ジャンプ4・5合併号感想
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表紙
オールスターが七福神の仮装。
この前の全員集合表紙は、宇宙服の仮装だった。どうやら最近コスプレづいてるらしい。
ところで、テニ王の分厚く折り畳まれたカレンダーのせいで、葉の顔に折れ筋がついてるんですが……。

テニスの王子様カレンダー2002
いやだから表紙に折れ筋がさぁ。

ジャンG塾
ファイアーエムブレム封印の剣、発売日決定。
え〜、で、やっぱエムブレムサーガの続編は認めて頂けないのでしょうか?
…………あっ! エムブレムじゃねえ!! ティアリングだ!!(マジボケ)

ONE PIECE
VIP待遇で戦いの疲れを癒せ。食事を食い尽くせ。女風呂を覗け!!
ビビがどうやらこの先も一緒に旅をしたがっているようで、これは“6人目”確定か?
ポジションはやっぱり副長なのかな? 実は楽器が弾けて音楽家というのもアリか。
ルフィの賞金も一億の大台に乗って、これからは気ままな旅というよりは、
世界の謎とか背後に蠢く陰謀なんかを解き明かしていくことになりそう。

テニスの王子様
見事に計算されたアニメとの連携!! 現在アニメ登場中&これから登場のキャラ大集合!!
いや、マジで凄え。よくここまで完璧に合わせたもんだ。ダブルス復活まで合わせるなんて……!!

遊☆戯☆王
見事に計算されたアニメとの連携!! 現在アニメ登場中、ラーの翼神竜召喚!!
うわ〜、これもかー。アニメ観てる子供の「先の展開知りたい願望」を刺激しまくりだ!!
そして、海馬社長を呆然自失に追い込んだ『現世と冥界の逆転』カードのオマケつき!!
しかし、ラーの最終形態が何でゴッドフェニックスなんて洋風な名前なんだろう?

遊戯王国&ウェッヘッヘッ。&アニプリ&碁ジャス!!
そしてすかさずアニメの予告!! 完璧だ!! 完璧なるメディアミックス戦略!!
けど元旦のアニメスペシャル、後半一部、「キテレツ」と被るんだよなぁ……。

でるジャン!!
ディアボロ&キング・クリムゾンいらんから、ドッピオミニフィギュアだけ売ってくれ。

サクラテツ対話篇
「アナルナルナル――っ!!!」
カラー扉絵みて、可愛い新キャラだと思ったら……尻の穴の神かよっ!!
魔法少女風のいでたちで「ダップンの舞ナルゾ――っ!!!」かよっ!!
マニアック過ぎる……。けど好きだ。うん、素晴らしいよこれはっ!!

シャーマンキング
ああ……いいなぁ、凄くいい。何ていうか……間合いとか、空気感がたまらなくいい。
葉とアンナの出会い編。そして、マタムネとの出会いと別れ編。第二話。
描き込まれた背景と、絶妙のコマ運び。そしてマタムネの味わいのあるセリフ。
一体何事かと思うほど、今までのマンキンとはマンガとしてのレベルが違う。
ジャンプフェスタで過去編は「九週くらい続く」という作者のコメントがあったらしいが、
これから何がどうなるのか、猛烈に期待大。

NARUTO
サスケ遅刻の為、先にカンクロウVSシノ。
しかし、本来の目的の前に手の内を見せたくないカンクロウ、棄権。
よってテマリVSシカマル開始。
「しょぼい脇役の試合なんか観せられることになって やだな〜って感じになってんな……」
まさに読者もそう思ってます。しかし、シカマルは意外に出来るヤツかも知れない――
というところでヒキ。シカマルが隠れた実力者という展開は、ちょっと評価微妙。

ヒカルの碁
見事に計算されたアニメとの連携!! 現在アニメで放送中、三将戦以来のヒカルVSアキラ!!
ヒカ碁までもがメディアミックス全開!! しかし、ホントにどこまで偶然でどこから計算なんだ?
ともかく三将戦以来、二年四ヶ月ぶりの対局。火花散る二人。そこで出たヒカルの一手目は――
「右上スミ小目!」
ご存知、佐為の一手目だ!! 対するアキラも気を急くような早碁で返す!!
まさに宿命のライバル対決。ああしかし、ここで二週間のお預けなのか〜っ!!

Mr.FULLSWING
話、全っ然進んでねえ……。
切羽詰ってるはずの状況で、こうもギャグを繰り返されると引いてしまう。
さっさと熱血モードに入ってくれ。

こちら葛飾区亀有公園前派出所
カメダス2、結局立ち読みで済ませました。すっげー立ち読みしづらかったけど。
飛呂彦両さんは凄かった……本当に凄かった……。
今回は、巨大寿司でパーティ襲撃。食べ物を粗末にするのはよくないと思いまーすっ。

ソワカ
ええっと、またよくわからない……。
犬が俊介をかばって鬼に取り憑かれるのだが、問題はそのコマ。
トーンと重なって肝心の犬が見えねえよ!! もう少し構図に気を使ってくれるとありがたいです。
物語自体は、生きる為に友である愛犬を斬らねばならないという、燃える展開ではある。

世紀末リーダー伝 たけし!
ネタの浮かばない作者が街をさまようという、リアリティー溢れまくる話。
次号で読み切りを描くようだが、たけし終了後の新連載準備かと穿った見方をしてしまう。

BLACK CAT
トンファー大回転!!
トンファーってそういう使い方をするものなのか? 常に円殺轟鉤棍状態。
マロさんのぶっ飛びっぷりは最高だが。しかし奇襲暗殺チームのくせに派手派手だな、こいつら。

ボボボーボ・ボーボボ
何かまあ、色々あって結局三連敗。そして、ところてんVSガム。
こんなにも予想のむずかしい対決は初めてだ……。

ホイッスル!
アフリカン小次郎に翻弄される翼。
今回、妙に迫力のある構図が多いな。いつもこうだといいのだけれど。

ライジング・インパクト
ガウェインと東堂院、ドラコン大会へ出場の模様。
ドラコンかー。ガウェインにはぴったりだけど、東堂院はどうだろう?
またグラールの刺客がお目見えするのだろうか?

もののけ! にゃんタロー
にゃんタローに押しかけ弟子。
新レギュラーみたいだが、好感度は最悪。

ROOKIES
川上、動揺。そういえば甲子園で大量得点され負けた過去があるのだった。
しかし、レーザーで案仁屋に嫌がらせする男が、何でアニメTシャツ着ている必要があるんだ!?
いちアニメファンとしてこういう差別表現には断固反対する!! まあ、リアルな絵ではあるけどさ……。

HUNTER×HUNTER
ゴンとキルアのあまりのバカぶりに、たまらずコーチを買って出る謎の女の子。
名前何て言ったっけ? あれ、まだ出てきてないのか? 昔のことで憶えてない……。
今回、落とす寸前だったっぽいけど、載ってよかった。ハンターが載ってなきゃ、
いくら増ページや数々のオマケでサービスしようと、真の年末号にはならないもんね。

BLEACH
ああ、下がってる。ジャンプフェスタで黄色い声援を巻き起こしたという久保帯人だから、
そう簡単に打ち切られることはなくなったと思うけど、この不安定ぶりは怖いなぁ。
妹達を守る為、母の敵(?)に立ち向かう一護。やはりあの少女はただの雑魚ではないか。
単発のエピソードに終わらせず、大きな流れをここらで示して欲しいところ。

ストーンオーシャン
いや、あのマンガのオチは筆者にもわからない……。つーか、あのマンガ、ボインゴ作ですか?
あと、シッ○ス○ンスのネタバレはいいのか? まあすでにバレバレのネタではあるが。
今回、エルメェス治療中との文字があり、ちょっと安心。忘れられてなかったんだ。

ピューと吹く! ジャガー
眠都の芸に、桃山さんメロメロ。眠都の脅しに、監督さん屈服。
次回、ほんとにウルトラママンなんだろうか?

総評
これがジャンプの底力!! これがジャンプの心意気!!
主食のマンガは一番人気のワンピを巻頭カラーとし、人気作品を軒並み増ページ!!
オカズには遊戯王カードにテニ王超特大カレンダー!!
そして、アニメとマンガをリンクさせる、メディアミックススパイスッ!!
ここまでやるのかジャンプ!! 戦慄すら覚えるほどの、徹底的な年末戦略!!
2002年、ジャンプは本格的に王座奪還に乗り出す気だ。そうに違いない!!
今号こそがその覚悟だ!! そして自信だ!! 殺る気満々だぜジャンプ!!
しかし、ターゲットのマガジンに危機感はあるのだろうか? アソボットだしなぁ……。

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番外編
赤マルジャンプ2001冬号 一言感想

書く場所がなかったもんで、ここに簡単に書かせて頂きます。

風雲童子:正しいかずはじめが帰ってきたという印象。
7th ACE:正統派。絵も話も及第点以上。
天然天国らんげるはんす島:確かに女の子の瞳はいいが、他はまだまだ。話はいつもの真倉翔。
時流し:設定だけ。設定を超えるものが一つでもあれば……。
刃取るの茶々丸:霧木節は抑え目。それでも正統派は無理っぽい。
倭神礼讃:雰囲気はいいが、連載を狙えるタイプの作品ではない。
ガリアのヴェル:よく練られている。しかしガリア戦記という時代設定がネック。
鬼尻田さんの2:ありがちな話。ギャグとしても弱い。結局元に戻らないのかよ……。
神サマの鏡:キャラクターはよし。特殊能力がちょっとわかりにくいかな。
スイング・キッズ:起承転結が成立していない。過程がないし、終わってないし。
AX 戦斧王伝説:巨乳は武器だ!! ガリアと同じく時代設定がネックになるか。
サラブレットと呼ばないで:確かにまとまったネームではあるが、小さくまとまってる感じもする。

新人作品の個人的ランキング。
1・AX 戦斧王伝説
2・7th ACE
3・ガリアのヴェル
4・神サマの鏡
5・倭神礼讃

あとは団子かな。風雲童子と刃取るの茶々丸は新人作品ではないので除外。
全体的に不作。連載を意識していると感じられる作品がほとんどないってのは問題。
AXもガリアも、出来はいいのに余計なことをゴチャゴチャ書き過ぎるんだよなぁ。
ぜひ、「グラン・バガン」という作品を読んで、そこんとこ考え直して欲しい。
本誌連載陣の読み切りは、ライパクが光っていた意外は低調でした。