ジャンプ46号感想
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表紙

・連載五周年突破&映画第二弾製作決定、
という記念の回だけど、そういう時に限って
この主人公は出番なかったり死んでたり……。

NARUTO

「オレは…アンタの言いなりにはならない…!」
というわけでカカシが紛らわしい言動を散々していましたが、
結局サスケはナルトを殺さなかった模様。
しかし、だったらそもそも何で戦う必要があったんだとか疑問も多数。
言いなりになりたくない、というのは強がりというか、
サスケなりの黒い覚悟であって、実際には殺したくても
殺し切れなかったということなんだろうか?
前回の過剰な「間」の演出はそういう行間を読め、ということかな。

ONE PIECE

◎ロビン脱退宣言!!
ウソップに続きロビンも去っていってしまうのか。
ウォーターセブンはルフィ海賊団にとっては縁切りの街だ。
これまで溜まりに溜まった伏線が一気に吹き出していて
観ていて圧倒すらされる。

銀魂

☆こっ……こんな位置まで上がってきたか……。
キノコ狩りから熊と狩人の哀しき決闘へ、
ギャグをやりつつ人情話で盛り上げて、きれいに締める。
ネタ自体はよくある話なのだが、それを上手く組み合わせて
一話完結でまとめあげる能力は本当に素晴らしい。

BLEACH

☆一護、圧倒的なる力。
やっぱいいよなー、こういうナッパやギニュー特戦隊を
瞬殺するかのような遅れてきた主人公の強さ演出は。
ルキアの扱いや、恋次への気の使い方も
余裕のある態度を演出していていい感じ。

スティール・ボール・ラン

・読み切り前後編と書いてあるが、要するにこれは
休載期間があまりに空き過ぎると話を読者に忘れられるので、
二話だけ先に載せておこうということなのだろう。
なので読み切り扱いではなく。連載二話ぶんと考える。

☆やっぱ吉良だよなー、オエコモバ。
キラークイーン手榴弾バージョンか。
前の磁力といい、やはりSBRでは過去の能力を使い回すのかな。
別に新規の能力でなくても、駆け引きと表現が面白ければ問題はない。
今回は「回転力の最終奥義で衝撃を逃がす」というのがわかりにくかった。
カエルを殴ってその下の岩を砕く、みたいなもんなんだろうけど……。

家庭教師ヒットマンREBORN!

☆いつものことだがリボーンの行動が酷過ぎてツナが気の毒。
ツナを鍛えるという名目なら何やってもいいのか……。
わざわざ山本の実家を舞台にしたのも、巧妙な計算あってのことなんだろうなぁ。
しかしビアンキはともかくランボにまで寿司食わせてやったのは何故だ?

WaqWaq

☆なーんでーも飲み込むー大地〜のアールマティ〜♪
ちょっと古いネタなんでわからんか。星のカービィの最初のCMです。
食って吐き出す能力ってことで。
これで飲み込むと相手の能力が吸収出来るなんて設定だったら……。

☆名前の付いた必殺技、早速出てきたけど、
何か恐ろしく格闘ゲームチックだなー。

アイシールド21

☆本物アイシールド21の存在を知り、
今更ながら自身の身体の小ささに悩むセナ。
主人公の葛藤を描く話なのだが、そこに打ち上げパーティーの
ドタバタを混ぜているのがミソ。暗くなりがちな回が一気にギャグ回に。
進の特訓にはちょっと笑った。あと、牛角店員さんもちょっといい。

テニスの王子様

「俺様と共に全国について来な!!」
結局氷帝出るのかよっ!!
だからそもそも一回戦で青学と当てるような組み合わせは
止めておけばよかったのに……全国大会の開催地くらいさっさと決めとけ。
しかし、氷帝が出ないとつまらないなーと思っていたことも事実。
こうなったらもう氷帝の皆さんには思いっきり
ムーンサルトしたり行ってよしだったり美技に酔わせたりして貰いたい。

☆跡部の新技はアニメで披露してたやつだよね?
最初観た時、「COOLドライブと被ってんじゃん、アニメスタッフ
ついにしくじっちゃったなー」とか思ったんだけど打ち合わせしてたのね。

(読み切り)セイテン大帝

・草薙勉、読み切り。
1999年の赤マル、2000年の本誌にサッカーを題材にした作品で
掲載経験があるようなのだが……すいません、思い出せない……。
ともかくキャリアは少なくとも五年以上あるようで。

☆キャリアに見合った画力、そしてキャリアに見合ったセンス。
これは評価難しいなぁ……。作画は間違いなく良好。
特に決めのシーンでの迫力は素晴らしい。少し冗長で無駄のある構成だが
基本的なドラマ作りもちゃんと出来ている。演出も悪くない。
キャラにしても、女の子可愛いし主人公もクセはあるけどまあ許容範囲内。
ただ……致命的に、もしくは絶望的に、ギャグセンスが古過ぎる。
これは一体いつの時代のコロコロコミックなんだという演出が多発。
いや、筆者が子供の頃にだって「走る足を渦巻きで表現」なんて真似
やってる人いなかったぞ。これは狙ってやってるんだろうか……?
「ぱりじぇんぬ〜ん」「ぽつねん」などといった書き文字、
ハンカチで汗を拭う、コケを足だけで表現するなどの記号的演出からして、
これは素で描いているというよりは後天的に技術として身に付けたギャグを
そのまま磨き直さずに描いてしまっているように感じる。
こういうのはどこまで修正出来るものなのかわからないが、
まったく不可能というわけでもないと思う。
また、あまりにも古過ぎるので逆に子供には新鮮に映る可能性もなくはない。
もしかしたら今回それを狙ったのかも……ちょっと無謀な賭けの気はするが。
シリアスな部分は問題なく上手いので、いっそのこと
ギャグなしにしちゃうという戦略もアリかも知れない。

ボボボーボ・ボーボボ

♪田ボ復活!! そしてジャンプが楽しいゲームブックに!!
迷路や間違い探しは簡単だが、ロジックパズルは結構難しそうだ……。
ていうかこれ解かないとオチの意味がわからないのか!?

D.Gray−man

☆同じ日が繰り返す街。
定番のSF設定ではあるが、やり方によっては
色々と面白いことの出来る魅力的な設定でもある。
だからこそ定番になっているわけだが。

Mr.FULLSWING

☆第二の秘球、その名は飛竜。
一旦止まったように見えてから超加速する、ということは
初速より終速の方が速い球……いやそれは物理的に無理か。
辰羅川がメガネを変えたのがヒントだとすると、
遠近法による目の錯覚? それとも単に変化球なのか?

HUNTER×HUNTER

☆連載再開……してこれか……。
え〜とこれはほらあれだ、変わり果てたカイトの姿を
より悲壮に見せる為とか荒んだゴンの心象風景を表わしているとか、
そんなような解釈は出来ないだろうか。出来ないか。

こちら葛飾区亀有公園前派出所

☆老人ロックフェスに続き、今度は老人オリンピック。
やはり来たる高齢化社会に向けて、十年後二十年後の連載を視野に
老人層の取り込みを狙っているのだろーか?
もしそうだとしたらさすがこち亀。
けど作者は本当に七十、八十になっても連載してそうだよな……。

未確認少年ゲドー

☆温泉でカンブリア大爆発。
温泉が描きたかったのか古代生物が描きたかったのか判断に迷う。
古代生物は作者の嗜好、温泉は人気という現実の要請なのかやっぱり?
しかしゲドーの目による巨乳ビームはどうだろう、どっちなんだろう?

武装錬金

☆剛太のチャクラムの使い方、戦い方などは面白いんだけど、
肝心の「何でわざわざ火渡達と戦わねばならないのか」という点が弱くて
どうも気持ちが盛り上がっていかない。単に斗貴子さんが好きだから、
というだけでは薄過ぎるのではないか? 例えば渋々再殺部隊に加わるも
民間人を犠牲にするような火渡達の傍若無人さに憤り裏切るとか、
何かもうワンクッション、善悪の構図、敵味方の構図を明確化するような
仕掛けが欲しかった。アンケートがヤバくてそんなことやってる
余裕がないのかも知れないけど、だからこそ違和感のある展開は危険だと思う。

いちご100%

♪温泉で女子と鉢合わせ、さあどうやって脱出しよう!?
これまで何度こういう展開を見ただろう、どうして人は
女風呂からの脱出というテーマにこれほど惹かれるのだろう。
ま、そんなことはともかく問題は北大路だ。
戦線離脱したはずなのに、もう最前線に戻ってきた。
凄いフットワークだ……。

ピューと吹く! ジャガー

☆そうか……もう秋祭りの季節か……。
ピヨ彦とハマーの関係って、必死なハマーをピヨ彦が見下してる、
といった感じだと思っていたのだが、最近同列になりつつあるような……。

総評

・土曜発売でしたが、台風の為購入が遅れ、
感想が月曜にずれ込みました。申し訳ありません。

・ジャンプスーパースターズなんて言っても、
どうせ北斗も聖矢もスラダンも出ないんだろうなー。
古参組はキン肉マン、るろ剣、幽白辺りが出れば御の字か。
個人的に、任天堂パワーでスクエニに話付けて
ダイの大冒険の参戦希望。