイトルっていいの?
竜巻戦法帖(はちもりよしえ):突き抜け具合が足りない。もっと壊れてもいい。
とどろきJET(つじいこうじ):プロレスものとしては薄い。だが、基本的な部分はしっかりしてる。
K−1(松本宗二郎):エスカレートする展開に力がある。言語センスもいいもの持ってる。

最後に、本誌連載陣の作品感想。

黒猫:オヤジくさいというよりロリ――
マンキン:前回の続き。そして次回に続く……。
ブリーチ:コンて、本編でももっと活躍してもいいキャラだよな。
プリフェ:読者の疑問に答えるフリして設定矛盾をごまかしてるよーな。

総評。
もう今号は表紙に尽きる!! 矢吹神降臨!!
しかしこれ、純粋な年少読者は買うの相当
恥ずかしいだろうなぁ。初めてのエロ本……。
その反動かどうかしらないが、マンガの方は低調。
連載まできそうなのは、「電人タロー」と「ヤマネコクロト」
くらいか。他は、長所と短所が激し過ぎる。