ジャンプ51号感想
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表紙

・下の方の小さいひっくり返ってる二人の名前が思い出せない……。

DEATH NOTE

「私は弥海砂を妻に迎える」
第三のキラの結婚宣言に焦ったレム、ミサの前に再登場。
第三のキラに関しては絞られてきて、ヨツバ編も佳境となった段階で
このサプライズ投入。飽きさせない仕掛けをちゃんと入れてくる手堅い構成。

☆第三のキラ、この間から紙村が異様に怪しいのは
まあ引っ掛けなんだろうけど……ここまで怪しいと
引っ掛けの引っ掛けという可能性もなくはないか。
しかし紙村が怪し過ぎるせいで、火口だとしても驚きはないんだよなぁ。
一番びっくりな展開は「アイバーでした」ってのだが……反則だしなぁ。
変装の特技で七人の誰かに定期的に化けてました、とか言い出したらどうしよう。

BLEACH

♪夜一の為、巨乳を引っさげ空鶴さん参戦決定。
そして横乳紐パン太もも全開で砕蜂がかつて愛した夜一さんに迫る!!
夜一さんの周りにはエロい女子が集いますな……。

ONE PIECE

◎CP9の正体は!! ガレーラの職人達だったッ!!
うわ、ここまで本気で騙されたのは初めてだ。
まるで予測していなかった。あとから考えれば納得だけど。
第一、当初からおかしかったんだよなぁ、職人達をあんなに細かく
キャラ紹介していって、あっさり使い捨てるなんて……。
船大工を仲間に加えようとかいう話も隠れ蓑に使われていたわけか。
本当にこのシリーズは驚かされることばかりで、
節目に差し掛かっていたと思われたこの作品が、
まだまだ力強さをいささかも失っていないことを感じさせてくれる。

ボボボーボ・ボーボボ

☆筋肉フェチ女王様VS復活の魚雷先生。
OVERもいいキャラなんだけど、真の姿が魚雷だったのが運のツキ。
活躍の機会が結局魚雷に奪われる……。
ロビンマスクが進化すると悪魔将軍になるという細かいネタは好きだ。

家庭教師ヒットマンREBORN!

♪死ぬ気弾でダブルストリップ。
ハルは何であんな堂々と脱ぐんだ。潜在的に見せたがりなのか?

アイシールド21

☆家出した小結に、三兄弟から愛の鉄拳。
何だかんだでラインバック組の信頼感は出来ていたのか。
街を激走するセナを捉えた俯瞰図は、何でこんなことに
これほどの労力を費やしているんだろうとちょっと唖然とする作画。
この作品の背景、ここぞという場面ではアシ任せにしていない感じがする。

D.Gray−man

☆ミランダ覚醒。
結局ミランダは成長したというよりも
元々強さを秘めていたということなのか。
しかし数ある回復能力の中でも、ダメージを受けたこと自体を
時間ごと無効化するというのは強力極まりないな。
致命傷だって、いや死者だって時間戻せば治っちゃうんじゃないか?

銀魂

☆謎のオッさん謎のオッさん言ってるけど、
エリザベスの中にこそ謎のオッさんがいるってこと
銀さん達は憶えてないのか。
コケたあとどうしたんだろう。知らぬフリして
内野さんの恋を生温かく見守り続けるんだろうか?
というか内野さんは介護で身体拭いてあげたりしてるはずだから
中身のことは重々承知の上なのか? 中のオッさんは意外と凄いのか?

チーム下59上!!

☆静御前エロいな……。
しかし最近、というか「切法師」以来気になってるんだけど、
注目して見ているとこの「ハカマの脇から太もも剥き出し」という
フェチファッションこの頃妙に多いような。砕蜂もそうだし、
あと男だけど「マグナカルタ」の主人公とか。流行りなのか?

(読み切り)スーパーメテオ

・「ドーミエ〜エピソード1〜」でデビューの高橋一郎、読み切り。
今作で連続三回目の本誌読み切り登場。赤マル組より優遇されているっぽい。

☆まず、画力の大幅な成長が目を引く。
そして今までは奇抜な構成や展開に頼っていたストーリー面も
独自のノリは保ちつつも基本をハズさず上手くまとめてきている。
作者の順調な成長と変わらぬセンスが感じられて嬉しい。
しかし、作品自体の完成度で考えると、どうにも設定過多な印象が強い。
「じいちゃんが若返る」というのが一番大きな設定なのだが、
その他にも「女の子への告白」「バレーの才能が目覚めぬ葛藤」
「ボケとツッコミをバレーに利用」などなど、それだけで一つ
読み切りが出来るだろうという要素をこれでもかと詰め込んでいる為、
一つ一つが散漫かつ消化不良になってしまっている。
これだけの要素を組み合わせて、それでもまとめられてしまうのが
作者の持ち味ではあるのだが、もう少し絞った方がわかりやすかったと思う。

Mr.FULLSWING

☆黒撰の大反撃開始。
しかし黒撰が凄いというよりは十二支の守備が
ザル過ぎるんじゃないかという印象を持ってしまう。

HUNTER×HUNTER

☆流星街に戻った幻影旅団。狙うはそこに住まう自称女王。
連載再開したと思ったら、これまでの流れぶっちぎって
幻影旅団を再登場させてきたか……。面白いから別にいいんだけど、
苦し紛れの展開でなければいいなと願うばかり。

こちら葛飾区亀有公園前派出所

☆夫婦漫才泥棒にあっさり騙される両津と麗子。
麗子の方は気付いてて話を合わせてるのかとも思ったけど、
素で騙されてたのか。あの夫婦出所が妙に早かったようだけど、
初犯だったんで執行猶予でも付いたんだろうか?

(読み切り)師匠とぼく

・第13回十二傑賞受賞、川口幸範読み切り。

☆まず最初にキャラデザインに斬新さを感じるが、
読んでいくとワンピースの影響下にあるのがわかって、その評価は下がる。
が、逆に何だこれはと感じさせてくれるのが構図の取り方である。
キャラを中心に持ってこない。代わりに空を中心に持ってきて
世界の広がりを感じさせたり、部屋の灯りを中心に持ってきて
主人公の孤独と不安を表現したりする。常道から外れている為に
読みにくいことは読みにくいのだが、それを補って余りある演出力を感じる。
主人公の心理描写の積み上げなど、ドラマ作りも非常に上手い。
ちょっと変わった個性ではあるが、それゆえに将来どうなるか非常に楽しみ。

(読み切り)スクールバトル’4〜メガネVS天然〜

・ハンター載ってるのに、テニスが落ちるか……。
というわけで初登場、前田竜幸代原読み切り。

☆天然ボケの熱血漢と真面目だが変人なメガネ生徒会長がバトル。
ごく簡単かつ定番なシチュエーションコメディ。
定番設定であるがゆえに、読んでいて安心感がある。
画力もギャグも代原としては充分なレベル。
今後成長していくなら、なかなか期待出来そう。

いちご100%

☆海に浮かぶ無人島に、何故か水着を奪う猿が住んでいた!!
スゲえ……この脈絡ない設定はどうだ。この状況作ったら
もうちょっと気の効いたことはいくらでも出来ただろうに……。
この容赦ないサービス精神こそがこの作品の真髄なのか。

WaqWaq

☆獅子奮迅。
というわけでシオがパワーアップで苦しんでいる間、
主人公の座はすっかりレオのものに。護神像なしでも充分強いし。
根に絡まれて生気を吸われるってピンチの陥り方も、何かエロくていいぞ。

未確認少年ゲドー

☆立ち塞がる危機また危機に、次々と失われていく仲間達。
そうか、これがやりたかったんで鳥とかまで呼んだのか……。
次回が後編で、次々回が最終回という構成だろうか。

ピューと吹く! ジャガー

☆ポギー、弾き語り系お笑いの、新たな地平を拓く。
いや、ネタはともかくスタイルは斬新で案外いいのではないか?
怪談と見せかけてギャグで落とす、というネタが練れれば
結構面白くなりそうだけどなぁ。

総評

・目次、「師匠とぼく」のスペース大き過ぎだろ……。
今号は代原を除いても読み切りだけで84ページ、
そして次号は読み切りニ作で90ページ。
まあ今は新連載開始までの空白期間になっていて、
誌面の空きが多いんだろうけど、もう少し何とか出来なかったのか。

GAG Spicial一言感想

・買う気あんまりなかったんだけど、店頭で見かけてつい購入。
で、読んだらやっぱり感想書いた方がいいのかなぁと。
しかし時間的・体力的な問題もあるので一言感想ってことで。

金魂第零巻
マフィアの女ボスがセクシー。ケツアゴ男もダンディ。

DBボーボボ版
後半よりむしろ真面目にパロってる前半の方が興味深い。

ギャグマンガ日和(増田こうすけ)
出張の気負いなく、平常心でいつもの異常ネタ。

オレたちのバカ殿(ポンセ前田)
作者の持ち味は出ているが、キャラ的には一発ネタの域。

LUCKY☆CHILDタケル(後藤竜児)
下ネタをやるには天然さが弱いか。亜流ドラえもんとしては上々。

一九ポンチ咄(大亜門)
パロネタ下ネタを封印しているが、封印解けた一瞬の方がやっぱ面白かった。

多摩川キングダム(風間克也)
女の子可愛い。設定的に話の広がりはありそう。

ネコタ!(夏生尚)
子供視点のギャグならギャグに徹して、友情ネタは不用だったと思う。

ループ☆魔法典(岩渕成太郎)
研究熱心なのはいいけど、ギャグマンガで構図に凝るのはどうかと。

黒子女子(梅尾光加)
ギャグじゃない。赤マルからこっちに回した編集が悪い。

影武者(菅家健太)
む、難しい……シュール狙ってるのか素でダウナーなのか……。

大石浩二ってアレでしょ?尿検査でいっつも引っかかる人でしょ?(大石浩二)
兄弟の秘密暴露には、連載マンガの急展開を見るような感慨があった。

猫又マタムネ(降矢大輔)
発展途上な部分は多いが、マンガとしての完成度は高い。

ジャガーリニューアル
企画意図を読まずいきなり本編読んで混乱した……。

連載陣四コマ
ゲドーは時期的に微妙なネタだ……。

総評
梅尾光加が気になってたんだけど、どうも赤マル用か本誌用に描いていたのを
内容に目を付けられてページ数埋め合わせにこっちへ回されたっぽいな……。
新人作品でギャグ雑誌というコンセプトはわかるが、
実際読めるレベルにするのに色々と苦労したような跡が見受けられる。
本誌連載陣にあまり負担をかけるのもよくないし、
企画のあり方に再考が必要なのではあるまいか。