サンデー4・5合併号感想
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表紙
「ジャぱん」の連載開始号だってこと、表紙見るまですっかり忘れてた。
やっぱり二週間は長い……。

4号連続333お年玉プレゼント
うおお! プレゼントなんかより作家の顔見せが嬉しい。つーか、
河合克敏と西条真二が怖えっ!!
ヒゲとサングラスをセットにするなよ〜。頭にヤの付く自由業の人みたいだ。
久米田康治が意外と格好いいのが衝撃的。夏目義徳もいい方かな。
また、全体的にメガネ率が高い。高橋留美子、あだち充、青山剛昌、藤田和日郎、ゆうきまさみと
大御所は全員メガネ。雷句誠もメガネ。他も含め、メガネ作家はみんないい人っぽい雰囲気。
草場道輝、田中モトユキの2001年飛躍コンビは、サンデースポーツ作家らしく、さわやかな笑顔。
一方、この中で一番若いはずなのに、表情が死んでいるのは福地翼。……頭に何巻いてんの?
サービス精神旺盛そうな橋口たかし、河合・西条の領域に限りなく近い満田拓也など、
他にも色々と見所満載。こういう作家の顔出しというのは、ジャンプが得意とするものなのだが、
サンデーもこういう戦略(なんだろうなぁ、たぶん)を採るようになってきたか。
しかし……先日行われたジャンプフェスタでは“黄色い声援”が巻き起こったということだが、
そういう類の声援を起こせそうな顔は……ちょっとないかなー、って……。かろうじて安西信行?

焼きたて!! ジャぱん
やったというか、ようやくというか、当然というか、ともかく本格連載開始。もちろん赤。
どうやら短期連載終了後、きちんと月乃に拾われていたらしい和馬と河内。
パンタジアの支店で凍ったりしながらも修行中。思わず「パリじゃ〜ん」と叫ぶほどの
フランスパンを作り、日本一のフランスパン職人と呼ばれる店長の元へ持っていくが――
「やはりな。馬も喰いやしねえ、毒でも盛ってあるんじゃねえのか?」「この人殺し!!」
と、ボロクソ言われてしまう。そして、「美味いだけパンじゃウチのパンとは言えねえ!!」
「馬味いパンを作れ!!」
との課題を突きつけられる。果たして「馬味いパン」とは一体? という第一話。
しかしこれ、どう見ても第一話というより新展開に突入した第六話だよなー。

犬夜叉
七人隊の睡骨は羅刹のような恐ろしい男だったとのことだが、今の睡骨は邪気のない善良な医者。
その善良な睡骨に、「正体現しやがれ!」「芝居に決まってんだろ!」と、
チンピラ丸出しで襲いかかる犬夜叉。そこへ蛇骨、煉骨、そして復活の銀骨が――って、
戦車だこれーーーっ!?(ガビーン)
1号感想で「どこまでいくんだこいつ?」とか書いたが、まさかここまでくるとは思わなかった。
つーか面白過ぎるぞ銀骨!! 何かハジケてるぞ高橋留美子!!

旋風の橘
ヤバい予感がひしひしと……。
神話に出てくる蜜柑を作ろうとする親父が、ちょっぴりドラムナックル風味。
三年間県下一の男に反則脛打ちとはいえ勝っちゃうド素人主人公。
そして、礼節を最も重んじる剣道の試合で乱闘……。やっぱりドラムナックル風味。
何か、面白い面白くない以前の問題が噴出してきているような気が。

金色のガッシュ!!
金色に輝いたガッシュ、ついに過去の記憶を取り戻す。
森で暮らしていたガッシュの前に突然現れた、ガッシュを激しく憎悪する魔物。
彼は何故かガッシュと同じ顔をし、ガッシュと同じザケルを放ち、
「ただ魔界に帰すより、人間界で苦しませてやる」とガッシュの記憶を消した。
結局のところ、何者なのかは一切不明。遠くからガッシュと清麿を見つめるその顔は
確かにガッシュと同じだが、眼は邪悪な色を滲ませている。とにかく、宿敵登場、か。

名探偵コナン
コナンはほとんど事件を解いたが、麻酔銃が弾切れ。
しかし、今回は小五郎がやる気みたい。小五郎は自分の過去絡みだと活躍するからなぁ。

MAJOR
ノーアウト一・二塁、反撃の狼煙を上げろ! ってところであっさり田代が併殺打。
終わったー、と聖秀ナイン意気消沈。ラストバッター藤井もやる気なし。
だがそこへマネージャーの叱咤が飛ぶ! 「ハンパな姿さらして終わってんじゃねーよ!!」
女に叱られ、ビックリ顔で、次の数コマで自己反省して、これはいつものパターンだ!!
てことは逆転しちゃうのかよ〜〜〜!?

DAN DOH!!Xi
ダンドー、ドライバー新調してなかったんだ……。
いくら道具大事にするったって、これじゃただの準備不足だろ。

リベロ革命!!
3ローテで勝つ!! かつてないほどに高まる要の集中力!!
ついにボールが止まって見えるとか言い出した!!
それはスポーツマンガとしては諸刃の剣的領域なのではないかとも思うのだが、
まあ、ここは後先考えず突っ走るが吉!!

烈火の炎
ついに柳を第八の炎とした烈火。その炎は「癒しの炎」。天堂地獄を癒しで壊す!!
さあ最後の戦いだ!! ――と思ったら、天堂地獄あっさり死亡!! 最終決戦終了!!
早いよ……。いや、まあ確かに引っ張り甲斐のない敵ではあったけどさ……。

からくりサーカス
「それ逃げだろ」とギイに突っ込まれながらも、自分の意志でサーカスを後にした勝。
そして自分の考えで鳴海と別れることとなった、あの屋敷へと向かう。
そこには「勝という子供が来たら、屋敷とこの鍵を渡してくれ」という父の伝言が待っていた……。
自分の意志で動いたはずなのに、結局は何処かの誰かに操られている……。
勝もまたマリオネット。後ろで操っているのは誰だ?

かってに改蔵
マンガの初心者マークとれちゃってから、随分経つなぁ……。
ああ、「絵は上手いんだけどねえ」とか「こいつはアイツのアシとみた」とか、
「こりゃ編集ともめてるな」とか「一般受けはしないだろうな」とか、言い出すようになってから
一体どれくらい経ってしまったんだ……。いつの間に久米田センセにネタにされるような人間にっ!!
せめてロシアのアニメーションは見ないようにしよう!! 文学的なマンガ買わないようにしよう!!
しかし今回は久々に久米田節炸裂だなぁ。ちゃんと最近の改蔵の変化を自己分析している
辺りさすがだ……って、ああ駄目だ、どうしてもすれた意見を書いてしまう!!
「おーまえは王様か!!」……すいません。

ファンタジスタ
帝東と練習試合。しかしてっぺいは足首捻挫で途中交代。
ベンチに下がり、チームメイトの成長を感じながら、自分に何が出来るのか考える。
だったら目指せ国立とか言ってないでイタリア行けよ、と思ってしまうのは読者のエゴ。
それはてっぺい自身が決めること。森川の、てっぺいに会わせたい人というのは一体?

ARMS
モデュレイテッドARMS完全体に、コウ・カルナギ大ピンチ。
さらにホワン登場。カルナギ、いつぞやと同じようにあっさりと一蹴される。
そして完全体の凶刃に隼人が倒れた。いい加減、オリジナルARMS目え覚ませ!!

うえきの法則
ロベルト・ハイドンの攻撃により、上空高く飛ばされた植木。
着地の手段も封じられ、最早成す術なし。そこへコバセン乱入! 植木の体をがっちりキャッチ!!
コバセンの行動に初めて納得&好感。しかし「大馬鹿様」って何か変。

HORIZON
盗撮少女、やっぱり光に惚れましたか……。青春だ。

トガリ
髪を切る統兵衛。お勉強する統兵衛。人間、変われば変わるものだ……。
そして、物語は十年前の事件へと移る。サブストーリーだと思っていた
いつきの父の話が本編に絡むのか。これからは、いつきも傍観者ではいられないのか?

総評
あ〜、何か久し振りなんで調子出ねえ……。赤の太字使い過ぎたかな。
今号の見所は、やはり作家の顔公開。作者自身への興味って、近年とみに強まってる感じだしなぁ。
そんな時勢の中、顔出しを拒んだ石川優吾と杉本ペロはプロとして間違っていると思う!!
あっ、どこからか「おーまえは王様か!!」の声が聞こえる!