チャンピオン36・37合併号感想
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ショー☆バン

・作者全快記念、連載再開一挙二話掲載。
いやーそれにしても何に驚いたって巻末コメントの
「頭がい骨7ヵ所割って」発言。
骨折したとは聞いてたけど、頭蓋骨だったのかよっ!!
いやぁほんと……ギリギリだったんだなぁ。

☆で、話は生島が泣いてチームがいい感じにギスギスしているところから再開。
この全員やることなすこと裏目裏目に出る展開こそ、このマンガの醍醐味。
しかし生島は地力は強いような描写があるが、
泣き虫グセが直ったら覚醒するという伏線なんだろうか?

☆二話の間に「完全復活宣言」オマケマンガ。
森高……というかコージィ城倉はちゃんと見舞いに行ったんだろうか?
「おれキャプ」の方もあることだし、原作描き溜めたのはマジだろうな……。

輪道

「あたり前ですが、競輪学校に仮面を被った校長はいません。」
別に競輪学校でなくてもあんな校長はいない。
結局ケータイ見逃したの、生徒が有望株だったからなのか。
てっきり顔に火傷を負っていて盲目だとかそんな設定があるのかと。

無敵看板娘

♪めぐみ、客引きの為にコスプレも辞さず。
けど、コスプレするなら普通にバニーガールやったり
もっと色々特殊な衣装を装着すれば、
「コスプレパン屋」としてコアな客は釘付けに出来ると思うぞ。
……ファミリー層のことは知らん。

かりんと。

☆すっかり四人組の青春物語になってるなー。
初期設定のことがまだ頭に残っているので
多少違和感を覚えてしまうのが残念。

バキ

☆ハンデの為にわざわざ腕折られるって、烈さんいい人過ぎるだろ……。
とりあえずアジアカップの決勝で中国サポーターが乗り込んできたら
烈さんに「出てゆきなさい」と一喝してもらいたい。

番長連合

☆そういえば堂本って初期に学校爆破したりしてたもんな……。
今更ガソリン程度どうってことはないか。

(読み切り)Athlete
〜澤野大地 アテネの蒼き空に〜<前編>

・第六弾。今回の主役は棒高跳びの澤野大地。

☆後編への引き方が絶妙。前編だけでも上がって落ちてまた上がってと
充分波乱万丈なのに、これで更に何があるのかと気になってしまう。
こういうのはエピソードをよく知らない選手だからこそ。
やはり前二回と同じく多少知名度で落ちる選手を扱った方がこの作品は面白い。

ロボこみ

◎ラストの逮捕オチに爆笑。
いや、これまでロボ子の爆発でごまかしてきたのに
今回問答無用で逮捕って!! いきなり生々しいよ!!

アクメツ

☆何か段々、色々問題はあるだろうが
我門先生のような根性のある政治家は
何だかんだ言ってこの国に必要なんじゃないかと思えてきた……。

いっぽん!

☆極端なパースによるハッタリ演出が
回を重ねるごとにキレを増し続けている。
このまま行くとどうなるのか、ちょっと興味深い。

Switch

☆津ーさんは子供好きというより幼女好きなんじゃないかと。

虹色ラーメン ロング・エピローグ

☆二回目の主人公は「あいつはラーメンそのものだ」と言われて
ただ呆然と「ラーメン……」と返していたあの新入部員。
またいいキャラにスポットを当ててくるなぁ。
語られざるラーメン部のその後のあり方、晶の頑張り、
そして恋愛模様に凡人の努力にと盛り沢山な内容。
ああ、あと一回で終わってしまうのが本当に勿体ない。

エイケン(終)

☆最後の最後に先生の本名が判明して終了。
何か、結局最後までエイケンはエイケンのまま、
グチャグチャに終わったなぁという印象。
これはこれで作品の幸せな終わり方であったと思う。
霧香の二重人格の謎が投げっぱなしなのだけ残念だなぁ。

☆しかしこの作品は本当に何だったんだろう?
開始当初こそ「萌えの最終進化系」などと騒がれたが、
結局この作品のあとも「萌え」は滅びもせず未だ栄華を誇っている。
この作品は単なる突然変異の奇形種にしか過ぎなかったのか?
いや、これは確かに「萌え」のあり得た進化の可能性なのだ。
ただこの作品がいち早くこの形を示したことで、
みんな意識的に「ああはなるまい」とその道を回避してしまったのだと思う。
そしてそのおかげで、「萌え」はまだギリギリ正気の線を保っている。
この作品が身体を張って「ここまではオッケー」「ここからはエイケン」という
デッドラインを引いてくれたのだ。
そう、エイケンは誰もが恐れる魔のコーナーに果敢に挑んで、
ガードレールの向こうに消えちまった伝説のアイツなんだ!!
だから、これからこの「萌え」って道を走ろうって奴は、
花束の一つも置いていかなきゃ駄目なんだぜっ!!

アイアンジョーカーズ

☆全員集合して最終決戦。
何というか、色々と事情もあって仕方ないんだろうけど、
あまりにも安っぽい形にまとまってしまったな……。

総評

・読み返してみて……自分でもよく「エイケン」感想の意味がわからん。

・で、次号からは「舞−HiME」が連載開始。
サンライズとのタイアップは「スクライド」という成功作があるので期待。
作画担当は今年13号で「ローデット・フィクション」を発表した佐藤健悦。
新人にしては飛び抜けた画力と構成力だと思ったが、
まさか初連載でこんな大役を任されるとは……。