ジャンプ45号感想
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表紙

・というわけで、前号の一護が戦っていた相手は一護でした。
なるほどそうきたかー。考えてみれば表紙に主人公が
いないわけないんだから予想出来ないことではなかったんだな……。
前号が死神チームだったのも、今号のアニメ開始に合わせた
初期メンバーとの対比なわけか。色々と凝ってる。

BLEACH

☆果てしないヒーローっぷりを見せつける一護。
演出といい決めポーズといい決めゼリフといい、
ここ十年くらいのジャンプ、いや少年マンガの歴史の中で
これほどヒーローらしさを出した主人公はいないと思う。
もう、その様式美的カッコよさの前には何も言えない……。

NARUTO

☆ナルト、死亡。
ちゃんと決着して終わるとは意外だった。
夢の中で拳を重ねる二人、降り注ぐ光が消えていく描写、
そして雨に濡れながらナルトを見つめるサスケと、
これでもかというドラマティック演出のつるべ打ち。
ちょっとやり過ぎじゃないかという気がしないではないのだが、
ここは素直に作者のテンションの高さに感心しておきたい。

ONE PIECE

☆政府の暗躍組織、CP9とロビンの関係。
政府に追われているはずのロビンが政府の秘密組織のメンバー?
またややこしいことになってきた。

☆フランキーの燃料はコーラ。
これは別に深読みするような要素じゃないよね……。

(読み切り)みえるひと

・青マル「みえるひと」でデビュー、赤マル夏号「狗童」を掲載後、
非常に早い期間での本誌初登場。岩代俊明、読み切り。
タイトルからわかる通り、デビュー作を練り直した改訂版新作。

☆キャラ、話の大筋、トリックなどは旧作とほぼ同じ。
だが、その全てが大幅にパワーアップされている。
まずキャラはデザインや設定が変更。
主人公はサングラスだけを残してスーツにオールバックの
いかついオッサンからビジュアル系に大変身。
ヒロインはドジっ娘属性を追加され、二人の関係も漫才チックに。
ストーリーも旧作の冗長さはなく、エピソード構成や展開の妙に
磨きがかかり退屈させるような部分は一切ない。
連載を強く意識した作りではあるが、謎を残して引っ張るような
消化不良感を読者に与えるようなことはなく、よく工夫されている。
そしてトリック。映画などでも使われたよくある手ではあるが、
冒頭のミスリードは矛盾の出るギリギリを攻めていてかなり挑戦的。
旧作でも同じトリックを使っていたが、ネタの練り込み度は比較にならない。
元々デビューの段階から新人離れしていた作者なので、
連載に行くことに関して不安はほとんどない。
今回の終わり方を見る限りすぐにネタ切れということもなさそう。

☆ただ、一つ気になるんだけど最近のジャンプ、
除霊・ホラー・ミステリー系の読み切り乱発し過ぎじゃないか?
しかもそれらが「ムヒョとロージー」「脳噛ネウロ」など、
どれが連載になってもおかしくないようなものばかり……。
せっかくの作品が潰し合いになっているようで少し不安だ。

アイシールド21

☆真・アイシールド21登場か?
これは意外な方向に話が向かい始めたなー。
しかし今大会やってるのに、アメリカに本物が、
みたいなこと言っちゃって話題がブレないだろうか?

ボボボーボ・ボーボボ

♪今回のパッチビュティは普通に可愛かったと思う。

DEATH NOTE

「松田の馬鹿…」
松田くん、先走って大ピンチ。
それにしてもヨツバ本社、セキュリティー甘過ぎ。
いくら何でも外で立ち聞きされるような部屋で
キラのことについて話してるなよ……。

☆ヨツバをどうするかという話より、
ライトが自分をキラではないかと分析している部分の方が
やっぱり面白いと感じる。段々とライトが自分の忘れた真実に
近づいていく、というような展開はそろそろあるかな。

家庭教師ヒットマンREBORN!

☆殺人事件で大集合。
さすがにキャラ数増え過ぎて収集つかなくなってきているような……。
ヒバリが出てきたのはちょっと余計だったかなぁ。
こういう一話完結のギャグエピソードはキャラ数絞って、
あとに引く伏線なんかも張らないで本当に一話で完結させた方がいいと思う。

WaqWaq

☆バトルマンガらしくなってきたが、
まだ護神像の能力が明確にわからないので、
どういう内容のバトルになっていくのか判断が付かない。
レオは炎系なのでわかりやすいが、大地系はどうなるのか……。
必殺技に名前付いたりはするんだろうか?

テニスの王子様

☆ラブコメの王子様。
こういう話、アニメではたまにあるけどマンガでは非常に珍しい。
というか実質初めてか? 意外と悪くなかった。
しかし前回に続いて偵察をごまかすネタだけど、
しばらくは全国のチーム紹介をかねてこんな感じでいくのかな。

銀魂

◎ついに、神楽と違って銀さんと恋愛関係に発展しそうなヒロイン登場。
まだ始末屋という以外は本名すら不明なのでどうなるかわからないが、
今後頻繁に出てきてくれるのだろうか?
しかし、くの一で眼鏡っ娘ってマニアックな設定だ。

D.Gray−man

♪リナリーのイノセンスはパンチラ誘発性能を備えた女王様ブーツ。
絶対あのホームの中に踏まれたいとか蹴られたいとか言ってる奴いるね!!

武装錬金

☆男・剛太の戦い。
凄くいい奴なんだけど、立ち位置がいつまで経っても定まらないなー。
これで火渡に男気を認められて再殺部隊入り?
それともボロクソにやられて戦線離脱?
まさか再殺部隊の能力披露の生贄になって死亡?

☆日常との別れは色々な意味で名残惜しさに心が詰まる。
一つしかない傘をまひろが貸し、それを斗貴子さんと二人
相合傘で去っていくという演出は素晴らしかった。
けど今この作品から日常描写をなくしてしまって、
果たして人気は、連載は持つのだろうか……。

こちら葛飾区亀有公園前派出所

☆大阪の春、身長規定の謎編。
春は最初どうしようもなくうざったいキャラだったが、
出番を重ねるにつれて段々と角が取れてきている印象。
作者コメントによると、定期的に大阪編をやるようだが、
葛飾に続く人情の街として大阪を描こうという意図でもあるんだろうか?

Mr.FULLSWING

☆破竹はパワーではなく、スピードの技だった。
物理的には無理あるけど、理屈は面白くわかりやすい。
あと、どーでもいいことだしわかってやってるのかも知れないけど、
「好きとか嫌いとか最初に言い出した」のはときメモで
「せつなさ炸裂」はセングラだから。

いちご100%

♪露天風呂で股間フラッシュ!!
考えてみればこの作品、特殊なシチュエーションが多過ぎて
こういう風呂場で鉢合わせという定番展開は逆に珍しいような。
それにしても、天地は風呂場を真中に覗かせて
恥をかかせようとしたんだろうけど、結局また裏目か……。

未確認少年ゲドー

☆「ぬ〜べ〜」にも人面瘡の話ってなかったっけ……?
何か読んでてデジャヴュに襲われたんだけど。
まあ今回の見所はホラー描写よりブルマなんだろうけどなー。

ピューと吹く! ジャガー

☆みるくさんがどんどんとんでもない人になっていく……。
今後もこの人はハミィと組んで暴れるんだろうか。
冒頭のセクシーポーズは上手かったなー。動きも表情も完璧。

総評

・ブリーチは原作絶好調の状態でアニメ開始という、
理想的な売り出し方が出来そうでなにより。

・次号、SBRが復活……なのだが、特別前後編って何?
もしかして連載復活ではなく二話だけやってまた休みなのか?