ジャンプ47号感想
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表紙

・表紙描かせてる暇があったら本編を描かせろよ……と思うが、
一般読者に「まだ連載打ち切られてませんよー」、
「たまに載ってることありますよー」と啓蒙する意味もあるのだろうか?

DEATH NOTE

「これは天国だな あはは」
それは天国違いだっ!!
本当に、予想も付かない方向に話がぶっ飛んでいくなぁ。
この方向でいいのかどうか、まだ戸惑っている部分はあるのだが、
単純に読んでて面白いという快楽には勝てない。
もう方向性とかどうとか気にしない方がいいのかも……。

「ヌードにはなりませんが水着や下着姿までならOKです!!」
すでに本編や番外四コマで披露してるからな。
しかしヨツバの人達、大会社の幹部が連れ立って何やってるんだ……。
やるならもっと巧妙に、かつ変態的な要求とかしろよ。

ONE PIECE

◎迫る運命の時。
ルフィ海賊団の作戦会議がこんなに緊迫しているのは初めてだ……。
どっちにも揺れずにいるというゾロの不動心がとてつもなく頼もしい。
こういう場面を観ると、やはりこのチームの「二人目」はゾロなんだなぁと思う。

NARUTO

☆任務終了、回復タイム。
医療忍術にも色々あるようで、症状や患者の能力に応じて
設備も整えているわけか。これだけのものの礎を築いたということは
綱手の存在感と功績というのは相当なものなのだなと今更に理解。

☆シカマルの弱気と親父のカッコよさに痺れる。
この良好な親子関係は、家族を持たないナルトやサスケと
一種の対比になっているのかも知れない。
それにしても……テマリはすっかり彼女ポジションなのか?

ジャンプシネマアイランド

☆「ゴジラファイナルウォーズ」の宣伝に、黒猫が四コマで復活。
またあっさり復活したなぁ。イヴの髪からして最終回後なのか?

ボボボーボ・ボーボボ

・小畑版ボーボボもファンブックに同時収録なのか……。
まあそりゃ、デスノの単行本に入れるわけにもいかないだろうしなぁ。

☆軍艦の扱いがヒデェ……。せっかく生贄免れたのに、
突入メンバーには加われないのかよ。絶望くん以下ですか?
かつてのライバルをごく自然にハシゴ扱いにするボーボボの無情に涙。

BLEACH

☆一護VS白哉、開始。
その一方で何やら因縁ありげな夜一VS砕蜂も開始。
各所で戦闘が勃発し乱戦状態だが、描写の優先度が気になる。
何かこのまま剣八VS狛村がスルーされそうな気が……。

家庭教師ヒットマンREBORN!

☆ランボを巡ってドタバタ。
リボーンはもうツナを鍛えるとかいう理由は関係なしに
状況を悪化させて楽しんでるようにしか見えないな。

アイシールド21

☆騙し合いを制して三回戦突破。
基本的にどうでもいい試合だったのかも知れないけど、
もうちょっと盛り上げようがあったのではないかという気はする。
せっかくトーナメントなんだから一戦一戦ギリギリな感じが欲しい。
何だかんだでここまで全然苦戦してないしなー。

銀魂

☆地下闘技場を潰そうとする沖田、
そこで戦い孤児達を育てている男。
基本的にはよくある展開だが、沖田の動向が謎なので
どういう方向に進んでいくのかは読めない。
というか、この話よりお通ちゃんの今後が心配だ。

スティール・ボール・ラン

☆ジャイロの鉄球とジョニィの爪カッターの合わせ技で勝利。
「もいっぱあああああつッ!!」「うわぁああああ」には笑った。
今回は一応、レースしながらのスタンドバトルだったが、
まだ二つの混成は上手くいっていないように見える。
相手を攻撃するというより、ポコロコのような
レースを有利に運ぶようなスタンドが多く出てくればいいのだけど。
マリオカートでアイテム使うような感じでスタンド使う、みたいな。

◆しかし今回、まるで打ち切り最終回のような終わり方してるな……。
次回の予告が載ってないんだけど、まさかこのまま他誌に移籍とかないよね?

テニスの王子様

☆超熊本人、覚醒!!
リョーマの英語になるに対して、熊本弁になるってのはどうなんだ。
これでまた橘も無我の境地に至ってしまうのか。
それにしても……髪、やっぱ切った方がいいと思う。

D.Gray−man

☆ロード・キャメロットちゃん襲来。
アクマではなく伯爵の身内の不死人なのか?
それにしてもアクマがどんどん哀しくなくなってきてるな……。

WaqWaq

☆アールマティがアシャを食らい、残り護神像はあと六体。
そして世界の秘密を握る参賢者が蜘蛛の糸に集結する。
何か展開早いな……。サクサク話を進める戦略なんだろうか。

こちら葛飾区亀有公園前派出所

☆書道の話。
書道の薀蓄をもっと読みたかった。
結局、行書とか楷書とかよくわからん。

HUNTER×HUNTER

・せっかく表紙見て買った人も、本編がこれだと
「やっぱ単行本で読んだ方がいいや」と思うのではないか。
そしてまた雑誌は売れなくなっていくのだ……。

☆しかしそれでもなお、ゴンの殺気の表情など
上手いなぁ〜と思わせられることが恐ろしい……。

武装錬金

☆剛太加入。
握手拒否のギャグは、深刻にしないようにという配慮が
少し行き過ぎている感じはした。あそこはもっと不穏な空気を描いても
よかったのではないか。その方が三人での相合傘もより活きたように思う。
それと、剛太は結局とばっちりで危険な目に合うことになってるのに、
カズキが申し訳なさそうな態度を一切見せないのにも違和感が残る。

♪放課後電磁波パピヨン。もしくは究極変態パピヨン。後者はそのまんまだが。
たった一度の登場でオイシイところ全部かっさらって行く辺りさすがだ。

(読み切り)湖賊

・第17回十二傑賞佳作、久世蘭読み切り。
前号で受賞が発表されていきなり本誌に登場という破格の扱い。
作品の出来もあるのだろうけど、たまたま本誌に掲載スペースが空いたとか
タイミング的なよさもあったのだろうと思われる。
また、予告カット見た時から作者女性かな、とちょっと思ったのだが、
どうも正確なところはわからない。

☆絵は非常に綺麗。上手い、というより綺麗というべき絵。
とにかく丁寧で、デッサンにしろデフォルメ表現にしろ特殊効果にしろ
現時点でほぼ完成の域に達している。ただし完成され過ぎていて
個性という点では評価は下がる。が、それは一長一短のことなので仕方がない。
構図や決めゴマの演出なども高レベルだが、コマごとの繋がりや
一コマに対する情報量のコントロールが上手くいっていない部分があり、
読み易いとは言えなくなってしまっている。
ただこれも、絵の上手い新人にはありがちなことなので、致命的ではない。
最大の問題はキャラ立てと世界観構築が出来ていないことだと思う。
いや、出来ていないというのとも違うか。ちゃんとキャラを立てる演出は
されているし、世界観も「琵琶湖の湖族」という特殊な設定で魅力的に
呈示しようとしている。だがどうも上手くいっていない。
これは絵の綺麗さが逆効果になっている部分もあるのだろうが、
キャラにしろ世界観にしろ、血が通っている感じがしない。
技術的に頭で構築したような違和感がある。
作者はこの題材にどれほど入れ込んで描いたのだろうか?
出身は滋賀県とのことなので、琵琶湖に思い入れはありそうだが、
何かこう、もっと強烈な作者の趣味嗜好が出てもよかったのではないか。

☆一つ気になったのは、奇妙に浮いているグロ描写と、
それに対するフォローのおざなりさ。
弓矢の威力をいくら何でも甘く見過ぎだと思う。
そんな簡単に盾になれるようなもんじゃないぞ。
村人が致命傷じゃなかったってのもさすがにご都合過ぎる。

いちご100%

♪北大路の究極痴女アタック!!
あまりにも凄過ぎる。エロ過ぎる。
しかも仕掛けた本人が自分のエロ行為に興奮しているという変態っぷり。
もうどうにでもしてくれという感じ。

☆戦線離脱したはずの北大路が、過去最大級のエロスと共に戦線復帰。
……やっぱり人気回復の為の梃入れに使われたってことなんだろうか?
作者と読者で、北大路に対する認識が違うのかも知れない……。

未確認少年ゲドー

♪讃良、孕む。
またマニアックなネタに走ってきたなー。
家族を巻き込んだギャグとしては非常によかった。
しかし、讃良の名前の由来が持統天皇だったとは……。

総評

・次号、リボーンが表紙&巻頭カラーをゲット。
最近の掲載位置の高位安定からしても、人気は本物のようだ。
支持母体がいまいち判然としないのだが、ちゃんと狙い通り
年少層に受けているということでいいのかな?