ジャンプ2号感想
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表紙
「粋」の文字を見て、読み切り版の
内容をいくらか思い出すことに成功。

(新)TATTOO HEARTS
加治佐治新連載。
「粋」に生きることを信条とする男、莫山。
ひょんなことから刺青師の花音に、謎の刺青
タトゥーハーツを入れられてしまう。
とにかく、莫山と花音のキャラ紹介に徹底した
第一話で、これだけではタトゥーハーツが
何なのか、そもそもどういう力が宿るのか、
といった疑問点がさっぱり解消されない。
タトゥーハーツの能力をもっと具体的に見せて
くれてもよかったと思う。このネタは次回に――
みたいな気でやってると、すぐに打ち切られるのが
ジャンプというものだし。やることやっとかないと。
そのぶん、キャラ立てはある程度成立している。
花音のジャーシ&サラシという格好はなかなかいい。
しかし……この作品の最大の問題点は、タトゥーという
テーマモチーフが少年誌にそぐわないのではないか、
ということだよなぁ。もしこれが大ヒットして、
小学生の間でタトゥーブームが起こったりしたら
どうすんだ? ――あっ、タトゥーシール売る気か!?

NARUTO
ツナデ登場。実は賭けには弱かった。
五十代だが若作りして見た目は美人。
ところで、あの豚抱えた御供の方は
何者なのだろうか? とりあえず、
「あひィ――!!」が口癖らしいが。

アイシールド21
序章最終話。
戦いからしばらく経って、初めて
敗北の味を意識し涙するセナ。
しかし、本当の戦いはこれから……。
上手いなー。溜め息が出るほど上手い。
演出と構成と物語の芯のぶれなさに痺れる。
ヒル魔、栗田と一緒にクリスマスボウル
出場を誓ったらしい「ムサシ」なる名前も
登場し、話はいよいよ本格的に動き出す。

ONE PIECE
「衝撃」も「排撃」も、要するにダイアル。
便利アイテムにも程があるだろ、ダイアル……。
このダイアルって、物語のもっと深いところに
入り込んでくる設定なんだろうか?

グラナダ―究極科学探検隊―
太郎がさんざん「それを動かせば世界が滅びる」と
言ってる機械を、訳のわからない自分勝手な理屈で
動かし、万里の長城付近に大破壊をもたらすジュゲム。
駄目だろう、そういうことさせちゃ……。
「無邪気な情熱」と「考えなしの馬鹿」は全く違うぞ。
今回の話って、実質的に「スッゲ」という理由だけで
核ミサイルを発射したのと大差ない。で、キノコ雲見て
「人間てスゲエな」と感動しているのと変わらない……。

いちご100%
幼馴染の女の子と一緒に、お風呂に閉じ込められてさあ大変!!
うっわぁぁ……。ここまで露骨な話を持ってきますか……。
開き直ってるっつーか、なりふり構ってないっつーか。

テニスの王子様
大石の謀略により、リョーマの眼が凄いことに!!
腹黒キャラになりつつある大石は、結構いいな。

ボボボーボ・ボーボボ
マジで無敵くさいぞ魚雷ガール。
しかも段々といいキャラになってきてやがる。

BLACK CAT
最長老と聞いて、すわナメック星人か!?
と、意気込んだら、BASTARD!!の
十賢者でした。エルフ耳くらい変えようよ……。
トレインとクリードって、相棒だったんじゃなく、
クリードの一方通行片想いだったのか?
あれ? トレインも相棒だったって言ってなかった?
「…二年前 俺は豹変した相棒(クリード)の手から
女を守れなかった…」(第二巻99ページ)
「二年前…相棒の俺を裏切り…」(第二巻122ページ)

思いっきり相棒扱いしてんじゃん……。

遊☆戯☆王
バクラに蹴りまくられてたミイラは、闇遊戯の父親だった。
イヤな感動の再会だな……。

こちら葛飾区亀有公園前派出所
武道場を娯楽の殿堂に変える両津。
しかし最大の罪人はそんな企画を持ち込んだ
あの飲食店経営者だ。というか何を考えて
武道場にあんな店舗企画を持ち込んだんだ?
ギャグマンガだからって、強引過ぎるだろ。

Mr.FULLSWING
華武はあまりに強過ぎる為、あらゆる戦力を半限。
というか、「半減」じゃなく何故「半限」???
まさか豪快な誤植ってわけじゃないよな?

BLEACH
死の恐怖の中で、一護、ついに斬魄刀の名を呼ぶ。
斬月。結構ストレートに格好いいネーミングだな。
キャラ的にも、戦闘中色々とアドバイスしたりとか、
便利な使い道が多そうな感じする。ただ、それだと
「喋る剣」系のファンタジーのパクリっぽくなるが。

HUNTER×HUNTER
ゴンの為に、自分の手が傷付くことなど厭わないキルア。
そんなキルアを信じて戦い続けていたゴン。そんな二人が
ついに結ばれる時が来た!! そこにヒソカも乱入し、
今、奇蹟の三者連結合体!! 愛の力で巨大な敵に立ち向かえ!!

プリティフェイス
理奈は、由奈(本物)の過去を知る男と遭遇。
その頃由奈(乱堂)は……小樽最強のチームを結成!!
ところで、サービスシーンのOTOKO表記は
今後も継続されるのだろうか。結構面白いと思うけど。

Ultra Red
噛ませ犬片桐をあっさりと倒した閃。
そして芽生える友情――と思ったら、
噛ませ犬の兄貴が出てきて弟粉砕。
そしてトーナメント一回戦は、その兄と対決。
ってことは……兄も結局噛ませ犬なのでは?

ROOKIES
絶望的な状況に、意気消沈するニコガク野球部。
しかも安仁屋が脇腹を負傷。更に関川も
階段に脛ぶつけたせいで負傷。ニコガク満身創痍。
まさか関川が脛ぶつけたのまで伏線だったとは……。

ストーンオーシャン
スタンドの危機に、神父本体登場。
しかし、救いにくるくらいなら
始めから襲わせるなよ。遠隔操作
ってことは、ずっと見てたんだろ?

ピューと吹く! ジャガー
「うわーすごい雪だーー!!」
この12月9日の大雪を、予言していたのかうすた京介!?
つーか筆者も言いましたよ、雪だーって。
どうりで寒いわけだ、とまで言いましたよ、ええ。

総評
ウルトラレッドが順調に下がってるなぁ。
プリフェが最近下がり気味なのも気になる。
新連載二つのスタートダッシュはどうだろう?
滑り出しとしては無難な線かな? どうしても
インパクトに欠ける印象は否めないが。