ジャンプ5号感想
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表紙
貢献度によってキャラの大きさが違う、と。
しかし、ヒカルと遊戯が葉より小さいのは
おかしいような気がするのだが。

2003年ポップアップカレンダー
雑誌めくってるだけで分解しそうで怖い……。

NARUTO
巻頭カラーで人気投票結果発表。
カカシとイルカが1・2フィニッシュかい。
カカシはともかくイルカ人気はちょっと
異常だなぁ。本編に出番のないキャラが
これだけ人気だと、物語に悪影響が出そうだ。
ところで、何で身長表になってんだろう?
ナルト修行編とのことだが、やってることは
木登り、水上歩行に続き水風船割りなので、
相変わらず地味。もっとハッタリ効かせた
修行をして欲しいところなのだが。

ONE PIECE
ゾロ、何かよくわからん理屈に乗せて
真空斬りっぽい飛び斬撃技を披露。
ああ、ついに斬撃波とかそんなのが……。
と――そんなゾロに気を取られていたところ、
サンジ、死亡。
…………うわ、ここまで役立たず扱いかい。

テニスの王子様
心理テスト、意味なし。
大石、ずっとこんな感じで
参謀役をする気なのだろうか?

遊☆戯☆王
過去編て、もっと簡単に終わるのかと
思ってたんだが、セトと戦うまで
全部やっちゃうのか。しかしそれだと
相当長くなりそうなんだが……。

アイシールド21
アイシールド21、悪役化。
アイシールドのキャラが勝手に
独り歩きしていくわけね。
しかし、コメント聞いた時の
セナの表情はヤバいなぁー。
恐怖マンガだし、出っ歯だし。

(読み切り)はじめ
乙一初期の小説を、小畑健がマンガ化。
設定が細部変えられているが、どれも
小畑健の絵と雰囲気に合うようになされた
変更なので、違和感はない。耕平と淳男の
多彩に変わる表情や、扉絵の妙に艶かしい
はじめは、原作イメージとは明らかに
違うのだが、小畑健が楽しんで描いているのが
伝わってくるようで、非常に気持ちがいい。
つーか扉絵のはじめは反則だ。エロっちーぞ。
後半は、展開が原作と同じなら雰囲気が
変わると思うので、どう描いてくれるのか
今から期待が高まる。次号が楽しみ。

乙一先生紹介
うお!! こんなコーナーまであるっ!!
本当に、ビッグになったなぁ、乙一。
六年前の大賞受賞の記事、今でも
筆者は憶えているぞ(個人的な理由で)。

Mr.FULLSWING
2シームはわかったが、何がカットなんだ?
一番重要な部分の説明をごまかさないでくれ。
ストライクゾーン半限だが、ど真ん中が
ボールになるんじゃ、逆に振ったらいいのか
どうか迷いそうな気がするんだが。

BLEACH
決戦前に夏休み。
たつきと織姫の関係を掘り下げた話だが、
どうせなら織姫が戦う理由ももう少し
掘り下げて欲しかった。今のままでは、
何故織姫がそこまで覚悟する必要があるのか
理由が不明確だ。たつきを守りたいとか、
そういうセリフがあるとわかりやすいんだけど。

こちら葛飾区亀有公園前派出所
この両津の経歴詐称問題は、あまり引っ張らずに
さっさと解決して欲しい。あんな見苦しい
両さん、見るに耐えない……。

TATTOO HEARTS
莫山のタトゥーを狙う謎の集団が急襲。
う〜ん、最初に雑魚戦闘員ではなく、
いきなり強敵ぶつけてその戦いの中で
戦う決意を固めていく、という展開の方が
敵の恐ろしさも莫山の覚悟も活きたのでは?
雑魚を煙突でなぎ払うだけではちと弱い。

ヒカルの碁
「今 日本に力がないのは秀策達過去の
棋士から何も学んでいないからだろう」
「日本が弱いと秀策達過去の棋士まで弱いと
思われて忘れられていくかもしれない 残念だ」

秀策の悪口ではないが日本の悪口ではあったんかい!!
誤訳による行き違いがなくてもそういう認識なのね。
これにより高永夏、悪役度大幅アップ。更に、
「ボクは日本なんか好きじゃない」と言い放ち
秀英も悪役度アップ。韓国、感じ悪いです(By青島アナ)。

いちご100%
南戸唯!!!!
南戸ね。変わった南を持ってきたな。
しかし唯はちっとも四角関係を
五角関係にする素振りを見せないなー。

グラナダ―空想科学探検隊―
お、ようやく超科学を駆使した知略戦ぽくなってきた。
時間操作、粘土兵、空間歪曲とアイディアを豊富に
注ぎ込んだのが功を奏した。このままタイトル通り
科学で探検する路線を続けてくれるといいのだが。

シャーマンキング
「ずっと心に壁を作っていたようでござった」
という阿弥陀丸の言葉で、葉の性格が妙に
冷たくなっていたことをフォロー。そして
「まだこんなに未練がある……!!!」
で、作品の方向修正を明示。――と受け取った。

BLACK CAT
サヤ、もうここで死ぬのか。
もう少しトレインとサヤの結び付きを
表わすようなエピソードが挟まるかと
思っていたのだけれど。あっさり風味だ。

プリティフェイス
うわ、マジで紅蓮VS由奈連かい。
しかし、足撫で回しても気付かないなんて、
由奈(乱堂)は結構ふとももむっちり系
なのかも知れんなぁ……。

ボボボーボ・ボーボボ
魚雷ガール、ついに轟沈。
大宇宙の裁きはウォーリーを探せみたいだ。
こうして見ると、いろんな奴がいたなぁ……。

Ultra Red
「てめぇとはいずれ戦う運命にあるようだ!!」
そういうこと言ってる奴から消えていく……。

ストーンオーシャン
「おまえはわたしにとって 釈迦の
手のひらを飛び回る孫悟空ですらない」

キリスト教徒のくせ変なこと詳しいなー。
そんなキリスト教徒にあるまじき釈迦の逸話まで
引き合いに出されて雑魚扱いされるアナスイって一体。

HUNTER×HUNTER
結局、最後はヒソカがいいとこ持ってって勝利。
ここまで影薄かったのに、おいしいところは
逃がさないな、ヒソカは。

ROOKIES
濱中、教頭&マネージャープランでは
安仁屋の代わりに入ってたのに、川藤の
安仁屋への期待感には勝てなかった模様。
怪我人はみんな出番あるって言って
もらってるのに。濱中そんなに価値なしか。

ピューと吹く! ジャガー
ジャガーさんの夜のヒミツ。
まあ、あの二人が怪しいってのは
第一話からず〜っとそうだよな。
愛で結ばれてるんだよ、愛で。

総評
2002年最終号。
ジャンプにとって今年は、部数こそ
絶頂期には及ばないものの、それ以外の
部分では黄金時代をも上回る成果を
上げていたと思う。単行本の売り上げ、
相次ぐアニメ化、アメリカ進出……。
ただ、今年絶好調だったせいもあって
来年やることがほとんど見えてこない。
アニメ化しそうなのは全部しちゃったし、
あとは黒猫やブリーチを深夜枠辺りで
やるくらいしかタマがないのではないか?
アイシールド以外にもう一、二作品
新人でイキのいいのが欲しいところ。

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番外編
赤マルジャンプ2003冬号 一言感想

もはや恒例、赤マル一言感想。
まずは表紙ですが……ゾロなのは
ルフィだと本誌と間違えやすいからか?

そして作品感想。

ゲット☆ア☆ラック(キユ):非常によくまとまっているが、連載への発展性はないな。
蹄鉄ジョッキー(森田雅博):主人公と暴れ馬との繋がりを示すエピソードが欲しい。
マルジャガルダ(安藤英):前作よりワンピっぽさが増してないか……?
SPAREDRAGON(小椋おぐり):アイディアとギャグはよし。あとはキャラにもう一味。
レインボー侍(やまだたけし):クロ高っぽい。後半になるにつれキレが増してくる。
神様のバスケット(及川友高):神様の正体をあそこまで引っ張る意味がない。絵はよし。
激!!深紫高校ウォッポ部(草壁達也):萌え絵よし。ただ、ギャグに爆発力がない。
ZONE(星野桂):ガンガン系。よく出来ているが、強烈な個性に欠くか。
サクラサク、15(藤丸マル):強烈な個性はある。だが、これで連載は無理だ。
メガ高野球部(郷田こうや):勢いはいいが、基本的な技術がまだ足りないか。
獏(田中靖則):将来性は凄く感じる。ネーム段階でもっと練り込めば……。
ホイッスル完結編(樋口大輔):最後のセリフがシュートと被るな。ま、完結おめでとう。

さらに、本誌連載陣の番外編感想。

マンキン:ちょっと待て!! いきなり未来編かい!!
ホイッスル!:乙女の夢とか作者が描くな。開き直るな。
いちご:サンタにトナカイが叩かれるシーンこそを描いてくれ!!
アイシールド:まもりはセナに対してとことん健気だなぁ。

総評としては、飛び抜けたものはないが粒の揃った
号になったという印象を受けた。特にギャグ三作は、
それぞれ全く違った色を出していて面白かった。
本誌に来るものを予想するなら、スペアドラゴンと
ZONEだろうな。安藤英は地力はあるんだけど、
あれだけワンピっぽいと本誌には呼びにくいだろう。