ジャンプ33号感想
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表紙
西だけ正位置(?)なのには
何か意味があるのだろうか?
……ないか。

ONE PIECE
ウソップ&サンジ、とりあえず
ナミ救出と嫌がらせには成功!!
けど微妙な活躍の仕方だな……。
華麗に電撃を避け、頭をぶつける
ウソップには笑った。芸細かい。

第10回ストーリーキング大募集
こんなところでもほったゆみ復活。
年齢制限のある某少年誌の賞って、
サンデーの原作大賞のことかな?
若い人が優遇されるような賞の
あり方には批判的なのかも。

アイシールド21
セナ特攻!!
隙間に高速で突っ込んで
壁をブチ抜くという荒技。
名前も付いてることだし、
今後も必殺技として要所で
使ってくれると嬉しい。

NARUTO
苦悩するサスケの前に、音の四人衆出現。
口の悪い多由也も気になるけど、それより
次郎坊が人造人間19号に見えて仕方がない。

武装錬金
斗貴子さん、あと一週間の命。
主人公のキャラを立てつつ、
戦う理由の更なる明確化を行い
その上で修行展開に入る。完璧。
ここまでの流れは本当に完璧だ。
よく計算され、練り込まれた展開。
反面、爆発力には欠けるけど、
まあそれは仕方のないことか。

神奈川磯南風天組
今回は風間の掘り下げ。
好きなことには本気、というより
自分勝手な理由でしか動かない、
というように読めてしまう。
「カッコいい」のポイントが、
斜め下にズレているように感じる。
少なくとも舎弟を売るような
真似はしちゃいけないのでは。

テニスの王子様
リョーマVS赤也、前哨戦開始。
マラソンのせいでリョーマの
スタミナが尽きる、という展開だと
簡単過ぎるし、リョーマが負けて
しまうので、何か横槍でも入って
試合が流れるんだろうか? ここで
決着ついちゃって赤也が本選に
出てこないとかいうのも面白いが。

遊☆戯☆王
マハードが闇遊戯に忠誠を尽くすのは、
自分のせいで先王が死んだという
負い目がある為なのか。だとすると、
闇遊戯への直接的な忠誠心とかは
あまりないようにも思えてしまう。
やはりこの二人の関係はもう少し
掘り下げていって欲しい。

(読み切り)ヒカルの碁 番外編
復活なのか、見納めなのか、ともかく番外編。
第一話は以前の三谷番外編のように、本編での
エピソードを別視点で描き直すというもの。
アキラとの第二戦が佐為の視点から見直される。
これだけだと、単なる佐為ファンへのサービス話
にしか思えないのだが、実は二話目へとテーマが
繋がっている。その二話目、主人公はヒカルと
アキラに憧れる二人の院生少年。この二人の夢と
挫折、再起への決意を描き、佐為からヒカルへ、
そしてアキラへと受け継がれた魂が、更なる
次世代へと確実に伝わっていることを示している。
つまり、最終回で言った「過去」が佐為であり、
「未来」が庄司と岡である。佐為という「過去」が、
ヒカルとアキラという「現在」を通して「未来」に
繋がっていく、という構図なのだろうと思う。
そういうわけで、凄くまとまった話ではある。
ただ、やはりファンとしては「現在」の続きを
読みたいという想いもあったわけで、そこが
完全に物語から取っ払われているこの読み切りには、
もう「“ヒカルの”碁」はどうあがいでもこれで
終わりです、というかもう終わってます、と
作者に引導を渡されたような切なさも感じてしまう。
嗚呼、せめてあかりをもう一度見たかったな……。
ともかく、今度こそ、ほった・小畑先生、お疲れ様。

キックスメガミックス
あれ、何か……普通、になってきた?
ちゃんとテコンドーするようになったので、
話も変な方向に脱線することもないし、
作画も致命的な狂いはなくなってきた。
ただ、普通になったこのマンガに魅力が
あるのかというと、それは微妙なわけで。

ごっちゃんです!!
ごっちゃんの秘めたる力でランディー撃破。
ごっちゃんの可能性と魅力が徐々に明らかに
なってきている。しかし本来なら第一話で
やっておくべきだったことなわけで、展開が
遅いのは相変わらず。まだ勢いが足りない。

ボボボーボ・ボーボボ
「私は田ボ(はぁと)」
意外と萌えーっ!! いや、ボーボボだけど。
ヌンチャク持って韓国人になる訳のわからなさが
素晴らしい。キャッチコピーまで出してきたJの
実力と共にキャラ的な強さを、どうするのかと
思ったら、ここまで強烈な隠し玉がいたとは……。
過去最大級のキャラ対決になりそうな予感。

いちご100%
「真中においしい思いをさせてはならん!!」
というのなら、女風呂に突撃させるなよー。
変態呼ばわりされる程度で釣り合うことか?

こちら葛飾区亀有公園前派出所
草サッカーわらしべ長者。
マリアが女だというのに
未だに馴れない……。あと、
水着が目立たなくても他に
いくらでも気になることは
あると思うのだが。揺れとか
密着プレーとか色々と。

BLEACH
塔突入。
ここからは一階ごとに幹部を
倒していく王道バトル展開に
入るようで、非常に楽しみ。
やっぱ何だかんだ言っても、
こういうのいいよなー。

BLACK CAT
スヴェンの素敵な紳士っぷりとか、
トレインとリバーの銃弾叩き落とし
合戦とか、結構笑えてキマる描写が
増えてきた。意識してやっているか
どうかは極めて怪しいところだけど。

(読み切り)テラピー戦士 マダムーン
藤田健司、読み切り。
やさぐれて悪に走った人間達を、
優しく癒す正義のマダム、その名は
マダムーン!! というわけで、
正義の味方がクラブのマダムという話。
正直、このキャラ設定は少年誌では
どうかと思う。ギャグ自体はそれほど
悪くないので、次はもっととっつき易い
キャラと設定でやって欲しい。

シャーマンキング
邪念の塊だったくせに、妙に出世し
老成した大鬼に導かれ、地獄門での
修行を開始する葉。何かと思えば
正統派な修行編だったのか……。
混乱気味だった物語を一旦単純化して
立て直すのにはいいかも知れない。
けど……立て直してる時間あるのか?

闇神コウ〜暗闇にドッキリ!〜
朱雀呼ぶか呼ぶまいか、散々迷った挙句、
やってはみたけど失敗したみたいで
落ち込む聖子さん。当初の傍若無人さが
なくなってしまって哀しい。こういう
キャラはどんな時でも不敵にしてないと
魅力が薄れてしまうと思う。さすがに
次回で最終回なのかな……このヒキだと。

ピューと吹く! ジャガー
悪徳セールスに気をつけよう。
前半のジャガーさんは演技なのか
素で騙されているのか。演技だと
思うと面白くなくなるんだよな……。

総評
ほったゆみはどうあっても続編は
描かない(描けない)っぽいので、
ヒカ碁はこれにて終了でしょうな。
けど脇キャラの番外編ならなくは
ないような……って未練がましい。
次号は月曜休日の為、土曜発売。
すぐ忘れるから注意しないと……。