チャンピオン19号感想
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(新)チェリー

・小沢利雄、新連載。

☆岐阜を舞台に繰り広げられる、泥臭くも切実な青春ストーリーといった感じ。
ドブスのヒロインのいいところを発見する主人公、そこに美人の転校生が、
ということで恐らくこの二人の間で揺れるんだろう、主人公の心は。
そして、ブスの方を選ぶ、という展開になりそうな気がする。
岐阜という舞台といい、放課後のグダグダした雰囲気といい、
作者の持ち味がよく出ていて、もしかしたら傑作になりそうな予感がある。
問題はやはりブスと美人というダブルヒロインが
一体どんな物語を作っていくのかだな。

元祖! 浦安鉄筋家族

◎いかりや長介、追悼回。
追悼特番で久し振りに観たあとだったんで、
ドリフ家には笑った。「どり」って効果音に愛を感じる。

いっぽん!

☆ここまでは真っ直ぐな柔道もので好感度高い。
次回からがいよいよ本番かな。

ショー☆バン

◎周りの不安も何処吹く風で、調子に乗ってる生島。
本当に、このマンガのキャラ達はすぐに調子に乗るよなー。

バキ

☆龍のあだ名もアンチェイン。
無理矢理オリバとの間に因縁作ったな……。
とりあえず、試合前の緊張感が
これまでの試合と段違いなのは評価したい。

無敵看板娘

☆当初はこんな常識人なキャラを新規に入れて
どうするんだろうと思ったんだが……順調に変人化してるな、辻も。

子供学級

☆巨乳妹キャラ登場!!
にっ、似合わない!! このマンガには似合わない!!
ハシラのコメントから推察するに、編集部が出させたのか……?
それにしてもまったく嬉しくない巨乳っぷりだなぁ。
まあ面白いと言えば面白いんだけど……。

ロボこみ

☆段々と世界観がインフレを起こし始めて、
もはやロボ子が特殊な存在に見えなくなってきてるな。

かりんと。

◎サービスといいドラマといい、一気によくなってきた。
委員長の微妙な表情なんかも、謎めいていてそそられる。

カオシックルーン

「ヘルトラマンは毎週手をもがれたり足をもがれたり
内臓を引きずり出されたりしても
絶対にあきらめたりしない不屈のヒーローなんだぞ!!」

どんなヒーローだよっ!?
「確かに全国の父兄から“残虐すぎる”って抗議が殺到したせいで
わずか十九話で打ち切りになってしまったけど…
ヘルトラマンから“決して負けない心”を学んだ
全国のよい子たちの熱い応援で再び放映が再開された
まさに不死身のヒーローなんだっっ!!」

どんなよい子たちだよっ!?

格闘新世紀GO BOUT!

♪カラーページにどうにかこうにか、
無理矢理にパンチラ入れてる心意気が素晴らしい。

虹色ラーメン

◎神宮寺雷蔵の黒い虹ラーメンに、麺仙王死亡寸前!!
アンジェロ&中谷内、精神崩壊!!
マジで人殺せるんだ……さすがにハッタリだと思ってたのに。
中谷内に至っては見ていただけで精神崩壊。
麺仙王がせっかく気を使ってくれたのに、やわな奴だ。
しかしこんなとんでもない次元に到達してしまったラーメン、
ちゃんと作中で表現出来るんだろうか……?

エイケン

☆謎の女、いい加減引っ張り過ぎなんで
さっさと話を進めてくれはしないものか……。

サムライジ

☆次号最終回。
この作品、何がマズかったかって主人公の斬十郎に
まったく魅力や説得力がなかったのがマズかったんだよな……。
今回見て心底そう思った。あっさり真理に到達しないで欲しい。
とりあえず、最終回がどうなるか待つ。

TWO突風!(終)

◎ストリート喧嘩バカ伝説、ここに終幕。
リアルにブチキレた喧嘩描写と、まるで講談か歌舞伎芝居のような
セリフ回しが絶妙にブレンドされて、極めて美意識の高い世界を構築。
既存の「不良マンガ」の概念をブチ壊すエネルギーに満ちていた。
最高潮だった暴走族編のテンションを終始貫けていたら、
マンガ史に残る傑作になっていたかも知れない。停滞したのが非常に残念。
ここで終わるのは勿体ないが、それでもこの作品を世に出してくれた
チャンピオンは立派だと思う。藤井・旭、両先生の次回作が……あればいいなぁ。

総評

・突風終了。サムライジも次号終了。
そしてこの二作の穴を埋める作品が、
恐らく次号から始まる「ブラックジョーカーズ」。
単純なヒーローものに納まらない、トバシた作品を望む。