マガジン41号感想
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(新)おれはキャプテン
コージィ城倉、新連載。
ごく普通の中学校、ごく普通の野球部、
レギュラーになることなど考えず将来
スポーツライターになることを夢見る
少年、霧隠主将。そんな彼が顧問の
思いつきでキャプテンに抜擢される。
戸惑う当人と周囲。だが次第に主将が
調子に乗ってくる。おれはキャプテンだ!!
作者は昔サンデーで「砂漠の野球部」などを
連載し、その後青年誌でも作品を発表。
現在はチャンピオンで「森高夕次」名義で
「ショー☆バン」の原作を手掛けている。
キャリアは充分、作風も固まっている。
この作品も、クセの強い絵柄と地味な話で
ありながら、巧みに読者を引っ張り込む。
主人公の性格を見ると、「砂漠」よりは
「ショー☆バン」に近い作品になりそう。
今後を楽しみにしつつ、しばらく様子見青。
ところで、「みんな待ってた王道野球
漫画!」
って、他の二つイロモノ扱いかよ。

はじめの一歩
千堂の後輩が西日本チャンピオンとして
一歩に挑戦状を叩きつける――って、
それってつまり、板垣の全日本への前振り?
一体いつまで板垣メインなんだろう?
一歩って唐沢に勝って世界挑戦への期は
熟したってことになったんじゃなかったのか?

魔法先生ネギま!
エヴァンジェリン編、大団円。
萌えマンガとして必要なことは
こなしながら、きちんと少年
マンガとして成立しているのが
結構凄いかも知れない……。

伝説の頭 翔
人気絶好調なんだ……。
タツヒトの強さの秘密が
さっぱりわからないもんで
どうも純粋な成長物語に
なりにくいな。その辺り
早期に解決して欲しい。

ゴッドハンド輝
指を使う、ということは
指に痺れの出る四宮は
壁にぶつかるってことか?

(読み切り)天下一フルスロットル
辻邦康、読み切り。
バイクで疾走している時だけが、
生の実感を得られる。しかし事故で
バイクに乗れなくなってしまった
カタナ。友人の誘いでクルマを
見に行き、そこで自分のバイクと
同じ音を持つマシンと巡り合う。
カタナはそのクルマを乗りこなせるか。
クルマものの基本はしっかりしている。
走りのシーンやクルマの絵などは
かなりのレベル。ただ、どうも方向性
として薀蓄マンガを目指しているらしく
そこは読者の好みが別れそうではある。
話は、バイクに乗れない喪失感をもっと
描き込めばよりよくなったと思う。

Get Backers――奪還屋――
赤屍さん、蝉丸を冥府へお届け。
死を他人事と言ってのける赤屍が
カッコいい。しかし蝉丸、遍路した
といっても、元軍人がありんす口調に
なることはなかったろうに……。

クニミツの政
一秒にこだわる久城の凄味。
知略戦の様相を呈してくると
俄然面白くなってくる。

探偵学園Q
右近は犯人じゃないだろうけど、
そうでないにしろ色々と今後に
関わってきそうなキャラではある。

ツバサ
朝鮮編突入。
な、何故に朝鮮編? と思ったが、
CLAMPは以前に「春香伝」という
朝鮮の伝説的人物を題材にした作品を
描いていたのね(未見)。確か「新暗行
御吏」のヒロインと同一人物……だっけ?
まあ詳しく知らないのでしばし様子見。

SAMURAI DEEPER KYO
小太郎消ゆ。そして舞台は
アキラ達三人に再び戻る。
狂や梵は出番まだか……。

女子大生家庭教師 濱中アイ
6ページの中で5ページ前振りというのは、
やはりギャグマンガの構成ではないな。

RAVE
もう一人の魔導精霊力の持ち主現る。
パイロットスーツ着ているところを
見ると、強化人間とかの類でしょうか?

勝負師伝説哲也
新宿帰還。だがドサ健はすでになし。
作中時間でどれだけ経ってるんだろ。

エア・ギア
つーかいきなり殴ろうという発想に
至る経緯がわからん。頭にきて
冷静な判断力をなくしたってこと?
しかし仏茶まで乗るなよなー。

空の昴
「倒れるのも無理はなく
白髪になっても不思議ではない――」

いや、不思議ではないかも知れないが
描写としてやり過ぎだよっ!!

総評
野球連載三本。かつてもあったが、
長くは続かなかった。なので、
そのうちの一つは消えるのだろう。
と、そこで次号予告。ドラマチック
野球センターカラー読み切り!!
ってちょっと待てマガジンっ!?