ジャンプ1号感想
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表紙
アテ間違えた伊角さんを思い出した。

JUMP LAND大特集
これって有料だったのか……。
雑誌にお試しウェブマネーを付ける
というのは、こういうサービスを
普及させるにはいい宣伝手段だ。

(新)DEATH NOTE
原作・大場つぐみ、作画・小畑健、新連載。
死神が退屈凌ぎに人間界へ落としたデスノート。
そこに名を書き込めば、誰でも好きに殺せる。
その魔性の力に、優等生だった夜神月(ライト)は
魅せられていく。そして思い立つ。このノートで
世直しをしよう。自分がこの世界の神になろう、と。
読み切り版はホラーと称していたわりにはあまり
怖くなくて、正直面白さを感じなかった。だが
今回はホラーではなくサスペンスと銘打っている。
作品の設定や骨子は青年マンガには結構よくある
ものなのだが、少年ジャンプで、そして小畑絵で
この背徳的かつ緊張感ある物語はゾクゾクする。
あの読み切りから、こんな冒険的な企画に
繋げるとは思いもよらなかった。嬉しい誤算。
原作者が今後どういう展開を用意しているのか、
小畑健がそれをどのように表現していくのか、
そして何よりジャンプ編集部はどこまでやる気
なのか……。楽しみな要素は多い。赤でいこう。

ONE PIECE
リオ・ポーネグリフの謎にロビンが迫る。
これまで止まってた世界の謎解きが一気に
進んで一安心。空島の去り方もいい感じ。
けど、今年中に誰かが船降りるって話は
一体どうなってるんだろう? 予定変更?

アニ基地!
ヒカ碁北斗杯編、今更アニメ化かい!!
予選ってことは、いつか本選もやるの?

こちら葛飾区亀有公園前派出所
映画公開直前、大阪婦警登場!!
――って何でだ!? 映画にミーナという
ヒロインが出てくるのと、この間違った
大阪観全開の萌え(?)キャラと何がどう
繋がってるんだ? というか今回さすがに
大阪の読者怒ると思うんだが大丈夫なのか?

ボボボーボ・ボーボボ
ああ〜、コンバット・ブルースもっと
頑張って欲しかったなー。いい味出してて
ザコキャラで終わらせるには惜しい……。

NARUTO
白眼の欠陥が何なのかを明かさずに
次回に引かれるとフラストレーションが
溜まる。欠陥明かしてネジのピンチ
だけで引いてもよかったのではないか?

テニスの王子様
紳士ビーム!!
一体どういう打ち方したら
あんなポーズになるんだ。

アイシールド21
略称、I・Cに決定。
略称決定に十文字達の喜びに
モン太の友情にセナの活躍に
パンサーの土下座にと、内容が
非常に濃い。しかしそのせいで
一つ一つのエピソードが薄く
なってしまった感もある。

Mr.FULLSWING
グロパンマン、本気で気持ち悪い……。
メガネ学校の人は何でこんなところに
いるんだ? メガネのセールスですか?

シャーマンキング
葉とハオ、兄弟の語らい。
会話オンリーでありながら
バトルしてる時よりよほど
緊張感がある。話もちゃんと
進展してるし。葉賢さんは
葉の持ち霊になったのか?

武装錬金
寄宿舎で就寝中、操られたまひろ達に
襲われてあーんなことやこーんなことに
なってしまうのか斗貴子さんっ!?
ま、次回への妄想はともかくこういう
合間の回もしっかりと作り込まれていて
安定感は抜群。二回連続減ページだけど。

武装錬金 様々なる武装錬金
ということで、減ページぶん今回も
特別企画。武装錬金説明編。槍が分解
出来るとか、バルスカが足から取り
外せるとか、意外と見落としていた
部分が多くて説明は助かった。あと、
やっぱブラボーは素手で戦ってるの?

(読み切り)ダー!!!〜便所の壁をブチ破れ〜
手塚賞準入選、吉田慎矢読み切り。
見てると「だ〜こいつは…」と言わずにはおれない
優柔不断で煮え切らない少年、通称ダー。何かあると
すぐ便所にこもる彼だが、一念発起しボクサーを
目指していた。そこで起こった事件。ダーは果たして
自分の、便所の壁をブチ破ることが出来るのか――?
一読しての感想。若いなぁ〜。……いい意味でも
悪い意味でも。18歳という作者の心情を真っ直ぐに
活かしたストーリー、回想を繰り返し織り交ぜる
構成、ごちゃごちゃと背景に書き込まれたポスターや
ラクガキの数々……どれも魅力的、だが欠点でもある。
どの要素も一歩間違えば一人よがりで読者を無視した
作品にしてしまう危険性を多分にはらんでいる。
だがギリギリでそうなってはいないところが作者の
センスなのかも知れない。この作者についてはこの
一作だけでどうこう判断は出来ないなぁ。とりあえず
次回作を読んでみたいと思わせるものは持っている。

「いちご100%」&「ピューと吹く! ジャガー」
ドラマCDのお知らせ

東が能登、西が豊口、北が小林沙苗、南が水樹奈々。
萌えアニメ声優布陣だな……。

いちご100%
ガス爆発も強引だったけど、今回の
寸止めイベントも強引だ……というか
後頭部打って意識失った人間がいたら
もっと焦れよ。かなり危険な状態だぞ。

手塚・赤塚ニ大漫画賞審査結果発表
「赤塚先生はご病気のため今回の
審査には参加されませんでした。」

ああ……また身体壊しちゃったのか……。

遊☆戯☆王
エクゾディア瞬殺。マハード消滅。
そこへ突如、表遊戯達が飛来。
展開早いなぁ……。杏子や本田も
ディスク付けてるけど、戦うの?

BLACK CAT
変態医師、イヴ緊縛!!
よぉぉぉしっ!! そうだよ、自分に
素直になればいいんだよ矢吹健太朗!!
ま、それはそれとして昔イヴと今イヴを
対比させたり、トレインにサヤの幻影を
ぶつけたりと、普通に面白くもなっている。
しかしイヴは背丈に対して胸が成長し過ぎ
だよなぁ……つーか一年も経ってないのに。

HUNTER×HUNTER
ナックル、素晴らしい純情不良野郎っぷりだ。
こうなるだろうという展開の予想に対し、
キャラが思いがけない反応をして、話が
意外な方向に転がっていく。どこまで計算で
どこまでキャラ任せなのか……ともかく凄い。
で、扉絵の二人はどうなってるんですか?

ごっちゃんです!!
インターハイ予選開始。
試合形式の説明に新キャラ紹介と
やることはやっていながら絶妙に
笑いが混ぜてある。いいバランス。

神撫手
母親の秘密に迫っていくようで、
面白くなってきたようでもあり、
まとめに入ったようでもある。

サラブレッドと呼ばないで
「渾身の“裏投げ”が小原を捕えた!!」
というアオリ文がなければ、裏投げだと
わからない……。わからないから編集も
アオリでフォローしたんだろうけど、
そんなことするくらいならネーム段階で
駄目出しすればいいのに。技の発動と
終了の部分だけでなく、投げてる最中の
コマがあればそれで済む話だと思うが。

ピューと吹く! ジャガー
ジャガーさんに憧れる天才現る。
色々といじりがいのありそうなキャラだ。
最初の楽しげに会話しているピヨ彦と
ジャガーさん、何かとてもいい絵だなー。

目次&作者コメント& 川柳
いやっ……川柳って……!?

総評
新年1号。
2003年はジャンプにとって、あまり
実りのある年ではなかったので、今年に
どのような戦略を立ててくるか興味深い。
で、その戦略の第一弾が……川柳なのか?