ジャンプ33号感想
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表紙

・何だ、アニメツアーでのアニメ化か。
しかしこれを足掛かりにTVアニメ化という流れも充分あるしなぁ。
ブリーチは勿論のこと、いちごもU系辺りでやりかねん。

BLEACH

◎恋次VS白哉、開幕。
恋次のビビリ具合を盛り上げる、ケレン味たっぷりの
コマ割り演出が面白い。こういうハッタリ全開な演出力は、
今の少年マンガ界で一番なんじゃないだろうか。

ジャンプ金未来杯のお知らせ

・な……何か昔こんなのなかったか?
某バンチを立ち上げた人が編集長だった時代にやって大失敗した奴が……。
大体、この面子ならわざわざ読者投票なんてしなくても
充分新連載でやっていけるだろ。これで人気取れなかった作家が
連載のチャンスを貰えないとなると、それこそ才能の損失だと思う。
何でわざわざ可能性を狭めるような真似をするんだろう?

・ていうか、よく見たら読者投票で一位取っても
カップが貰えるだけで連載が確定するわけじゃないのか?
何だよそれ? いつもの読み切りラッシュと変わらないじゃないか……。

NARUTO

☆そして回想はかつての場面に繋がる。
ちゃんと繋げてきたのを見事と取るか辻褄合わせと取るか、
結構微妙なところ。むしろ下忍のサスケが何で
火遁・豪火球を使えたのかという第六話での疑問を
律儀に解き明かしたことが凄いかも。

ONE PIECE

◎メリー号、修理不能。そしてウソップが強盗被害に。
船のこと、強盗のこと、ロビンのこと、船大工のこと、
様々なことが同時進行しているが、そのどれもが興味深く
先の展開への期待を盛り上げる。

☆何かまたウソップが情けなくやられて、
修行の為に船降りそうな予感がしてきた……。

DEATH NOTE

◎ライトの思惑を阻む、死神レムの意外な決意。
ミサではなく、レムに考えがあるという方向できたかー。
本当に、こうなるだろうという予想をいい方へ
気持ちよく裏切ってくれる。
それにしても、あんな悪党ヅラしてたライトが
今回読んでるだけで何か気の毒に思えてくるから凄い。

ボボボーボ・ボーボボ

☆バッチは帝国内でのランキングってことか。
OVERは魚雷になったらランク上がりそう。
しかし……天の助と田楽って、そもそも何で隊長になれたんだろう?

いちご100%

☆西野がアイドル化……って前にもこんなことがあったような。
南がちょっといい感じの便利キャラになっているが、
まあ出番がないよりこういう扱いされた方がいいのかも知れない。
西にロザリオを貰うような展開も少し期待出来そうだし。

銀魂

☆ちょっとスタジオジブリっぽい平賀源内と
ヤバめな高杉晋作が登場。
最近、大きな話が背後に流れ始めているような気配がある。
単発エピソードでの人情話という路線は変わらないだろうが、
それだけではキツいので、物語の縦軸のようなものを
少しずつ作っていくつもりなのかも知れない。

アイシールド21

☆科学的トレーニングでは、根性は養われない。
とはいえ、科学的というならメンタルトレーニングも
普通は同時にやってるはずだよなぁ……まあいいけど。

D.Gray−man

☆設定大発表会。
イノセンスにしろ世界の破滅にしろ、
もう少し具体的エピソードを重ねて
徐々に設定明かしをしていった方が効果的だったように思う。
ただ、「イノセンス探し」という目的がはっきりしたのは好材料。
109個ってのは多過ぎる気もするが。

(読み切り)機動球児山田〜めぐりあい稲木〜<後編>

☆ギャグマンガで前後編読み切りというのは前代未聞かも知れない。
巻末コメントによると急遽穴埋め的に決まったらしいが……。
ともかく、それでも前回から繋げてちゃんと面白く仕上げているのは立派。
強烈なパンチはないのだが、非常に的確で丁寧。とても読み易い。
すでにジャンプにはインパクトで笑わせるボーボボがあるので、
こういう取っ付きやすさで勝負するギャグマンガというのはアリだと思う。

テニスの王子様

◎幽霊がっ!! コートにサムライの幽霊が出るよーっ!!
自分でもよくわからないが、爆笑してしまった。
「何だ……今のは!?」って皇帝の呟きも素敵だ。
どっからどう見てもサムライですよ。
確かにコートにいきなりサムライが現れたらびっくりするけど。

地上最速青春卓球少年ぷーやん

☆とてつもない、最速を越えた超すっ飛ばし展開。
もう一ページ、一コマごとに付いていくのがやっと。
これはこれで才能なんだろうけど、読み手に対してあまりに不親切。
そして展開の不条理さとはまた関係なく、
何でコウモリがあんな姿なんだとか、あのバイクとマスクは
何なんだとか不必要な個性が満載でページをめくる手を止める。
考えたら負けなんだろうけどなぁ……。

家庭教師ヒットマンREBORN!

☆山本くんファミリー入り。
着実にキャラは育ってきている。ただしツナ以外。
カッコよく魅力的なサブキャラを押し出していくという戦略は
有効そうに思えるが、しかし主人公が今のままでは焼け石に水か。

武装錬金

☆カズキとパピヨンのやりとりにほのぼのしつつ、
しかしこの二人は仲良くなってはいけないんだという拒否感も覚える。
それと、ブラボーはパピヨン見逃しちゃっていいんだろうか?
傷治すのに人を食うかも知れないとは考えないのか?
凄く面白いと感じる反面、どこか納得いかないことが多かった回。
カズキの苦悩ももっと掘り下げて欲しかったなぁ。
暗くなり過ぎないようにという配慮も、計算が先立ち過ぎると
読者に見抜かれて逆にそっぽを向かれてしまうことになりかねない。

スティール・ボール・ラン

☆スタンドバトル突入……か?
間違いなくスタンドなんだろうけど、スタンドという言葉を
封印することによって「ジョジョ」とは違った緊迫感が生まれている。
「ジョジョ」の場合、スタンド使い同士の戦いの為、
超常的な現象が起きても「そういう能力だ」で済まされていたが、
今回はそうはいかない。現象の不可思議さの認識から、
現象解明、反撃の手段と、全て一から築いていかなければならない。
一般人VSスタンド使い、というのは実はスタンド能力というものを
最も効果的に見せるコロンブスの卵的発想だったようだ。
まあジャイロは一般人じゃないのかも知れないが。スタンド見えてたし。

☆しかし鉄を引き寄せるって、バテスト女神やメタリカと被ってるけど
大丈夫なんだろうか?

未確認少年ゲドー

☆名前が同系統だから里の仲間かと思ったが、違ったか。
しかし一向に話がフェニックスに繋がらないなー。
もうすぐにでも終わってしまいそうな気配が漂っているが、
このペースでいいんだろうか?

こちら葛飾区亀有公園前派出所

☆大阪編、おまけエピローグ。
何か熱狂のあとの余韻という不思議な雰囲気がある。
ニセ関西弁には巻末コメント読む限り、大阪人からかなり
ツッコミ入ってるんじゃないかという感じなんだが、
それでも敢えてやるのか。

シャーマンキング

☆ファウスト辺りが貫かれても、
あー、また死んだか、程度の反応しかもう出来ない……。
ルドセブとセイラームの行動は、テンション低い他の連中と違って
猪突猛進に話をかき回してくれそうでちょっと期待。

Mr.FULLSWING

・巻末まで落ちたのは初めてだったっけ?
かなり厳しいことになってきたのかも……。

☆いくら何でも三人抱えて荒波を泳ぐってのは、
海を舐め過ぎなんじゃないかという気がしてしまう。
というかこれ、本当に何を見るテストだったんだろう?
獅子川達は自分で何もしてないのに合格なのか?

総評

・ブリーチといちごのジャンフェスアニメ化は、次に繋がるのだろうか?
そういえば一年前に速攻アニメ化したアイシルは、その後何もないな……。
金未来杯には不安が大きい。
個人的に中島諭宇樹と坂本裕次郎に
まぁた読み切りで勝負させるというのが信じられない。
この二人、そんなに即連載させるのに不安があるか?
しかも何でこう毎回毎回題材が変わるんだ……。