サンデー9号感想
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表紙
メジャーの表紙っていつも青いイメージあるんだけど、何でだろ?

MAJOR
本田くんの球はやっぱ凄いや!!
ということでバントに走る小森だったが、チームメイトや
当の吾郎に発破をかけられ、勝負に出ることに。
しかし、吾郎のセリフは遠回しに小森を侮辱していると思うのだが。

金色のガッシュ!!
フォルゴレ、ロンドン公演中!!
で、キャンチョメと一緒に消えたフォルゴレを探すのだが……。
とにかくもう、全編に渡り、脱力。読んでて全身が弛緩していくのがわかる。
ロンドンにヤクルト? あの映画ナニ? フォルゴレのラジコン???
深く考えてはいけないんだ……そうだ、深く考えるな……。

犬夜叉
七人隊最後の一人、蛮骨登場。
蛮竜という大鉾を軽々と扱い、一軍を一人で瞬殺する。
美形だったのは結構意外。性格的にも人気出そう。みてえな感じ。

焼きたて!! ジャぱん
ライバル店との勝負を控えたパンタジア南東京支店に、
本店から総支配人がやって来る。その名はマイスター霧崎!!
オーナーから唯一「マイスター」の称号を受けた男。
普段は人前に身を晒すことはなく、その姿は常に
羽根付きの仮面と黒マントに覆われている!!
――って、ただの変態にしか見えないぞ、それ!!
まあとにかくマイスターにも注目された和馬。ジャぱん57号で勝負だ!!

からくりサーカス
貞義が残したオートマータ、グリュポンの命じるまま、
マリオネットを操り窮地に立ち向かう勝。
最初に操った「ゴイエレメス」は、攻撃力最強だが、子供の勝には扱いにくい。
ニ体目の「キャプテン・ネモ」は、軽やかな剣戟で相手を圧倒する。
そして三体目はハロウィンのカボチャ。マリオネット三体というのは、
何とも贅沢だが、これ全部勝が一人で操るの? 持ち運びとかはどうすんだろ?

烈火の炎(終)
最終回。
烈火と柳が、互いを名前で呼び合って、一緒に花火を打ち上げてエンド。
あっさりしているが、無駄のない綺麗な幕引きだったと思う。

当初から「幽遊白書」のパクリとか言われて(実際パクリなんだけど)、
色々と叩かれたりしたこのマンガだけど、黒猫とかRAVEとかが人気を集める
今にして振り返ってみれば、いわゆる東なんとか言うところの
『ポストモダン時代のデータベース型作品』の先陣を切ったマンガだったのかなぁと
ちょっと考えさせられるものがある。そして、結局それは縮小再生産以外のものには
なれなかったのかと、この最終回を見て悩ましく思ったりもする。
しかし、これはこれでいいじゃないか、これはこれで幸せじゃないか、との思いもある。
確かに「烈火の炎」は、「幽遊白書」の縮小再生産だったかも知れないけど、
それを描きたい描き手がいて、それを読みたい読み手がいたなら、それでいいんじゃないか?
黒猫(BLACK CATね)やRAVEやうえきの法則や、その他もろもろ、
縮小再生産と言われるようなマンガ(に限らず)は、今や巷に溢れかえっていて、
それがマンガ(等のサブカルチャー)を死滅させるかのように言われているけど、
しかし、少数でもそれを求めている人がいるなら、それはそれでいいんじゃないか?
マンガが社会現象を巻き起こしたり、みんなが同じマンガの話題で盛りあがったり、
そういうことはもう無くなってしまうかも知れないけど、それでも個々人がしっかりと
楽しめる作品が、それぞれにあれば、それはそれで幸せなんじゃないか?
だって、「烈火の炎」は幸せだもの。
色々叩かれたけど、幸せに終わってる。作者も、ファンも、たぶん。
ならそれでいーじゃん。他の、烈火以降の作品も、そうなってくれるなら、それでいいじゃん。

――と、そんなことをしみじみ思った最終回でした。
もっと詳しく突っ込んで思考することも出来るんだけど、面倒だからやらない。
きちんとした視点を持てば、結構歴史的側面からも語れるマンガなんだけどね、これ。
わざわざこのマンガでそんなことする物好きいないとは思うけど。
ま、とにかく、安西先生、お疲れさまでした。

疾風の橘
柳田のマシンガンの如き突きの連打。そのスピードは「かまいたち」すら引き起こす!!
対して橘、マシンガンにはライフルと、竹刀をぶん投げて応戦。
それは反則ということで、こんどは壁を蹴って三角跳び!! 橘ミサイル!!
すっかり超人剣道マンガ。このままでいくと、剣先が音速を超える日も近いか?

名探偵コナン
靴下脱いで、足で碁石を並べてダイイングメッセージを残したってこと?
それにしても「将棋とチェスと囲碁を借りた者だが」って電話は無茶だよなー。

リベロ革命!!
アウト。
青海高校、チーム不完全で棄権。よって藤原学園の勝ち。
負けた。負けてないのに負けた。いや、善戦したじゃないか。
善戦……善戦? ――善戦がなんだってんだ!!
というわけで、悔しさ爆発。会場の後片付けを見て、悔しさが爆発するという
演出が素晴らしい。感情表現が本当に上手い。もとい、上手くなった。
この大会で、作者が上手くなった。そういう意味でも、素晴らしい大会だった。
けど、大変なのはここから。ファンタジスタもイタリア戦以後、苦労してるし。

天使な小生意気
謎の男、柳沢現る。
こういう軽薄な人間性の集団描かせたら、西森博之は日本一だなー。

DAN DOH!!Xi
水切りショットで300ヤードを飛ばしたムクムク。
ドライバーのないダンドーは、新庄に言われた「打つ瞬間だけ体重を増やすショット」に
全てを賭ける。一方、赤野の前には新庄とラファエルを戦わせるなと懇願する女が現れた。
何だかよくわからないことがどんどん増えていくな。伏線増やし過ぎると後が大変。

365歩のユウキ!!!
ユウキのメガネ姉ちゃん三姉妹は全員巨乳。
けど、みもりはツルンでペタン。ふくらみもなければへっこみもない。
しかしユウキは「ツルペタのプチパイもいいかも〜」
そして謎の男も「ツルペタのプチパイボディーもキュートだぜ〜」
こっ、これは……西条真二、もしや宗旨変えしたかっ!?

うえきの法則
新たにやってきた神候補は、植木ではバトルを勝ち抜けっこないから棄権しろという。
何故なら、植木の才は現在11個。それにひきかえ他の能力者の平均才数は160個だからだ。
……って、ちょっと待て。第一話で植木が何でも出来る完璧少年だって描写なかったか?
その植木が11個で、他のが160個ってどういうことよ?
何かもう、設定関係が無茶苦茶になってきてないか?

ファンタジスタ
てっぺい、再びファンタジスタ能力覚醒!!
「この試合…負ける気がしない!!」と超強気。
しかしチームメイトの動きの悪さを見た近藤は、「一生埋もれてろ。」
価値観の相違が鮮明。この溝がどうやって埋まるのか? または埋まらないのか?

かってに改蔵
改蔵、まだ死線をさまよってたのか……。
どうにか意識は戻ったようだが、いつになったら主役復帰するのだろうか?

ARMS
オリジナルARMS大反撃。
オリジナルは意志があるから強い、とのこと。
しかし、いまいちモデュレイテッドとの対比が上手くいってない印象。
これはモデュレイテッド達のキャラ立ちが弱いからだろうなぁ。
「スプリガン」のコスモスくらい立っててくれればよかったんだけど。
それにしても、ホワイトはすっかりヘタレだな。

KUNIE
無人島でサバイバル。
七星さんの尻に敷かれる陽。……やっぱり。

トガリ
白き闇の過去。
それは、いつきの父を殺し、闇の自分を覚醒させたこと。
しかし、何でいつきの父親なのかとか、あの拳銃はどこで手に入れたんだとか、
アミが都合よく通りかかり過ぎとか、色々と疑問が残る。
なーんかまだ裏がありそうな気配。

総評
烈火の炎が大団円。
そして、新連載ラッシュに突入。
第一弾は、短期集中で「ダイキチの天下一商店」。
原作は「風の伝承者」の若桑一人、作画は「マーベラス」の武村勇治。
弁当屋の話、ということで、ジャぱんといい最近サンデーは妙なテイストの
マンガを出してくる。しかしこの、まず短期集中で試すという手法、
いい加減どうにかならないものだろうか? サンデー、リスクを恐れ過ぎ。
そして、「戦え梁山泊 地上最強の弟子」の連載も決定したそうだが、
超増刊の続きではなく、完全に仕切り直しての再出発とのことで……。
どうも無駄が多いように感じるんだよなー、サンデーのやり方は。