ジャンプ25号感想
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表紙

・これは……どういうことだろう?
単純に時間なかったんだろうか?
わざわざこういう画風を編集部が指定するとも思えないしなぁ。

ボボボーボ・ボーボボ

☆人気投票結果発表。
首領パッチ強いなー。つーかボーボボ弱いなー。

☆ビュティを庇ったコマが、結構真面目で驚いた。
飛行機がガードしてるのがギャグといえばギャグなんだろうけど、
それが滑っているのがまた「ギャグでかわせないほどのピンチ」を
演出しているようで面白い。

ONE PIECE

◎圧倒的な青キジの力に、ルフィ敗北。
ルフィがここまで決定的な力量差を見せ付けられて負けるのは初めて。
クロコダイルの時のような、次やればどうにかなりそうな気配もない。
これはさすがに「信念」や「気合」でどうにかなるレベルじゃないような。

☆今回、ロビンが仲間を抜けそうな感じになっているが、
むしろその影に隠れてウソップがヤバいと思う。
チョッパーに怒鳴られサンジに怒られゾロに慰められ、
己の役立たずっぷりを嫌というほど味わってしまって、
これで船大工が見付かって工作要員としてのポジションを失えば、
本当に自分を鍛え直す旅にでも出てしまいそう。

NARUTO

☆我愛羅VS君麻呂。
やっぱり素では我愛羅の方が圧倒的に強いっぽい。
実力では完全に砂>音なんだな……。
君麻呂にはどうにか巻き返して欲しいが、
守鶴持ちの我愛羅はある意味「ジョーカー」だからなぁ。
負ける絵は思い浮かばないので、どうにか勝負中断の方向へ……。

アイシールド21

☆未成年はカジノ入れません……という突っ込みはもう野暮か。
ヒル魔なら全員の年齢ごまかすくらいはしそうだしな。
その超人的記憶力でブラックジャックもあっさりクリア。二千万ゲット。
ヒル魔の資金源の謎の一端が明らかになったような気がする。

☆鈴音はまもりを「まも姐様」と呼んだか……。
あっさり仲良くなっちゃったのは少し肩透かし。
カレーよそってもらってたのが伏線なんだろうけど、仕込み細かいなぁ。

BLEACH

☆日番谷VS市丸。
氷雪系の日番谷の攻撃は派手でカッコいい。
けど、刀伸ばすだけの市丸にやり込められる辺りは経験差か。

☆時間軸が戻っていたというのは気付かなかったが、
これまでそんな描写あったっけか?

銀魂

・いつの間にやら人気作。またもやセンターカラー。
編集部、ついにプッシュ体制に入った模様。
やっぱ単行本の増刷ラッシュが本気で予想外だったんだろうなぁ。

☆「あ〜、これまだやってたんだ。」という読者のための
はじめての『銀魂』。
何てミもフタもないタイトル。しかし的確な企画だ。
担当大西さんはいい仕事をしている。

☆で、本編は女火消しと銀さんの出逢い。
普通、ラブコメ開始かも?――みたいな雰囲気が
もうちょっとあってもよさそうなもんだが、そんなもんは微塵もなし。
相変わらずメインは濃いオヤジと人情喜劇だ。

DEATH NOTE

◎倒れた父とLの前で、臭過ぎる演技を難なくこなし、
「キラは幼稚な子供だ」とまでハッキリ言い切るライト。
自覚あったのか……しかし自覚しながらやり続けるその精神は、
一体何を支えとして存在しているのだろうか?
今回の「幸」「不幸」の論は、この作品が単なるサスペンスで
終わらない可能性を充分に感じさせてくれる。

☆しかしヤラセTV局の登場はどうなんだろう?
キラのコピーキャットが出てくる……という展開なのか?

テニスの王子様

◆不二VS切原決着。そしてついに真田とリョーマが登場。
――というだけで一話使うのはさすがにどうかと思う。

(読み切り)賈允−KAIN−

・「戦国乱破伝サソリ」の内水融、読み切り。

☆基本は赤マルで発表された「詭道の人」の改良版。
しかし、元から高かった構成力を連載経験で更に鍛え上げ、
当時と今の作者の技量差をまざまざと見せ付ける結果となっている。
とにかく話運びや途中の仕掛けなど、構成については見事の一言。
作画も不安なところはなく、元連載作家の貫禄を見せている。
ただ、欠点なのは相変わらずの絵の地味さ。
しっかりしているし、構図にも気を使っているのに華がないという損な画風。
下手にアクションを混ぜず、会話劇一本に絞った方がよかったかも知れない。

☆一つ引っ掛かったのは主人公の事情と心理。
いくら駄目な国だからって、勝手に消えて政情不安を招くのはどうかと。
苦しむのは結局その国の民じゃないのか?
一番重要な主人公の設定に甘さを残したのは勿体ない。
しかし全体的には非常に高レベル。
題材も、作者の資質とよく合っていると思う。

Mr.FULLSWING

☆アイドルの馬脚が次々と露わに。
本性を明かされる前なら、この展開にスカっともしたんだろうけど、
控え室のあの様子を見たあとでは気の毒にしか思えない……。

武装錬金

・打ち切り危機はひとまず去った……と見ていいのか?

◎ブラボーVSムーン×30。
卑怯っつーか、もはや原理もへったくれもない領域だな。
ブラボーが顔出しで戦ってるのも、嬉しいけど原理無視だ。
設定と演出が思いっきりケンカしてしまったようで。
作者、やっぱ顔まで覆うデザインにしたの後悔してんだろうか……。

☆パピヨンが黒色火薬で飛んでるのも、意味不明。
もう設定の整合性より演出優先か。

こちら葛飾区亀有公園前派出所

☆安土城築城。
いきなり六年後になる飛ばした演出にちょっと感動。
薀蓄ネタとチビキャラを組み合わせた解説も新機軸。

未確認少年ゲドー

♪お色気先生を出してきたり、
讃良を脱がせたり、ちょっとラブコメってみたり、
相変わらずやれることは何でもやる姿勢は立派だ。

いちご100%

☆天地が東落としに本気モード発動。
今までいるだけで、いまいち存在感のなかった天地だが、
ようやく恋のライバルとしての本分を果たしてくれるようだ。
今まで遮断されていた情報の流れがこれでよくなるといいなぁ。
真中が西や北や向と何をしているのか、
調べて東にちゃんと伝えてやってくれ。

「HUNTER×HUNTER」休載のお知らせ

◆ちゃんと告知を出すなんて珍しい……と思ったら、
「しばらくの間」って何だよ!?
再開は「ジャンプ30号」って、五号も先じゃねーか!!

無敵鉄姫スピンちゃん

「無人惑星でヴァイヴ」「金玉乱打郎」
「わたるがぴゅ!」「夜のせんせいのお時間」

――辺りが個人的にヒット!!
「マリア様がしてる」「スラム男根」辺りはストレート過ぎていまいち。
逆にこれ誰がわかるんだ、というのが「カイゼルオパイク」
何でわざわざカイゼルスパイクなんだ……。

☆今回のオチ見て確信したが、この作品の最大の欠点は
博士どころかツッコミであるはずの透瑠までもが
主人公のスピンを食っちゃってることだ。

シャーマンキング

☆何かみんな生き返ってます。
それにしても、何とも言えないまったりとした、
黄昏時のようなこの枯れた雰囲気は何なんだろう?
最終決戦だってのに誰も昂揚することなく、
みんながみんな、各自勝手に悟っていく……。

BLACK CAT

☆本当に、何でいきなりイヴを助けてんだエーテス?
もうちょっと葛藤する描写を入れた方がよかったのでは。
まあ、イヴの色香に迷っただけなんだろうけど。

少年守護神

☆タイミングが掴めないって言ってる傍から
カウンター食らわせてるのはどういうわけ?
思いっきり見切ってるように見えるんだが……。

ピューと吹く! ジャガー

☆珍笛好きの女に惑わされる二人の男。
サヤカさん、珍笛好きという時点で変人なのは間違いないのに、
顔がよければそんなことは許されてしまうのか。
抱き枕売れてるってことは、本当に一般客も来てるのか?
もしかしてアヴァンギャルドなファンシーショップ扱いなのか?

総評

・次号から三連続新連載。
けど、未だに何も終わってないぞ、どうするんだ掲載枠?
マンキンと黒猫はまだ終わりそうにないし、
やっぱり守護神・スピン・ゲドーなのか……?

・ともかく次号からは天野明「家庭教師ヒットマンREBORN!」開始。
正直、読み切り版を読んだ印象からは、これが来るとは意外だった。
「たるるーと」「テンテンくん」系で手堅くまとめてくるか、
それとも冒険してくるか、とりあえず第一話は楽しみ。