サンデー10号感想
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犬夜叉
カラー扉絵で、色無しにされてる故人二名が哀れだ……。
蛮骨VS鋼牙。鋼牙のピンチに犬夜叉一行到着。
これより総力戦によるバトルが開幕。これに桔梗、殺生丸、そして奈落一味が
参戦したら、オールスターバトルロイヤルになるな。楽しみだ。

速報・小学館漫画賞
第四十七回小学館漫画賞、少年向け部門は、見事「犬夜叉」が受賞!!
って――二十一年前に受賞した高橋留美子がもう一度受賞しちゃっていいのか!?
いや、これはまあ二十一年経って今なおトップであり続けている高橋留美子が
規格外のバケモノ作家過ぎるのがいけない(いけないってこたないが)んだろうけど。
二十一年間、衰えることなく進化を続けているって……尋常じゃねえよなぁ。
それにしても、審査員の萩尾望都と氷室冴子。
「留美子ワールドは、ますますさえている。」
「まさに高橋ワールド健在を思う。」

遠回しなこと言ってないで、ファンなら審査員の立場を捨ててでも
素直に「るーみっくわーるど」と言え!!

焼きたて!! ジャぱん
和馬のジャぱん57号は、歌舞伎揚げパン。
売れ残りのパンを特製のタレにつけて、それを揚げたアイディアパンだ。
味も良好。だがしかし! そのパンには致命的な欠点があった。
それは、どんなに美味くとも、そのパンは売れ残りであるということ。
売れ残りを客に売るなど言語道断。どんなに美味くとも、それは採点に響く。
だがそこへ、仮面のマイスターが再び現れた。勝負の行方はどうなるか――
審査員の人、一人は服部さんだけど、緑川今日子のモデルっているのか?

金色のガッシュ!!
フォルゴレが訪れていたのは病院だった。
フォルゴレはそこで、病気の子供達に特別コンサートをプレゼントしていたのだ。
扉の向こうで感動する清麿。フォルゴレに「生き残れよ」と激励の言葉をかける。
これにてロンドン編は終了。最後は髪切って誰だかわからなくなったセッコロや
ジェムが見送りに来てくれた。あと、本担いだ変な犬が追っかけてきてるけど……魔物か?
次回はシェリー&ブラゴの外伝らしい。これからはサブキャラの話が増えるのかな?

名探偵コナン
今時、「PCを立ち上げる」すら理解出来ない目暮警部。
そりゃヘッポコ呼ばわりもされるわな。ダイイングメッセージは碁石で書かれた点字。
実にストレートに「犯人は相馬」と書かれていて、面白味もへったくれもない。
日記のコピーを手に入れたコナンの前には、謎の男、赤井が。
ようやく話が終章へと向かいそうな気配。

MAJOR
三球連続ファール。打てる……打てるぞ、と意気込んでフルスイングした小森だったが、
最後の球にはかすりもしなかった。吾郎の本気は最後の一球だけだったのだ。
そ……それ、ちょっとヒドくないか吾郎……。どういう意図でそんなことを……?

からくりサーカス
空飛ぶマリオネット、「ジャック・ホー・ランターン」に乗って、黒賀の者を追う勝。
一方黒賀の里では、死んだはずの勝の祖父・正二が、上半身だけになりながら
保存液の中で復活。貞義として覚醒した(と思っている)勝を連れてくるように命じる。
え〜っと、つまり正二と貞義は偽りの親子で、実は死闘を展開する間柄だったと。
で、貞義が勝を「転送」先にしようとしていると知って、正二はそれを止めようとしたが、
結果、高速道路で相討ちになった……と? うああ……やっぱまだわからないいいい!!

(新)ダイキチの天下一商店
短期集中新連載。
「関西王」「新世紀の仕掛け人」「日本一の商売師」の異名を持つ司馬伸之率いる
司馬グループのチェーン店に、廃業寸前にまで追い詰められていた弁当屋。
そこに大吉という高校生が現れる。何故か商売について異様に詳しいこの男。
司馬グループのやり方に怒り、口コミ・アイディア商品・そして色仕掛けで
弁当屋を大繁盛させる。この男の正体は……その司馬グループの御曹司?
という第一話。結構真面目な商売知識が満載。なかでも「サソリ」という
テクニックの説明は為になった。そーか、名前の違う二店で挟み撃ちすんのかー。
これは面白くなりそうな予感。ちょっと「いただきます!」に似てるけど。

DAN DOH!!Xi
助走をつけてかっ飛ばす!!
極単純なんだけど、それルール的にいいのか?

365歩のユウキ!!!
扉絵の新キャラがジャンチックでいいと思ったら、
本編のみもりの頬に、あの「カワイイという漫符ですか?(byかってに改蔵)」な
横長の丸がついてたり。萌え系に一直線なのか、西条真二……。

リベロ革命!!
一話飛ばしたかと思った。
前回、死闘が決着したばかりなのに、もう特訓モード。
一・二話置いて、余韻を楽しんでもよさそうなものなのだが、
作者としてはテンションを落とさずさっさと次に行きたかったってことなのかな?

かってに改蔵
疎遠スパイラル。
素晴らしい表現だ。あるある。嫌ってほどあるある。

うえきの法則
植木の才、八個。対して敵の才は、二百十五個。
二百十五も一体どんな才があるんだよ? とネチネチ突っ込みたくなるが、
まあ裏設定とかは一切ないんでしょうな。「戦闘力」みたいなもんで、
あくまで数字でびびらすだけ、と。実際、植木互角に戦ってるし。

ARMS
「ハインツ…君達は僕ら自身の鏡像だ…」
そういうことはもうちょっと伏線とかエピソードを積み重ねてから言って欲しかった……。
せっかくいいネタだったのに……ともかく武士VSモデュレイテッド決着。
そして、カルナギKOのあと、忍者パパ登場。ホワンとの決着戦へ。
カルナギ……結局大した見せ場はなかったな。

ファンタジスタ
近藤が見ている。
それを意識するてっぺいと山波。
一方の近藤も、覚醒するてっぺいのファンタジスタ能力に注目する。
そういや近藤もレジスタ能力に早いとこ覚醒しなきゃならないのではないか?

トガリ
白き闇と、アミの過去。いつきと沢崎の悲しい記憶。
皆そのなかで未来へ向かおうとしている。しかし、統兵衛には未来がない。
白き闇の目的とは……咎狩の真の力とは……そして、統兵衛は何処へ向かうのか……。
全ての謎が今、終局へと集い出した。さあ、いよいよ盛り上がって最終章へ――
って次回、最終回じゃねーかっ!!!!
思いっきり打ち切りかよーーーっ!!!!

総評
天下一商店はなかなか面白そうな新連載。
とはいえ短期集中なので、本連載になるかどうかはわからない。
サンデーの判断基準は読者には不可解なことが多いからなー。
そういえば今号から読者アンケート葉書がついてるんだけど、
これはサンデーの変革を示すものなんだろうか?