チャンピオン42号感想
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(新)AmaBoy
「恐竜は二時間前まで生きていた」は、
タイトルに含まれるのかどうなのか
よくわからないので割愛。立原あゆみ
新連載。援交少女と一夜を共にして、
眼が覚めてみたら息子と同い年くらいに
体が縮んでしまった主人公。さて一体
どうしたものか……という感じの第一話。
絵柄については今更どうこう言う必要も
ない。ストーリーは、さすがによく
まとまってはいる。が、どう見てもこれ
少年マンガじゃないだろ……。何とも
不安な気持ちで、第二話に続く。

ショー☆バン
番太郎、一人野球続行中。
力みぃぃぃぃ…ですかー。

番長連合
最終決着――って決着してねー!!

無敵看板娘
うぁぁあぁ……今までのどんな悪行より
残虐非道な振舞いだ……。ところで、
美輝と母の普段着って珍しいような。

ORANGE
市長、土下座。
これで憂いなく最終決戦に挑める、と
思いきやまた何かトラブル発生の模様。
盛り上げつつも絶妙に引っ張るなー。

バキ
梢江、花山に続き烈をも粉砕!!
ああもう、いい加減うざったい……。
で、結局毒は範馬の血によって
新たな毒と反応し中和されるのか?

輪道
たとえFカップにまで育とうが、
男のものになってるならどーでもいい。
つーかせっかくのラブコメ要素を
こんな簡単に放棄するとは強気だな。

エイケン
東雲母は、天然ボケの元アイドル。
ついに伝助の毒牙は母親にまで及ぶか。
百合子は胸、遺伝しなかったんだな。

サムライジ
父、拳で語る。
段々と面白くなって
きているようではある。
しかしまだ足りない。

Switch
レストランの客は、全員標的でした。
なるほど、それなら仕方ないわな。
しかし津ーさんの足、大丈夫なのか?

カオシックルーン
デス=レックス/若本規夫!!
嗚呼、デス=レックスの「ぶるぁあ!!」
という叫びが誌面から聞こえてくる……。
リョウガはまともに悪夢見たのに、師匠と
ハカナが煙草とゴーヤなのに笑った。

アクメツ
アクメツの秘密が明らかに……なるのかほんとに?

虹色ラーメン
ラーメンの為ならフルチンでも飛び出す。
さすがだ太陽、それでこそラーメンジャンキー。
で、怪奇の正体は与田さん味のラーメン、って
ラーメンの謎も解けてない上、更に怪しい
貴婦人まで現れて、怪奇はより一層深まるばかり。

GONTA!
反則野郎にはボクシングで勝つ、と
ようやくまともなこと言ってくれたのに
大仏への悪口にキンヤついにマジギレ。
それにしても……あの細目審判無能過ぎる。

恋愛出世絵巻 えん×むす(終)
「帰らぬ主人をいつまでも
待ちつづけるソーニャ……」

ゆ、夢も希望もないっ!! さらば義介!!
まさか本当に主人公殺して終わるとは……。
この作品を一言で言うなら、「迷走」。
御守りはどうした、後継者争いはどうなった、
心臓のリングはどこいった、もう何度も
何度も迷走と暴走を繰り返し、制御不能に
陥ってしまったのだろう。作者の望みと
編集部の狙いと読者のニーズが美しいまでに
すれ違い続けた結果、とてつもなく異様で
異形な作品がここに完成。失敗作ではあるが
奇妙な魅力を放っていることも確かではある。
あと一歩噛み合えば傑作になれたのかも……。
ともかく、瀬口先生お疲れ様でした。

TWO突風!
決着!! 騎羽さん、最期まで
カッコよかったぜ……!!
しかしコウヤが決めるなんて
思ってもみなかった。役立たずと
呼ばれない為に必死なんだなー。

AmaBoy
で、二話目。
これを読んでようやくこの作品が、
親子の物語であることが明らかになる。
つまり、息子視点で見て始めて少年
マンガになるという構造なのだろう。
父親世代と息子世代、二つをターゲットに
据えているということか。しかしそれは
極めて難しい舵取りを迫られる作りだ。
ベテランの妙技で乗り切れるか? 青。

総評
次号、やぎさわ景一「ロボこみ」読み切り。
立原あゆみを復活させつつも、萌え路線は
一方で堅守。危ういバランスで進行しているな。