ジャンプ34号感想
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表紙

・土曜発売だってこと、すっかり忘れてた。危なかった……。

アイシールド21

・連載二周年表紙&巻頭カラー。

☆何かよくわからん企画が……ヒロイン対決辺りは、
リアルに本編での扱いに関わってきそうな生々しさがあるが。

☆I・C登場。しかし圧倒的ピンチというよりは
拮抗状態での登場なので、今一つ盛り上がりに欠ける印象。
これは連載二周年に当たっても思うことなのだが、
この作品安定度は抜群なのだが、どうも計算が先に立ち過ぎて
爆発力が抑えられてしまっている部分がある。
キャラの成熟、絵の成熟、そしてトーナメントという
シチュエーションを得て次の一年でどこまで化けられるのか?

ONE PIECE

◎ウソップ、男の戦い。
嗚呼……何かやるせない姿だなぁ。
東の海からずっとこんな役回りだったとはいえ、
今回は「これからの航海で持つのか」という
船の話とリンクして、ウソップの今後に不安がよぎる。

☆しかしチョッパーは殴り込みの前に
ウソップの治療優先した方がいいのではないか?

NARUTO

☆そして回想は運命の日へと繋がる。
ちゃんと以前の回想と繋がってるなー。
付け足しも矛盾が出ないように気を使われている。
イタチは良き兄を演じていただけとのことだが、
一体いつからそうだったのか。学校卒業した
七歳くらいからすでにそうだった感じはするが……。
万華鏡写輪眼の覚醒に友の殺害が必要だというのは、
単に覚悟の問題なのか、呪術的な意味があるのか気になるところ。

♪ヒロインとしての出番なさを一気に挽回する、
いいアングルの扉絵だ。

ボボボーボ・ボーボボ

☆ボーボボVSねんちゃくとか、ねんちゃくに勝ったら
ボーボボに参加資格をやるとか言ってるわりに、
ごく普通にボーボボがトリオで戦ってることには突っ込まないのな。
あの三人はいつの間にやらワンセット扱いなのか?

BLEACH

◎卍解を果たした恋次、ノリノリで白哉を圧倒!!
……けど、どうせ今回が最高潮であとは墜ちるだけなんだろコイツ、
とかいう感覚が拭えないのは何故なんだろう……。

(読み切り)プルソウル

・金未来杯、第一弾。福島鉄平読み切り。
作者は赤マル2003年夏号に「red」、
2004年冬号に「ナイン」を発表。今回が三作目。

☆絵柄は「ナイン」、設定は「red」をリファイン。
しかし過去の二作と比べキャラ描写、エピソードの重ね方、
細部の設定など、相当によくなっている。
「red」で違和感のあったDNAを抜き出すという設定は、
今回もやはり多少違和感があるのだが、説明が簡素化されたおかげで
納得出来ないレベルではなくなっている。
しかし「red」では他に色々あった設定をDNAを抜き出す刀という
一本に絞り込んだせいで、わかりやすいが話は薄くなってしまった。
結局メインテーマが主人公と師匠の葛藤なので、
抜魂刀の存在自体、何だか必然性の感じられないものになっている。
設定と、主人公と、エピソード。一つ一つは悪くないのだが、
組み合わせの相乗効果が得られていない印象。

DEATH NOTE

「私の初めての友達ですから」
「ウホッ」

人間関係が妙なことになってきたぞ……。
これは結局、ライトがLを取るかミサを取るかという
究極の選択を迫られたということなのか?
「お…女を本気で殴りたいと思ったのは生まれて初めてだ…」との
セリフや、新たな女、ミス東大の高田さんの存在もあり、
気持ち的にはミサより至高のライバルLなんだろうけど、
立場的にLを助けるような真似が出来るはずもない。
板挟み。何て奇妙な板挟み。リュークと読者には観てて面白過ぎる板挟み。

銀魂

☆将軍暗殺。
銀魂とは思えない緊迫の展開。そろそろこういうのもアリか。

☆どうでもいいけど山崎の名前が退(さがる)なのに笑った。
烝(すすむ)に対して退(さがる)って、そんな安直な……。

テニスの王子様

☆あの描かれなかったリョーマVS手塚戦が今、明らかに。
――って言われても、アニメでさんざ見たんでありがたみゼロだな。
手塚もサムライ見てましたってのも、だからどうしろと……。
とりあえず覚醒<無我の境地<サムライらしいが、価値観的には。

地上最速青春卓球少年ぷーやん

☆ちゃんとしたコウモリも描けたんだ……。
いや、あれがちゃんとしてるかどうかは意見の割れるところだろうけど。
師匠の技は読む方向と逆にならないように描いた方がよかったと思う。

いちご100%

☆西野とパティシエさんがいい感じなんで、
真中、いつも通り勝手に嫉妬モード。
南が潤滑油として機能しているのに驚き、
というか本来こういう使い方をすべきキャラだったんだよな。
何故かず〜っと放置され続けてたんで忘れてたが。

家庭教師ヒットマンREBORN!

☆リボーンに恋する女ヒットマン登場。
うーむ、何か微妙なデザインだなぁ……。
可愛いなら思いっきり可愛く、
セクシーなら思いっきりセクシーに
しちゃった方がキャラ立ったように思う。

D.Gray−man

☆アレンと神田くんの共同任務。
仲違いしたライバルが共同で初任務。
定番展開ながら王道の安心感がある。
あとは話自体をどこまで面白く出来るか。

☆アレンの椅子指逆立ち、ありがちといえばそれまでだが
やっぱり色々連想してしまう。けどあれ、本当に効果あるんだろうか?

未確認少年ゲドー

・お、掲載位置再浮上。

☆ギャグを交えながらゲドーと矢番の戦いを描く。
結構いいバランスだと思う。あとはやっぱり、
讃良はちゃんと剥いておくべきかと。

こちら葛飾区亀有公園前派出所

☆せっかく乙姫が大食いという新たなキャラ設定が出てきたのに、
それを活かしたり掘り下げたりするような展開にならなかったのが不満。
両さん暴走話としてはよくまとまっていたけど。

スティール・ボール・ラン

☆マウンテン・ティムも「呪い」の能力者であることが判明。
この「呪い」には名前付いてるんだろうか?
当然この時代には存在しないアーティスト名で。

☆表面的にはいつものスタンドバトルになってしまったように見えるが、
目的は潰し合いではなくあくまで「レースの勝利」なので、
今回のように能力を攻撃だけでなく相手の追い落としに利用する、
などということも増えてくるわけだ。展開バリエーションの増加、と。

HUNTER×HUNTER

◆何だこの四角は……。
指か? 切り落とした指がマズいのか?
それにしたってもうちょっと雰囲気を壊さない
隠し方ってのがあったんじゃないのか?
総書記の内臓といい、これまで治外法権扱いだった
この作品にも、いよいよ規制の波がやってきたか……。
こうなるとこの作品はキツいなぁ。
作者のモチベーションにも影響しないかどうか心配。

武装錬金

「海はいいねえ」
ついに!! ついにこの時がやってきた!!
海だ!! 水着だ!! 斗貴子さんのヘソだっ!!!!
あー、作者ちゃんと「海行こう」って話憶えてたんだなー。
もしかしてファンから海のこと忘れるなという手紙でも
大量に来てたんだろうか? まあともかく目出度いことで。
それと、単にサービスが嬉しいという以上の問題として、
作者がこういうの描けるようになったんだというのが嬉しい。
和月マンガにおいて一番需要と供給のバランスが崩れていた部分だからなー。
これを人気回復の糸口としてもらいたい。

◎水着以外にも今回は見所満載。
キャラの動きが非常に楽しい。やはりこのマンガは日常描写だ。
大浜、頑張れ。お前は間違ってない。

☆サーファーは斗貴子さんの同級生なのか、
そう思わせといて錬金の戦士の仲間なのか。
あとどうでもいいけど斗貴子さんの水着、
光沢の部分をカケアミで表現してるのが何か
透けてるみたいでエ(以下略)。

(読み切り)教授百々目木

・ミスフル休載、代原読み切り……ってまた夏生尚か。

☆今回も代原用に以前に描いてあったものなんだろうか……?
ギャグは弱いがキャラ優先の作りは好感。
一番キャラ立ってんのがヒロインなのが謎だが。

シャーマンキング

☆セイラーム、実は喋れた模様。
そして巫力値最低だったはずのファウストが何故が大活躍。
やっぱり巫力値ってアテにならないものなんだな……。

ピューと吹く! ジャガー

☆そふとくりーむの野望編、完!!
嗚呼……久々に見た、うすた京介のブン投げを……。
もう最終回近しなんじゃないかと思わせていただけに、
今回の投げっぷりには感心するやら呆れるやら……。
ま、とりあえず自然は大切にしよう。守ろうぼくらの町。

総評

・土曜発売はリズムが崩れるなぁ……。

・武装錬金の内容の充実ぶりと、掲載位置の不安定ぶりが
複雑な感情を揺り起こす。どうなるんだろうこのマンガは……。
あと気になったことと言えば、感想には書かなかったけど
「遊☆戯☆王DM ジェネシックス(仮)」かなぁ……。
遊城十代って何だよ?