ジャンプ30号感想
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表紙

・お登勢さん妖怪化。
見事なまでにターゲット不明、
どういう売り出し方なのかさっぱりわからない表紙で素晴らしい。

銀魂

☆宇宙で坂本さん登場。
桂や近藤と違って、まあ坂本らしい坂本だなぁという気がする。

☆攘夷やテロといった題材はあくまで背景設定であって、
作者にそれほど深い考えがあるとは思わないのだけど、
しかしこの題材、偶然なのか何なのか現代の民族紛争やら
移民受け入れ問題なんかと絡んで結構面白い風刺性を獲得している。
まあ、ほんと掘り下げる気とかないんだろうけども。

◆金時だったらジャンプ回収というネタがしばらくわからなかった。
そうか、タイトルがヤバくなるってことか……。

NARUTO

☆イタチとの思い出。
名門うちは一族の謎か少しずつ明らかになってきた。
どうも色々と胡散臭い過去を持った一族であったらしい。
アニメではみんないい人そうに描かれていたが、
その辺の擦り合わせは大丈夫なんだろうか?

☆クナイ投げのシーン、見せ場なのに回想ということで
トーンベタ張りしてしまったのは勿体なかったかと思う。

ONE PIECE

☆船大工さん続々登場。
誰が仲間入りするのかボカす作戦でもあるんだろうな……。
一方ロビンが謎の行動を取り、抜けそうな気配を漂わせてきた。
ロビンが抜けるならバランス的に女の子の仲間入りを望みたいが……。

アイシールド21

☆大会始まる。
栗田の不安を通してチームの結束を見せる。
相変わらず隙のない構成を見せてくる。

◎1コマ目の引き込み力が物凄い。
こういうコマにこういう魅力を与えられるところに、
今の作画者の絶好調ぶりを感じる。

HUNTER×HUNTER

・休載明け。
どうやら幽白完全版の表紙を描いていたらしい……。

☆何でこんなところにスピンちゃんが。
というか話の繋がりが本気でわからない。
何がどうなって今はどういう状況なんだ?
とりあえずキメラアントは全世界に拡散を始めて、
事態は世界規模の危機に広がったと考えていいのかな。

☆で、あれはやっぱり総書記と喜び組なのか?
しかしせっかくのサービスカットを何故ちゃんと描かない……。

スティール・ボール・ラン

「踏みつけてやりたいね…まだ頭の上に
のっかっているうちに踏みつけてやりたいね」

ジャイロとジョニィの会話が漫才めいてきた。
仲間でありライバルであり師弟でもある、いいコンビになりそうだ。

☆マウンテン・ティムのイケメンという設定は伊達ではなかった模様。
まさかこんなに正統派のカッコいい系キャラだとは思わなかった。
隕石は弓と矢の原料のやつだろうか。スタンドをスタンドとは呼ばず、
「インディアンの不思議な力」で押し通すつもりなのかな。
確かにジョジョを知らない人にはそっちの方が親切かも。

☆で、ミセスロビンスンは男なのか女なのかどっちだ?

D.Gray−man

☆千年伯爵との初対決。
どうやら「第一話を二回やる」という戦略だったようだ。
第一話で見せた作品の要素を、次にじっくりと見せ直す。
第一話をちゃんと読んでいる者には冗長さを感じさせるが、
途中から入る読者や第一話を流し読みした読者にもう一度
世界観を植え付けるという意味では、まあアリかなと。
バトルものとしてもようやく面白さの萌芽が見えてきた。

家庭教師ヒットマンREBORN!

☆ここまでちょっとブレ気味だった作品テーマの確認回。
話自体は悪くないのだが、主人公を始め各キャラの行動に
無理が多くて乗りづらい。そしてこういう話を持ってしてなお、
主人公に魅力が出てこないのは致命的。なかなか噛み合わない。

DEATH NOTE

「素敵な殺し方」
「恋心」っていうからミサがキラに恋してるとか
そういう話かと思ったら、こうきましたかー。
とても意外な新設定。一体どう使う気なんだろう?
ミサがリュークを誘惑したりするのか?

☆ミサの顔、最初は何か地味だなと思ったが、
読み進めるうちにこれはこれで可愛いと感じ始めた。
本来地味な娘が無理に派手な格好して街を歩いて、
その実、家では一人寂しくオカルトにはまって、殺人鬼に憧れる日々。
……うん、それはそれで可愛い。

テニスの王子様

◎皇帝っていうか、世紀末覇者。
もうテニスやってんだか世界の命運を賭けて戦ってんだか
わかんなくなってきてるなー。真田さん、素晴らしい表情。

ボボボーボ・ボーボボ

☆これまでの隊長総登場で、大会開催!!
定番ながら嬉しい展開だ。ピンでのトーナメントだろうか、
それとも5VS5くらいでチーム戦だろうか?
皇帝決めるんだからチームじゃ駄目か。
しかしピンだとみんなでドタバタやるギャグが出来ないしなぁ……。

BLEACH

☆石田が初めて友達に雨竜って呼んでもらえた……。
本人嫌がってるけど、よりにもよって岩鷲だけど、よかったな石田。

地上最速青春卓球少年ぷーやん

☆絶対音感の男現る。
最近、絶対音感を何だと思ってるんだってマンガ多いような……。
それはともかく、二話目で仲間を作って三話目でライバル登場という
構成自体はごく真っ当。ただ中身の構成がごちゃついてて台無しだが。
しかし、主人公がまだろくに能力を発揮していないこの段階で、
主人公以上の能力を出しちゃってちゃんと処理出来るんだろうか?

武装錬金

☆カズキVS目覚めた男、ヴィクター。
非常に盛り上がる展開で、実際盛り上がってはいるんだけど、
今一つヴィクターの圧倒的強さや状況の絶望感が伝わってこないのが惜しい。

◆斗貴子さん、学ランの下はいつのも制服ですか……。
いやね、ちょっと考えれば確かにそーだよなーとは思うんだけど、
何ていうか、もう少しロマンがあってもいいんじゃないかと。

いちご100%

☆東、西、北、それぞれに決断の時が迫る。
なのに真中ときたら、北に呼び出されて
「初めてのデートだー」とか言ってホイホイ出てきてやがんの。
本当に、いつからこんな節操のない男になってしまったんだか。
北との関係が変わるとのことだが、北がフラレるんだろうな、
としか思えないのは何故だ……。

Mr.FULLSWING

☆蛇神のバット、逝く。
預かり物をあっさり壊したな。
しかしいつまでも預かり物を使い続けるのも何なので、
ここで猿野が自分用新バットをゲットという展開になるのだろうか?

こちら葛飾区亀有公園前派出所

☆ぎっちぎち。
大阪特有の猥雑さを出す為とわかっていても、そしてこの感覚が
作者の狙いだとわかっていても、とにかく読んでて疲れること……。

未確認少年ゲドー

☆ライバル登場。
ライバルはともかくパートナーの女の子の
あまりにもおざなりな登場に笑いつつ不安が広がる。
もしかしてこれは作者最後のあがきなのだろうか……?

シャーマンキング

☆何で最後のコマ、メイデン様をちゃんと描かない。
今更巫力値がどうこう言われても困るというか、
まだその設定活きてたのかとしか思えない。
オパチョと乙破千代が関係しているであろうことは楽しみな材料。

ピューと吹く! ジャガー

☆何て強そうなスタンドッ!!
しかしあのイメージ、ある意味ジャガーさんの中の
深層のエロスが溢れ出したということなのではなかろうか?
ほら、笛って何か性的なメタファーっぽいし。

総評

・新連載三つが揃って勝負に出たような感がある。
しかし「リボーン」と「ぷーやん」は早くも打ち止めのような気もする。
「グレイマン」は次回の新キャラ次第だろうなぁ。ヒロイン出てくるか?