サンデー36・37合併号感想
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(読み切り)白い夏
原作・武論尊、作画・あだち充という、異色のタッグによる読み切り。
かつて共に甲子園を目指した四人。マネージャーと補欠の二人は結婚し、
一人は刑事に、そしてもう一人は金貸し関係のヤバイ仕事についていた。
長い年月の果てに再会した四人。そこに、かつての友情は残っているのか……?
話としてはもろに武論尊の持ち味。骨太な人間ドラマとしてよく出来ている。
あだち充はといえば、「野球=青春の思い出」という自己のテーマに
武論尊が呈示した新たな解釈を加えて、これまたよくまとめている。
あだち充のスローテンポは、意外にもシリアスなドラマと相性抜群なのだ。
互いが互いの魅力を引き出し、かつお互いにいい仕事をしている。
まったく予想外だったが、この二人、相性いいわ。

犬夜叉
VS蛮骨、ついに決着……か?
やっぱりもうしばらくは生き延びそうな気配だな。

名探偵コナン
親に捨てられた子役の母親探し。
そんなことより扉絵の続きはどうなったんだ?
本編には年増しか出てこねーじゃねーか!!

焼きたて!! ジャぱん
恐怖!! 遺骨を枯れ木に投げつける女!!
雪乃ヤバ過ぎだ。精神を病んでるとしか思えんぞ。
こんなのほとんど怪談話じゃないか……。

金色のガッシュ!!
ガッシュ×ウマゴン×スズメ×ワイフ!!
とんでもねー四人組だ。そしてとんでもない話だ。
全編に渡ってトバシまくってんなー。
しかもこれが続くとな!? 無茶すんなーおい。

MAJOR
「僕らは吾郎君をなめちゃいないし、過小評価もしてない――
でも、自信はある。僕らの一年間が、君の一年間に
負けてるはずがないっていう、絶対的な自信がね。」

ま、そりゃそうだわな。この一年、吾郎自身はレベルアップ
してないもんな。ほとんどビックリしてるか怪我してるか……。

からくりサーカス
フランシーヌ人形、笑顔と共に逝く。
こういうカラーの使い方、小学館では流行りなのか。
ルシールに続き効果抜群。べろべろばあ。いい……。

ふぁいとの暁
F組のシゴキにも耐え、頑張る暁。
「どこかで読んだ話」感、爆発なんだが、
どこで読んだのか思い出せない。
たぶん、そこらじゅうで読んでるんだろう。
まあまだ導入だしな、今後に期待しておこう。

史上最強の弟子 ケンイチ
美羽の事情が少しずつ明らかに。
そして少しずつ縮まっていく兼一と美羽の距離。
しぐれもようやく魅力的に動き出してきた。
やはりキャラに魅力が出てくると面白い。

DAN DOH!!Xi
赤野、試合そっちのけで人命救助開始か?
うわ、まともに試合やらねーのか。こんな展開でいいのか?
赤野に傷を付けたくないのかも知れないが、ここは
きちんとした勝負で負けるべきなのではないか?

ファンタジスタ
味方殺しのトト登場。
傲岸不遜な天才野郎らしい。
ここで美形の敵役投入かー。
まさかとは思うけど、やおい受け
とか狙ってないよね?

うえきの法則
敵を助けようとする植木の行動に感化され、
わずかニコマ葛藤しただけで植木の盾になるリンコ。
いくら何でも葛藤短過ぎるだろ……。
しかもいきなり盾になるなんて……極端な人。

鳳ボンバー
完全敗北に号泣。しかしラーメン食って復活。
うーん、ちょっとテンションが落ち気味か。
普通に見れば充分熱いことやってんだけど、
スタートダッシュが物凄過ぎたからなぁ……。

一番湯のカナタ
リョウの恩人は、宇宙の平和を司る「プレアデス騎士」だった。
ジェダイだ……ジェダイが出てきた……ストレートだなぁ。
話的にはどんどん面白くなってきているので、全然構わないのだが。
セイリュート萌えキャラ化も、一向に収まる気配ないし。

365歩のユウキ!!!
みもりと父の因縁話。
本筋とは全く関係ないのだが、
みもりの母親は巨乳なのな。
ならばみもりは何故あんなことに……。

総評
武論尊とあだち充。一見正反対に見えるからこそ、
実は化学反応が起こりやすいということか。
このコンビ、青年誌でどシリアスな話とかやったら
結構面白いことになるかも。