マガジン24号感想
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シュート!〜新たなる伝説〜(終)
これにて、十三年に及ぶ長期連載も、ついに終幕。
十三年続いた物語の締めくくりには、ちょっと
あっさりし過ぎのような気もするし、最後に
久保さんが出てこなかったのも少し心残りだが、
まあ概ね大団円で、いい幕引きだったのではないか。
正直作品のエネルギーとしては、アニメ化した
辺りまでが最高潮で、あとは時折盛り返しながら
必死で走っていたという印象なんだけど、それでも
十三年描き続けたということ自体が、充分偉業。
全てを描き切った今、素直に作者にお疲れ様と言いたい。

WILD BASEBALLERS
松井やイチローに釣られて野球を始める。
そ、そんなミーハーな理由だったんだ……。
てっきりもっとこう、固い決意があるのかと。

RAVE
大蛇、とかいうのが突然出てきて
何が何だかわからなくなった。
リーシャが鎮めたって大蛇ね。
伏線もなく出てくるんだもんなー。

はじめの一歩
板垣、ますます絶好調。
とてつもなくハイテンションだ。
ボディブローのせいで後半は
スタミナ切れになりそうだが、
さてそこでどのような闘いを
見せるかで真価が問われるか。

クニミツの政
あれっだけ言われたのに、名乗る国光……。
最早救いがたい……つーか何でそんなことするわけ?
名乗るだけならともかく、秘書だとバラすのが
理解不能。共感出来ないのはもう仕方ないとしても、
行動が一切理解も出来ないってのは、読んでて辛い。

ゴッドハンド輝
バカ親のせいで院長引退危機。
親の愛というより、バカ親は
どこまでいっても子供に迷惑を
かけるだけ、という話に見える……。

探偵学園Q
覗きをしたのが無駄にならずに、
よかったってことなのかなぁ。

SAMURAI DEEPER KYO
太四老、最後の一人は心眼使い。
きたか心眼!! ということは相手は
同じ眼を封じているアキラかな?
これで太四老VS四聖天の組み合わせは
きまったか。あとはバーサーカー四人が
誰と戦うかだが……雪村そろそろ出番かな?

(読み切り)アフガニスタンで起こったこと
〜不屈の医師 中村哲物語〜

前後編で描く、アフガニスタンで長年医療活動を
続けてきた医師、中村哲の物語。冒頭で少し
反アメリカっぽい話なのかと匂わせたが、前編は
アフガン戦争前のことでもあって、そういう
政治的な要素は見られない。純粋に医療に懸ける
男の熱いドラマを描いている。なかなかに骨太な
感じを受ける作品。後半がどうなるのか楽しみ。

エア・ギア
真のバトルはこれから始まる。
と、その前にシムカさんのサービスコーナー。
もしかして物語が一段落するたびに
シムカのサービスがあるという作りなのか?

魁!! クロマティ高校
久々の二本立て、そしてどちらも面白い。

Get Backers――奪還屋――
赤屍さんの、熊狩り。
あれ、どうやって食う気だったんだろ……。
けど、殺しちゃった以上はおいしく食べてあげるのが
自然に対する礼儀だよなー。熊肉は美味いから食っとけ。
ところで、笑師春樹とか弥勒夏彦とか、そういう名前は
四木族関係ないんだろうか? 関係ないんだったら
何でそんな紛らわしいネーミングしてんだろう?

3・3・7ビョーシ!!
いよいよクライマックスという感じ。
全員巻き添え自殺はもっと引っ張っていい
ネタだったと思うけど、さらっと流したのは
話数が足りなかったからなのかな?

Dreams
こだわりのおミズ キャサリンうふん
水商売のミズとかけてるとわかるまで、随分かかった……。

ガチャガチャ
クララ視点で展開している隙を衝いて
コウヘイの方がクララに告白。
構成の妙だな。しかしこの急展開、
今度こそ終了が近いのか? いやでも
そんなこともう何回も書いてるしなぁ。

総評
何だかんだいって、「ネギま」がないと物足りない。
「シチサン」がないことに寂しさを覚えて驚いた。
で、次号からはCLAMP「ツバサ」新連載。
「エアギア」「ネギま」に続く超大型新連載の
第三弾といったところか。正直、「エアギア」も
「ネギま」も突き抜けきっていない印象なので、
  この新連載にかかる期待は大きいのだが……。