ジャンプ20号感想
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表紙

☆一護のオレンジ髪はこうして見ると、
明るいし目立つし独自性もあるいいデザインだ。

ジャンプインジャンプ BLEACH 番外編

・ジャンプインジャンプ第三弾。
恋次、雛森、吉良の過去を描く番外編。

☆本編の進行に合わせて、裏にある過去の因縁を明かすという、
実に真っ当かつ上手い番外編の使い方をしている。
単体でも楽しめるが、むしろ本編と合わせて裏設定の深読みや
今後の展開の予想をする楽しみ方が妥当。
藍染を殺したのが市丸だとすると、必然的に吉良VS雛森になりそう。
そうなった時、吉良が雛森に惚れているという今回の話が活きる。

◆ところで「−17」ってナンバリングは一体……?
作者コメントから推察するに、今回は十七番目の番外編で
他に十六、すでに考えている話があるってこと?

ONE PIECE

☆倒れても倒れても、根性で立ち上がるルフィ。
いつものことなのだが、戦いの雰囲気が雰囲気なので
真面目にやってんだかギャグ入ってんだか、いまいちわからない……。

週刊少年ジャンプ21号予告

☆えーっと……誤植、じゃないんだな?
マジで小畑健の「ボーボボ」と澤井啓夫の「デスノート」やるんだな?
まさかこんな爆弾企画を隠していたとは……。

BLEACH

☆石田生きてたー、ついでに剣八っつぁんも生きてたー。
嬉しいけど、結局みんな生きてるんだな。
容赦なく殺された藍染隊長が益々不憫に思えてくる。
剣八は斬魄刀解放というパワーアップ手段があるので
復活しても雑魚化することはなさそう。

ボボボーボ・ボーボボ

☆鋼鉄のわりに伸縮性に富んだハンペンだ。

◆何で今回、右ページから始まってるんだろう?
ページ数には変動ないのに。

テニスの王子様

☆「鬼才」と「天才」ってどう違うんだろう?
何を基準に立海大付属の三人は「鬼才」なんだろう?
単に「天才」が不二の呼び名で定着してるから
代わりに出しただけなのか?

NARUTO

☆砂の三兄弟参戦!!
ほんとに来たよ……どういう経緯での参戦なんだ?
綱手が同盟条約を行使したようだが、あれまだ生きてたのか。
今回協力すれば木ノ葉崩しのことは大目に見ます、とか?
死者だって相当出てるだろうに、そんなんでいいのか……。

シャーマンキング

☆人気投票結果発表。
カニに負けてるミッキーが哀れだ。

☆シルバは洗脳されましたか。
そして十二宮突破展開に突入。
意外と時間かかりそうなんだけど……だとすると
前回のマルコVSラキストすっ飛ばしは一体?

アイシールド21

☆ゴースト・カット・ダッシュ、とかいう名前になるのだろうか?

第11回十二傑新人漫画賞大発表

・期待の新人リストに十四歳と十五歳がいる。
高校生は珍しくないが、中学生で名前が載るのは珍しい。
将来有望ならいいのだが。

DEATH NOTE

◎ライト、L、第一次遭遇。
これはどういう意図なのか、Lの真意が見えない。
キラに対する厳しい考察といい、ついにLの反撃が始まる予感。

♪それにしても、ライトの手からリンゴを嬉しそうに食べる
リュークは可愛いなぁ。一匹飼いたい……とはさすがに思わないけど。

銀魂

・センターカラーでお花見大会。

◎何か打ち切り回避祝いのようにも見える楽しげな酒宴。
主人公側も真選組側も順調にキャラが立ち、噛み合っている。
ミントン山崎もすっかりいい感じに。マウント食らってんのに笑った。

無敵鉄姫スピンちゃん

☆出撃! スピンロボレスキュー。
いきなり微妙なネタ出してきたなー。
本編中もフェニックス一輝やZZのハイメガキャノンなど、
かなり微妙なネタで勝負している。
とりあえず元ネタがわからなくても問題ないようにはなっているが、
いよいよ一般向けネタが尽きてきたのか、それともマニアックなネタを
抑え切れなくなってきたのか……。

未確認少年ゲドー

♪全裸讃良、大量確保!!
また豪快な人気取り作戦に出たなー。
扉絵といい、なりふり構わなさが素晴らしい。
皮肉でも何でもなく、この作品には
こういう路線が合っていると思う。

☆しかしもうちょっとクローンドール調教の様子は見たかった。

少年守護神

☆致命的に読みにくい。
ごちゃごちゃしている上、変に構図に凝るから
余計に何が起こっているのか把握しにくくなっている。
セリフをもう少し削って、フキダシによる視線誘導を
意識するだけでだいぶ違ってくると思うのだが。

Mr.FULLSWING

☆黒豹の事情がようやく明らかに。
なかなか泣かせる話。久々に見応えのあるドラマが展開されそう。

(読み切り)桐野佐亜子と仲間たち<後編>

・原作、二戸原大輔。作画、叶恭弘。読み切り後編41P。

☆この内容でこのページ数はないだろう、というのが正直な感想。
一撃必殺にしても重力法則無視にしても、原理も駆け引きも
あったもんじゃない能力なので、あとは大ゴマによる
アクション描写によって突拍子もない能力そのものを楽しませる、
という演出しかなくなる。で、それをやるとページ数がかさむと。
能力設定とキャラ描写を練り込めば45ページで充分収まる。
それをしなかったことで、全てが大味になってしまった。

◆編集部も、受賞ネームそのまま使わず、直させればいいのに……。
こんな未完成な状態のネームで作品化されても、
原作者にも作画者にもいいことないだろうと思う。

☆作画の叶恭弘も、悪戦苦闘したような跡が見受けられる。
最近のラフタッチな絵柄でアクションメインは難しかった模様。

こちら葛飾区亀有公園前派出所

☆早矢との旅行に心ときめかせる両さんにがっくり。
早矢相手だとどうしてこう情けない中年オヤジになってしまうんだ。

いちご100%

☆北大路、真中と別クラスに。そして向井とのデートを目撃。
こっこれは……何か着々と北大路リストラ体制が整いつつあるような。
次回巻き返せるかどうかで、彼女の生き死には決まってしまう気がする。

BLACK CAT

「殺す!」
何て迫力のない書き文字セリフなんだ……。
どうしてこんな場所で演出をハズすんだろう?
その外し方が面白いんだけど、作品としてはなぁ……。

☆それにしても電磁銃を無駄撃ちしちゃったせいで、
せっかくのラスボス戦が駆け引き的にまったく盛り上がらないな。
結局、銃で斬りつけるだけという訳のわからない事態に陥っている。

ピューと吹く! ジャガー

☆つまりバスケシーンを描きたくなったってことでしょうか?

総評

・今回のように、本編を補完するような形で
ジャンプインジャンプを使うのは上手いなぁ、と思ったのだが、
トンでもない真打ちが控えていたものだ……。

・というわけで次号はボーボボとデスノートのコラボ企画。
どちらもさっぱり予想が付かない。ボーボボの予告コメントによると、
どうやら今回の話を小畑健が描き直す、ということらしいが……。
とすると澤井版デスノも今回の話を直すのか? 一体どうやって?
考えるほどにわからない……ともかく次号必読。