サンデー23号感想
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(新)鳳ボンバー
炊飯器から直に朝飯をかっ食らう豪快親子。
父は八年連続三冠王に輝いたプロ野球選手。
息子はシニアリーグ世界大会MVP。
とにかく無茶苦茶な親子に、さらなる無茶苦茶な事件が。
父の所属するチームが、中学生の息子をドラフト一位指名したのだ!!
喜ぶ父と息子、キレる母親。メシを我慢することでどうにか母親の
許しは貰ったものの、「ちゃんと高校にも行け」とのご命令。
かくして、偉大な父とチームメイトとなる高校生プロ野球選手が誕生した!!
…………無茶苦茶過ぎてすげー面白え。
読み切り版での、「三冠王の父と対決する息子」という設定だけでも
相当強力だったのに、加えて高校生プロ野球選手とはっ!!
子供の頃「童夢くん」が大好きだった筆者には、燃え燃えの設定。
絵柄もとにかく熱血仕様。「リベロ革命」では随分と本来の絵柄を
抑えていたのだなぁと感じさせる。伸び伸び描いているのが伝わってくる。
第一話を読んだ限りでは、これからいくらでも面白くなっていきそうに思える。
方向性を間違えたり、テンションが落ちたりしなければいいな。赤。

一番湯のカナタ
カラーで入浴!! バニースーツ!! 服破いてブラチラ!!
う〜ん、いい仕事してますな〜椎名高志。
職人芸を思わせるサービスシーンの挿入。
ギャグも勢いがあって面白い。いい感じいい感じ。

犬夜叉
睡骨、あっさり死亡。
桔梗が睡骨に対して持っていた感情は、
桔梗の優しさ故なのか、それとも
同じ死人として何か思うところがあったのか?
それにしても、桔梗と殺生丸って初対面だったんだな。

焼きたて!! ジャぱん
水乃の登場により、明かされる月乃の事情。
実は月乃と、妹の水乃、そして姉の雪乃は
パンタジアグループ後継者の座を競い合っているのだ。
しかし、雪乃には祖父が、水乃には父が付いて
いるのに対し、月乃には後ろ盾一切なし。
何故なら、月乃は父が愛人に生ませた子供だから。
いわばこれは、始めから月乃を省いたデキレース。
それを聞き、俄然奮起する和馬と河内――
物語展開が非常に上手い。ここでこういう話を
突っ込んでくる構成力が素晴らしい。

金色のガッシュ!!
ダニーは能力なしでも肉弾戦で強い。
そのダニーの能力は、どんな怪我でも一瞬で
回復してしまう超回復能力!!
シンプルな奴ほど強い! という
スタンドの法則に従えば、最強に近いのではないか?
ただ、本体(本の持ち主)がジイさんなもんで、
そっちを狙われると弱い。で、その弱点を突かれピンチ。

MAJOR
ファールで粘りに粘って、香取にスライダーを投げさせた。
さあ打てるか、打てないか――って、吾郎のことだから
どーせ打っちゃうんだろうなー。これで空振りしたら
今後の展開がちょっと面白くなってくるんだけど。

名探偵コナン
「アイツホンマに帰ってまいよる!!」
色々と感づきはしたものの、マジで服部監禁に
気付かなかったらしいコナン。おいおい……。

名探偵コナン ポカリスエット広告
「ポカリスエットってどんな飲み物なんだろう…?」
そんなこと真面目に考えるなよコナン……。
どうでもいいが、セリフの最後の「…」がコナンっぽいな。

史上最強の弟子 ケンイチ
あんなエロいレオタードがあってたまるかっ!!
というわけで(?)修行スタートです。
まずは歩法から。こういうマニアックな武術解説も本作の魅力。
これからどんどんこういうのが出てくると思われるが、
あまりマニアックになり過ぎても問題なので、バランス重要。

天使な小生意気
美木、マジギレ。
つーか眼ぇ怖過ぎ。悪魔が何か言ってるが、
美木にかけた魔法が解けかけてるってことか?
もしかして……美木の方が男なんてこと、ないよな?

KATSU!
最後まで香月の腕を見せない演出が、
あだち充っぽくていい。
犬の名前がパンチなのは、あだち充過ぎてイヤ。

からくりサーカス
サーカス最終章、インターミッション。
ここ数話の間に色々あったので、まとめが入るのは
ありがたい。もったいぶるな、とも思うが。
正二とアンジェリーナの娘がエレオノールだと
いうことも明かされて、話は核心に向け動き出す。
しかし、何でエレはチャイナ服なのだ?

DAN DOH!!Xi
ラミア重傷、エバともケンカ。そこへ親父襲来。
ラミア重傷ってことは、キャディー誰になるんだろ?
まさかエバがラミアのふりするなんてことはないだろうし。

うえきの法則
いつの間にやら友情が芽生えていたらしい
黒影の男の為に、植木、白影の男を一話殺。
またあっさりと……。これで終わりなのか、白影。

ファンタジスタ
てっぺいの決意が、奇蹟を呼ぶ。
ということで、五人抜き達成。
何かラストページを見ると、
この後死にそうに思える。
「シュート!」の影響だな。

365歩のユウキ!!!
「夢幻陣」。
序盤、大駒を相手に預け、終盤必要になったら
相手に攻めさせて返してもらう。……って、
そんな駒の取り替えっこする必要がどこに???
何か理屈になってないような。

総評
新連載三作品、個人的には全部当たりだ……。
これがサンデーの安定性というものか。
こうなると次の入れ換え戦が問題だな。
現連載陣のうち、何かが確実に切られる。
第一候補はやはり「365歩」なのか?
「どりる」もいい加減、潮時だろうし。
逆に「KUNIE」と「HORIZON」は
しぶとく残りそうな感じだ。この辺の
作品取捨の感覚も、サンデーは独特だからなー。