ジャンプ24号感想
>>戻る

表紙
キャッチコピーに合わせて黄色文字を
多用している……というわけではないか。
いつも大抵は文字黄色いもんな……。

BLEACH
主に石田のせいで、離れ離れに。
ここで分断展開がきたかー。
しかし石田……ここまで役立たず
キャラが板に付いてしまったか。
織姫とタッグとなると、見せ場も
かなり取られそうな予感……。

テニスの王子様
多重影分身ッ!!
残像だとはわかっていたが、
残像だということ以外、
何の補足もなしに納得する
周囲の連中が信じがたい。
お前ら、残像だぞ? 目の前で
分身してる奴がいるんだぞ?
菊丸先輩すごいやー、とかいう
次元じゃないだろ? なぁ?

アイシールド21
前半、努力。後半、ハッキング。
たった一コマだけだが、片腕立てする
ヒル魔が妙にカッコいい。不良が子猫を
助けると異様にカッコいいの法則か。
演出上、ヒル魔って練習風景を描きにくい
キャラだが、一コマで処理したことで
説得力と格好よさの両立に成功している。

ボボボーボ・ボーボボ
ついに、首領パッチ・田楽マン・
天の助で人気投票上位三つを独占!!
やはり可愛い系の方がウケいいらしい。
そんな流れを受けたのか、魚雷ガールが復活。
OVERって存在はもう消えたのか……。

シャーマンキング
いきなり掲載位置上がるなー。何事?
仲間をやられ、ホロホロの中に眠る
クールな闇がホットに目覚める。
ホロホロの弱肉強食理論なんてすっかり
忘れてたけど、確かに熱いだけのキャラ
ではなかったな、ホロホロは。闇って
何だろう。存在が不明な母親絡みかな?
にしても……チョコラブあれで終わりかい。

ONE PIECE
ロビンをやられてゾロがブチキレ。
あ、やっぱりゾロ×ロビンは公式なのか。
そして、海楼石で能力を封じられ
倒されても、電撃で心臓マッサージして
復活するエネル。凄いことは凄いが、
一度死んだには違いなわけで、ダメージ
相当残ってると思うんだが、大丈夫なのか?

NARUTO
螺旋丸、スリーアングル激撮!!
アニメっぽい演出だなー。格好いいけど。
綱手がここでやられるとは予想外。
ここで死なれると、火影の件はともかく
リーが復活出来ないのが個人的に困る。

Mr.FULLSWING
子津と謎の守銭奴、黒豹との出逢い。
子津にも相方のキャッチャーがつくのか?
バッテリー三組も用意するなんて、
野球マンガでは意外とめずらしいかも。

(読み切り)GRAND SLAM
杉本洋平、読み切り。
超中学級エースピッチャーの練習相手として、
ひたすらバッターボックスで空振りを繰り返す少年。
彼にはホームランを打つことしか頭になかった。
その為に三年間、馬鹿にされながらただひたすらに
エースの球を見て動体視力を鍛えてきたのだ。
そして彼の中に確信が生まれた時、その実力が目覚める。
まず、赤マル2001夏号で発表した「100」の最大の
欠点であった画力の問題が、かなり改善されている。
それでもまだ連載レベルではないが、見せ場はきちんと
描けているし、あとは単純に洗練度を上げるだけだろう。
キャラに関しては、「自分を語らない」という方向で
立てようとした意図はわかるが、完全に失敗している。
あれではエースを利用していただけの主人公の方が
嫌な奴に見えてしまう。何故、誰にも真相を告げず
空振りをし続けたのかという説明も不充分。ホームランしか
打ちたくないから、打てる確信が持てるまで打たない、
というのは、さすがに共感を呼ぶこだわりとは言いがたい。
ただ、本質部分で問題はあれど、全体の構成自体は
上手くまとまっていて、引っ掛かりなくすんなりと読める。
第一に魅力的なキャラ作り、第二に地味さの克服、
そこをクリア出来れば、結構可能性を持った作家だと思う。

いちご100%
ああ、もう何か真中に全然感情移入出来ない。
いや、今までも感情移入なんてしてなかったけど、
ここまで嫌味な感じは受けなかったんだけどなぁ。
最後の行動も、それすら嫌味に見えてしまう。

★SANTA!★
サンタが怒る場面。理由について、
理解は出来るんだが、感情的な
流れを無視していて、違和感がある。
お互い相手の気持ちや事情を
ほとんど知らずに一方通行な感情を
吐露しているだけだから変なんだろう。
二人が直接意見をぶつけ合うような
物語構成にした方がよかったのでは?

闇神コウ〜暗闇にドッキリ!〜
聖子さんのレーシングスーツ。
何か、微妙に足短いな……。
すっかり中途半端なギャグと
萌えで引っ張るマンガに
なってるんだけど、この路線で
ずっと行くのは大変だと思う。
次回のライバル登場が、転機に
なればいいのだけれど。

こちら葛飾区亀有公園前派出所
檸檬と早矢の金鍔焼作り。
檸檬と早矢ってキャラ的な
相性がよさそうなんで、
纏よりも組ませるのに
いいような気がする。

遊☆戯☆王
記憶の巻き戻しにより、二回前に逆戻り。
遊戯達には巻き戻ったという認識が
あるのか? 今回だけではその辺微妙だ。

HUNTER×HUNTER
G・Iも、ついにクリア目前。
最後に集まってきた連中は、
こうなったらゲームクリアを
見てみたいということで、
協力してくれるんだろうか?
それともカード横取りされ、
高値で売り付けられて三十億が
水の泡、みたいな展開か?

Ultra Red
閃VS友、怒涛の空中戦。
友をなめてかかった閃が
ボコられて呆然、みたいな
展開になるかと思ったら、
意外と一進一退のまま推移。

BLACK CAT
音速の拳、ソニックフィスト!!
すっげー!! そのまんまだっ!!
直接触れられない相手を衝撃波で
倒すという展開そのものもそうだが、
もう少しヒネれよ!! しかし、
弾丸をかわしたりするのは比較的
よくあることで、マッハパンチは
デタラメなんだな。よくわからん世界だ。

ROOKIES
すべてを賭けた一打、不発。
ここで不発に終わらせ、なお
安仁屋に投げさせようとは。
とことん追い詰めますなー。

プリティフェイス
望ちゃん、実は金持ち。
リムジンで送り迎えされてるのに、
交通事故で足折ったのか……。
いやまあ、明らかに後付けとわかる
設定にあれこれ言うのも野暮だけど。

ピューと吹く! ジャガー
最後のオチは、ハシラの文がないと
いまいちわかりにくいかな。

総評
ワンピとナルトが盛り返しているので、
今号ではそれほど気にならないが、
そのうちジワジワとヒカ碁不在の
影響が出てくるだろう。手遅れになる
前に新戦力を投入したいところだが……。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

番外編
赤マルジャンプ2003春号 一言感想

はい、恒例赤マル一言感想です。
今回は最初にマンガ以外の感想。

表紙:本格的に本誌と区別つかなくなってきた……。
ヒカ碁ポスター:書き下ろしじゃねーじゃん!!
しかも「日韓スペシャル」になってるし……。
ワンピポスター:いわゆる「版権」ってやつですね。
アイシルフィギュア:作るのめんどくさそう……。

で、次に本誌連載陣番外編感想。

ブリーチ:いい雰囲気。たつきはいい娘だなー。
ボーボボ:人参渡してる田楽マン可愛い。
いちご:見せパンチラなんかじゃ萌えねぇって!!
マンキン:ええっと、親の名を取って花ってことは、
親はハオとアンナなのか!? いやそれより竜と
メイデン様が結婚なんて断じて認めんぞ!!
これ、パラレルワールドでなく、マジで未来なの?

そして本題、読み切り作品感想。

沙良羅(やまもとかずや):基本はしっかり。設定・キャラの魅力が薄いか。
バクハツHAWK!!(天野明):よく出来てるけど、全体的にありがち。
少年青春卓球漫画ぷーやん。(霧木凡ケン):個性抜群。あとはまとまり。
スピンちゃん試作型(大亜門):オタク的萌えとギャグのセンスが光る。
甲殻キッド(梅尾光加):設定を活かしきれていない。それ以外は高レベル。
あかねの纏(落合沙戸):題材に新味。だが、連載に耐え得るか?
SECONDSWIMMER(後藤真):取り止めがない。主張の強さは好感。
詭道の人(内水融):よく練られているが、それでもまだオチが弱いか。
PlayStYleANTHEM(中山敦支):眼鏡萌え最強。良質青春もの。
ドスコイン〜遊星からきたあんちくしょう〜(風間克弥):エロネタがいい感じ。
二山高Cメン(瀬戸蔵造):雰囲気の軽さが嫌味になりかけている。基本よし。
天上都市(中島諭宇樹):大作感溢れる。あとは個性を磨くのみ。

ここ数号で、一番の当たり号だと思う。
どれも一定レベルはクリアした作品ばかり。
その中でも、天上都市の完成度は目を見張る。
いきなり鳥人と和解してるラストに違和感は
あるが、まあそのくらいは仕方がないか。
しかし、そのまま連載に持っていけそうな
作品が相変わらず少ないのは、気になるところ。

ところで、今号は妙に萌えヒロインが多い。
非情の刺客少女!! 巨乳短パン少女!! ロリロボっ娘!!
緊縛和服少女!! スク水少女!! 売られるお嬢様!!
内気メガネっ娘!! Eカップ小学三年生!! 触覚妹!!
まるでギャルゲーの如き選り取りみどりっぷりである。
描き手が萌えアニメ世代になってきたってことなのかなー。