ジャンプ27号感想
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表紙
最終回の扉絵みたい、と思ってしまった。

週刊少年ジャンプ第28号のお知らせ
次号予告……ではなく四連続新連載の予告。
折り込みカラーで発表とは随分な気合だが、
しかしこれ……どーなんだろうなぁ……。
「キックスメガミックス」の読み切りが載った
2001年29号の感想読み返して気付いたが、
他の三人も二年前の連載メンバーなんだよね。
しかもことごとく悲惨な打ち切りにあった……。
二年前の読み切り作を今頃連載化するのも含め、
何故このタイミングで揃って新連載なんだろう?

Mr.FULLSWING
やっぱり新キャラは凪さんの兄貴。
そして新たなるライバル。展開として
意外性はないが安定感はあっていい。
あとは猿野がどうやって野球部に
復帰するかというところの描き方か。

ONE PIECE
コニス、ちょっとビビ化。
国を守るに対する国を捨てるで、
作者も意識して描いてるのかな?
何だかんだでルフィVSエネルには
期待が膨らむ。誰もが思っているだろう
「ゴムと電気」ネタをどうするか楽しみ。

アイシールド21
言葉だけで敵味方を翻弄する
ヒル魔がカッコいい。けど、
あまり口ばっかでも困るので、
プレイで凄いところも見せて欲しい。

NARUTO
綱手編、終了。
意外とあっさり終わった印象。
これ以上長引いても問題だが。
ちょっと回想シーンがくどかった
感じだけど、基本的な演出は良好。
けどあのペンダントとキス、
綱手には悪いけどやっぱり
縁起悪いよなー。大丈夫かナルト?

ボボボーボ・ボーボボ
やっぱりまともに戦ってるよなぁ……。
しかし久々に弱そうな敵だなー。
絶望くんは強さ的にもキャラ的にも
化けそうな気がするんだけど。

こちら葛飾区亀有公園前派出所
部長、ただのセクハラ親父じゃん……。
始めから終わりまで自業自得とは。

BLEACH
迫真の殺陣。
こういう路線のアクションは
ありそうでなくて、意外といい。
飛び道具とか超能力は他に任せて
一護はこの路線を維持して欲しい。

テニスの王子様
リョーマもびっくり、立海大付属強し。
というわけで焦点は早くも決勝戦に
移り始めていて、海堂の試合はどうでも
いいような雰囲気が形成され始めている。

(読み切り)未確認少年ゲドー
岡野剛、読み切り。
讃良の家に住むことになった美少年、
けど讃良には不気味な顔にしか見えない。
そう、彼は人間に擬態した未確認生物
だったのだ。未確認生物達の怪我を
治しているという少年に讃良も心を開くが、
その少年には更なる秘密があって……。
実に的確な展開と演出でまとめ上げた、
完成度の高い読み切り。ネタも作者の
資質によく合っていると思う。個人的に
興味深かったのが、白目の周りを黒線で
グルグル囲むという、あずまんが以降
大流行中の例の眼を岡野剛がきっちり
取り込んでいた点。他には絵的に何も
変わってないのに、そこだけ妙に力一杯
取り込んでるんだもんなー。さすがだ。
大ヒットが望める、という類の作品では
ないだろうけど、連載すれば貴重な
清涼剤の役目を果たせるように思う。

遊☆戯☆王
アクナディン編開始!!
って、アクナディン編っ!?
まさかこんな形で過去編の
過去編に入るとは思わなかった。
セトとアクナディン、そして
セトと闇遊戯の新たな関係も判明。
そーか、血の宿命があったのかー。

BLACK CAT
激闘に続き空中。
本っ当に……イヴを描く時だけ
作画も構図も演出もレベルが
二段階くらい上がるのな……。
特にふとももを強調しつつ、
パンチラはさせず、しかし
下から覗き込む!! という
構図の取り方が素晴らしい。

HUNTER×HUNTER
何やってるかわかるだけいいじゃない。
歌うビスケとか可愛いじゃない。手を振る
ゴンは……さすがにフォロー出来ないけど。
ま、話が面白ければ別にいいんだけどね。
三枚のカードもそうだけど、頭文字ってのも
今後に影響与えそうだ。これから出てくる
キャラの頭文字に要注目、か……。

シャーマンキング
プリンセス虐殺。
せっかくの魔女対決だったのに、
容赦ないなー。五人の戦士とか
祭りとか色々と動いてはいるが、
葉組VS蓮組はちゃんとやるのかな?

いちご100%
東城さんの勝負下着。
しかし真中、ひでーなぁ。
もう少しやり方ってものが
あるだろが。誠実そうに
見えて実はこっちの方が
よっぽどジゴロっぽい。

闇神コウ〜暗闇にドッキリ!〜
第一話の幼馴染、突然表舞台に登場!!
いきなりというかようやくというか、
茜を中心としたメインストーリーが
動き出した。唐突な感は否めないが、
盛り上がるならまったく問題はない。
ところで扉絵の「ヒ・ロインは私よー」
って……それが名前の元ネタか。
で、主人公だからコウなわけね。

★SANTA!★
ニャージの魔神の爪に対し、
ユウヒの魔神の眼が発動する。
部下二匹の攻撃もそうだったが、
爪&高速移動って、ますます
某海賊団っぽくなってしまったな。
第三の眼というのもありがち過ぎて
面白味には欠く。便利な設定では
あるだろうけど。相変わらず作画は
凄くいいのになぁ。勿体ない。

プリティフェイス
元の顔に戻った乱堂。
自らにケジメをつける為、
理奈に正面切って告白。
その男気と理奈の想いに
触れた真由奈は……。
というわけで、真っ当な
ラブコメ要素を貫いたのち、
最終回へと向かう。最期に
恋愛に戻ったのは、作品
そのものへのケジメという
側面もあったのだろう。
押さえるところはきちっと
押さえた。あとは締めだ。

Ultra Red
てめぇとは根性が違うんだよッ!!
という凄まじい根性論で大逆転。
今時ここまで素直な根性論は
めずらしい。それゆえに爽快。
どうやら友と決着をつけ、大我と
闘うところで終わりそうだが、
どうも勿体ない感じもするなー。

ピューと吹く! ジャガー
単に見た目の怖い栄養剤やるのに
馴れただけの人なんだよな!?
あの描写は確かに色々と怖い。

目次&作者コメント
「Q好きな食べ物は? Aカレーライス」<義博>
あれ? 昔まったく同じコメントしなかったっけ?

総評
新連載陣発表。
気合入った発表のわりに、
どうも煮え切らない布陣。
個人的に「武装錬金」は
非常に楽しみなんだけど。
とりあえず「キックス」の
出来をまずは待ってみますか。
……二年前の読み切り版感想、
読み返してみて不安は募るが。