ジャンプ42号感想
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表紙

・何つーか、安そうなパンだなぁ。
こんなのがジャンプの表紙の中心でいいのか。

アイシールド21

☆夕陽ガッツは全選手を他の部のエースで固めるという助っ人戦術に出る。
アメフト部“だけ”弱いというのが伏線になっていたわけか。
しかし「アメフトは戦略だ」というのがヒル魔の持論なので、
身体能力が高いだけの敵では相手にならないという展開か。

☆人気投票ならぬ対決投票の結果発表。
今一つ、結果が出たから何なんだという感じがしてしまう辺り、
この企画は成功なのかどうなのか、微妙なところ。

ONE PIECE

☆サイボーグ起動!!
ついにそんなのまで出てきたか。この世界の科学レベルって
いまいちよくわからないんだよなぁ。何か未知の超科学文明が
どうたらこうたらとかいう設定に繋がったり……するのか、これは?

BLEACH

☆東仙の切実なる過去……も剣八の前には無力。
相変わらず、こういう湿度の高いエピソード描かせると
抜群だなーこの作者は。夫に殺されたという設定もいいが、
彼女の東仙に対する認識の描写が、また底意地悪くてたまらない。
盲目である東仙に、一方的に自分の想いを語るだけの彼女。
そんな彼女をそれこそ盲目的に崇拝するだけの東仙。
ぱっと見、美しい話のようで裏読みするとドロドロだ。

♪狛村さんはデカマスターだったのかー。意外と可愛い。
あれはああいう種族なんだろうか?
それとも火の鳥の呪いでも食らったんだろうか?

チームG59上!!

・斎藤は「るろ剣」のまんまでよかったんじゃないかなぁ……。

WaqWaq

☆赤き血の神を巡る、防人同士の戦い。
少年マンガらしく、また変身ヒーローものらしい展開に燃える。
ちゃんと正統派な盛り上がり方をしてきて一安心。

♪神様は現代っ娘とはとても思えないような天然純朴少女で萌える。
名前は明らかになるんだろうか?

DEATH NOTE

◎嗚呼、友情の殴り合い!! 見ろ、これが青春だっ!!
――ええと、このマンガはどこに向かっているんだろう。
無茶苦茶面白いけど同時に無茶苦茶不安になってくる。
しかしここまで読者を煙に巻き続けるなんて、物凄いとも言える。

☆Lの地に手を付いての後ろ蹴りは、何かの武術というより
格闘ゲームを天性のセンスで再現しているかのような天賦を感じる。
他人に習い事するタイプでもないだろうし、我流なんだろうなぁ。
まあ、どうでもいいって言えばどうでもいいことなんだけど。

ボボボーボ・ボーボボ

◎ハンペンをカニにされた哀しみが、首領パッチを怒ンパッチに変えた!!
妙な勢いに任せて一気に突っ走ってる感じがたまらなくいい。
怒ンパッチのあのボロボロになったリストバンドはどこから出てきたんだ。

(読み切り)秘密兵器ハットリ

・いとうみきお、読み切り。
本誌登場は「グラナダ」以来、
新作発表は赤マル春号の「ゴーウエスト!!」以来となる。

☆助っ人部活もの。
かなり定番といえば定番の設定だが、助っ人そのものが
「秘密兵器部」という部に所属しているのがポイント。
つまり、連載になった場合はミッションクリア型の
特殊部隊ものみたいな感じで展開させることが出来る。
ただ、そういうことを作者が考えているのかどうかは全く不明。

☆章立てにしている意味はあまりないが、構成自体はよく出来ている。
この作品の問題は……というか、いとうみきお作品で常に問題となるのは、
主人公の唯我独尊的なキャラクター。迷いがなく純真と捉えるか、
考えがなくハタ迷惑と捉えるかで印象が180度変わってしまう。
こういうキャラは「ノルマン」の時のように、魅力的な脇役という程度に
抑えておいた方がいいと思うんだけど……。
今回は特に、言動は立派なのだが結果が全く伴っていないという主人公で、
これでどこまで読者の好感を呼び込めるかというと、微妙。
眼鏡っ娘マネージャーはなかなかよかったのだが、
相手のエースをトイレに閉じ込めるような真似はどうかと思ってしまう。

☆基本的によく出来た作品なのだが、作品の中核と細部に
どうしても違和感を覚えてしまう。欠陥を洗い出せれば
修復可能であるとは思うので、どうにか頑張って欲しい。

NARUTO

☆サスケの覚醒に追い詰められ、九尾覚醒。
ようやく九尾が出てきたかという思いと、
ここで九尾が出てくると話が違う方向に行きそうだという思いと両方ある。
もしかして、サスケが大蛇丸の元に行くのではなく、
九尾覚醒したナルトがイタチに攫われるとか、そういう展開もあるのでは?

家庭教師ヒットマンREBORN!

☆学園の支配者現る。
ついに明確に「敵」と呼べるような存在が登場し、
今後どういう展開を見せるのか期待が高まってきた。
リボーンは仲間入りを狙っているらしいが、
あんなキャラ、何をどうして取り込む気なんだ?

D.Gray−man

◎パワーアップ対アクマ兵器をぶっ放せ。
拡散ビーム砲なのかと思ったら、ビームじゃなくて光の棒なのかあれ?
撃ち出したものが積み重なって、その上に乗れるというのは
ビジュアル的にもなかなか面白い。意外と戦術的応用も効きそうだし。
そして、神田との友情アタックでアクマを撃破。正しい少年マンガだ。
哀し過ぎるアクマを救ってあげるとかいう要素がどっか行っちゃったけど、
まあそれはそれということで。

銀魂

◎ギャグのキレを増しながら、最後は人情できちんと落とす。
意外性はないが、この作品らしさを充分に発揮した回。
それにしても姉上は本当に、登場するたびおかしな人になっていく……。

ビーチバレーの王子様

◎というわけで時代はビーチバレーだ!!
竜崎先生のダイナマイッバディにもうクラクラですよ!!
ただ、あんまり「羆落とし」や「大石の領域」を
自覚的ギャグに使って欲しくはないというか、
いつまでも先生には天然でいて欲しいというか、
複雑な感情がちょっとないわけでもない。

武装錬金

「これから六週間 キミと私は一心同体
キミが死ぬ時が 私が死ぬ時だ!」

ヒューヒュー。
斗貴子さん、これが愛の告白になってるとの自覚、全然ないんだろうなー。
そしてそれを聞いて剛太ハートブレイク。勢いカズキ殺しに走るのか?
何か状況の悲惨さに対して、ラブコメ度が盛り上がりっぱなしなのは何故だ。

☆そんな状況下なので、パピヨン×桜花などという恐ろしいことも考えてしまう。
まあ我らがパピヨンに限って、カズキ以外に心動かされるようなことはないと思うが。
アナザー御前様は、あれはあれで素敵だ。
核金から引き出される武装錬金は持ち主の性質によって決まるが、
その形状は若干だが核金に残った前の持ち主の情報に影響される、
ということなのだろうか? シルバースキンアナザーの核金の
前の持ち主は船長だったとか、サンライトアナザーがゲッターっぽかったのは、
スパルタンな斗貴子さんの情報がカズキの中でゲッターイメージに変換されたとか。

Mr.FULLSWING

☆何だかんだでベストメンバー勢揃い。
そういや子津の相方はどうなってるんだろう。
子津が出る以上、出番がきそうなものだが、
今更ベンチ入りさせる理由もないだろうしなぁ……。

こちら葛飾区亀有公園前派出所

☆オープンカー話。こういう趣味話はやはり好き。
オープン電車はちょっと乗ってみたい気もする。
実際ジェットコースターみたいな座席付ければ
結構いけるんじゃないか。……無理か。

いちご100%

☆一体何度目なんだろう、ベッドインなるかどうかというヒキは。
いつものようにどうせ最後までは行かないんだろと思ってはいるが、
今回ばかりは最後まで行っちゃったら面白いのにとの希望を捨て切れない。
真中すっかり忘れてるけど、東の映画主役問題や向の告白問題があるからなぁ。
まあ希望は希望として、やっぱりいつもの通りどんな強引な手段で
この状況が壊されるのかに次回は期待するべきかな……。

未確認少年ゲドー

☆打ち切り回避でエロ話をやったあとは、怪談話も復活。
結局こういう話が作者はやりたいのかなぁ……?

(読み切り)ゴーイングマイウェイ進

・これで何度目だかもう忘れた。ゴーギャン、代原読み切り。

☆これまでのゴーギャン作品と比べると、段違いにいい。
キャラ立ち、ギャグの作り方、ヒロインの可愛さ、全てよし。
代原を積み重ねることでちゃんと成長していたんだなぁ……。
ただ扉絵のキャラ紹介は余計。シャカは突然出さなきゃ駄目だ。
ここまで来たなら便利屋的に扱うのではなく、
そろそろ連載を念頭に置いた読み切りを描いて貰っていいのでは?

ピューと吹く! ジャガー

◎こういう突発的な番外編は当たり外れが激しいが、今回は当たり。
襟立さん、あの足、自分でやっちゃったのかなぁ……。

総評

・裏表紙のヨン様を見て、ぷーやんを思い出した……。

・銀魂は、今号が表紙で次号が巻頭カラーという、
何だかえらく中途半端なプッシュのされ方。
組み合わせちゃった方が効果的だったんじゃないかと。