ジャンプ12号感想
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表紙

◆表紙でナルトが目立ってる――ということは
本編には出番がないというわけですね。
しかし初カラーで後頭部とは、君麻呂も哀れだ……。

ONE PIECE

☆仲違いしながらも、結構いいコンビぶりを発揮するゾロ&サンジ。
この二人が組んで戦うのっていつ以来だったか……。
……あれ? 二人だけでってのは初めてか?
アニメでは組んでること多いんで混乱する。

BLEACH

・ついに掲載位置がトップに。

☆爆死する雛森ファンの心理描写から入る辺り、久保帯人の本領発揮。
こういう前途ある若者をぶっ殺しておいて、ムサいおっさんを助けて
更には織姫と絡ませる辺りもまさしく本領発揮。

♪涅はいい変態だ。出来ることなら石田を瞬殺して
織姫の実験に取り掛かってもらいたい。
石田とも因縁ありそうだけど、まあそれはそれってことで。

NARUTO

☆右近がキバの身体と一体化している、という描写が
若干わかりにくくて理解に苦労した。
肩から生えてたのね。背後に回り込まれたのかと……。
加えて、右近の能力説明もわかりにくい。
キバの自殺が有効だということは、簡単には分離出来ないのか?

スティール・ボール・ラン<1>

・一話31Pで一挙二話掲載。

「動きません ウルムド・アヴドゥル! リタイアですッ!!」
えええええっ〜〜〜!? アヴドゥルもう終わり〜〜〜っ!?
たとえ世界が変わっても、アヴドゥルは唐突に死ぬ宿命なのか……。
いや!! まだ死んでない!!
実況がリタイアと言っているだけで、ルール上は
復帰出来るはずだ!! 目を覚ましてくれアヴドゥル!!
そしてレース後半に「チッチッチ」ってやりながら復活するんだ!!
……けど、それでも最終決戦でまたあっさり逝くんだろうな……。

☆ついにレース開始。
ちゃんとレースマンガになってるのが意外。
ジョニーがいちいち解説してくれてるので
何が起こってるか絵でわからなくとも話には付いていける。
ジョニーはこのままジャイロの少し後方を走りながら
延々と解説を続けるのだろうか?
下半身麻痺であれだけ走れるのには、天才だからということで納得。

DEATH NOTE

「僕は『サップVS曙』を見る」
ほのぼのとしたホームドラマが、その裏で行われる
ライトの行動をより邪悪に際立たせている。
が、それはそれとしてホームドラマを演じる妹や
それを楽しむリュークには萌える。

☆Lが本格的に反撃を開始。婚約者も独自行動を開始。
十週目を超えて、まさに「これからが本当の戦い」か。

テニスの王子様

◎乾貞治、超必死。けど報われない。
必死な姿も、落ち込む様も実に素敵。

アイシールド21

☆命を賭けて、四十日で強くなれ。
コーチがビビってるのを生徒の方から
地獄の特訓しろとけしかける、という構図は珍しい。
ヒル魔というキャラの成せる技か。
しかし四十日かぁ。リアリティはどんどん減っていくな……。

Mr.FULLSWING

「お前らなんぞに半年もかけちまったよ 返せ半年!」
前にもこういう自己突っ込みあったけど、
わかっているならどうにか軌道修正してくれよ作者……。

ボボボーボ・ボーボボ

☆何が何だかわからないままに、
勢いだけで「首領パッチ強ぇー」と思わされた。
これもある意味、演出力なのか……。

銀魂

◎銀さんVS土方。
初めて銀のカッコいい側面がストレートに出てきた。
問題はこれを今後にどう繋げていくかか。

☆チャンバラアクションマンガとして
化ける可能性は……ないか?

武装錬金

「エンゼル御前」
姉弟揃って素晴らしいネーミングセンスだ。

☆斗貴子さんVS桜花の女の対決は、
ブチ撒けようとした斗貴子さんに桜花が
エンゼル様でセクハラ攻撃をかまし水入り。
理屈無視の力技で勝負をかける斗貴子さんに、
このマンガのバトルの在り方を見た。
オタキング分類するところの「バカマンガ」をやりたいんだな。
(相手に知略で勝つのがカシコマンガ、根性で勝つのがバカマンガ)
るろ剣もガンブレも理屈とバカのバランスが
上手く取れなくて苦しんでたようなところあったから、
開き直るのは悪いことじゃないと思う。

♪エンゼル様の百面相が可愛い。
これだけ可愛いサブキャラまで用意されているとなると、
やっぱり早坂姉弟は仲間になって……くれる、かな?

シャーマンキング

♪ホロホロの好いてる女の名前、
ブルーベルと思わせて実はピリカだと見た!!
ブルーベルはちょっと逢っただけだもんなー、
絶対心にあるのはピリカだろー。
悶絶してるのも妹萌えを見抜かれたからと考えれば納得がいく。

◎風呂で語らってるだけなのに、戦ってる時より
よっぽど面白いのは……いつものことか。

BLACK CAT

仏像完成!!
ええと、ほらあれだ。放った技や闘気が神や獣の形になったり、
破壊痕にその跡が残ったりする表現があるじゃない。
あれを矢吹イズムでやってみたってことなんだよ。
確かにちょっと、いやかなりやり過ぎちゃった感はあるが
バトル表現としては頑張った方なんじゃないかなー、と。
面白いかつまらないかで言えば、間違いなく面白いわけで。

いちご100%

☆自分には周りの女はレベル高過ぎる。
今更な悩みを抱いた真中は、いざ合コンへ。
下手したらまた新キャラ出てきかねない雰囲気だが、
さすがにそこまではしない……と思いたい。

こちら葛飾区亀有公園前派出所

☆仮面ライダーネタ。
署内を爆破したのは、いい加減葛飾署を
元に戻す為なんだろうな……。

LIVE

◎何と、巳道さんは使いっ走りに過ぎなかった!!
更なる危険人物がスレイヤ達の前に現れる。
しかしいきなり拳銃かー。もっと面白武器バトルが見たかったのに。
ところで、人殺す時に「199」って言うのは、
そっち方面の世界では定番なの?

スティール・ボール・ラン<2>

・二話目。
アヴドゥルを破ったジャイロに、今度はディエゴが挑みかかる。

「フン プロの技術という事さ……
そして君は田舎者の走り方だ! そのままうしろに下がっていろ」

ディオだ……この喋り方は第一部最初期のディオだ!!
完璧な帝王ではなく、プライドが高くて嫌な奴なんだけど、
脆さと共に人間的魅力があった頃のディオ……。
ライバルとしてカッコよく立ってくれることを望む。
出来るならジョニーと因縁を作って欲しい。

☆レースの行程が九つに区切られ、区間賞もあるという設定は
物語をダラダラさせず区切っていくのにもいい設定だと思う。

遊☆戯☆王

☆神のカードありなのか、この戦いは……。
一枚ずつしかないわけだから、やっぱり闇は
表のデッキに神があるか否か知ってるはずだよな?

◎杏子の願望による解釈が、切ない。

ごっちゃんです!!

☆アキラ、急遽参戦。
怪我は大丈夫なんだったっけ?
ともかくいいところ持っていく奴だ。

◆背中の手形に押されて……ってのは「はじめの一歩」か?

ピューと吹く! ジャガー

◎で、前回スルーされたハマーの話。
いつも通りの駄目ハマーで安心する。
「なんかのさなぎ」は持ち歌として
ちゃんとモノにしていたようで。

目次&作者コメント

「編集担当が、8代目嶋さんから9代目瓶子さんに
変わりました。嶋さん感謝。」<飛呂彦>

瓶子さん、アオリ文頑張って下さい。幕張の頃のノリで一つ。

総評

・62Pはやっぱ伊達じゃない。
しかしそんなに読んだという気はしないんだよなー。
新連載の50Pとか、読んだあと凄い徒労感あるのに。

・次号は本誌の他に青マルジャンプも発売。
本誌休刊の穴埋めではなく、増刊単体での勝負がどこまで通用するか。
感想はどうしようか……次々号(14号)とまとめて書くかも。